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2019年7月31日 (水)

量子力学 dcs Elgar DAコンバータ 5bit Ring DAC の解析

07300ターンテーブルはemt927にやられたように、daコンバータではdcs Elgar DAコンバータの5bit Ring DACにやられた。自作多数から始まりワディアの12からcelloのr-dac、これらは全く歯が立たず、特に自作など無理な話で遥かな距離を感じさせたdcs Elgar DAコンバータであります。5bit Ring DACテクノロジーは意味が良く分かる。例えばプリウスサーボアンプが5khzサーボサンプリングとすれば、あんぷおやじ流儀の世界最速は200khzサーボサンプリングとなっている。5khzで16bit daコンバータの分解能が必要であった場合、200k/5k=40倍となり、4倍で1bit節約できるから(16bit-10bit=6bit)となり高速200kサーボでは6bit daコンバータで等価となる。このように高速サンプリングを進めていけば、5bit DACで良いことになる。dcsは44.1ksの64倍としているから(44.1ks x 64=2822.4ks=2.822Ms)となっている。とまあここまでは経験上分かるが、5bitや6bitでそのまま吐き出す訳にはいかず、そこがRing DACとなるのでしょうが詳細は未だ理解不能で、惚れ込んだ弱みで徹底的に解析したろ!
07301そもそもdcs Elgar DAコンバータなどハイエンド級で、現在の原資力から無理と思っていた。どうせチップセット以外のディスクリートdaコンバータを入手するならばアキュフェーズしかないとして、dp-80とdc-81を入手した。実は過去に持っていたそこつ者だが、現代チューニング(水晶粒防振)によりdp-80とdc-81は抜きん出た音質になった。問題点は16bitの電流変換抵抗で、通常温度係数は10ppm程度はあるから16bit精度保証は怪しい。それにオーバーサンプリングが2倍(88.2ks)しかないからフィルターはgic型9次バタワースと音質劣化させる。現在dc-81は中学2年生t-mon君の所で活躍しており、t-mon君曰く「自分ところの装置がこんなに素晴らしく鳴るとは凄いです!」と喜んでいるから、まあいいとしよう。

07302このgic型9次バタワースが気に入らないものだから、次に20bitのdc-81Lを入手した。オーバーサンプリングは8倍となり、gic型3次となって音質は大幅に改善された。ん?ここで気がつくが、投下原資力はdcs Elgar DAコンバータの程度の悪いものなら入手できるほどになっていた。dc-81Lは20bitだが、抵抗の温度係数は前出の如しだから1/1048576(20bit)の保証は無理で、dc-81Lの方が音質の良いのは8倍オーバーサンプリング(385.2ks)の3次フイルターの功績と理解している。da部に多回転ポテンショメータが群設されているが、調整は無理!なぜ?20bit完全保証の測定器などamp工房には無いし、そんじょそこらにも無い。現在の24bitや32bitのdaコンバータチップなんか下位は消えうせて、何bit保証しているのか分からない。チップセットの場合分解能は妖しいから16bitだよ!と、呪文のように唱えているが理解してもらえない。あんぷおやじ流儀で完全チューニングしたdc-81Lの前に登場したdcs Elgar DAコンバータは、ノーマルでも次元の違う音を出して昔の衝撃が蘇った。

07303しかし何事も無駄な投資など無くて、アキュフェーズのdp-80とdc-81とdc-81Lは、それなりにdcs Elgar DAコンバータの前哨戦に役立った。この段階でdaコンバータの音作りは「デジタル演算」と確信して、アナログ回路はその支配下で補助的と決めた。そのデジタル演算の要、5bit Ring DACを含めたdcsのデジタルテクノロジーは、あんぷおやじデジタルエンジニアがどう逆立ちしても勝ち目は無い。理由は簡単で、デジタルフィルターやデジタルストリーム演算はアカデミックで、基本数学者でなければならない。苦手な数学では...ところがアナログは十分に勝ち目があり、実はdcs Elgar DAコンバータの5bit Ring DACの解析の最大の目的は、dcsの弱点アナログ回路を作り直すコトにある。amp工房のdcs Elgar DAコンバータのアナログ回路はad797とopa627で作られており、巷の高音質opampの情報から行動したと思える。更に紫の頼りないコンデンサ(あえて銘柄は言わない)を使うのは、アマチアと同じ意識に見える。アナログ回路の鬼才トム・コランジェロは決して紫を使わない。このdcs Elgar DAコンバータは埼玉の著名なm氏から譲ってもらったが、氏がopa627に改良依頼したのだろうか?

07304次は名工ミルトさんのdcs Elgar plus DAコンバータで、新機種の方がopampは退化しているのか?opampはop275とad797とad827になっている。

07305 次はm+aさんのdcs Elgar DAコンバータで製造年月はあんぷおやじ所有より新しいが、opampは Elgar plusと同じでop275とad797とad827になっている。

07306 更にdcs 9xx DAコンバータではopampは又してもElgar plusと同じで、op275とad797とad827になっている。どうやらopampはこの時代op275とad797とad827にフィックスされているようだ。dcs Elgar DAコンバータの5bit Ring DACに惚れ込んで周囲の人間まで巻き込んでしまい、あっと言う間に4台のdcs daコンバータが揃って比較した。現在のdcsフラグシップのVivaldi OneはエソテリックのVRDS Neoを搭載し、第9世代Ring-DACを搭載して「Vivaldi 30th Anniversary特別仕上げ24Kゴールドプレート」の音は勿論凄いでしょうが、お代も1千200万円と凄い。確かにキメ細かさやsn比など大幅に改善されているでしょうが、力強さはむしろ初期の5bit Ring DACにあると...密かに踏んでいる。

0730732bitのラッチとラダー抵抗の合体電流は、果たしてどの程度の差動電流を流しているのだろうか?そしてこの差動電流を鮮度の良い内にいきなりインプット差動トランスへ入れてしまおう。5bit Ring DACの出力はラッチのQと/Qの出力で差動を構成しているから、差動トランスとして厳密な磁気結合(ここだけは真面目に巻く)すればノイズリダクションレベルは相当に上がり、この差動トランスが間違いなく音色カイゼンの最大のポイントになる。opampの除去できるノイズリダクションレベルは、基板構成上そうそう上がらない。

07308それをcx350バッファアンプにすれば((opa627+ada797)x多数+多数の音の悪い抵抗コンデンサ)の勝負になるから、間違いなく勝てる。その兆候は5bit Ring DACボード上のtp11とtp21のdcオフセット付きのノンバッファ信号を、ofc純銅コンデンサで引き抜いたら((opa627+ada797)x多数+多数の音の悪い抵抗コンデンサ)に圧勝した。この部分は芸術的感性が必要で純粋な数学力とは違い、我ら数学弱き人間にも勝ち目のチャンスはある。dcsデジタル演算の素晴らしさでopamp軍団でも相当に凄い音が出ているが、ここをofc純銅トロイダルトランスと古典管cx350にすれば、間違いなく音色は大幅にカイゼンされる。似たような例で過去に実証済み。マイナス面では分解能が脱落するかも知れないが、コルトレーンが強力になればそれでも良い。

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2019年7月29日 (月)

修理力学 日立精機マシニングセンタVK-45サーボアンプ修理2019 了

07281台風の余波か?風雲急を告げる空模様に慌てて機材を積み込み、早朝に波飛沫が立つ久能海岸を安倍川向こうまで走る。日立精機マシニングセンタVK-45サーボアンプ修理の2019年はこうして始まった。修理に自信など持てるハズもなく毎回少々不安を抱えての現場行きだが、思えばh社入社から一貫して修理に携わり、勘だけは大いに養われている。修理部門ではなく設計なのだが難解な機械も多く、修理出動の際に頼りにされ、おだっくいものだからつい修理に出向く。実はこのことが開発設計に大いに役立つことになる。

07274sw電源はネミックラムダでとうに会社は無くなり、別会社が引き受けているが30年以上前のこの機種は存在しない。取り付けもサイズも画像の通り、基板コネクターも特殊でこの筐体の中へ+15vの電源を2個組み込んだ。コネクターも基板から抜いて利用した。

07275それをサーボアンプに組み込み電源の修理は完了した。さあこれからが時間が掛かり難儀した。今回は電源が破壊に至る原因にパスコンの短絡仕掛かりがあり、これで電源を壊していたフシがある。基板を切った張った出来ないから故障箇所発見に時間が掛かる。自分の基盤ならばさったとパターンカットして包囲網をどんどん絞る。

