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2019年7月27日 (土)

修理力学 日立精機マシニングセンタVK-45サーボアンプ修理2019

072712018年8月31日のエントリーから「日立精機と言いながらサーボアンプにdc電源にacサーボモータは山洋電気で、これで良かったのだろうか?ncマシンならば生命線と言えるサーボ技術が社内に無いとすればいずれは衰退する、などと考えながらx軸の修理したサーボアンプを組み込む。以前z軸も修理したことがあり、次はy軸だな。」の予言通り、7月18日にそのy軸が壊れた。仲間の加工屋さんから「1年問題なく稼働していたのに残念です!」とsosが入る。

07272「多忙で現場へ行けないからサーボアンプを送ってください」と依頼した。1980年後半の3次元マシニングセンターは30年以上が経過しており、部品の寿命がオーバーして壊滅するのがリライアビリティの計算からは出ているハズで、むしろ工作機械現場の悪環境で30年以上も持つのが日本の工作機械と電子機器の信頼性と、世界に誇れる。特に問題はスイッチングをしている部分で寿命が来易い。3相のacサーボモータは6個のアッパーアームとロアアームトランジスタで駆動する為、ゲート駆動回路がややっこしくて壊れ易い。

07273早速調査すると制御回路用の±15vスイッチング電源が完全に破壊していた。通常はアッパーアームとロアアームのゲート駆動にスイッチング4電源を搭載するのだが、技術力が無かったか?トランス4巻き線のリニア電源で対処し、ローテクは結果として長寿命となって、ハイテクだけでは時代を乗り切れない典型的な例をみた。

07278昔日立精機の副社長だった日本工作機械業界の重鎮h岡さんには恩義があり、亡くなられた今も時々思い出す。mトヨ宇都宮製作所から川崎の登戸のご自宅までクルマでお送りしている道中の会話で「あんぷおやじ君、nc3次元測定器では世界のカールツアイスを追い抜くんだ!」と夢を語られ、「戦後の焼け野原の川崎で、シンシナティミラクロンの大型加工機を徹底的にバラシて学び、日本の工作機械の原点を作った」と懐かしく昔話もされていた。その年齢になったわが身を振り返ると全くもって情けなく、反省しきり。供養とは時々こうして思い出すコトなんでしょう。亡くなられるまで働いて生涯現役を貫かれました。h岡先輩の残された日立精機マシニングセンタVK-45サーボアンプ修理は、当然リキが入ります。今から静岡市の現場へサーボアンプを持ち込み試運転です。果たして...

 

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