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2019年10月31日 (木)

量子力学 dcs Elgar DAコンバータ 5bit Ring DAC の解析 了

10311ファッションは決っていてラルフローレンにブルックス・ブラザース。ブルックスに至っては5番街の本店まで買い付けに行く始末だから、御殿場のアウトレットの出店はありがたい。ありがたくないのが交通ルールで、大体が自由人だからウイークディに出かける。すると中国のお客さんばかりで日本人は少ない。右側通行をしていると中国は左側通行だから常に鉢合わせをするが、余りにも多くて終いにはこっちが負ける。ラルフローレンのイタリアブランドが大バーゲンでブルゾン25万円が5万円で出ていた。しげしげ見ていると「イタリア製が売れないのはなぜでしょうか?」とハンサムな店員さんから声を掛けられた。聞き覚えのあるイントネーションは韓国人で、中国人の店員さんが多い中珍しい。「地味に凄いデザインはシロウトには分からないし、第一ポロマークが無いのはマズイ!」「なるほど...」貿易業務をしたくて日本で修行中と聞いた。お客さんも店員さんも日本人じゃあないから、ここは最早海外だ。

10312差動プローブを使い正相電流と逆相電流を重ね合わせて測定する。この差動プローブがクセモノで正確な波形を伝達出来ないものも多く、オーディオ使用時は注意が要る。yokogawaの701921はそれでも性能は良く、1/10レンジもあってオーディオには使いやすい。

10313電流電圧変換用の抵抗2kΩへ2本のプローブを接続する。gndが浮いたオシロスコープの測定はいやらしいから気をつけよう。


10314回路図ではこうなる。

10315先ずは逆相電流の測定をする。ご覧のように2個の電流はバランスしておらず、差動プローブのフルスケールゲイン調整がいる。アクティブプローブはこうゆう問題が付きまとう。

10316そこでプローブのチェンジをする。すると正相電流と逆相電流は完全バランスしていることが分かる。次にオフセットが残存しておりこれは前回エントリーの通り2.4maと確認しておく。

10317これを元にLTspiceシュミレータに掛けてみる。オフセットを加えて電圧電流変換回路でトランスを駆動してその結果を見る。

10318 見事にオフセット付が合成され出力される。これで良し!

10319呆気ない幕切れだが時間を掛けたからこそ、ここまで辿り着いたとも言える。bitデータラッチ出力の合成ポイントで回路を切断して電流を取り出しても成功したかどうかは定かでないし、基板破壊で後悔していたかも知れない。dcs Elgar DAコンバータ 5bit Ring DAC の解析はこれにて了とし、いよいよこのノウハウをdcsエルガー本体へ組み込む。

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2019年10月29日 (火)

量子力学 dcs Elgar DAコンバータ 5bit Ring DAC の解析 8

10291孫娘の絵が県立美術館に飾られたと嬉々として観に行った。この美術館に通ったのはロボットベンチャー時代で、海外からの来客にお見せするには品位の点でも丁度良く、また案内すると喜ばれた。それ以来だから20年も訪れていなかった。通路にある現代彫刻は草木に沈み込み、当初の奇異から周囲に馴染んでいる。孫のむこうのお爺さんはjazzミュージシャンでこっちの爺は油絵画家で、共通事項は売れないミュージシャンに売れない画家。そのdnaのせいか絵は上手いしピアノには”アジ”がある。小学2年のピアノ発表会(ジプシーの踊り:リヒナーhttps://www.youtube.com/watch?v=8D5pkqVl6S8 )何とピアノはスタインウエイのd274で恵まれているな~!

10292量子力学のdcs Elgar DAコンバータ 5bit Ring DAC の解析は8月から中断してしまい再開するが、全く動作せず青ざめる。中古の機材で固めている場合日々動作さていないとよくある話で、全く面倒だ。だから集中して一気に開発すべきだが、dcsのdacの改造は腰が重~い。

10293ソニーのデジタル出力付きで一番安価な中古はcdp-950で、先ずはcdの読めなくなった原因を探る。rf信号が弱くデータが読めないのが原因と見た。

10294先ずはピックアップについているレーザダイオードの出力電流を僅かに増やす方向で回す。これを無造作に増やすとレーザダイオードを破壊する。後はサーボ調整の各ボリュームをrf信号のレンジが十分に採れる最適値に調整する。画像のようなアイパターンが出たからもう安心。

10295次はdcsのデジタルバランス入力でここの端子が接触不良を起こしている。ここの洗浄で漸く元に戻り安堵した。さてスタート点に戻りトランスへ電流合成する為の調査を続ける。opampの2kΩの抵抗に全電流が流れ込むからここを見る。

10296電圧変換用の抵抗はrsで扱っている1%のイギリス製で音は別段良いと思わない。ここの抵抗の両端にオシロスコープのプローブを付ける。

10297先ずは画像のように流れ込み側を+として測定する。

10298 続いてプローブを逆接続して観測する。するとノイズが乗り電流出力でインピーダンスの高いことを示している。上の画像の反転も分かる。

10299更にtp12の出力波形も見ておく。オフセット値が大きくなっている。

102991最初の波形のオフセット値を正確に観測しておく。2kΩで+のmaxは5.68v、よって+2.84maとなり-のmaxは-4.72vで-2.36maとなる。オフセットは2.6maが0maだから+0.24ma、-0.24maで絶対値は同じ値だからこれでいける。このオフセット値を付けてLTspiceでシュミレーションすることと、差動プローブを使い正相と逆相の波形を重ね合わせて観測する。時間を空けたことで思慮深くなっており、よーし段々調子が出てきた。

 

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2019年10月27日 (日)

失敗力学 フィボクリスタル球体型cd用スタビライザと3相誘導電動機ダイレクト駆動ターンテーブル

10251振動力学の究極フィボクリスタル球体型cd用スタビライザに挑んだのだが見事に失敗した。重量は2kgを超えて非常識もはなはだしいが、これはサーボパワーを上げれば解決するし、起動時に手で回してやればどこぞのターンテーブルと同じで問題ない。失敗の理由は2つ。第1に芯が出ていない、これはアクリル球体の加工精度とその球体の底辺カットの精度が出ず、回転中心がずれた。第2にフィボクリスタルが遠心力で移動してしまい均等なる回転バランスがとれない。対策は全体に加工精度を上げて、ダイナミックバランスを測定しながら変芯対策をするしかない。

10271続いての失敗が無帰還力学の3相誘導電動機でダイレクト駆動ターンテーブルを作るの巻きで、名工ミルトさんからsosが入る。「モーターの軸受けが完成したので、モーターの回転testしました。ag1200出力、2~5hz、0.5v、1.0v。パワーアンプ出力電圧4.9v~10.0v、10.0v以上の電圧でアンプはクリップしモーターからはゴトゴト異音が出るのみで惰力を付けても回る気配なし!」う~ん、やってしまったか?