07277電解コンデンサの交換で本修理作業は完了した。このceアラームはエンコーダの接続が無いと出るアラームで、ここまでくれば動作もokとなる。後は電圧を可変しながらドライヤで炙る温度上昇試験をやって、パスすれば納品できる。

07282土曜日の早朝に行くと連絡しておいたので8時前に工場は開いていた。修理したサーボアンプを組み込むが、実に良く出来た制御盤で、配線のカタがしっかり出来ているから配線の間違いようが無い。10分ほどで組み込みが終わり専務に「出来ましたから通電してください」「大丈夫ですか?」「大丈夫!」電源オン、異音もせず無事通電は完了した。crtディスプレイの数値が27~29あたりを指し、ゼロにならない。専務が心配そうに「オフセットがついていますが...」「ああ、それね、以前オフセットズレでオフセット調整がしてあり、今回電源が正常になったオフセットですから調整しましょう」アナログサーボアンプだから難なく調整が完了して、軸動作を行うと3軸とも見事に動き動作テストも完了した。

07283「これで修理完了です」「ありがとうございます、請求書をきちんと出してください」「分かりやした、しかしタンとは請求しない、その代り...」3相誘導電動機のddターンテーブル化における、軸端加工に鋼球受け機構、上部シャフトのメタル軸受け化、それらを安く実費で加工して頂くよう交換条件を出した。名工ミルトさんが「あんぷおやじは転んでもタダで起きない」と妙に関心していたが、この期に及んでは仲間内の仕事だけ、その仲間内で協力しあって、笑って仕事をするようにしている。笑って仕事をする一環では、天才機構エンジニアのm氏が今週訪ねてくれる。持つべきは良き仲間たちだね~

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2019年7月27日 (土)

修理力学 日立精機マシニングセンタVK-45サーボアンプ修理2019

072712018年8月31日のエントリーから「日立精機と言いながらサーボアンプにdc電源にacサーボモータは山洋電気で、これで良かったのだろうか?ncマシンならば生命線と言えるサーボ技術が社内に無いとすればいずれは衰退する、などと考えながらx軸の修理したサーボアンプを組み込む。以前z軸も修理したことがあり、次はy軸だな。」の予言通り、7月18日にそのy軸が壊れた。仲間の加工屋さんから「1年問題なく稼働していたのに残念です!」とsosが入る。

07272「多忙で現場へ行けないからサーボアンプを送ってください」と依頼した。1980年後半の3次元マシニングセンターは30年以上が経過しており、部品の寿命がオーバーして壊滅するのがリライアビリティの計算からは出ているハズで、むしろ工作機械現場の悪環境で30年以上も持つのが日本の工作機械と電子機器の信頼性と、世界に誇れる。特に問題はスイッチングをしている部分で寿命が来易い。3相のacサーボモータは6個のアッパーアームとロアアームトランジスタで駆動する為、ゲート駆動回路がややっこしくて壊れ易い。

07273早速調査すると制御回路用の±15vスイッチング電源が完全に破壊していた。通常はアッパーアームとロアアームのゲート駆動にスイッチング4電源を搭載するのだが、技術力が無かったか?トランス4巻き線のリニア電源で対処し、ローテクは結果として長寿命となって、ハイテクだけでは時代を乗り切れない典型的な例をみた。

07278昔日立精機の副社長だった日本工作機械業界の重鎮h岡さんには恩義があり、亡くなられた今も時々思い出す。mトヨ宇都宮製作所から川崎の登戸のご自宅までクルマでお送りしている道中の会話で「あんぷおやじ君、nc3次元測定器では世界のカールツアイスを追い抜くんだ!」と夢を語られ、「戦後の焼け野原の川崎で、シンシナティミラクロンの大型加工機を徹底的にバラシて学び、日本の工作機械の原点を作った」と懐かしく昔話もされていた。その年齢になったわが身を振り返ると全くもって情けなく、反省しきり。供養とは時々こうして思い出すコトなんでしょう。亡くなられるまで働いて生涯現役を貫かれました。h岡先輩の残された日立精機マシニングセンタVK-45サーボアンプ修理は、当然リキが入ります。今から静岡市の現場へサーボアンプを持ち込み試運転です。果たして...

 

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2019年7月25日 (木)

前衛力学 超防振フィボクリスタルという前衛

07261シュールレアリスムはアカデミックな基礎技術が必須で、その上に発明を加えて成り立つ。雨後のタケノコのように登場した前衛画家達は、我らの写実画に対して「アカデミックは捨てろ!」「現状を破壊しろ!」あげく「芸術は死んだ!」と裁判沙汰にもなった。その雨後のタケノコはどうなったのだろうか?そりゃあ生涯前衛はやっちゃあいられない、絵の具を叩きつけて生涯終わるのでは、もはや前衛とは言えない。1960年代から前衛に見向きもせず描き続けた、同級生日本画家の岡田君とあんぷおやじ。その岡田君の写心展へ行ってきた。50年目の落とし前は超前衛で、50年掛けて前衛を編出した。前衛とは唯一無二の発明だから、思いつきや気まぐれでは前衛できない。この岡田君の写真は写真家からすれば理解不能で、日本画家だから写せた写真と思う。ダリやピカソのように、ひたすらコツコツ努力を重ねた結果、発明開眼するのが唯一無二の前衛なのだ。

072691ピサの斜塔にレオナルド・フィボナッチ(Leonardo Fibonacci、Leonardo Pisano 1170年~1250年)のお墓が霊廟カンポサントにあり、間近に居ながら訪れることが出来ずに悔いは残る。次回は畏敬の念を込めてお墓参りをしよう...と決めていたが、上司はまるで興味が無いようで「同じ場所には行きたくない」とあっさり却下された。この本名のレオナルド・ダ・ピサ(ピサのレオナルド)のフィボナッチ数列が難解なオーディオを救う。

072651xcdは構造上はなっから防振構造化に最適で、画像のようにcdレーベル面の振動をダイレクトに抑制できる構造になっている。その特性を生かして、オーディオにおける最強の防振構造はフィボクリスタルという前衛となる。そもそも画像上の安定度の高いフィボナッチ数列水晶粒防振「円筒型」スタビライザ(ダイレクト防振cdも多く作った)でさえ理解不能な前衛なのに、水晶粒をフィボクリスタルに混合して最強のフィボナッチ数列水晶粒防振「半球型」スタビライザ(ダイレクト防振cdも多く作った)の登場は、超前衛となり到底理解されない。過日、名工ミルトさんは「半球型は凄い!」とたまげていたが、音色感度の向上でその凄さが素直に表現されるようになったのでしょう。

072692一方でレコードは防振構造に不適格で苦労している。ターンテーブル表面に水晶粒防振層を形成、その上にレコード盤を置くが全面の防振構造は不可能で、ここに限界がある。レコードシステムを本格的に前衛するには、リニアトラッキングのトレースロボットを作り、レコード盤の裏側からトレースさせて、レコード表面は超防振フィボクリスタル構造にすれば良い。分かっていながら資金と寿命の関係で、レコードにはリキが入らないのが現状。3相誘導電動機のddターンテーブルを開発した所で前衛は起きない。

07262これが「超防振フィボクリスタルという前衛」たる、フィボナッチ数列水晶粒防振「半球型」スタビライザの実態となり、充填フィボクリスタル量は700gを超える。

07268左がフィボナッチ数列水晶粒防振「半球型」ダイレクトcdでビル・エヴァンスの「ピース・ピース」、右はフィボナッチ数列水晶粒防振「半球型」スタビライザになる。全てのcdをダイレクト防振cdにしたいが不可能なため、スタビライザを開発した。どんなスタビライザよりも遥かに強力だが、サーボパワーの問題があってcdサーボ技術を持たないと勧められないジレンマもある。しかし何と言ってもダイレクト防振cdが強烈で、コルトレーン等のお宝盤は全部ダイレクト防振cdにしてある。

07269こちらが初期段階のdcs Elgar DAコンバータとフィボナッチ数列水晶粒防振「円筒型」スタビライザ。

07237こちらが最終段階のdcs Elgar DAコンバータとフィボナッチ数列水晶粒防振「半球型」スタビライザ。

07263この画像のフィボクリスタルシステムはもう解体されて無いが、cdがレコードオリジナル盤の音を凌駕した記念すべきシステムだった。超防振フィボクリスタルという前衛はコルトレーンと似て、フリーjazzへ突き進み未だにこれを超えられない唯一無二の存在。前衛の前衛をするには、もうノーアイディア...だがコルトレーンのjazz力によりいずれ何かが出せよう。

