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2019年12月 6日 (金)

磁気増幅器と天才回路設計者

12061xどれに使われいたかはまったく思い出せないが、1967年当時磁気増幅器(magnetic amplifier)とゆうのがあった。たしかマグ・アンプのロジックボードも存在していたような?
出典:wikipedia
「電気信号を増幅するための電磁気を応用した装置のひとつである。略して「マグ・アンプ(mag amp)」とも呼ばれる。磁気増幅器は20世紀の初めに発明され、堅牢さや大容量の電流が要求される用途で、真空管増幅器の代りに使用された。第二次世界大戦時、ドイツはこのタイプの増幅器を完成させ、V2ロケットなどに使用した。半導体とは異なり、放射線による誤動作が無いので、現在では、安全上重大で高い信頼性が必要なものや、極端に要求の厳しい用途にわずかに使用されるのみで、大部分がトランジスタを使用した増幅器に置き換えられている」


12063_20191205061901 大正時代のルテニウム振動式整流器まで遡っているので、ふと昔を思い出し難物磁気増幅器の可能性について考えてみた。日立の電気係当時、工場の設備は大企業だけあって最先端で3,000vをいきなり直流に変換する巨大なタコの水銀整流管と高周波発生装置、何万アンペアで溶接するプロジェクションウエルダー、サーボモータと真空管でバランスさせた測定器etc、それらが壊れると呼び出しを食らうのが、1級下で日立技術養成校に通うオーディオマニアの難解回路設計者とあんぷおやじでした。1級下に負けてたまるか!と切磋琢磨したお陰で回路設計技術は飛躍的に向上したが、その1級下に最後まで勝てなかった。ところがです、その難解回路設計者の回路を持ってしても良い音に非ずで、それに気が付いてから難解回路は元々好きではないから放棄した。その難解回路設計者は全て独学で、情報と言ったら無線と実験、電波科学、ラジオ技術、トランジスタ技術、これら専門誌を購読していた。まあ、ある種天才なのでしょうし高学歴ならばドクターに...優秀な人材が多く居た日立は凄かった。そこから転げ落ちるようにして出来たのが、清水(市)のロボット会社とも言える。

12062xさて優秀な技術者が揃った電気係へ磁気増幅器を持ち込まれると、ああだこうだと議論して更に難解回路設計者もウ~ンと唸り、一様に難しいと結論付けていたことが懐かしい。Western Electric WE-7Aのトランスだけアンプの凄さに触発されてトランスだけ古典管cx350アンプを開発中だが、その音は最強でソロモンクのスタインウエイがはじけてm+aさんが「ここだよ、こうゆう風にピアノは鳴らないよ!」とエラく感心していた。ならば柳の下に2匹目のドジョウで「磁気増幅器や!」と考えてみた。これならばofc純銅コイルだけで作れるから、音色力学は究極になるかも知れない。

12064xxとなれば磁気増幅器の勉強をしなくてはならない。難解回路設計者転じて天才回路設計者の存在に触発されて以来独学を常としているから、1967年から52年経って、当時の難解は今の簡単になるだろうか?とりあえず画像の古本を手配した。1950年代から1960年代のはじめに書かれた本がほとんどだから、特殊古本はやたら高額で参ってしまう。今分かっていることはザックリと歪がやたら大きいことと効率の悪いこと。名工ミルトさんと「もうこの先は無いよ!」と密談を交わした矢先に、先のまた先が出てしまい可笑しいが、それが戦前の技術とゆうのも可笑しい。先日も葛飾北斎の冨嶽三十六景「神奈川沖浪裏」のダイナミックを観ていたら、これを超えるものはねえや!と思いスマホなんかで時代は進化したなどと思わない方がよろしい。超便利と進化とは根本的に違う。超便利へのアンチテーゼで超不便な磁気増幅器ができたら面白い。

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