102723Φ200v2.2kwの3相誘導電動機はインダクタンスが低過ぎで大電流が流れてしまい動かない?これは当初から予測していた失敗でインダクを上げる手立てまで考えていた。そこでオシロを持って出向こうとすると「問題が分かった!」と言う。ロータの軸受けは上部にメタル、底部にスラストの水晶球、これでは電流を流したときに磁力で横方向へ引っ張られロータとステータが摺ってしまう、とゆうコトだった。ミルトさんは底部にもメタル軸受けを入れて3点支持として改良する。

10275この問題は6pを12pに巻き直せば解決する問題でもある。大型のモータに必要は慣性比であってパワーではない。モータ慣性を出来るだけ大きく取り負荷慣性の比率を小さくする、これがサーボシステムの鉄則で、ターンテーブルの殆どがこの基本を守っていない。巻き線変更をして余分な力を落とせば2点支持でも問題ない。

102743点支持は芯だしが難しくやりたがらない構造だが、大容量の3相誘導電動機ならばこの方法になってしまう。画像はアシュランドのヒステリシスシンクロナスモータで出力はせいぜい10w程度、emt927にしても数10w程度、l社のpd171はリラクタンストルク同期モータで5wにも満たない。ターンテーブル用のモータは総じて小出力で2点支持構造で問題なかった。この失敗は24極3相誘導電動機開発に大いに生かされ、力は出さないから2点支持でいける。

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2019年10月25日 (金)

古民家オーディオシステムプロジェクト2

10251_20191025032601神経質なamgはたまに動かさないと壊れてしまう恐れありで、時々新東名を走る。エンジンを5000rpmまで回してクリーニングするが、連続で回せる所もないし加速時にやる。v8のトルクで動く車の加速感は格別、但し直ぐに同乗の上司から待ったが掛かり80km走行となる。一度新静岡saを出て上りに回り、上り側saにあるタリーズでコーヒーの一服をする。ウイークディなど中国の旅行客だらけで、チョッとした海外旅行の気分が味わえる。jazz喫茶をやっているのだから自分の所の旨いコーヒーを飲めばよいが、たまには離れたい気分にもなるものだ。なんてこたあない、コーヒーを飲みながら3相誘導電動機の論文を夢中になって読んでいるのだから、結局何処でも同じなじゃあないか。

10252古民家オーディオシステムプロジェクトはamp研究会で各機器の改造整備をしている。主役のSound Lab electrostatic speaker A1は高電圧のトランス焼損でトランスを作り、ofc純銅オイルコンデンサは耐圧が持たず全部撤去する。貸し出しだから信頼性が一番になる。コック・クロフト・ウオルトン回路で10,000vを生成するが、コンデンサスピーカの場合はこのコンデンサが総べてて画期的に音が変わる。理想的には100v/5,000vの高電圧トランスを作り高電圧整流の高電圧ofc純銅オイルコンで10,000vを作ればコンデンサスピーカの次元は変わる。フライバック式もコック方式も止めて、柱上トランスの6,000v/100vの中古を買い(ヤフオクに出ている、東芝変圧器6,600v60hz50kva、現在4,000円!)逆接続で作れば面白い?

10253次はカウンターポイントsa3.1の復元になる。丸印のボリュームはアーレンブラッドレイのカーボンボリュームのワイパーを金箔に替えてあり最高の音質だが、やたらとグルグル回す訳にはいかず、ここは巻き線方の多回転ポテンショメータに交換する。

10254続いてパワーアンプは実績のあるアムクロンce2000txになるが、これはバラバラになっているので再組み立ての必要がある。実は放熱器をofc純銅板を準備してありコレクタ相当にもなるから、音質カイゼンの切り札に!と思ったが所詮半金属のシリコンでは音色カイゼンはたいしたことはないので止めた。しかし音の悪い部品は全部撤去してofc純銅部品を多用してあるから、音色ではパフォーマンスの上を行く。

10255カウンターポイントsa3.1に戻る。改造当時の最高の音質コンデンサをベタベタ貼り付けてありアンプ内部はご覧のごった返し。sa3.1の回路は相当に変わっていてグリッド負バイアスはグリッドリーク式採用で、カップリングコンデンサの数は半端じゃあない。そこはクラリティキャップの高級品を使い、イコライザは製造中止となったカルダステフロンコンデンサを使っている。このテフロンは高額の割りにたいしたことはなく、いっぺんでテフロンが嫌いになった。

10256sa3.1の電源はofc純銅トロイダルトランスまで貸し出す訳にはいかないので、その昔やったモンスター電源の復元となる。プリアンプ電源のコツは完全アイソレーションを狙うことで、画像のユニオン電機のアイソレーショントランスは物理的に1次コイルと2次コイルが分離されてパーフェクト、これでも完璧ではないがだいぶハムは減る。

10257しんがりはアイソレーション電源トランスで、自作により大量に余ったトランスを投入する。ここがクセモノで市販の高額品はかなり怪しい。画像のトランスはユニオンほど1次2次分離は良くないが、これでもカットコアへ重ね巻きしたものより分離はよろしい。余談だが、音の良いアイソレーショントランスを作るならばofc純銅トロイダルトランスの平面対向巻きが最高だが、どこのメーカでも作っていないから、上画像のユニオン電機へ依頼してこの構造にofc純銅ポリウレタン線を巻いてもらえば、良い音が出せる。

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2019年10月23日 (水)

骨董力学 さらばorcad(オアキャド)!了

10231イタリアへ行ってから絵画の概念がガラリと変わった。ダリからミケランジェロからダ・ヴィンチからカラバッジオへと辿り着いた。カラバッジオのバロック期は背景に暗闇が多く、光る白を表現するために周りを暗くして単なる白に光を与えた。また肖像画等は背景を暗くすることで彫りの深い人間像が表現できた。上手さからすればホキ美術館のスーパーリアリズムの方がよっぽど凄いが、上手さと芸術性には直接的でないところも難しい。jazzオーディオの表現もまた同じで、ハイレゾで繊細緻密は現代のスーパーリアリズムに通ずる所もありだが、インパルス時代のコルトレーンを上手く表現するにはとかく繊細緻密になりがちを、1950年代の彫りの深い音、即ちカラバッジオ風に出さなければならない。

10232さてcadlus designの回路cadを掘り下げて理解しようとしている。ネットリスト出力とコマンドすると、abc.netが出力される。これを開くとバイナリデータで読めない。

10233もう1つ似たようなファイルの存在を見つけた。xxx.nxtでこれはアスキーデータで読める。なんだい結局ネットリストは読めるのではないか!


10234続いてパーツリストも打ち出してみる。これも問題ない。


 

10235念のためプリントで出力されるデータとnxtデータを比較した。若干違いがありnxtデータにすべきでしょう。


10236こうなればマイコンピュータでも読めるはずで読んでみた。wordpadで全く問題なくネットリストは読めた。前エントリーのようなアホなコトは必要なかった。

10237又しても念のため、フューチャーネットリストと比較するとなんとも弱体で、これをフォーマット変換出来るのだろうか?もっともタダcadの汎用性を追及しただけで、cadlusを無償で提供する基板グループ会社へ発注するのだから、全く問題ないはずだ。

10238回路図も出してみたがこれもwindowsの支配下だから自在にプリント出来てよろしい。ここ1ヶ月位はソフトウエア開発環境と回路cadとパソコン整備に明け暮れたが、もうお終いで後は業務として淡々と出来る。これで富士宮k工業の新加工技術開発にも対応できるし、名工ミルトさんの先行している無帰還力学3相誘導電動機ダイレクト駆動ターンテーブルを作る巻きも順調に進むだろう。そして何よりも8月以来の量子力学dcs Elgar DAコンバータ 5bit Ring DAC の解析へ戻らねばならない。

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2019年10月21日 (月)

骨董力学 さらばorcad(オアキャド)!