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2019年7月23日 (火)

対症療法によるdcs Elgar DAコンバータ音飛びPLLロック問題解析

07231そもそも今般のdcs Elgar DAコンバータの音飛びトラブルは、cx350パワーアンプのトランスだけアンプは実現可能か?の実験中に起きた。トランスだけcx350パワーアンプの音が凄過ぎで、現在のシステムは聴いていられずを解体するハメになった。従来のシステムはトロイダルトランス巻き直しの面倒から、カルダス・アイソレーショントランスの2次側電圧を118vと高く細工してあり、ここに問題が潜んでいた。画像のdp-80は、765gもあるフィボナッチ数列水晶粒防振「半球型」スタビライザを載せて回している。それにはサーボパワーが足りず、サーボモータ電源±10vを10vx118v/100v=12vに上げて対処していた。それが仮置き場の電源電圧104vではサーボ力不足になってしまった。dcs Elgar DAコンバータの+5vジージー対策から、すっかりエルガーに全責任があると思い込んでいた。

07238amp工房至宝のコルトレーン「クル・セ・ママ」のcdは最強で、これも奇跡の1枚としている。仕事帰りに寄ってもらった名工ミルトさんと聴くと、音飛びは凄いが出てきた音は恐ろしい音で、十分な可能性を確認した。dcs Elgar DAコンバータの音飛び対策で原因が分からないものだから、先ずは完全オリジナルに戻してみた。それで聴く「クル・セ・ママ」は実につまらない音で聴いていられず、今更ながら凄いdaコンバータを作って、いや改造してしまったものだ。オーディオ4種の神器は「1フィボナッチ数列水晶粒防振、2電源蜜結合、3純銅素材、4コンストラクション球体」でこれを実現したdcs Elgar DAコンバータは、既に最強となっていた。音飛びはしても改造の状態に戻すしかなく、打つ手なしか...

07233_20190723025901amp工房開店以来の常連さんの1人に、元ラガーマンが居る。レコードをcdへコピーしては音の確認にみえる。時々cdから図太い音が出ていてギョッとすると、常連さんのcdだったりする。1人開発室に入り、特急の日立精機のマシニングセンタ vk-45のサーボアンプを修理していると、カフェの店主が常連さんのcdをかけてと言う。音のチェックにみえているのだから、最強のフィボナッチ数列水晶粒防振「半球型」スタビライザを載せてdp-80を回し、dcs Elgar DAコンバータで音出しするとピロピロと音にならず、音飛びどころではない。これはシステムがエライことになっていると、大いに慌てる。

07235そこでソニーのcdp-337esdでcdを回し、dcs Elgar DAコンバータで音出しするとピロピロと音にならない。ここまでくればコピーcdの問題と気付く。「このcdはダメですね」「それじゃあこっちのcdでお願いします」3枚目のcdをかけると、音飛びも無く上手く再生した。ん?ソニーのcdp-337esdとdcs Elgar DAコンバータの組み合わせは、問題ないのか~。

07234cdp2台とdaコンバータ2台の全組み合わせは4種類となり全部組み合わせてみた。アキュフェーズのdp-80とdc-81lの組み合わせは問題ない。最強のィボナッチ数列水晶粒防振「半球型」スタビライザを載せてdp-80を回しても実に安定している。これが日本の優秀な製品でdp-80のデータが不安定でも、dc-81lは安定してpllロックが掛けられる。

07232初期に音出ししていたcdp-337esdとdc-81lの組み合わせなどトラブルは出たことが無い。最強のフィボナッチ数列水晶粒防振「半球型」スタビライザを載せてdp-80を回し、dcs Elgar DAコンバータで音出しすると音飛びする...そうか、そげだ!

07237最強のフィボナッチ数列水晶粒防振「半球型」スタビライザを載せてdp-80を回すと、電源電圧104vではサーボパワーが足りずフラフラとサーボモータが不安定でpllロック限界までジッタが増える。それを内部クロックで打ち直しする際のpllロックバンド幅の狭いdcs Elgar DAコンバータは時々耐えられずロックから外れ、音が止まる。

07236なんだい全員に罪は無かった。原因が分かったところで、dcs Elgar DAコンバータのpllアンロック対策でいじり回した所を全部元に戻した。元に戻して反って安定度は増し、改悪をしていたフシもある。そこでdp-80のサーボ電源強化まで最強のフィボナッチ数列水晶粒防振「半球型」スタビライザを使うのは止めて、安定度の高いフィボナッチ数列水晶粒防振「円筒型」スタビライザを使うコトにした。これとて700g位はあるが安定度は高い。よし、これで勝負!先日のamp研究会では歪みをバンバン出すほどまでにパワーを入れて「クル・セ・ママ」をかけた。フリーっぽいjazzに音楽は馴染めずとも音は理解できたに違いない。この偉大な「クル・セ・ママ」を聴くとjazzの成すべきことは「これでお終いよ!」とコルトレーンの短命に理解も及ぶ。嬉々としていたのは恐るべし中学2年のt-mon君、平然と「クル・セ・ママ」を聴いている。ドドドーッと大音量で鳴るエルヴィンのバスドラに、カフェとして来た客は即座に退散するに違いない。

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2019年7月21日 (日)

音色力学 dcs Elgar DAコンバータ,アナログ回路改善失敗

07217ネットワークオーディオの致命傷はcpuを使いスイッチング電源にdramでは、ノイズだらけと振動に弱いからcdを超えられない。リニア電源にしてデータ取り込み時はcpuを使い、データ出力時はdspだけでダイナミック動作は止めて時系列にデータを吐き出し、更にメモリ-はdramは止めてsram(メモリ-は膨大に必要で金額も膨大)にする。さすれば可動部が無いからcdを凌駕出来るはずだが、ネットワーク・オーディオの主幹設計者がコンピュータ屋だから具合が悪い。何とかしてよ!いかん、またしても横道にそれた...

07210閑話休題:dcs Elgar DAコンバータ電源最強化手法で、デジタル+5vメイン電源用トランスをオリジナルに戻した途端、音が面白くなくなった。デジタルなんかで音は変わらない、などあり得ずデジタルもアナログも差別をつけてはいけない。音が面白くないのでアナログ回路でリカバりすることにして、opa627bmのキャンタイプを掘り出したわけ。そこで最強を企み、opampの頭に穴を開けそこから水晶砂を注入してシリコンウエファを直接防振する。アイディアは良かったが、超貴重品のopa627mbを無造作に穴開けしてしまい、いきなり失敗した。シリコンウエファまでキズを付けてしまったのだ。この段階で第一の失敗、お終いなのだが少し粘ってみた。

07212ここで皆さんには馴染みの無い、crboxのlx727aを登場させる。crboxは東京無線機材の子会社で、先進的なopamp群を作っていた。画像は1970年代後半のハイブリッド12bit adコンバータで、パッケージは実に美しく、日本もたいしたものだと当時は思った。習志野工場から入った日立内製マイコン搭載のテーチングロボットは、テレダインネクサスの12bit daコンバータが搭載されてcrbox同様に美しく、きっと時代が美しかったのだろう。cdboxはその後ハイエンドアンプを作るが、パッケージと同様で美しすぎて線は細かった。

07211opa627bmはキャンタイプで等価回路図は画像の通り。lx727aも載せたが詳細は不明。dcs Elgar DAコンバータのアナログ回路はopa627とad797で、現在考え得る最強のopampを使っており勝ち目は無い。ところがジャンセンの銅コンデンサ水晶粒防振構造化したものでアナログ回路をバイパスさせたら、勝った!

