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2019年10月13日 (日)

悪戦苦闘力学 イエロースコープ復活なるか?了

10121L&Fからイエローのwindows統合開発環境システムyellowideの最新バージョンが送られてきた。以前のv6.5と何が変わったかは分からないが、なんせ許可ファイルが含まれておりこれで全てが動く。当たり前かもしれないが、ピンチの要請に対してL&Fの対応が素早くて好印象を持った。何よりも喜ばしいのは、この貧者の核が現在でも健全であること。最初の登録が1999年9月だから、今年で丁度20年目に当たる。ロボットモーション制御の縁の下の力持ちは電流制御で、ここだけは誰に頼んでも超高速にならず長年テクノストレスを抱えていた。自分でソフトウエアを書くようになってからどんどん高速化が進み、ようやくテクノストレスから開放された。最初は1999年の16bitのh8-300hで、何と3khzしか速度が出なかった。それが2010年のl社ターンテーブル開発時には、sh7084の32bit,riscチップをアセンブラで動作させて、200khzと世界最速まで上がった。この間のゲインは何と60倍にも及ぶ。

10122もう一方の問題点はxpのパソコンにはrs232cの通信回線が付いていないことで、usbで対処しなくてはならない。ここが次なる関門で、10年以上前のusb-rs232c変換ケーブルを使いsh7145のモニタプログラムをcpuボードへ書くが、転送は問題ないがxp側の受信にしくじり、たまにしか書けない。そこで現代変換ケーブルを調べたら、中華製だが1,000円チョイでamazonにあり半信半疑で手配する。これがxpパソコンに見事にマッチして完璧に動いた。すぐさま何本か手配した。現状ではダイナbookとfmノートとdellのスタンドアロン機の3台が開発環境を手に入れた。

10123イエローのwindows統合開発環境システムにおいて一番重要はターゲットcpuへ書き込むモニタromプログラムで、shcpuのごく一部しか提供されないから自力で作るしかない。これが結構面倒で、高速cpuはタイミングをミスり易いからnopを埋め込んだりさまざまな技を使う。現状ではsh7145、7084、7083、7286、7125など数種類を作った。7125などはシングルチップだからromベースのデバックモニタとなる。

10124何年か振りにデバッカのイエロースコープが完璧に動いた。ここまでくれば完全復活で、後は記憶のリハビリ(操作などすっかり忘れてしまった)をやれば良い。始めてみると、これは体が覚えており勝手に手が動く。ブレークポイントはf9でステップはf11、ブレークポイントでプログラムを止めてレジスタの内容を読み、デバック実行で次のブレークポイントへ。

10125sh7145のtwincpuボードは2枚あり、2枚とも動作した。このボードは3chの16bit,ad,daコンバータ内臓の優れもので、直ぐに3相サイン波の発生が出来る。cpuクロックは10mhzの水晶で内部で4倍の40mhzにしている。この10mhzは外部に端子を出し、ESOTERICのクロックジェネレーターのG-01(価格1,417,500円)を接続する。ターンテーブルの時間軸もこれで整然とされて、指揮者アンセルメが2人居るようなレコード再生となる。

10126そうなれば早速3相誘導電動機ダイレクト駆動ターンテーブルを作るの巻きの、動作テストのソフトウエアを作る。サイン波発生テーブルは商売柄何本も作ってあり、縦横の2次元分解能がモータにマッチしたテーブルを選ぶ。今回は急ぎテストだから縦10bit横1度のテーブルとした。

10127本番では縦16bit横0.1度の2次元テーブルを使う。ソフトウエアはライブラリープログラムが膨大に作ってあり、テストプログラム程度ならばかき集めて編集すればお終い。3相サイン波を発生させて3相誘導電動機を動かすためのソフトは1日で完成した。勿論記述言語はアセンブラになる。その昔ルネサスから「sh,cpuをc言語でなくてアセンブラ言語で書くなどホンマかいね?」と、わざわざ訪ねてくれたcpu開発者が居た。そのルネサスも段々日立から遠くになりにけりだ。これにてソフトウエアの開発環境は完全に復活し、jazzオーディオにshマイクロコンピュータの投入が自由に行える。

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