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2019年11月 6日 (水)

青木弘武さんのjazzコンサート 了

11060jazzギタリストの杉山彗(けい)君がコルトレーンのアセッションを指差し「イッテいる!」と言う。「い~やイッテいない、音の隙間をめがけて全員が音を入れているだけだ、かけようか?」「いや、結構です」。慧君とコルトレーン談義をしていると青木弘武さんは、自分のブランドの五線譜に無心に本日のコンサートのコード進行を書いている。「エンピツありませんか?」「ありますよ!」と一番上質な三菱のuniを渡す。顔を見合わせ「やっぱり紙とエンピツですね!」と笑う。再びコルトレーン談義に戻りエルヴィン・ジョーンズさんの話となる。「あ、エルヴィンさんならスティックがありますよ」見せると目を輝かせて、スティックの臭いを嗅ぎ「エルヴィンの香りだ~!」とベースの薫ちゃんへ渡す。2人の若き才能者は純粋にjazzジャイアントを尊敬しており、いっぺんでこの若者2人が好きになり「著名なjazzドラマーも何人か来ているが、あなた方のように感動はしない、あなた達は良いですよ!」褒め称えてしまった。

11061ケニー・バレルが好きと聞いたがなんせレコードはかけられない。ケニー・バレルのレコードとくればレキシントン盤のBLP 1523 で「Introducing Kenny Burrell 1956、Tommy Flanagan, piano; Kenny Burrell, guitar; Paul Chambers, bass; Kenny Clarke, drums; Candido, congas #2,3.Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, May 29, 1956」となり、画像のようにギブソンのボディがしゃくれている。とゆうことはsuper400ではなくてes175となる。

11062一応このes175の音をケニー・バレルの音の基準としているから、慧君のsuper400の方が音は太いはずだがやけに軽い。日本人で体格がどうのこうのではなくて、エレキアンプの問題なのだ。amp工房のフェンダー・ブラックフェイス75ならば軽い音のギブソンj160eでも太い音がする。思い余って「ギブソンのsuper400はもっと太い音がするはずだが」と言ってしまった。本人も自覚しているようで、ただ持ち運びの簡便さからフェンダーのオモチャのようなエレキアンプになっているのだ。super400ならば古典ツインリバーブくらいでないと似合わない。「エレキアンプで困ったら相談してくれ」と名刺を渡した。なんせエレキアンプには滅法詳しく、オーディオの前はエレキアンプだったからね。

11063アルフレッド・ライオンは礼儀正しい男でソプラノサックスのレコードを捜し求めてきたコルトレーンに対して、ブルーノートでの録音について話し合った。プレステッジの契約期間中だから1枚だけの条件で出来たレコードが「ブルートレイン」となる。勿論BLP 1577のオリジナル盤は持っている。この1枚の再生に生涯賭けても良い位の名盤「 John Coltrane - Blue Train 1957、Lee Morgan, trumpet; Curtis Fuller, trombone; John Coltrane, tenor sax; Kenny Drew, piano; Paul Chambers, bass; "Philly" Joe Jones, drums.Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, September 15, 1957」余談だが、若干16歳のリー・モーガンと奇才カーティス・フラーがいい。バックは仲良しのポールチェンバースに最強の推進力を持つフィリー・ジョー・ジョーンズ、メンバーも凄い。イングルウッド・クリフスの立派なスタジオ録音より、音の漏れるハッケンサックの両親の居間で録音した時代の方がヴァン・ゲルダーは良い!

11064ブルートレインは12小節のブルースコードの進行とあり、どうゆうことなのか音楽理論に疎いあんぷおやじは疑問だった。ドット・クールでのコンサートの合間に青木弘武さんに質問する。するとその場で「先ず1小節...12小節でこうなる」と弾いてくれた。また「1小節に音を沢山詰め込むとこうなる」と即興レクチャーまでしてもらって感謝でありました。ドット・クールの林さんとは10年ぶりくらいの再会で、お互い余り覚えていなかったが、会話をしている内にほぼ繋がった。ダイナコのパワーアンプから聴こえるjazzは典型的jazz喫茶の音で好ましい。何人来たのかなあ?狭いドット・クールにはたいして入れないし、本日のギャラは?と心配になる青木弘武さんのjazzコンサートでありました。 了

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