07213その勢いでlx727aを中心に非反転増幅器としての高音質部品を揃える。ディールの巻き線抵抗とDuelund Capacitors 銅コンデンサとニッケルクロム線を巻いたスペクトロールの多回転ポテンショメータにフィリップスの電解コンデンサ。amp工房の手作りコンデンサを除けば最強の音色部品となる。

07214lx727aの頭を慎重に穴あけして微細な水晶砂を充填してフタをする。配線はモガミのofc線で行う。勿論音を悪くする基板などは使わない。


07215opampを使うとアンプは簡単に出来てしまい、便利な時代になったものだ。特性を測ると100khzまでー3dbで100khz時の位相遅れは25degとこれまた優秀なデータが出た。40年以上も昔のopampでこの性能、真空管アンプでは到底考えられない。早速コルトレーンの「クル・セ・ママ」をかける。痩せた貧相な音に青ざめ、なんだい最強のDuelund Capacitors 銅コンデンサを使っているのだぞ、ここで第2の失敗!いくらDuelund Capacitors 銅コンデンサを使っても音色の悪いlx727aが直列に入ると帳消しプラス改悪となった。やはりな~、心配が現実となった。lx727aはopa627やad797には勝てないし、素材の悪いものを水晶粒防振してもどうにもならないのだ。

07216更に第3の失敗、dcs Elgar DAコンバータをオリジナルに戻す際に基板の一部をショートさせてしまい、完全にdcs Elgar DAコンバータを破壊してしまった?悪戦苦闘の末解決はした。初期ヴァージョンでアナログ基板の背面に対策用のコンデンサがベタベタ貼り付けてあり、横からの水晶粒充填で1個もげて足がショートしてしまった。dcs Elgar DAコンバータはエルガープラスにすべき、電源も改良されているし第一pllロックが大幅に改善され、音飛びは殆どしない。名工ミルトさんのcdpとdaコンバータのシステムはamp工房と全く同じだが、エルガープラスで安定している。もうコリゴリ、エルガープラスを探そう...

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2019年7月19日 (金)

奇想天外 bb pcm63pk daコンバータの解体

07191奇想天外daコンバータを何台も作ったが、当時所有していたワディアの12にすら勝てなかった。チップセットのdaコンバータなどを作っても、到底メーカに勝てない!と決めてdaコンバータは作るのを止めた。オーディオで勝てなかったのはトランジスタアンプとdaコンバータだが、勝てなかったから反って深みに嵌らず良かった。詳報するがdcs Elgar DAコンバータはデジタルが音を出しているように思う。デノンdjの開発時にも思ったがdspで音作りをしているから、チップセットのdaコンバータではたかが知れている。デジタルで音を作っているとなると、daコンバータ先のアナログ回路を凝ったところで、これまたたかが知れている。それはcelloのr-dacで思い知った。トム・コランジェロの力作のアナログモジュールを使ってiv変換しているが、daコンバータのチップセットがpcm63pkではdcs Elgar DAコンバータに到底勝てない。デジタルで音作りなら本業だが、今更ソフトを駆使するのも面倒で結局daコンバータは作れない、作らない。

07192訳あって奇想天外 bb pcm63pk daコンバータを解体することにした。画像の部分はcr部品のシールドルームで、この上にofc純銅5mm板厚のフタが着く。daコンバータチップはロボットで長い付き合いをしているbbで、当時最強?のpcm63pk、見慣れたパッケージの雰囲気から想像するに日立で作っていたのかも知れない。後はお決まりのチップセット、だから設計や創意工夫はない。

07193シールドルームのcr部品と配線を切断除去する。

07194内部電磁シールド蓋にはチップセットの配線用足(コネクターにしてある)が最小の隙間で覗いているだけ。実は2.54mmピッチで穴を開けて、そこから配線足を出すシールド完全方式を考えたが、加工費が天文学的で断念した。よってチップセットはofc純銅に埋め込まれている。外部配線は側面の配線用穴からシールド線を使って引き出し、電磁シールドは完璧に近い。

07195次が解体(破壊?)作業のハイライトでdaコンバータチップセットが埋め込まれている内部電磁シールド蓋を、ノミとハンマーで叩いて剥がしに掛かる。ofc純銅ブロック材を金型彫りしてチップセットがスッポリ収まるようにしてある。入力トランスやノイズフィルターコイルも埋め込んである。

07196こちらが詳細画像。当時daコンバータチップの表面に銅のテープを張ったり、コンデンサの表面を銅のテープで覆ったりしていたので、それならばofc純銅へ埋め込んでしまえ!と奇想天外をやった。この奇想天外の結果から大して音に効果の無い事が分かり、馬鹿げたことをやらないと超常現象のオーディオで答えは見つからない。

07197訳とはiv変換に使用しているopa627bmのキャンタイプの掘り出しで、dcs Elgar DAコンバータのアナログ系が余り感心出来ないので作り直そうと部材を探索中で、ハッと閃きそうだ奇想天外daコンバータを解体して取り出そう。ディールの抵抗もDuelund Capacitors 銅コンデンサも、トランスだけ古典管アンプになったため余り始めている。よって新規購入は不要となり、お宝発掘作業に精を出している。このシリーズの仕込み台数は2台で、投資金額はワディア12の上位機種が買えるほど掛かり本末転倒だが、見えたことも多く、信用してはいけない発見も多く、成果は大いにあったと決めた。

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2019年7月17日 (水)

電源力学 dcs Elgar DAコンバータ電源最強化手法 続編

07170オーディオシステムは「トランスと古典管だけのシステム」となってリニューアルが始まり、長年続いたしがらみを次々と解体し始めた。第一に気付いたことはスピーカから出ていたジージーノイズが、dcs Elgar DAコンバータが出していたと判明した。てっきりテンポラリーのcx350管アンプから出ているものと思っていた。テンポラリーだからとかなり手抜きしたため、疑ってすまん。

07174そこでdcs Elgar DAコンバータ移設に際し電源最強化手法を見直すことにした。ジージーノイズは紛らわしく、電源周波数で出ているからハムと同じでブ~ンと重なる。トロイダルトランスが完全重ね巻きしていないので変換効率が悪く、そのせいと思いofc純銅ポリウレタン線Φ1.0mmを750t1次側に巻いた。2次側はofc純銅ポリウレタン線Φ2.0mmを55tx2均等に巻いた。オシロの波形もセンタータップで見事に出ている。これでいける!

07175これが完成画像。トロイダルの中にあるのがdcs Elgar DAコンバータのオリジナルトランスで、世界中の電圧に合わせる為やたらとリード線が多く、詳細は不明。この際だから電圧を印加しておいて各リード線を切断しながらac100vで有効になる線のみ残し切断してすっきりさせた。

07176早速dcs Elgar DAコンバータのトランスと交換した。久しぶりに聴くdcs Elgar DAコンバータは、音を出した瞬間トランスだけシステムのため激変していた。音がキメ細かく実に滑らかで、dc-81lの比ではない。dc-81lだけを聴いていれば何ら不満は無いのだが。ところがジージーが出てしまい青ざめる。一体なぜ?

07173そこで昔スケッチした回路図もどきを引きずり出した。スイッチングはリファレンスと比較して60hzx2でスイッチングしている。本来ならばコイルにエネルギーを蓄えるがコイルは無くコンデンサをスイッチしているから突入電流は凄まじく120hzのノイズが出る。

07171だからdcs Elgar DAコンバータのオリジナルトランスの電圧波形は、オンしている時間だけたまりかねて電圧が下がる。この時間電源をショートしているに等しい。全くdcsとゆう会社は技術があるのか無いのか良く分からない。デジタル技術は抜きん出ているが、アナログ技術は不明だ。

07172トロイダルトランスの平面対向巻きで出ているとばかり思って均等重ね巻きをしたが、レギュレーションがdcsより遥かに良く返ってノイズを助長する結果となっていたのだ。それにトランスのリード線を最短にする必要があり、こんな電源回路見たことが無い。

07177そうなりゃあオリジナルのトランスをdcs Elgar DAコンバータ中へ戻すしかない。+5vはcpu,dsp,fpga等のメイン電源でデジタルだから音には関係無い...無いなんてとんでもない話で、オリジナルトランスはofcポリウレタン線トロイダルトランス完全重ね巻きトランスに到底適わない。適わないが、ジージーノイズは聞いていられないので諦めた。

07179本日はコルトレーンの命日、dcs Elgar DAコンバータの調整には「クル・セ・ママ」に登場してもらっている。1967年7月17日(時差があるので1日後?)の新聞には偉大なjazzミュージシャンの死を痛む記事が載り、小さな記事で後追い自殺者まで出たことを報じた。コルトレーンと名も無き後追い自殺者の冥福を祈ろう。コルトレーンに近づきたいためattを0db近くまで上げると、音飛びが激しくdcs Elgar DAコンバータのデジタル側でしくじってしまい、daコンバータ部でゼロ出力をしてしまう。一度音飛びさせるとソフトウエアのバグ?か変なループに入り込んで音飛びだらけになり、新たなdcs Elgar DAコンバータの問題点が明らかになった。これも改造してノイズレベルが上がった結果と思う。いずれにしても神経質なdcs Elgar DAコンバータで、中々コルトレーンに近づけない。

