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2019年12月24日 (火)

音色力学 トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作4

12222先日のamp研究会、kuraiman社長氏にセロニアス・モンクのコンプリート・リバーサイド・レコーディングスcd15枚組みの話をすると、コルトレーンフリークだけあってその場でcdの手配をした。一方名工ミルトさんは「k2,20bitしかないし、セロニアス・モンクは余り聴かないから手配はしなかった」と言う。えっ!k2,20bitだけ?とオークションを調べると同じ系列店から7点の出品があり、それの全部がk2,20bitだった。

122222こっちは深く考えずに一番安いモノを買っただけ。cdボックスの作りは全然違い高級感溢れる立派なモノで、1988年のリリースになる。一方画像のk2,20bitは10年後の1998年のリリースになっており箱もペラペラで、大半はこっちになる。 偶然とは言え初版本?が手に入り、出品者はその辺の事情に疎くてお代も安かった。

12223聴き込んでなお凄さの発見が続いている。nycのリーブス・スタジオの録音もエネルギーの満ちて凄いと思うが、ヴァン・ゲルダーの録音を聴くともっと凄くて適わない。ただフツーのcdシステムで聴くとうるささが目立ち、聞き続けることを止めてしまうかも知れない。この時代、jazzミュージシャンと録音は実に尖っていた。

12224 トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作では2個目のトロイダル電源トランスの製作に入った。画像のトランスはカウンターポイントsa3.1に使われていたもので、これを解体して巻きなおす。巻きなおす前に、平面対向巻きは結合係数に劣るが結合容量は優れもので、ハムついて考えてみた。1次巻き線と2次巻き線の結合静電容量を計測する。

12225値は134pfと出て何度も測定しているが概ねこの付近の値になる。これの60hzにおけるインピーダンスはz=1/6.28xfxc=2x10の7乗と出る。20,000,000Ωは20MΩで1次2次が結合されていることになり、受け側のインピーダンスが高ければハムの除去出来ない。結局は受け側のインピーダンスに支配され、トランジスタアンプのように低ければハムは乗らないし、真空管のように高ければ乗り易くアイソレーショントランスでも限界がある。

12226普通のポリウレタン線のΦ0.6mmが巻いてあり全部巻き解く。ここへ新たにソレンのofc純銅ポリウレタン線を220t巻く。画像のようにまばら巻きの均等巻きは難しく難儀する。巻きながらピッチ調整するものだから粗密がどうしても生じてしまう。正確を期するならば水晶粒防振の表面に220個のケガキ線を入れれば良いが、面倒でやっていられない。

12227インダクタンスの測定に移る。スライダックで正確にac100vrmsとして、この時の10Ωの電圧降下から電流を算出する。456mvと出て1号機の454mvにほぼ同じの正確さになる。456mv/10Ω=45.4ma、100v/0.0454=2.2kΩ、l=2200/6.28x60=5.8hと出て1号機も2号機も同じで素晴らしい!

122281次巻き線が終わったところで、2次+b350n巻き線、-c50v巻き線、フィラメント7.5v巻き線と次々に巻く。1次インダクタンスは合うものの2次の巻く数は若干多く必要として結合係数のバラツキは感じられたが、トランスメーカではないので、まあいいか。それと1次と2次の間には養生テープを1重半巻きつけてあるが、これを厚くすれば1次と2次も結合容量は減らすことが出来るが、ついでにトランス結合係数まで減少させてしまい難しい。

122294x当初の設計であれば電磁鋼板コア層、水晶粒防振層、1次巻き線層、1次2次分離水晶粒防振層、2次巻き線層、全体水晶粒防振層となるのが理想的で、1次巻き線と2次巻き線が完全水晶粒防振構造化される。ここの1次2次分離水晶粒防振層はトロイダルトランスの最重要構造で、厚さ10mm位の水晶粒層になり、ofc純銅ポリウレタン線の水晶粒防振と1次2次の高耐圧絶縁とアイソーレーション機能である結合容量の最小化を実現させる複合機能体となる。この構造は勿論特許構造だが、出さないから一応著作物としておく。そして次の研究課題にとっておこう。ん?次はもう無いか~...

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