10211xラグビーは負けてしまった。勝ち負けに関係なくプレイが美しくないと感動は減り、南アフリカのハーフには幻滅した。ネルソン・マンデラさんの遺志を継いだスプリングボクスを尊敬してファンだったが...そのラグビーの重要な要素にゲインがある。オーディオもゲインに支配されて同じなのだが、さぼてんおやじは日々サボテンの生長と共にあるから、自然界のゲインほど素晴らしいものはないと実感している。画像はOpuntia echios var gigantea (ガラパゴスウチワサボテン)の貴重なオリジナル実生株の接木苗で、超ハイゲインで元の苗より大きな新芽がどんどん生長している。ゲインの源は太陽であり、土であり、水である。この自然界のゲイン3要素で5年も経てば、この貴重なオリジナル苗が日本全国へ届けられる。自然界の偉大なるゲインの法則に、ただ脱帽!

10213今更ながらプリント基板の開発をやらねばならない状況に、引退組みとしたら又しても面倒を、となる。フューチャーネットさえ出れば基板は作れるので、骨董力学のmsdosのorcadを長年問題なく使っていた。しかし画像のpc9821ndノートパソコンが殆ど半身不随でピンチとなり暗雲漂う。このdos orcadに拘る理由はライブラリーを膨大に作ってあり、作図環境が整っているからに過ぎず使い勝手は悪い。

10214図面はa3サイズにしか出図できないし、1枚打ち出すのに2分も掛かり、プリンター自身も壊れたらお終いの様相を呈しており、やせ我慢が続いていた。実は過去に何度となくwindowsのorcadへ切り替えようと試みたが、都度挫折していた。

10215今回遂に重い腰を上げた。それが引退した後とは皮肉なものだ。windows版の有料cadは何十万円単位で沢山あり、しかしこれに最早投資は出来ないが、タダcadも案外多く登場して調べてみた。基板cadはどちらかと言うとパターン設計に重きを置いているようで、我等は回路cadだけで回路図を書き、ネットリストと部品表が作れ、概略の外形ができればお終い。

10212 調査結果「回路設計CAD CADLUS Circuit」がいけそうとなった。まだ調査中で詳しくは分からないがプリント基板屋さんと結託しており、ネットリストが他社ネットでは動作せず、cadlus netのみで結局はヒモ付きになる仕掛けなのでしょう。それならばと基板設計費と基板製作代を調べると、量産には不向きだが非量産のロット10枚程度ならば全く問題ない、と判断した。

10216そこで暇な時にライブラリーを作ることにした。なんだかorcadを見ているようで、回路cadの原点はorcadなのか?ライブラリーの作り方はcad的でオペレーションは一見便利風?なのだが手間はdos cadと大差ないようにも思える。手始めにsh7145を作っている。まあ実際に作業が始まったときに本格的に作ろう。まあ

10217しっこくネットリストを追っかけてみた。データとして取り出せるのがnetオブジェクトでコード化されて読めない。見えるネットリストは絶対にデータとして取り出せない仕組みで、なるほどヒモ付きだ~!もっとも何十万円も支払い本物を購入すればどんな形式のネットも出せる。タダとはげに恐ろしいものよ。

10218更にしっこさが取り柄なのでネット抽出に挑んだ。cadlusのnet出力でwindowが開き、ネットリストを見せてプリントアウトできるようにしてある。ここでプリントをpdfファイル作成とする。

10219するとご覧のように見事にpdfファイル化される。これをコピペでmaifsエディタに貼り付けてネットリスト抽出成功!但しこのフォーマットが他社で通用するかは今後の調査が必要になる。まあ、ネット間フォーマット変換ソフトも基板屋では持っているでしょうから問題ないはず。オーディオもロボットもすべからく泥縄式で、泥棒をトッ捕まえてから縄(ネット)をなう。このネットリストと音との間には深~い溝があり、直接は繋がっていない。そこが現代デジタルオーディオの摩訶不思議で、ネットリストが音を出しているから深~く考えないと良い音は出ない。

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2019年10月19日 (土)

骨董力学 windows xpノートパソコンの献身

10191x骨董力学と言えば過去のロボット制御装置で、画像の大きい方が1984年開発の4軸dcサーボロボット制御装置になり、追加画像の小さい方は1994年開発の2軸acサーボロボット制御装置(4軸は同サイズの2軸を追加、グッドデザイン賞受賞)になる。この10年間の進化は大きさに現れ、とてつもないものがある。日本の産業界の進化は半導体の進化そのもので、あらゆる分野の集積度が上がり超小型へと形態を変えた。それらのもっとも大きな産物は価格が暴落したことで、利益が減り自分で自分の首を絞めた。時代はある程度の大きさを保ち、空気を売る程度の余裕があってしかるべきなのだ。スマホなんか空気を売る空間が全く無いほどギュウギュウ詰めで利益が減ったから、ソフトや通信費でお足を集めている。自分たちもやってきたから良く分かるが、時代の余裕度とは製品に含まれる空気の量にあるようだ。

10193マイクロソフト社はファンであるボーランド社をいじめたから嫌いだ。1990年には相棒の天才ソフトマンと嬉々としてサンノゼ南のスコッツバレーのボーランド本社を訪問し、懐かしくも楽しい思い出がある。そのマイクロソフト社はwindows xpパソコンのサポートを止めて久しく、最近はwindows7のサポートも止めるとパソコン雀達が騒いでいる。だがね、嫌いなマクロソフト社の最大の功績(当社比)はwindows xpのサポートを止めたことで、巷には大量の骨董品xpパソコンが氾濫している。何とかオークションでは2万円も出せば上物、1万円で運が良ければ上物のxpノートパソコンが買える。

10194xpノートパソコンを手に入れたら先ずは大掃除で、余分なソフトを落としクリーンナップをして最適化をする。中古パソコンは前持ち主のマニア度に影響され、大掃除に1時間も掛かったりする。次に本命のイエローソフトのwindows統合開発環境をインストールし、続いてエディタのmifsをインストールする。更に3相誘導電動機のサイン波テーブルを作るためにexcelもインストールする。これで開発用のxpノートパソコンは整う。プログラム.asmをエディタで打って、イエローでコンパイルのリンクでオブジェクトを作り、ターゲットのsh7145へロードすればイエロースコープが大活躍でデバックが出来る。この時間の速さたるやf1並みで、これ以上の高速はかえって邪魔になる。使い方が単純なせいか、妖しい挙動も無いしバグモドキも出ないし100%完璧に動くxpノートパソコンの献身に感謝で、嫌いなマイクロソフト社もまあいいか?

