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2019年12月22日 (日)

運動力学 さらばロボット!

12261k工業のm氏に誘われて東京ビッグサイトのロボット展を観に行った。なんとs電気秦野のs元部長も一緒で、何十年ぶりかに3者で行動を共にした。s元部長とは、ジュメット線にステムにタングステンに酸化皮膜(これらは真空管製造技術)、セレンの真空蒸着と口角泡を飛ばしての新幹線道中でありました。お目当てはあんぷおやじが深く関与したiaiのブース見学で、先ずその規模の大きさに度肝を抜かれた。営業の説明員もてきぱきと清潔感を持ってお客様に接しており、好感が持てる。辞する時に入社した若者は営業のno2にも出世しており、それも嬉しく思った。何よりもコツコツ改良を重ねた製品の完成度は高くなっており、過ぎ去った時の重さがここにはある。

12262片袖のアームロボットは小型分野で主流になりつつある。デンソーのロボットの仕上がりは素晴らしく凄いのだが、ここまでやっても圧倒的優位性に立てないロボットメーカのどんぐりの背比べは、ある種ジレンマも垣間見えた。m氏が協働ロボットの増加において「もし高速移動中に人間が入ったら?」と質問したので「無理です!」と答えた。2m/secで高速旋回中は何をしても止められず、急ブレーキしかない。カメラ等で人体をセンシングしたら速度を遅くしいつでも止まれる準備くらい?

12263手首のモデルがあったのでつぶさに観察したが、たいした進化はない。1998年、ユタ大のジェイコブスン博士の手首を見た時ほどの感動は無いし、20年経ってもこの程度だな。同行したk工業設計のo氏に、指に入る超小型ロボット用エンジンの必要性を説明した。知能処理系はaiも入って飛躍的に進化しつつある...運動処理系がロボットにおいて一番重要だがこの進化は世界的に見ても遅いく、どうもアミューズロボット等の表皮に誤魔化されている感がある。

12266x図はハーモニックドライブや遊星ギアを使わない高減速比の2重構造のモータで、ギアとモータを密結合させたロボット用のエンジンを考案したがモータには限界があり、これも封印している。モータより油圧より空圧より単位容積あたりの出力が超高出力で、且つ小型のロボットエンジンが必要とされている。この件でnedoのブースへ行き議論をしようとして説明員を捕まえた。研究中のロボットを前に、「このロボットは掃除機のルンバを作っているメーカのロボットですね」「いやバクスターのロボットです」「だからバクスターはルンバですよ」「はあ~」「それでね、6軸が両腕で12軸、これが200万円以下で買えるのだから1軸に換算したら世界一安い!」「はあ~」経済観念の薄い浮世離れした研究者に気が抜けて、議論どころでは無くなった。

12264単位容積あたりに巨大な力を生み出す次世代ロボットエンジンの研究など気配も感じられず、超小型医療用ロボットカプセルを何個か飲み込み、体内で結合や分離を繰り返して治療する仕組みなど、ロボット部隊は考えないのか?24年ぶりのロボット見学だったが、いたたまれなく嫉妬するような技術に巡り合えなかった。当時から基幹技術は何も変わっていない。心置きなく安心して、さらばロボット!

 

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