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2019年7月31日 (水)

量子力学 dcs Elgar DAコンバータ 5bit Ring DAC の解析

07300ターンテーブルはemt927にやられたように、daコンバータではdcs Elgar DAコンバータの5bit Ring DACにやられた。自作多数から始まりワディアの12からcelloのr-dac、これらは全く歯が立たず、特に自作など無理な話で遥かな距離を感じさせたdcs Elgar DAコンバータであります。5bit Ring DACテクノロジーは意味が良く分かる。例えばプリウスサーボアンプが5khzサーボサンプリングとすれば、あんぷおやじ流儀の世界最速は200khzサーボサンプリングとなっている。5khzで16bit daコンバータの分解能が必要であった場合、200k/5k=40倍となり、4倍で1bit節約できるから(16bit-10bit=6bit)となり高速200kサーボでは6bit daコンバータで等価となる。このように高速サンプリングを進めていけば、5bit DACで良いことになる。dcsは44.1ksの64倍としているから(44.1ks x 64=2822.4ks=2.822Ms)となっている。とまあここまでは経験上分かるが、5bitや6bitでそのまま吐き出す訳にはいかず、そこがRing DACとなるのでしょうが詳細は未だ理解不能で、惚れ込んだ弱みで徹底的に解析したろ!
07301そもそもdcs Elgar DAコンバータなどハイエンド級で、現在の原資力から無理と思っていた。どうせチップセット以外のディスクリートdaコンバータを入手するならばアキュフェーズしかないとして、dp-80とdc-81を入手した。実は過去に持っていたそこつ者だが、現代チューニング(水晶粒防振)によりdp-80とdc-81は抜きん出た音質になった。問題点は16bitの電流変換抵抗で、通常温度係数は10ppm程度はあるから16bit精度保証は怪しい。それにオーバーサンプリングが2倍(88.2ks)しかないからフィルターはgic型9次バタワースと音質劣化させる。現在dc-81は中学2年生t-mon君の所で活躍しており、t-mon君曰く「自分ところの装置がこんなに素晴らしく鳴るとは凄いです!」と喜んでいるから、まあいいとしよう。

07302このgic型9次バタワースが気に入らないものだから、次に20bitのdc-81Lを入手した。オーバーサンプリングは8倍となり、gic型3次となって音質は大幅に改善された。ん?ここで気がつくが、投下原資力はdcs Elgar DAコンバータの程度の悪いものなら入手できるほどになっていた。dc-81Lは20bitだが、抵抗の温度係数は前出の如しだから1/1048576(20bit)の保証は無理で、dc-81Lの方が音質の良いのは8倍オーバーサンプリング(385.2ks)の3次フイルターの功績と理解している。da部に多回転ポテンショメータが群設されているが、調整は無理!なぜ?20bit完全保証の測定器などamp工房には無いし、そんじょそこらにも無い。現在の24bitや32bitのdaコンバータチップなんか下位は消えうせて、何bit保証しているのか分からない。チップセットの場合分解能は妖しいから16bitだよ!と、呪文のように唱えているが理解してもらえない。あんぷおやじ流儀で完全チューニングしたdc-81Lの前に登場したdcs Elgar DAコンバータは、ノーマルでも次元の違う音を出して昔の衝撃が蘇った。

07303しかし何事も無駄な投資など無くて、アキュフェーズのdp-80とdc-81とdc-81Lは、それなりにdcs Elgar DAコンバータの前哨戦に役立った。この段階でdaコンバータの音作りは「デジタル演算」と確信して、アナログ回路はその支配下で補助的と決めた。そのデジタル演算の要、5bit Ring DACを含めたdcsのデジタルテクノロジーは、あんぷおやじデジタルエンジニアがどう逆立ちしても勝ち目は無い。理由は簡単で、デジタルフィルターやデジタルストリーム演算はアカデミックで、基本数学者でなければならない。苦手な数学では...ところがアナログは十分に勝ち目があり、実はdcs Elgar DAコンバータの5bit Ring DACの解析の最大の目的は、dcsの弱点アナログ回路を作り直すコトにある。amp工房のdcs Elgar DAコンバータのアナログ回路はad797とopa627で作られており、巷の高音質opampの情報から行動したと思える。更に紫の頼りないコンデンサ(あえて銘柄は言わない)を使うのは、アマチアと同じ意識に見える。アナログ回路の鬼才トム・コランジェロは決して紫を使わない。このdcs Elgar DAコンバータは埼玉の著名なm氏から譲ってもらったが、氏がopa627に改良依頼したのだろうか?

07304次は名工ミルトさんのdcs Elgar plus DAコンバータで、新機種の方がopampは退化しているのか?opampはop275とad797とad827になっている。

07305 次はm+aさんのdcs Elgar DAコンバータで製造年月はあんぷおやじ所有より新しいが、opampは Elgar plusと同じでop275とad797とad827になっている。

07306 更にdcs 9xx DAコンバータではopampは又してもElgar plusと同じで、op275とad797とad827になっている。どうやらopampはこの時代op275とad797とad827にフィックスされているようだ。dcs Elgar DAコンバータの5bit Ring DACに惚れ込んで周囲の人間まで巻き込んでしまい、あっと言う間に4台のdcs daコンバータが揃って比較した。現在のdcsフラグシップのVivaldi OneはエソテリックのVRDS Neoを搭載し、第9世代Ring-DACを搭載して「Vivaldi 30th Anniversary特別仕上げ24Kゴールドプレート」の音は勿論凄いでしょうが、お代も1千200万円と凄い。確かにキメ細かさやsn比など大幅に改善されているでしょうが、力強さはむしろ初期の5bit Ring DACにあると...密かに踏んでいる。

0730732bitのラッチとラダー抵抗の合体電流は、果たしてどの程度の差動電流を流しているのだろうか?そしてこの差動電流を鮮度の良い内にいきなりインプット差動トランスへ入れてしまおう。5bit Ring DACの出力はラッチのQと/Qの出力で差動を構成しているから、差動トランスとして厳密な磁気結合(ここだけは真面目に巻く)すればノイズリダクションレベルは相当に上がり、この差動トランスが間違いなく音色カイゼンの最大のポイントになる。opampの除去できるノイズリダクションレベルは、基板構成上そうそう上がらない。

07308それをcx350バッファアンプにすれば((opa627+ada797)x多数+多数の音の悪い抵抗コンデンサ)の勝負になるから、間違いなく勝てる。その兆候は5bit Ring DACボード上のtp11とtp21のdcオフセット付きのノンバッファ信号を、ofc純銅コンデンサで引き抜いたら((opa627+ada797)x多数+多数の音の悪い抵抗コンデンサ)に圧勝した。この部分は芸術的感性が必要で純粋な数学力とは違い、我ら数学弱き人間にも勝ち目のチャンスはある。dcsデジタル演算の素晴らしさでopamp軍団でも相当に凄い音が出ているが、ここをofc純銅トロイダルトランスと古典管cx350にすれば、間違いなく音色は大幅にカイゼンされる。似たような例で過去に実証済み。マイナス面では分解能が脱落するかも知れないが、コルトレーンが強力になればそれでも良い。

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