10198xpノートパソコンはどこの銘柄でも良い、とゆう訳にはいかず富士通としている。理由はロボットベンチャー黎明期、あの名機fm8をfaの現場へ業界で初めて投入に成功した実績を持ち、相棒の天才ソフトマンが富士通系出身であり、さらに最初の画像の大きな4軸dcサーボロボット制御装置には富士通のバブルメモリを使っており、これの開発でトラブッた時、困り果てて中原の富士通へ深夜駆け込んだらエンジニアが暖かく対応してくれた感謝にあり、更に工場を歩いていると歴史のアムダール事務所を見つけて日本のコンピュータの原点を目撃し、師と仰ぐコンピュータの祖、池田敏雄さんに繋がり、富士通のfmしかない!と決めている。

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2019年10月17日 (木)

無帰還力学 3相誘導電動機でダイレクト駆動ターンテーブルを作る13

10171無帰還力学の3相誘導電動機でダイレクト駆動ターンテーブルを実現して美しく回すには、美しい3相のサイン波を作る必要がある。3相のサイン波発生の手法は色々あるが美しさと正確さからソフトウエアで作るのが一番よろしい。ソフトウエアが無理な場合は市販の音の良いdaコンバータを使うことで、dcsのエルガーがベストに思う。cdへsain波とcos波を44.1khzで書き込んで2ch出力として、w相=/u相+/v相と合成する。それをviolaのブラボー2台を使い3相誘導電動機を回す。あんぷおやじ流儀は市販のdaコンバータやハイエンドアンプも使えるところで面白くなる。我等は安上がりのソフトウエアを駆使して作る。

10172超高速参勤交代ではなくて超高速電流制御はcpuがsh7084であれば200khzも出せるが、テストはsh7145の40mhzだから100khzに止める。名工ミルトさんに譲った3相誘導電動機は3Φ200v2.2kwの6pで今回は巻き直しはしないから、6pのまま回す。6pは1機械角に対して3電気角になるから駆動周波数を割り出す。33.3333333/60=0.5555555555rpsでx3電気角は1.666666666667hzとなり、時間軸は0.6secで画像の矢印の範囲が1電気角となる。

101733Φ誘導電動機2.2kw6pのサインテーブルを作ろう。以下の内容は2014年mj(無線と実験)発刊のオーディオ音質改善100にも書いた内容に同じ。ここからがexcelの登場で、この科学技術表計算ソフトは凄過ぎで使いこなせないし、サーボシュミレータなども作れる。3相誘導電動機は2次元テーブルになり、今回はテンポラリーだから縦軸10bit、横軸0.6degで作る。sin関数を使って0.6度毎に10bitの整数値を計算させる。

10174次にこれを数値だけの羅列csvフォーマットに落とす。いきなり16進数の落とす方法もあるのでしょうが、その昔長男にcsv-hex変換ソフトを作ってもらい、もう20年もこれを使っている。それが別ウインドウの変換ソフト。

1017516進(hex)に変換されたサインテーブルはいきなりsh7145のデータテーブルになるからコピペで100khz電流制御ソフトのテーブル定義文に書けば良い。csv-hex変換ソフトにはそのまんま変換の0deg~180degと、負変換の180deg~360degを一気にやってくれる。ですから通常は0deg~180degのテーブルさえ作れば良い。0degにsintblのラベルを付けてここから参照させる。負の場合もあるのでnsintblのラベルも付けておき、逆転時はここから参照させる。

10176u相のサイン波はこうして発生させ、v相w相はu相に対して120degづつ進めるから、それのアブソ値を加算してサインテーブルを参照するだけ。このサインテーブル参照値がiqaの電流指令値で、これに電流検出値と比例演算させてゲインを持たせ電流制御をする。だからアンプは電流駆動アンプになる。当然比例だけはオフセットも持つが目標値が交流では積分できないためi項は使えず、必然的に超高速電流制御となる。

101791xxexcelから始まって一連の作業をすることで、美しい3相サイン波の発生ができる。これをハードウエアでやろうとしたら精度の点からも回路の難度の点からも無理で、マイクロコンピュータを使ったdaコンバートする方式に必然的になる。「メシを食うためのソフトはもう嫌や!」と決めて久しいが、良い音のためならばと勝手に体が動き、なんだい案外ソフトウエアも好きだったのか...

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2019年10月15日 (火)

骨董力学 necノートパソコンpc9821ndのorcad救済

10151現代オーディオで避けて通れないのがマイクロコンピュータ(cpu,fpga,dsp)で、ソフトウエアとハードウエアの両方の知識を必要とする。更に従来の回路技術に運動力学にコンストラクション工学に...と複合技術体でかなり難しい。モータ屋さんとの付き合いは長く、日本の主だったモータ設計者でオーディオ好きには未だ会っていないし、denonのdsp設計者でオーディオ好きも見たことはなかった。要するに専門職はその道は好きだが複合技術を満遍なくやろうなどとは思わない。ここが複合技術体の問題点で、今後優れたオーディオ製品を開発するならば、広い範囲の複合技術を持ったエンジニアが採用できた企業が抜きん出ることになる。前回までは主にソフトウエアの話だったが、今回は複合技術の内のハードウエアで回路cadのお話です。

10152先日のamp研究会ではいよいよ動き始めた3相誘導電動機ダイレクト駆動ターンテーブルのソフトウエアを見てもらいながら、ハードウエア基板の説明をした。名工ミルトさんに基板を引き渡すにしても回路図が要る。その回路図はorcadで描かれており、今時は珍しいdoscadで30年も前のシロモノになる。そのorcadの動くパソコンはpc9821ndでやはり同様に骨董品、おまけに電源が壊れて動かない。そこでミルトさんに電源を修理してもらう。他にも満身創痍でカラー液晶パネルも割れてしまい、殆ど読み取れず外部crtの段取りもしておった。電源さえ直れば大丈夫と思っていたのだが...

