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2019年7月29日 (月)

修理力学 日立精機マシニングセンタVK-45サーボアンプ修理2019 了

07281台風の余波か?風雲急を告げる空模様に慌てて機材を積み込み、早朝に波飛沫が立つ久能海岸を安倍川向こうまで走る。日立精機マシニングセンタVK-45サーボアンプ修理の2019年はこうして始まった。修理に自信など持てるハズもなく毎回少々不安を抱えての現場行きだが、思えばh社入社から一貫して修理に携わり、勘だけは大いに養われている。修理部門ではなく設計なのだが難解な機械も多く、修理出動の際に頼りにされ、おだっくいものだからつい修理に出向く。実はこのことが開発設計に大いに役立つことになる。

07274sw電源はネミックラムダでとうに会社は無くなり、別会社が引き受けているが30年以上前のこの機種は存在しない。取り付けもサイズも画像の通り、基板コネクターも特殊でこの筐体の中へ+15vの電源を2個組み込んだ。コネクターも基板から抜いて利用した。

07275それをサーボアンプに組み込み電源の修理は完了した。さあこれからが時間が掛かり難儀した。今回は電源が破壊に至る原因にパスコンの短絡仕掛かりがあり、これで電源を壊していたフシがある。基板を切った張った出来ないから故障箇所発見に時間が掛かる。自分の基盤ならばさったとパターンカットして包囲網をどんどん絞る。

07277電解コンデンサの交換で本修理作業は完了した。このceアラームはエンコーダの接続が無いと出るアラームで、ここまでくれば動作もokとなる。後は電圧を可変しながらドライヤで炙る温度上昇試験をやって、パスすれば納品できる。

07282土曜日の早朝に行くと連絡しておいたので8時前に工場は開いていた。修理したサーボアンプを組み込むが、実に良く出来た制御盤で、配線のカタがしっかり出来ているから配線の間違いようが無い。10分ほどで組み込みが終わり専務に「出来ましたから通電してください」「大丈夫ですか?」「大丈夫!」電源オン、異音もせず無事通電は完了した。crtディスプレイの数値が27~29あたりを指し、ゼロにならない。専務が心配そうに「オフセットがついていますが...」「ああ、それね、以前オフセットズレでオフセット調整がしてあり、今回電源が正常になったオフセットですから調整しましょう」アナログサーボアンプだから難なく調整が完了して、軸動作を行うと3軸とも見事に動き動作テストも完了した。

07283「これで修理完了です」「ありがとうございます、請求書をきちんと出してください」「分かりやした、しかしタンとは請求しない、その代り...」3相誘導電動機のddターンテーブル化における、軸端加工に鋼球受け機構、上部シャフトのメタル軸受け化、それらを安く実費で加工して頂くよう交換条件を出した。名工ミルトさんが「あんぷおやじは転んでもタダで起きない」と妙に関心していたが、この期に及んでは仲間内の仕事だけ、その仲間内で協力しあって、笑って仕事をするようにしている。笑って仕事をする一環では、天才機構エンジニアのm氏が今週訪ねてくれる。持つべきは良き仲間たちだね~

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