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2019年7月15日 (月)

音の良いcd騒動記

07151音の良いcdはちょっとした騒動となり、開店当初と同じ事態となった。現在の音色感度は無限に上がっており、何をしてもcdの音の変化は明解に分かる。先ずは当時と同じように清水(市)の著名な気巧師に来て頂いた。気を入れて千円札の前に手を近づけると千円札は吹き飛び、明らかに気が出ている。

07152続いて気の出ている状態でcdのデータ面へ2度気を送り込んでもらう。kuraiman社長氏もパーカショニストのnakaさんも半信半疑、仕方がないので各氏の手の平に気を送ってもらう。明らかに手の先から風様なものが出ていて、両氏とも確認した。早速気を送り込んだクリフォード・ブラウンの「in concert!」をかける。t-mon君が「音が変わった!」と真っ先に反応し、確かにシンバルの透明度や低域の締りなどが変わり、その内kuraiman社長氏もパーカショニストのnakaさんも反応した。僅かだが音質のカイゼンがみられ、14年前と同じ事件を再現した。科学者のあんぷおやじは超常現象を信じないが、オーディオに関しては、はなっから超常現象の塊だから、なんでもありと今回の事態も認めている。ただ僅かな変化にイチイチ気巧師をお呼びする訳にもいかないし、気がどれだけ保てるかは不明でこれにてお終い。

07153次のピカール騒動はt-mon君が小学4年の時確認しており、前日見えたパーカショニストのnakaさんに話すと「あ、それなら機械を持っています」と言う。筋金入りのオーディオマニアだな。じゃあ、明日の研究会に機械持参でお願いします。ウークマンみたいなプアーなcd研磨機だが、これが良い。思わず「素晴らしい!」と褒めてしまった。同じコトを実現するにお金が掛らない方式が良いに決まっている。その妖しげな機械をnakaさんに操作してもらう。同じクリフォード・ブラウンの「in concert!」を研磨すると、驚きの音の変化に超耳も駄耳も問答無用に音の良さに、参りました。そげだ!

07154こうなりゃあピカールの登場でピカール研磨した。ピカールはコンパウンドが粗く研磨度が大きいため効果ははっきり出る。昔コレトレーンのcdに傷を付けてしまい、アクリル研磨用で使用していたピーカルを使って研磨したら、cdが修復できた為信用している。

07155ここでバーンスタインの「ハルサイ」をピカール研磨した。研磨痕を見ると円形に研磨され手動の研磨とは比較にならないほど良い。早速「ハルサイ」を掛けるとパーカショニストのnakaさんが「恐ろしい音です...」とつぶやく。cx350管1本でインピーダンス4Ω以下を駆動するには歪が出て完璧ではないが、本番の凄さが予感できる。「ハルサイ」は何と言っても1958年録音のバーンスタインが最高!

07156遂には音の良いcd騒動記の結論が出る。奥から音の良いcdとして入手、耳タコのオールド・デビル・ムーンはオリジナル盤には到底及ばなく痩せた音で、音の良いcdとは言えない。次はcd同士の比較でこれは明らかに音が良い。3枚目は「クル・セ・ママ」の音の良いcdとして入手したもので、異次元の音は素晴らしくあんぷおやじお宝の1枚となった。我が方の一番手前の「クル・セ・ママ」はピカール研磨して元よりは遥かに良くなったが、3枚目には到底及ばない。これは当たり前の結論で、リマスターなど潜在的にcdの持つ音の良さがより鮮明になるわけで、ただの石を磨いても光らないのと同じ。

07157過日サン・ユナイテッドの陽子社長がレコードの件で訪ねてくれた。cdの奇怪な姿を見て「わー、素敵!」と驚く。昔djをやっていただけのコトはあり、音楽や音に対する感性は鋭く、cdの姿に感じ取ったものがあるのでしょう。出てきた音に再びたまげていた。美人女社長とくればさぞかし。cdのフィボナッチ数列水晶粒防振構造は、気巧師の気なんかより凄まじく音はカイゼンされる。気巧師だろうが霊媒師だろうが、音を良くするためならなんでもやろう。デジタルのcd面なんか音が変わる訳が無い、と主張される御仁は音色感度もそのようで仕方がない。cdで音を良くする最大のポイントはcd面の振動防止にあり。

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2019年7月13日 (土)

音色力学 音色加減算演算式

07120この「クル・セ・ママ」は、ネットオークションに音の良いcdとして出ていたものを入手した。この異次元の音を聴きながら、日本には凄い面々がいるなあと、思わずニヤリとしてしまう。cdメディアの音を良くする手法は色々と経験したが、今回の企業秘密が抜きん出ている。先ず、近所の著名な気巧師に気巧してもらうと音が良くなった...妖しい。静電除去、消磁、etc。何をしても音は変わるが、消磁に関して、amp工房はモータ屋で強力磁石がゴロゴロしているからナンセンス。実は以前cd面に傷つけてしまって、コルトレーンだから何とかしようとピカールを持ち出して小1時間も掛けて研磨した。すると音がとんでもなく良くなり「全部磨いたろ!」と思ったが、手動は面倒で止めた。次回のamp研究会では、この実験をやってみよう。

07121音色の探求をしていると諸悪(失礼)?はコンデンサなのだ、と気付く。抵抗は銅マンガニン線で抵抗を作り始めてから、かなり改善された。コンデンサは画像の Duelund Capacitors 銅コンデンサ以上のコンデンサは存在しないので、本当の所は分からない。「それじゃあdcアンプのようにコンデンサが無いアンプにすれば良いジャン」と意見されるが、半金属の半導体の音色やカーボンや金属皮膜抵抗の音色に支配されてしまい、面白くない。だからトム・コランジェロは天才的なアンプ設計者でいくらでもdcアンプは出来るが、acアンプとして音色改善のコンデンサを使っている。それが証拠にパフォーマンスのカップリングコンデンサをofc純銅コンデンサに替えると、途端に線が太くなりcelloでもjazzが十分いける。

07122 はからずも音色力学の音色加減算演算式の証明をする事態に発展した。ラインアンプとして使っていた、アムクロンのce2000txをナショナルユニオンの50古典管アンプに替えたら、難問「クル・セ・ママ」が蘇った。その回路イメージがこれ。cr2段結合でカップリングコンデンサには Duelund Capacitors 銅コンデンサを使い、抵抗はディールのニクロム線巻き線にした。

07123こちらがナショナルユニオンNL50管ラインアンプの外観画像。にわか作りでベニアの木箱、赤煙突は50管の防振と放熱タワー、後は水晶粒をドバドバと目一杯充填した。現代言語でゆうならば「この回路のラインアンプでも、ハンパない音が出る」とな。

07124cx350パワーアンプはmonoのため、ステレオをmonoにする加算回路が要る。加算回路抵抗は音色に対して重要なので、銅マンガニン線抵抗とした。10kΩくらいまでは簡単に出来るから、せめて抵抗くらいは作ろうぜ!