10153amp研究会終了後orcadの整理をしようとpc9821ndの電源を入れるも、チーチーしてハードディスク読み取りエラーが出てしまい、青ざめる。ここでデータが壊れてしまえば万事休す。多分電源の破壊で中途半端な電圧が加わり、ハードディスクに何らかのダメージを与えているの違いない。 気持ちは諦めだったが、勝手に手が動きハードディスクを取り出し分解して清掃、分解したままパソコンへ装着、活を入れるとシークし始めたではないか。

10154慌てて3.5インチfddへデ-タを避難させxp開発パソコンへ確保した。windowsのorcadを購入して再起を計れば勿論良いが、今更新規の投資も出来ないし、第一dos、orcad財産の膨大なライブラリーをwindows用で作り直すなど、本末転倒になる。開発用xpパソコンに避難させておけば、pc9801の骨董品を入手して復元できる。その量たるや膨大でfddは10数枚に上り、fddフォーマットからコピーの繰り返しに夢中になってしまった。おかげでスコットランド戦はリアルタイムで見ることが出来ず、録画鑑賞を深夜にやった。ラグビーにおける試合進行はレフリーに負うところも大きい。今回のレフリーは危険プレイも案外イエローもレッドも出さない感じがした。圧巻は後半の70分からで、10分間の攻防は見ごたえ十分で名勝負に思えた。

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2019年10月13日 (日)

悪戦苦闘力学 イエロースコープ復活なるか?了

10121L&Fからイエローのwindows統合開発環境システムyellowideの最新バージョンが送られてきた。以前のv6.5と何が変わったかは分からないが、なんせ許可ファイルが含まれておりこれで全てが動く。当たり前かもしれないが、ピンチの要請に対してL&Fの対応が素早くて好印象を持った。何よりも喜ばしいのは、この貧者の核が現在でも健全であること。最初の登録が1999年9月だから、今年で丁度20年目に当たる。ロボットモーション制御の縁の下の力持ちは電流制御で、ここだけは誰に頼んでも超高速にならず長年テクノストレスを抱えていた。自分でソフトウエアを書くようになってからどんどん高速化が進み、ようやくテクノストレスから開放された。最初は1999年の16bitのh8-300hで、何と3khzしか速度が出なかった。それが2010年のl社ターンテーブル開発時には、sh7084の32bit,riscチップをアセンブラで動作させて、200khzと世界最速まで上がった。この間のゲインは何と60倍にも及ぶ。

10122もう一方の問題点はxpのパソコンにはrs232cの通信回線が付いていないことで、usbで対処しなくてはならない。ここが次なる関門で、10年以上前のusb-rs232c変換ケーブルを使いsh7145のモニタプログラムをcpuボードへ書くが、転送は問題ないがxp側の受信にしくじり、たまにしか書けない。そこで現代変換ケーブルを調べたら、中華製だが1,000円チョイでamazonにあり半信半疑で手配する。これがxpパソコンに見事にマッチして完璧に動いた。すぐさま何本か手配した。現状ではダイナbookとfmノートとdellのスタンドアロン機の3台が開発環境を手に入れた。

10123イエローのwindows統合開発環境システムにおいて一番重要はターゲットcpuへ書き込むモニタromプログラムで、shcpuのごく一部しか提供されないから自力で作るしかない。これが結構面倒で、高速cpuはタイミングをミスり易いからnopを埋め込んだりさまざまな技を使う。現状ではsh7145、7084、7083、7286、7125など数種類を作った。7125などはシングルチップだからromベースのデバックモニタとなる。

10124何年か振りにデバッカのイエロースコープが完璧に動いた。ここまでくれば完全復活で、後は記憶のリハビリ(操作などすっかり忘れてしまった)をやれば良い。始めてみると、これは体が覚えており勝手に手が動く。ブレークポイントはf9でステップはf11、ブレークポイントでプログラムを止めてレジスタの内容を読み、デバック実行で次のブレークポイントへ。

10125sh7145のtwincpuボードは2枚あり、2枚とも動作した。このボードは3chの16bit,ad,daコンバータ内臓の優れもので、直ぐに3相サイン波の発生が出来る。cpuクロックは10mhzの水晶で内部で4倍の40mhzにしている。この10mhzは外部に端子を出し、ESOTERICのクロックジェネレーターのG-01(価格1,417,500円)を接続する。ターンテーブルの時間軸もこれで整然とされて、指揮者アンセルメが2人居るようなレコード再生となる。

10126そうなれば早速3相誘導電動機ダイレクト駆動ターンテーブルを作るの巻きの、動作テストのソフトウエアを作る。サイン波発生テーブルは商売柄何本も作ってあり、縦横の2次元分解能がモータにマッチしたテーブルを選ぶ。今回は急ぎテストだから縦10bit横1度のテーブルとした。

10127本番では縦16bit横0.1度の2次元テーブルを使う。ソフトウエアはライブラリープログラムが膨大に作ってあり、テストプログラム程度ならばかき集めて編集すればお終い。3相サイン波を発生させて3相誘導電動機を動かすためのソフトは1日で完成した。勿論記述言語はアセンブラになる。その昔ルネサスから「sh,cpuをc言語でなくてアセンブラ言語で書くなどホンマかいね?」と、わざわざ訪ねてくれたcpu開発者が居た。そのルネサスも段々日立から遠くになりにけりだ。これにてソフトウエアの開発環境は完全に復活し、jazzオーディオにshマイクロコンピュータの投入が自由に行える。

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2019年10月11日 (金)

無帰還力学 3相誘導電動機でダイレクト駆動ターンテーブルを作る12

10117 ロータスロットのコイルに銅の製品を見つけた。桐生の石田製作所で「IMモータ(インダクションモータ)の高効率を目指し、効率が平均2~3%アップする」とある。この2~3%を侮らない方がいい。pvインバータの高効率化では0.1%刻みの改良が続き、2~3%なんか夢のような値になる。テクノロジーが進化した現代は高効率化が余す所なく進み、同じ仕組みの改良であれば、0.1%単位の改良の積み重ねになる。よって方式をガラリと変える発明の出現が待たれる。

10116こちらが従来のアルミコイルで殆ど全部この方式になる。銀、銅、金、アルミとくるから比抵抗の順番で効率は上がる。よって銀コイルが一番効率は上がるが高価になるから実現は難しい。銀線に凝っていた時代ならばΦ6mmの6n純銀棒でコイルを作っていたと思う。銅とアルミとなればスピーカのボイスコイルの線材で、銅とアルミの音色差が分からないオーディオシステムでは何をか言わんやで、アルニコとフェライトの磁石比のレベルではない。よって3相誘導電動機でダイレクト駆動ターンテーブルを作るの巻きでは、ロータコイルはofc純銅とする。

10111引用:かご型誘導電動機のスロット数組み合せによる電磁振動の実験的考察(廣塚氏、坪井氏等)スキューの計算式が見つかった。出来てしまえば当たり前だがロータの電流コイルを斜めにしてしまうなど大発明で、一体だれが発明したのだろうか?

10112ここで大幅に方針が変わる。στ=1はスロットピッチとスキューの角度変換した距離が一致する場合で、一応電磁振動に対して最低値を示している。グラフから分かるように、具合の悪いスロット数37においても全く問題ないレベルまで振動は押さえ込まれる。正直この論文はスキューを掛けない場合は大いに電磁振動は発生するが、スキューを掛ければ何でも良い!を示しており、苦労して読んだがはなっからスキューを掛ける前提で動いているから、意味を成さなくなってしまった。もっとも知らないことが分かったのだから、良しとしよう。

10113そこで現状モータの実態をしらべてみた。スキューピッチは7.5mm。

10114ロータ寸法は80mmと分かる。


10115それを元に作図してみた。στは1.6と1を超えておりスキュー角度8度台では電磁振動の心配は必要ない。

10118そこで「ステータスロット数72、ロータスロット数78」から全く同数のロータ72スロットにした。これで加工も製作もスッキリした。3相誘導電動機は枯れた存在で、深く考えずに付き合えばたいしたことはないが、深く付き合うと底なし沼を見ることになる。これだけ有限要素解析、磁気解析が進んでも音の悪いダイレクトドライブのモータしか出来ない現実は、一体何なんだろうか?

