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2019年10月 5日 (土)

オリジナル盤力学 パブロ・カザルス J・Sバッハ:無伴奏チェロ組曲考

10051フラメンコギターの名手マニタス・デ・プラタはスペイン出身とばかり思っていた。40年も経ってフランス南部出身と分かったが、何れにせよロマ族(ジプシー)だからスペインに同じ。そのギターのボディへ思わずサインしたのがパブロ・ピカソで、ゲルニカにやられた。おなじ名前のパブロ・カザルスはJ・Sバッファの無伴奏チェロ組曲の楽譜を再評価し、不朽の名作を誕生させた。カザルスは1961年にはホワイトハウスに招かれてケネディの前で演奏した。そのケネディは1963年に暗殺されてしまい、いつかはダラスへ墓参に行こうと思った。1999年、ダラスのあの図書館ビルのオズワルドが撃った窓と道路を夢中で写真撮影したが、フィルムが入っておらず又しても振り出しへ。スペインには偉大な作曲家のファリャが居る、プラド美術館へ行けば分かるが偉大な画家ベラスケスにゴヤ、カタルーニャへ行けばシュルレアリズムのダリに偉大な建築家のガウディ、良くぞ天才達が集まったものだ。参考までに、画像はプラド美術館のベラスケスの間です。今回はパブロ・カザルスのJ・Sバッハ:無伴奏チェロ組曲考です。

10052ケネディフリークはカザルスの鳥の歌がホワイトハウスで演奏されたのを知ったから、J・Sバッは無伴奏チェロ組曲を聴こうと決めた。よってjazzの聴き始めと同じくらい古い。画像は東芝emiのものでレコードも2回購入し、cdも同様に2回購入した。いつの時代も東芝はキンキンカンカンして、誰かの論評には「カザルス用のゴフリラは小さめのチェロで高音より」等と出てきたものだから、このキンキンカンカンが正当的と思わざる得なかった。特にダメはcelloのパフォーマンスと銀線で、キンキンカンカンが土管のように拡大して遂には封印してしまった。それがですよ、最近のトランスだけ古典管アンプシステムではキンキンカンカンが陰を潜め、カザルスの出したであろう音色が何となく見えてきた。これは事件でパブロ・カザルスのJ・Sバッファ:無伴奏チェロ組曲の研究は一気に進む。

10056次はNaxos盤で東芝emiのキンキンカンカンよりだいぶ良いが、評判の割にこの程度かと誰かにやってしまったらしい。今回再度聴いてみようと必死で探すが見当たらない。良くある話で誰かにやってしまったなどつい忘れて、あっちこっち家捜しする。naxos盤の段階でパブロ・カザルスのJ・Sバッハ:無伴奏チェロ組曲は、もう無理と諦めてしまった。

10053次は番外編です。先月のk工業会議では座長をm氏が務め、s電気製作所のs元部長にk工業m部長の息子さん、実直真面目なk氏にあんぷおやじで37年前の会議の再現となり、まるでタイムスリップしたかのようだった。m氏が昼休みに中古のレコードcdのバーゲンに案内してくれた。そこで見つけたのはカザルスではないが、現代チェロの名手ダヴィット・ゲリンガスのJ・Sバッファ:無伴奏チェロ組曲は、カラフルでチェロに色が付いた。

10054現代は全く良い社会でネットを検索すれば価値ある情報も全くデタラメな情報もゴマンと出てくる。そこから価値ある情報をこし取るのも腕のうち。パブロ・カザルスのJ・Sバッハ:無伴奏チェロ組曲のSP録音のオーパス蔵による復刻盤とゆうカテゴリーが登場した。もっともクラシックの連中は常識の範疇でしょうが、こっちにしてみればチョッとした事件なのだ。何が事件かって?著作権の問題、そもそもこのSP録音のオーパス蔵による復刻盤は勝手に作って良いのだろうか?そこで著作権法を調べると「レコード製作者の権利:音の最初の固定時 発行の翌年から50年、(不発行の場合は、音の最初の固定時から50年)」と出てきてたまげた。パブロ・カザルスのJ・Sバッハ:無伴奏チェロ組曲のsp盤発行は1936年~1939年となっており、何と80年も経っているから問題ない。またこの法律を70年に延長しようとした動きもあるがそれにも当て嵌まらない。音はようやくチェロらしい音になり、ゴフリラってこんなに優しい音が出るのだ。

10055しんがりはもっとも原始的でオリジナルsp盤を再生しad変換してcdrへ焼いている。このダイレクト・トランスファー・シリーズのマスタリングシステムは、少々sp盤の再生には向いていないような気がする。「ターンテーブルテクニクスSP-15、トーンアームSME3010R、カートリッジ、GERPX-047Lowインピーダンス、プロ仕様(SP&MonoLPレコード用)、Westrex Model10A(StereoLP用)、フォノイコライザ3A5×4可変EQカーブ(ラジオ技術誌 2010/5掲載)、ラインアンプ3A5×2ファインメット出力トランス使用、イコライザ&ラインアンプ電源、オール・ファインメット・コア・トランス使用(ラジオ技術誌2007/6掲載)、DSDレコーダーKORGMR-1000、TASCAMDV-RA1000HD」。しかし狙いは素晴らしく、分厚くエネルギーを持ったsp盤の音が再現されてパブロ・カザルスのJ・Sバッハ:無伴奏チェロ組曲ではずば抜けている。ずば抜けているがプチプチノイズもずば抜けており、万人向けではない。とどのつまりはオリジナルsp盤をきちんと鳴らせばカザルスも決してキンキンカンカンする事はなく、聴きたいオリジナルsp盤があれば78rpmのターンテーブルを作れば良いことで、この件落着としよう。

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