07125_20190713062701次に銅マンガニン線抵抗をトロイダルトランスに置き換えて実験をしてみよう。僅か10gの銅マンガニン線抵抗が、ofc純銅ポリウレタン線巻きのΦ350mmトロイダルトランスになると15kgにもなる。これで音色改善がなければドンキホーテだ~!上海駿河屋さんから提供されたムンドルフL200を巻き解きながらギリギリと巻きつける。ofcΦ2.0mmのポリウレタン線を300ターン、2層に巻いてrch,lchの1次側とする。2次側はofc1.0mmが750ターン巻いてある。

07126それを水晶粒で防振した。これがとんでもない激変で凄いトランスを作ってしまった。慌てて名工ミルトさんへtelする。「事件です、帰りに寄ってください」「ようがす!」殆どのcdが凄い音でたまげていたが難問「クル・セ・ママ」では「辛口になるが、オリジナルレコード盤より劣る!」と一刀両断にされてしまった。「いや、低域の音階が分かる分解能力やシンバルの背後音などレコードでは出ない音が出ているのね」しどろもどろの言い訳する。更に「音の良いクル・セ・ママが届くから...」と付け加えた。

07127そこまで言われりゃあ、やるしかないよなと奥の手を繰り出す。初段の6sl7カップリングコンデンサ Duelund Capacitors 銅コンデンサとディールの巻き線抵抗を撤去して、ofc純銅mono加算トロイダルトランスを直結させた。ここでの音色加減算演算式は( ofc純銅mono加算トロイダルトランス-Duelund Capacitors 銅カップリングコンデンサとディール巻き線抵抗)になる。

07128紛れも無くエネルギーの噴出は異次元で、オーディオ人生で経験したことの無い事態となる。「又しても事件です、帰りに寄ってください」ミルトさんの留守電にメッセージを残す。

07129先ずは音の良い「クル・セ・ママ」を聴いてもらう。異次元の音に「新しいクル・セ・ママの登場だ!」と興奮気味の言う。そこで久しぶりにバーンスタインの「ハルサイ」をかける。あまりのエネルギーにぶったまげて途中でcdを止めた。「危険だ~!」とミルトさんが言い、身の危険を感じたのも初めてだ。要するに音を進化させたいならば、少しの変化に反応しない駄耳に限る。ミルトさんもあんぷおやじも耳が悪いから、微妙な変化など評価がコロコロ変わり妖しい。でありますから、問答無用の時は紛れも無く音は進化している。jazzとかクラシックとか、ロックとかパンクとかフォークに民俗音楽、ジャンルなど一切関係ない。サボテンの位置まで音が前に出ていたものが音色加減算演算( ofc純銅mono加算トロイダルトランス-Duelund Capacitors 銅カップリングコンデンサとディールの巻き線抵抗)で更に50cm前に出た。横目で見ると45度位置まで音が出ている、しかしmonoだぜ。音に取り囲まれる奇想天外も、もしかしたら...

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2019年7月11日 (木)

音色力学 カニンガムcx350古典管パワーアンプ 番外

07111恐るべし Duelund Capacitors 銅コンデンサはofc純銅箔とコンデンサペーパーを巻き、オイルを含侵させ、ケースは硬質ペーパーでリード線もofc純銅線、これ以上のコンデンサは存在しないほど良く出来ている。良く出来ているのはお代もそうで、価格は「Duelund-70263 15uf / 100VDC, VSF, Copper Foil 749.00 USD Price」 と驚くなかれなのだ。amp工房のダブルウーファ用(補正用も含む)を全部交換したら、何と749.00 USD x8は約6,000ドルで今のレートで66万円、さらにドライバ用とツイータ用を加算すれば100万円と強烈になる。これで音色は相当にカイゼンされて完璧か?否なのである。ofc純銅素材以外が使われれば音色は落ち、従来のコンデンサよりは遥かに良いレベルまでで、止まる。

07115バイオレンス住職から「過激過ぎに聴こえますが...」と遠慮がちに言われ、その過激なうるささをjazzエネルギーの変える作業に入った。アキュフェーズのcdp,dp-80とdaコンバータ,dc81lは既に水晶粒防振構造化してある。この系の中で無防備はプリアンプ役目のアムクロンce2000txでここを水晶粒防振構造化する。

07116プロ用のパワーアンプは放熱を考慮して穴だらけ、この穴をガムテープを使い丹念にメジしていく。b級の1kwのアンプでプリアンプとしては負荷はほとんど無いから、トランジスタの放熱よりも電源トランスの放熱を重視して、トランスの真上に冷却ファンを置いた。我らのトロイダルトランスの余裕だらけとは違い、ギリギリ設計でトランスの発熱は大きい。音を出すと、うるささは消えてクリーミーになり、昔使っていたcelloのアンプより良い。クリーミー緻密さはトランジスタアンプの良く出来たレベルで、これで十分なのだが真空管のような音のふくらみが無い、気になる...

07114過日テンポラリーのcx350のパワーアンプを解体した。その中からDuelund Capacitors 銅コンデンサ(黄色丸印)が4個も出てきた。そげだ!


07118急遽cx350モノパワーアンプを1台作ることにした。古典管はcx350を温存して、ナショナルユニオンの50を使った。あんまり急いだもんだから証拠の、いや記録用の画像が何も無い。トロイダルトランスは作る訳にはいかず、本末転倒になるからね。手持ちのフツーの電源トランスに無名の出力トランス、ドライバはゲインが必要で6sl7、バイアスは固定バイアスでカソード抵抗無しの直結、50管のみハムバランサを付けて巻き線抵抗の50Ω、カップリングコンデンサはDuelund Capacitors 銅コンデンサとした。出力は+bが280vで1.6wも取れて十分、これだとプレート損失も小さいから50管の放熱ファンは要らないが、念のため付けた。あくまでもテンポラリーでcr結合2段アンプとなり使用コンデンサ抵抗類は最小。

07117朝に思い立ち夕べには完成させてしまった。音を出す度に驚くが、難問「クル・セ・ママ」が蘇った。やっぱり古典管じゃあなきゃあダメだ~!いくら水晶粒防振しても半導体アンプは音が痩せる。慌てて名工ミルトさんへtelするが定刻過ぎ「一杯引っ掛けました?」「ハイ」「それでは明日とゆうことで...」。どっちみち「クル・セ・ママ」を夜間に大音量は出せない。

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2019年7月 9日 (火)

振動力学 水晶粒防振構造化した、トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプの脅威 了

07080ビリー・ホリディの命日はコルトレーンの命日と重なるため、毎年すまんことにコルトレーンを優先している。今年も命日が近づいたためコモドア盤の「奇妙な果実」を聴いている。ビリー・ホリディは重た~い等と良く聞くが、最初から誰に勧められた訳でもないが感ずる所があり聴いている。エラ、サラ、カーメンの前から。タイトルの「奇妙な果実」から4曲目までは1939年の録音で、流石にレンジは狭く「歴史的」で聴くしかないと思っていたが、トランスだけcx350パワーアンプならば聴けるようになり、古い録音にも可能性を感じている。また5曲目から最後までは1944年の録音で、ここの録音はレンジは若干狭いものの音は分厚く表現できて申し分ない。

070801その録音がwor recording studiosとなればピンとくる。worはヴァン・ゲルダーのノイマンu47にやられて参りました!と降参するが、ちっとも降参する必要は無かった。ベロシティやダイナミックマイクで録れば音は分厚くなる。そうゆう意味ではwor recording studiosは正解なのだ。ベロシティや低感度のダイナミックマイクは、ミュージシャンにリキを要請し、ミュージシャンも目一杯リキを出し、それを真空管でカッティングする、これが音を分厚くする構図なのでしょう。この時代、テープレコーダーの登場には少々時を待たねばならなかった。

07083遂にamp工房メインシステムの解体が始まった。基本的には2004年にjazz喫茶を開店してから、ヴァージュンアップを繰り返して進化してきたが、今回は異次元の進化で収まりつかず全面撤去と相成った。先ずテンポラリーのcx350のパワーアンプを解体した。当時はこの音でも十分過ぎたが、今は次元が違い過ぎる。このアンプは従来通りの手法にトロイダルトランス群を付加して強力アンプにしたが、根本的に革新が足りなかった。抵抗やコンデンサは使ってはいけないのだ。抵抗やコンデンサを使ったのでは、1935年登場のwe 87aアンプから連綿と続く、解の無い音色の罠に嵌ってしまう。


07071 トランジスタアンプなんかその最たるもので、便利な時代は便利な部品に満ち溢れ、それをベタベタ貼り付ければまぜまぜご飯のようで、味(音色)なんか得体が知れない。思えば尊敬するトム・コランジェロは凄いと思う。violaのブラボーは膨大な部品を使っているが、複雑な部品の音色の絡み合いを操りあれだけの音を作り出すのだから、魔術師としか言いようがない。アンプを多作すれば分かるが作る度に音は違い、それを回路の進化や音の良い部品を使ったから、こうなった、ああなったと喜ぶが、音色魔術の罠に嵌ったことに気付かない。本格的にアンプを作り始めたのが1967年、今年が2019年だから52年掛かってようやく、音色の罠から抜け出せそう。まあ、天才的に耳の良い御仁ならばこの罠から抜け出せるでしょうが、駄耳族はどうしても長い時間が掛かってしまった。