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2019年10月 9日 (水)

悪戦苦闘力学 イエロースコープ復活なるか?

10091自宅からお店までの距離1km弱、日に3往復はしている。5Lのamgを運転するには道路が狭く、必然的に歩く方を選ぶ。ただ真夜中に歩くと不審者扱いになるので注意しなければならない。その中間地点に田んぼがある。ここ3年くらいは農家の方も放置してしまい、雑草の生い茂るジャングルと化した。イエロースコープのトラブルでイエローが頭を離れず歩いていると、黄色い花が行く手を阻む。その黄色い花は外来植物のセイタカアワダチ草で、田んぼで土が肥えていたせいか?高さは3mにも達する。ワシントン条約の侵略的外来植物にも上げられている通り、強烈に強い雑草族。同じ侵略的外来植物のレッテルが貼られたオプンチアのウルガリスもストリクタも、セイタカアワダチ草から比べたら可愛いものだ。ここまではなんともないが、次がなんともある。先日の強風と雨で3mのセイタカが道路まで倒れてしまい、狭くなった。田んぼの持ち主も管理は出来ないのか、放置が続き歩きの邪魔になる。それと邪魔だからといって勝手に刈るのもマズイらしい。「雑草のように強く」と言うが、人様に迷惑を掛けるような強さは大いに困る。

100923相誘導電動機でダイレクト駆動ターンテーブルを作るの巻きも、エディタのmifsとイエロースコープが動かないと何も出来ない。そもそも開発主役のエイサーのノートパソコンが壊れてからケチの付き始めで、開発環境が崩壊状態になってしまった。先ずは30年も使い続けているエディタのmaifsで、パソコン苦手は右往左往しながら何とかエディット出来るまでにした。東芝の古いダイナbookのwin2000に動くソフトがあり、これをxpノートとタワーの2台へ移殖して、無事動作した。

10093続いて貧者の核たるイエローソフトのyideを古いダイナbookから、xpノートとタワーの2台へコピーした。貧者の核たる所以はイエローソフトの開発環境が高々6万円で購入できることにあり、日立のSD300で1500万円、インテルMDSで数百万円と高価で且つイエロースコープより機能は低い。さて本題に戻り、ソフトウエアを統一しようと元々入っていたyideを消してコピーしたため全く動かなくなってしまい、とんでもない失態をした。

10094こっちも同様に動かなくなってしまった。動いているのはダイナbookだけで、理由はソフトウエア使用許可ファイルのcdディスクが行方不明で、これを読み込ませないと動かない仕組み。ダイナbookは手付かずで許可が下りている。問題はイエローソフト社で、だいぶ前に廃業してしまった。イエローの中澤さんにはソフトウエア素人を随分と助けていただいて、感謝でありました。

10095調べるとL&Fでイエローを引き継いでいることが分かり問い合わをしている。L&Fはイエローの時代からH8のボードなんかを作っていたから、社名は承知していた。L&Fからamp工房クラフトロニクスの登録ありと、idまで送られてきてホッとした。登録は16bitのh8と32bitのshの両方あった。今更300hでも無いがsh7145など既にディスコン状態で、市販の在庫から購入することになる。l社のpd171は200khzの電流制御で、ターンテーブルでは世界最速を誇るがコマーシャルには登場しない。そのcpuはsh7286で、100mhzの動作が可能なsh-2aコア搭載のハイエンドプロセッサで、現在でも遜色ない性能だから、これが良いのかも知れない。

10096正確には2013年からソフト開発は停止しているから6年間のブランクがあり、いささか戸惑い気味。無帰還力学の3相誘導電動機ダイレクト駆動ターンテーブルを開発する上では、ソフトウエアとハードウエアの開発環境が必須となるため老体鞭打っている。ソフトウエア開発は覚えることが多く面倒で重い腰は上がらないが、レコードで今まで聴いたことの無い音が出せるとなればやるしかない。3相誘導電動機ダイレクト駆動ターンテーブルのすべりs制御はl社の上をいき、世界最速の256khzに挑みハイレゾの192khzよりも上にしてしまおう!

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2019年10月 7日 (月)

古民家オーディオシステムプロジェクト1

10070清水区の山間部、両河内の奥に「特養」の施設がある。風光明媚とは良く言ったもので、たまらなく空気が綺麗で暗騒音も低く、つい心が穏やかになる。そこの館長は家人の元上司でamp工房を訪れ、「レコードの良い音が聴きたいのですが...」と度々相談にみえた。そこでamp研究会のメンバーの声を掛けたら全員が積極的に「ようがす、やりやしょう!」と賛同してくれた。なんてこたあない殺し文句があり、「いずれ特養にお世話になるのだろうから、その時に自らが手がけたオーディオがあり、良い音が出ていたならば一番ありがたいはずだ!」でありました。全員でどうゆう設置場所か見学に行く予定が、とりあえず様子見で家人と2人で出かけた。

10076見てびっくり、古民家を移築したようなとてつもない太い梁が縦横に走り、ご丁寧に配線は碍子引きしている。縦横10mはあるでしょうから60畳以上はあると思える空間で、素晴らしい。天井も高く音響的にはややライブな空間だが、音はあっちこっちから漏れ逃げるから音が篭るようなコトはない。クラシック好きの館長ご自身も、入居者の皆さんもホッと安らぐ音楽をこの空間で聴きたいのでしょう。そこで無理難題の気持ちがムラムラと沸き起こる。

10071又しても余計なことを...「館長、この空間を妙なる音で満たそうと幾らお代を掛けても無理です、amp工房に高さ2mの巨大なスピーカがあります、お貸ししましょう!」と言ってしまった。珍しく無謀には反対の家人も賛同している。altecのようなゴリゴリ音ではないSound Lab electrostatic speaker A1が、ここに一番適しているように見えた。ofc純銅オイルコンデンサのパンクで幻の音となってしまい現在は放置してあり、どうせ遊んでいるのだから役に立つべきだ。

10073Sound Lab electrostatic speaker A1が登場となれば貸出機はイモズル状態。パワーアンプはアムクロンのce2000txとしてプリアンプとイコライザアンプはカウンターポイントのsa3.1となる。カウンターポイントは解体して部品取り間近だったグズグズしていて良かった。レコードプレーヤは名工ミルトさんに貸し出しをお願いしよう。

10072cdpは流石にどうにもならないので1台上物を購入する。これはソニーの337esdで決まり。daコンバータはアキュフェーズのdc-81lを場合によっては貸し出す。カートリッジは可もなし不可もなしの、denon dl103にする。トランスもまあまあその程度を調達する。

