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2019年11月14日 (木)

音色力学 dcs Elgar DAコンバータ電流出力回路解析

111413テイク目で終わった。モニタースピーカから流れてくる音はライブとは全く違い、緻密に演奏されて商品を作るとはそうゆうコトなのだ。本番の緊張から開放されてやっと口を開く。「あんぷおやじさんの言う真空管の音色の良さは承知しており、ミキサー群のあっちこっちに真空管は入っていますよ~!」と坪井さんは言う。体調不良と緊張の最中に出た言葉がそれで、不器用な男の見舞いに対する返礼の言葉に聞こえた。前日のコト、巴川沿いに「フィッシュ」とゆうレストランがあり、全員で食事に出向いた。その時ベース加藤の真ちゃんから「最近甘いものをカミさんに進められて食べるようになった」と聞いた。戻りパドヴァの店主にケーキを焼くように頼んでおいた。この日はそれを届けるのが目的で、良い場面に遭遇したものだ。ボスの青木弘武さんに差し入れを手渡し、おいとました。いずれ出来上がったcdをamp工房で聴くのが楽しみ。大いに売れれば良いのだが...

11142さて音色力学のdcs Elgar DAコンバータトランス電流駆動による音質向上究極手法は失敗に終わり、悔しさから回路図を眺めてた。この回路図は基板をスケッチしたからどこまで正確かは分からない。dcsから絶対に回路図は出ないから、仕方なくスケッチしたものだ。トランス電流駆動の失敗には回路全体の仕組みについて、理解が及んでいなかったのも敗因の1つになる。

11143失敗の後は回路が突然見え始めるのだから面白い。この資料はdcsの5bit Ring DAC の説明書から拝借した。エルガーの時代は32bitでラッチしているから、32bit全部onになると流れ出す電流は((5v-2.5v)/520)x32=154maとなる。出力ラッチの74act175はcmosタイプでほとんで電源電圧までスイングできてロスは0.1v程度。よってエルガーの音は+5vの主電源の構成と74act175で最初に決まる。74act175は音の良い銘柄を探さねば...まさか?

11146x最初に74act175のQ出力(正相)を追いかける。32bit da出力はあくまでもユニポーラ出力でバイポーラ出力に変換しなくてはならない。それがどこかを探索していた。高精度opampのop275がそれで、出力電流を調べると(9.86v-2.48v)/74.3Ω(520Ω7本パラ)≒100maとなる。所が5v固定のための抵抗520Ω2本が直列接続で約10maが消費されてしまい、結果90maがバイポーラの原資となる。すると154ma-90ma=64maで90:64の正負アンバランスがここで生じていた。

11147続いて/Q(逆相)を追いかける。高精度opampのop275は330kと1μfで、約300msecの積分時定数を持ちサーボをかけている。このサーボの掛かった90maが逆相バイポーラのための原資となり、正負アンバランスは同様の結果となった。

11144これでようやく合点がいった。但しなぜ90maなのかは開発者の意図が分からない。154maならば154/2=77maとしておけば±77maでいきなりバイポーラに変わると思う。その場合正相では87ma必要で(9.86v-2.48v)/0.087=84.8Ωの抵抗にすれば良い。温度係数の良い固定抵抗+多回転ポテンショメータで厳密に合わせれば完璧になる。逆相も同様で(9.27v+2.5v)/0.077=152.9Ωを調整で作り出せば良いが、メーカではそんな生産性の悪いことはしない。

11145それならば再チャレンジする可能性が出てきたと言える。sh7286cpuを使い、何らかのポートから32bitの出力を出す。若干誤差はあるでしょうから抵抗の520Ωを調整し、1khzのサイン波をポートのon/offのユニポーラで出力し154maは正確にする。これを画像のトロイダルトランスへ注入してacを取り出せれば良い。これが成功したらdcsエルガーに組み込むとしよう。しかし今回は熟慮で行動は直ぐに起こさない。久しぶりにm+aさんが訪ねてくれた。お互い体調は万全では無いから早いとこ良い音にしなくてはならない。「当分パワーアンプは出来ないね?」「いや水晶粒防振構造化トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプの製作に入りましたよ!」

 

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