07082音色を正しく評価するには環境を整える必要があり、cx350実験機の環境作りを行う。先日のamp研究会は欠席者が多く、それならばcx350アンプの水晶粒防振をやろうと、kuraiman社長氏と名工ミルトさんにお願いした。出力トランスとofc純銅電解コンデンサはむき出しの状態で、ここを最後の水晶粒防振化する。

07081xofc純銅トロイダル出力トランスは仕上がり外形でΦ430mmもあり、適合する紙管も無い。そこでミルトさん作の四角箱を借用した。画像のようにトランスだけcx350パワーアンプは左から、電源トランス、インプットトランス、中央がcx350とカルダスチョークコイル、右がofc純銅電解コンデンサに出力トランス、これら全て水晶粒防振が完了した。音出しすると効果は絶大で、はっきりと現れる。重心が100mm以上も下がりスピーカはmono接続だが空間に音が飛び、透明度が上がった。これは今までの延長線上の音の変化とは全く異なり、凄い表現力でたまげる。最後のダメ押し水晶粒防振効果は絶大でありました。

07085xx現在のcx350実験システムは、cdpがアキュフェーズのdp-80、daコンバータが同じくアキュフェーズのdc81L、この先にアムクロンのce2000txがプリアンプの役目で使われて、cx350パワーアンプを駆動している。プリアンプまではオール半導体の仮システムとなっているが、トランスだけcx350パワーアンプの力でまさに真空管の音になった。画像は失敗したcelloマルチアンプシステムで、wウーファ用はパフォーマンス、ドライバはmono150でこのmono150がまるでダメだった。今回のcx350パワーアンプシステムはトランジスタ式パワーアンプと簡単にインターフェース出来るから、we87a同様にブースターアンプになる。そこで過去の反省、このマルチアンプシステムの先にトランスだけcx350monoパワーアンプを4台設置すれば、線の細いcelloアンプ軍団が太いjazzの再生が可能となる。

07084 これは凄い事件だが、1922年に出現したWestern Electric 7A Amplifierの現代版だから、画期的でもなんでもない。音色カイゼンの新しいオーディオのシステムとして(電源のアイソレーショントランス+ケーブル類+トランスだけcx350パワーアンプ)をカルダスケーブル、トロイダルコア、水晶粒防振の3技を投入して「古典管ブースターアンプシステム」の商品化が可能となった。

07087そこで満を持して登場が、1967年にオーディオショップ「あかほり」のレコード陳列棚からお呼びが掛かった、コルトレーンの「クル・セ・ママ」なのだ。ミルトさんは時間になり曲の途中から退席、kuraiman社長氏と聴くが「レコードには全く適わない!」と言うと、kuraiman社長氏は「そうですか?良いと思いますが...」と言う。なんだいcdのリマスターが悪くこのcdはダメか?夜中、一度外へ出て音の漏れ具合を確認して再度「クル・セ・ママ」を掛ける。落ち着けば様子は見えてきて、このcdはリマスターレベルが低すぎる。そこでce2000txのアッテネータを4ノッチアップし、ピークで歪みかかるレベルにした。そうかレベル問題とmono接続問題で、オリジナルレコードに劣ると誤解をしてしまった。ちゃんと聴き分けたkuraiman社長氏の方が耳が良い。

07088オリジナルレコードでは出ない音がcdから出る、凄い!いやレコードは現在聴けないからオリジナルレコードに勝ったかは不明だが。特にレコードではもたつくベース領域が鮮明となって音階まで分かり、先の話と同様に50年経っての答えなのか。コルトレーンの命日を前に、少しは喜んでもらえることをしたと思う。これで本番システムが完成するまで、cx350実験機のmono接続でも十分持ちこたえられる。何とcx350管たった1本で、515bx4,288-16gx2,1502x2を鳴らしています。これを聴けば、古典管カニンガムcx350がどれだけ偉大か理解してもらえると思う。

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2019年7月 7日 (日)

振動力学 水晶粒防振構造化した、トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプの脅威

07091amp工房最年長の研究者は政治経済学者のu氏で、帝大等で講義をしたりする大物?どうもamp工房は学者やドクターに好かれるようで、時々凄い人々が現れる。そのu氏が「マッシブな音、どこにも無い!」と大いにたまげていた。それが水晶粒防振の脅威なのだ。イエローブックを片手にサンフランシスコ近郊のレコード屋へ、片っ端から電話を掛ける。遂にはオークランドで見つかり、オークランドまでオリジナル盤入手でベイブリッジを渡る。レドンドビーチの道すがら度々寄った小さなレコード屋、遂にはソーサラーのオリジナル盤を見つけた。サンフランシスコは中古レコード屋も多い。その1軒、横からグイグイ押してくるのはイレズミだらけのヘビメタロッカーの雲を突くような大男、ひるまずに素早いタッチでレコードを抜き去り見つけたドリーム、ガボール・ザボのレコード入手にどれだけ苦労したことか。今やオークションでたいていのモノが手に入り、便利な時代になったものだ。ソーサラーの5曲目「space」が究極と思える再生音となった。25年前cello軍団でも出来なかったことが、水晶粒防振構造化で見事に実現した。

07093トランスだけカニンガムcx350古典管パワーアンプの実験機は、フィラメントの巻き線をムンドルフにしたら十分過ぎる太い音が出た。立ち会っていたバイオレンス住職が「過激過ぎに聴こえますが...」と遠慮がちに言う。「違いますねん、過激うるさいと出ればシメタもの、これに水晶粒を使えばクリーミーになるから、先ずは過激になることです」とゆう訳で黄色丸印左から、インプットトランス、cx350管、ofc純銅電解コンデンサ、この3点の水晶粒防振した。この段階で十分過ぎる再生音なのだが...

07094続いてofc純銅トロイダル電源トランスを水晶粒防振した。既に細目は使い果たし大量に残っていたザラメ(中目以上)をガンガン充填する。ここが最強で5曲めspaceが究極と思える再生音は、この段階で発生した。やっぱりオーディオは電源だよな!

07095最後の最後にカルダスチョークコイルを水晶粒防振した。合わせて+b用のダイオードと-バイアス用のダイオードに電解コンデンサも水晶粒へ埋没させた。これが駄目押しとなった。チョークインプットで嫌がられるのがコアの唸りで、これも水晶粒へ埋没させると消えて、更にコア、コイルが水晶粒で押さえられ微振動も消え、電流波形は美しくなる。

07092 ボストンの「Jazz Workshop」のライヴ録音だからボストンを彷徨い歩いたが、既にjazzクラブ「Jazz Workshop」は無かった。このThe Sorcerer (1967年)の5曲目「Space」に全てを賭けている。ビル・エヴァンスならばピース・ピース、コルトレーンならばクルセ・ママと同様に。仕事帰りに寄った名工ミルトさんはソーサラーの「Space」を聴きながら、しみじみと「cx350管は凄いなあ~」と言う。水晶粒で防振構造化した1928年製造のcx350は、90年の時を越えて熱い厚いjazzをこれでもか!と噴出する。

07096x低域のうごめくような背後の音が鮮明に出る。これは515bでは出せない音で、重いコーン紙ならば出るが重たければ音はもたつく。高速に動いて重たい低音を出す、相反する事象を見事に解決した。グレッジのギターは高音が太く突き刺さり、これぞガボール・ザボ。雌伏50年、遂に至福の時が訪れたか?さまざま走馬灯のように記憶が呼び覚まされ、思わず目頭が熱く...いや未だ々序の口、もっと凄い事態は次回のエントリーで。

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2019年7月 5日 (金)

量子力学 古典管フィラメント考 続

07030うっかりオーディオ泥沼へ水晶粒防振ofc純銅カルダスケーブルを落としてしまった。呆然としていると泥沼の主が現れ「アナタが落としたのは金線ですか?」「違います!」「それでは銀線ですか?」「違います、純銅線です!」「アナタは正直者ですから金線も銀線も差し上げましょう」「いいえ、結構です」かくしてあんぷおやじ流儀はオール純銅となる。金銀には散々振り回され、もう参りました!モガミのofc電線は可も無し不可も無し、邪魔をしないから「困った時のモガミ」で地味に活躍している。余りに地味でcx350実験機のスピーカケーブルのモガミを一部止めて画像のケーブルに変えた、途端に青ざめる。ヒリツキは出るし重心は50mmも上がりt-mon君でなくても直ぐ分かる。苦労して水晶粒防振ケーブルを作ったのに、悪魔のケーブルだ。名誉に係わるから銘柄は明かさないが、ofcとしながら、リッツ線としながら、ofcに不純物が混入しているに違いない。やっきりして解体して捨てた。