10075電源配線は20m近くは引っ張るのでΦ2mmの2芯ケーブルとして、手元に電源ブレーカを置く。その先から水晶粒防振カルダスケーブルとし電源アイソレーショントランスを何個か入れる。その他のケーブルは市販品のケーブルに詳しいパーカショニストのnakaさんからアドバイスをもらって決めよう。水晶粒は概略200kgくらいは必要になる。amp工房では出来なかったSound Lab electrostatic speaker A1のスピーカベースを作り、水晶粒を充填して防振構造をとる。こうしてカルダスケーブルなど予算の関係で使えない部分の補いをする。とゆう訳で又しても面倒を引き受けてしまうが、この期に及んでは義務感ではなく遊びの気持ちでやれば楽しくなる。

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2019年10月 5日 (土)

オリジナル盤力学 パブロ・カザルス J・Sバッハ:無伴奏チェロ組曲考

10051フラメンコギターの名手マニタス・デ・プラタはスペイン出身とばかり思っていた。40年も経ってフランス南部出身と分かったが、何れにせよロマ族(ジプシー)だからスペインに同じ。そのギターのボディへ思わずサインしたのがパブロ・ピカソで、ゲルニカにやられた。おなじ名前のパブロ・カザルスはJ・Sバッファの無伴奏チェロ組曲の楽譜を再評価し、不朽の名作を誕生させた。カザルスは1961年にはホワイトハウスに招かれてケネディの前で演奏した。そのケネディは1963年に暗殺されてしまい、いつかはダラスへ墓参に行こうと思った。1999年、ダラスのあの図書館ビルのオズワルドが撃った窓と道路を夢中で写真撮影したが、フィルムが入っておらず又しても振り出しへ。スペインには偉大な作曲家のファリャが居る、プラド美術館へ行けば分かるが偉大な画家ベラスケスにゴヤ、カタルーニャへ行けばシュルレアリズムのダリに偉大な建築家のガウディ、良くぞ天才達が集まったものだ。参考までに、画像はプラド美術館のベラスケスの間です。今回はパブロ・カザルスのJ・Sバッハ:無伴奏チェロ組曲考です。

10052ケネディフリークはカザルスの鳥の歌がホワイトハウスで演奏されたのを知ったから、J・Sバッは無伴奏チェロ組曲を聴こうと決めた。よってjazzの聴き始めと同じくらい古い。画像は東芝emiのものでレコードも2回購入し、cdも同様に2回購入した。いつの時代も東芝はキンキンカンカンして、誰かの論評には「カザルス用のゴフリラは小さめのチェロで高音より」等と出てきたものだから、このキンキンカンカンが正当的と思わざる得なかった。特にダメはcelloのパフォーマンスと銀線で、キンキンカンカンが土管のように拡大して遂には封印してしまった。それがですよ、最近のトランスだけ古典管アンプシステムではキンキンカンカンが陰を潜め、カザルスの出したであろう音色が何となく見えてきた。これは事件でパブロ・カザルスのJ・Sバッファ:無伴奏チェロ組曲の研究は一気に進む。

10056次はNaxos盤で東芝emiのキンキンカンカンよりだいぶ良いが、評判の割にこの程度かと誰かにやってしまったらしい。今回再度聴いてみようと必死で探すが見当たらない。良くある話で誰かにやってしまったなどつい忘れて、あっちこっち家捜しする。naxos盤の段階でパブロ・カザルスのJ・Sバッハ:無伴奏チェロ組曲は、もう無理と諦めてしまった。

10053次は番外編です。先月のk工業会議では座長をm氏が務め、s電気製作所のs元部長にk工業m部長の息子さん、実直真面目なk氏にあんぷおやじで37年前の会議の再現となり、まるでタイムスリップしたかのようだった。m氏が昼休みに中古のレコードcdのバーゲンに案内してくれた。そこで見つけたのはカザルスではないが、現代チェロの名手ダヴィット・ゲリンガスのJ・Sバッファ:無伴奏チェロ組曲は、カラフルでチェロに色が付いた。

10054現代は全く良い社会でネットを検索すれば価値ある情報も全くデタラメな情報もゴマンと出てくる。そこから価値ある情報をこし取るのも腕のうち。パブロ・カザルスのJ・Sバッハ:無伴奏チェロ組曲のSP録音のオーパス蔵による復刻盤とゆうカテゴリーが登場した。もっともクラシックの連中は常識の範疇でしょうが、こっちにしてみればチョッとした事件なのだ。何が事件かって?著作権の問題、そもそもこのSP録音のオーパス蔵による復刻盤は勝手に作って良いのだろうか?そこで著作権法を調べると「レコード製作者の権利:音の最初の固定時 発行の翌年から50年、(不発行の場合は、音の最初の固定時から50年)」と出てきてたまげた。パブロ・カザルスのJ・Sバッハ:無伴奏チェロ組曲のsp盤発行は1936年~1939年となっており、何と80年も経っているから問題ない。またこの法律を70年に延長しようとした動きもあるがそれにも当て嵌まらない。音はようやくチェロらしい音になり、ゴフリラってこんなに優しい音が出るのだ。

10055しんがりはもっとも原始的でオリジナルsp盤を再生しad変換してcdrへ焼いている。このダイレクト・トランスファー・シリーズのマスタリングシステムは、少々sp盤の再生には向いていないような気がする。「ターンテーブルテクニクスSP-15、トーンアームSME3010R、カートリッジ、GERPX-047Lowインピーダンス、プロ仕様(SP&MonoLPレコード用)、Westrex Model10A(StereoLP用)、フォノイコライザ3A5×4可変EQカーブ(ラジオ技術誌 2010/5掲載)、ラインアンプ3A5×2ファインメット出力トランス使用、イコライザ&ラインアンプ電源、オール・ファインメット・コア・トランス使用(ラジオ技術誌2007/6掲載)、DSDレコーダーKORGMR-1000、TASCAMDV-RA1000HD」。しかし狙いは素晴らしく、分厚くエネルギーを持ったsp盤の音が再現されてパブロ・カザルスのJ・Sバッハ:無伴奏チェロ組曲ではずば抜けている。ずば抜けているがプチプチノイズもずば抜けており、万人向けではない。とどのつまりはオリジナルsp盤をきちんと鳴らせばカザルスも決してキンキンカンカンする事はなく、聴きたいオリジナルsp盤があれば78rpmのターンテーブルを作れば良いことで、この件落着としよう。

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2019年10月 3日 (木)

無帰還力学 3相誘導電動機でダイレクト駆動ターンテーブルを作る11

100303相誘導電動機でダイレクト駆動ターンテーブルを作るの巻きも、いよいよモータの大きさを支配するステータの外径がΦ400mmと決まった。72スロットで24極、従って1機械角に対して12電気角となる。多極モータで最高は40極の20電気角15kwとゆうのを15年ほど前にやったことがあり、それ以来の多極になる。33rpmの駆動周波数は(33.33333/60)x12=6.667hzと出て周波数分解能は0.001hzまでを考えて周波数シンセサイザを作る。ロータは298mm、フィボクリスタル中空シャフトはΦ200mmとなる。余談だが、cpuクロックは安定度が要求されるため、原子時計など外部から市販の10mhzクロックを入力できるようにしておく。

10031引用:かご型誘導電動機のスロット数組み合せによる電磁振動の実験的考察(廣塚氏、坪井氏等)問題のロータスロット数はステータと同数の場合72スロットとなる。しかし画像の電磁振動データを見ると39と42に素晴らしいデータが出ている。42では多すぎるので39とすると、ステータ72スロットに対して78スロットと出て、これでいこう。なおスキュー(斜めofc純銅棒)を掛けると、これらの電磁振動は極端に減り(計算式が難しく計算は止めた)具合の悪いスロット数でも大幅にカイゼンされる。究極の24極3相誘導電動機を作るならば、理論的に正しい方向を目指しておくべき。よってステータスロット数72、ロータスロット数78となった。

1003001更に偉大なる前進があった。特許構造のレコード用水晶粒防振スタビライザを名工ミルトさんが現実に作ってしまった。以前のエントリーから「レコード表面の75%が水晶粒のスタビライザで覆われ現存する防振構造スタビライザでは最強となる。ストッパーでスタビライザは固定されレコード面とスタビライザ面はスリップする。その際に埃等は集塵できる機構も備えている。何よりもすべり=粘性負荷で3相電動機の回転安定度に一役買う...このすべり材についてはノウハウで言えない...」

10032見よ、これがその勇姿!
無骨不細工は百も承知、ひたすら機能試験に明け暮れたミルトさん。こっちはdp-80で見事に失敗しており、その苦労は良く分かる。ガボール・ザボのjazz ragaインパルスオリジナル盤をプラッターに載せて、その上に水晶粒防振スタビライザを置き、ターンテーブルを回す。

10033tsd-15カートリッジを水晶粒防振スタビライザの切り欠き部のレコード面へ降ろす。重大な試験の時は音の隅々まで知っているガボール・ザボのjazz ragaインパルスオリジナル盤レコードに限る。音は出た瞬間の2~3秒で分かる。この際はエージングなどの条件は除外しておく。

10034音はもうメチャクチャで、ひたすらエネルギーが出る。明らかに出過ぎたエネルギーを御していない。予想を超えた凄い成果で、多分こんなレコードのエネルギーは初めてではないだろうか。さんざんatticの奇跡の1枚としていたjazz ragaのcdも粉微塵にぶっ飛んだ。更にアーム上空に水晶粒防振カバーを付けて、水晶粒防振武装は完了した。この状態ではレコードの回転は全く見られず、プラッター面は水晶粒防振スラビライザが固定されて不思議なターンテーブルだ。

10035そこでベイシーの椅子へ刻んだ名前の代名詞「ミーツ・ザ・リズムセクション」をかける。ミルトさんはオリジナル盤マニアではないから国内盤、なんだいこのエネルギーは、オリジナル盤より凄いではないか。(実はこの表現には語弊があり、ここへコンテンポラリーのオリジナル盤を載せればオリジナル盤の方が遥かに凄くなる)エラいものを作ってしまったが、エラいものを御すにはカートリッジの水晶粒防振、アームパイプの水晶粒防振、他多数、これをやらないと真価は発揮されない。同行した耳の良いパーカショニストのnakaさんもt-mon君も「凄い!」とは言うものの、いささか困惑気味。これで良いのだ、この段階で良い音が出てこじんまりと纏まるようなスタビライザは、たかが知れている。レコード盤再生において新たな手法が見つかり、やっぱりレコードになるのか...

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2019年10月 1日 (火)

無帰還力学 3相誘導電動機でダイレクト駆動ターンテーブルを作る10

10010名工ミルトさんに「あんぷおやじ~、2.2kw6pの3相誘導電動機は腰の座りが抜群で、良い音がしそうですねん」と気に入られてしまった。バレてしまったんじゃあしょうがないから2.2kw6pは譲ることにした。市販品の3相誘導電動機でダイレクト駆動ターンテーブルを作る場合の慣性比は、このモータがベストと思われる。これ以上も勿論良いが、重すぎて現実的ではない。そこで他の3相誘導電動機の作業は全部停止として、まずこの2.2kw6pで完成を目指す。

10011富士宮k工業のテクニカルセンター長m氏のご好意により、旋盤加工が出来るようになった。旋盤加工が出来ると、3相誘導電動機でダイレクト駆動ターンテーブルを作る時の設計は自由度を増す。これを外注しても良いのだが現物合わせが多く、仮に加工してもらっても合わない場合がありムダを生ずる。さて画像のようにダイレクト駆動ターンテーブルの音の決め手はΦ20mmのaaa級水晶球で、これを滑らかに回す加工が難しく検討を重ねている。1つはofc純銅丸棒の軸端へテーパ加工を施し、シャフトエンドへ勘合接続する方式。

10012もう1つがミルトさん邸で進んでいる、ロータシャフトの軸端へ直接テーパ加工を施す方式。ロータシャフトは固定が難しく旋盤では専用の治工を作る必要があり、今は出来ない。ミルトさんはボール盤を改造して長モノシャフトの軸端加工が出来るようにしてあり、その発明力は恐るべし。厳密にはかなり精度の良いテーパ加工を必要とするが、音と直接的ではないから毎度の精神でまあいいか!どうせ潤滑油で油膜を作り滑らせる。

10013エンドブラケットのモータ下側は外側へスラスト軸受け機構(上画像の水晶球転がり軸受け)を取り付けるため、表面を1mm位旋盤で削り水平を出しておく。

100131続いては名工nakaさんの登場です。ロングシャフトは塗装もかかり薄汚れており、更にベアリング軸受け部にキズを付けてしまったため研磨をお願いした。

10014朝に寄ってもらい、夕方には届けてもらって感謝でありました。ご覧のようにピカピカになり、ガラクタ扱いが急に身分は上がる。また削り過ぎたシャフトはクロム・モリブデン鋼でミクロン単位で厚く出来るとも聞いて、心強い。

10016画像ではメタルに見立ててブラケットの外部へベアリングを置いているが、旋盤加工が可能ならばベアリングサイズのメタルブッシュを作りブラケットの内部へ挿入して、ベアリング時と同じ構造をとる事にした。但しシャフトにキズを付けてしまっているからシャフトを旋盤で傷分削る必要がある。

10017引用:かご型誘導電動機のスロット数組み合せによる電磁振動の実験的考察(廣塚氏、坪井氏等)
ステータスロット数とロータスロット数の電磁振動の論文を発見!ベストはロータとステータが同じ数の時(赤丸印)電磁振動は殆ど発生しない。但し他の条件等があるから必ずしもベストではない。手持ちの44スロット(黒丸印)の6極はm1モードにおいて電磁振動が発生する。しかしこれらは通常の高速回転(750rpm~1800rpm)の話であって、33rpm等超低速回転はどこの論文にものってこない。それでもステータスロット数とロータスロット数が同じは手掛かりとなり、且つ設計はし易くほぼ決まりとなる。やはりな~、先人達は3相誘導電動機の全てに研究し尽くしているのだ。72スロットで24極、90スロットで30極、108スロットで36極、周波数はそれぞれ6.7hz、8.3hz、10hzとなり、ここでの物理的限界によってスロット数は近日中に決定する。

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