07031「名管50は太くてやわらかい高音がたっぷり出る」と形容したのは佐久間さんで、それはやさしい佐久間さんの人間性から出た50管の音なのでしょう。amp工房のcx350管は太くて硬質な低音、突き抜ける激しい高音、昔のテスタロッサみたいに排気力だけで前へズルズル動き出すような凄みがある。こうゆう球とかああゆう球とか聞こえてくるが、それは人間性によって千変万化に変わり、柔軟性のある古典管群に責任はない。よって球のキャラクターは決めつけない方がよろしい。

07032その古典管のキャラクターを支配しているのがe-を発生させているフィラメント電源で、直流点火と交流点火がありここで決る。ハムの処理さえ上手くいけば音エネルギーから交流点火に限る。amp工房ではトロイダル電源トランスを作るから始まり、cx350管のフィラメント電源ac7.5vの中点付近をスライドさせてハム最小ポイントを探しgndさせる。よって抵抗などは1本も入らない。

07033そうなればe-の発生源はac7.5vのコイル素材となり、ここが極めて重要となる。フツーのポリウレタン線を止めてムンドルフL200のネットワークコイルをばらして巻いた。提供は上海駿河屋さんでした。ムンドルフは線径Φ2.00mmでとんでもなく太く、純度は公称99.99%となっている。これを名工ミルトさんがギリギリとΦ300mmトロイダルトランスへ巻きつける。

07034このcx350用フィラメント電源ac7.5vをフツーのポリウレタン線から、ムンドルフに替えた途端にjazzのエネルギーがほとばしり、もう凄過ぎでミルトさんと顔を合わせて笑うしかなかった。celloのデュエット350からパフォーマンスに替えた事件よりも激変した。

07035ここまでくればコトの重大性に気付き、翌日にはもう巻き解いてしまった。

07036ミルトさんがカルダスケーブルの3.5スクエアを使い、7.5v用の22ターン~24ターンに中点を付けたものを準備して見えた。更にこの日は緊急調整作業なので、t-mon君と保護者のバイオレンス住職にも来てもらった。次元の違う音色の激変に一同唖然とする。これこそが100mm以上も音が変わり、駄耳の我らにも問答無用で分かる。直熱管のフィラメント電源はe-を発生させるため、ここの線材がキモだったのだ。通常のトランスではこんなことは出来ないし、amp工房水晶粒防振ofc純銅トロイダル電源トランスの勝利なのだ。勝手に決めた古典管の身分上位からプレート、グリッド、フィラメント。フィラメントは決してお尻ではないですぞ、くれぐれも直熱管の命、フィラメント電源にスイッチング電源などは使わないように。

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2019年7月 3日 (水)

ビル・エヴァンスとt-mon君の登場

07021月曜日の夜は緊急調整作業となり、名工ミルトさんにt-mon君に保護者のバイオレンス住職に来てもらった。その時に住職から「t-monが最初にamp工房へ来たのが小学3年、amp教室参加が小学4年で、これがその時の写真です」と見せられて、すっかり忘れていた。小学4年でビル・エヴァンスが好きとは恐れ入った子供で、一体どうしてそこへ到達したのだろうか?最初の頃はamp工房の音が変わる度に(小音量で音出ししており、大人達は殆ど変化に気付かない)「わ~凄い、音が変わった!」と躍り上がって喜んでいた。これを何度か繰り返すと、この子はとんでもない才能の持ち主と、いやがうえにも気付かされた。子供だからボキャブラリーに乏しくオーディオ評論家のような絶品形容詞など出るはずもないが、この「わ~凄い、音が変わった!」に言い尽くされたのだ。今や中学2年となったt-mon君はamp工房音質チェックの要となっている。

07022当時あまり凄いものだからたまげて、気前良くビル・エヴァンスの3枚組み(黄色丸印、白箱)をプレゼントした。赤箱の大は「Bill Evans The Complete Riverside Recordings」lp、黒箱の大は「Analogue Productions社の限定1,500セット45回転盤のlp22枚組」のamp工房お宝、赤箱の小は「ビクター盤ビル・エヴァンス コンプリート・リバーサイド・レコーディング vij-5072~89、cdのくせして24,000円!」これらがビル・エヴァンス音質チェックのlp&cd群です。その他オリジナル盤にセカンド盤にcdが多数あり、随分とお代を投じたが、とり憑かれたのだから仕方がない。18歳でとり憑かれたならばフツーで、小学3年でとり憑かれるのは何らかの大いなる才能に違いない。

07023 大人達は既に耳が悪く周波数特性もせいぜい10khz、t-mon君は20khzまで聞分ける。元々あんぷおやじもミルトさんも駄耳で1mm位の音の変化など察知出来ないから、エイヤ~!と気合で100mm位音を激変させれば安定的に気づき、お陰で進化の度合いも早い。それでも1mmの音の差(主にお代に関する場合)が重要な時は、迷わずt-mon君に来てもらい「どっちが良いか?」の2択で決めている。

07024ビル・エヴァンスとt-mon君の登場は随分示唆的で、オーディオの前には限りなき謙虚さと、限りなき素直さと、限りなき自由さが求められる。この限りなき謙虚さは中学2年のt-mon君にも教えを請うことで、年齢がとか、学歴がとか、社会的地位がとか一切関係ない。逆説的にはこれが難しいからこそ生きたオーディオは手に入らない訳で、生涯この3原則を心していないと、ビル・エヴァンスのお宝には会えない。

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2019年7月 1日 (月)

職人魂

07012

「同じ血液型は気が合うね~」とか「同郷なんだから気が合うね~」とか「趣味が一緒だから気が合うね~」と意気投合した、失敗の数々。人間学習機能はあるがそれでも3回くらいは失敗して気付き「調子の良いヤツは警戒しろ!」となる。むしろ気が合わず最初は嫌なヤツの方が、結局長い付き合いとなった。名工ミルトさんの出会いはこれとは別で、全く不思議なり。開店当初から「謎めいたjazz喫茶amp工房」へ定期的に通っておれば、当然常連さんになる。しかし挨拶か、簡単なオーディオの話で親しくなる風情もなかった。ところがamp教室へ通い始めてから次々と凄腕を発揮して、amp教室一番の名工となってしまった。同時にあんぷおやじ流儀の奇想天外の具現化の立役者になり、製造&工法の発明者になった。

07011トロイダルトランスの初期は上手くいかずウンウンしていると「0.5スクエアのvsfをトロイダルコアに巻いたらインダクが取れた~!」と持ち込んでくれた。コアの断面積は正方形か長方形でその断面にピタリとポリウレタン線を巻いた方がインダクは取れると錯覚していた。これをきっかけに磁界の等高線分布は円弧を描くに辿り着き、水晶粒防振構造へと発展した。なんでも作ろうamp工房は100個の屁理屈よりも1個の実践に重きを置いているから、ミルトさん工房のすぐやる課は威力を発揮するのだ。

07013創造活動は止まるところを知らず、遂にはofc純銅端子を作ってしまった。素材はofc純銅の丸棒だけ、機械はボール盤だけ、戦前の日本みたいな物資乏しき環境からなんでも作り生み出す。

07014「ミルトさん、アルミのパイプを買って機械加工屋へ出せばcx350用の放熱器件水晶粒防振用筒が出来るが、お代が...」「ofc純銅板の0.2mmを巻いて作れば安く出来るし...」迷っていると「ようがす、作りやしょう」と引き受けてくれた。これが見事に出来上がった。cx350用水晶粒防振筒は細かい説明などしていないが、上部には冷却ファンの置くスペース確保で紙管をインサートとしてあり、お見事。この筒の威力は凄くて、若干拠れたcx350管が共産圏の軍隊の行進みたいに背筋が伸びた。

07125遂には世界初の市販品アンプによるemt930ターンテーブルの3相交流駆動まで実現して、emtターンテーブルの凄さを証明した。「アンタは行動してから考える、まずいタイプ」などと悪態をつかれたりするが、考えてから行動するのでは石の上にも3年で、3年も経ったらamp工房のオーディオなんか何世代も進化してしまう。amp工房実践第一主義の上を行くのがミルトさん流儀で、毎晩軽く一杯引っ掛けてからトランスを巻くようで、そのほろ酔い加減が良い音を出すのか?ミルトさん流儀の職人魂に乾杯!

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