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2019年12月16日 (月)

音色力学 ofc純銅電解コンデンサ再生 了

121694「戦車も作れば運河も作れます、そしてたまには絵も描きます!」メディチ家に見捨てられてフィレンツェからミラノへ都落ちしたダ・ヴィンチは、ミラノ公爵のフランチェスコ・スフォルツァへ売り込みの手紙を送った。ミラノのスフォルツァ城観光は美術館などの見学はなく、ただ外観のみの観光となった。心にもないことまで言ったダ・ヴィンチの心中察して余りあるスフォルツァ城(Castello Sforzesco)を後にして、次はいよいよ最後の晩餐の鑑賞に向かうのでありました。12161しかしですよ、一見絵画には無関係と思える戦車や機関銃や迫撃砲や鳥もどきの飛行具は、全て最後の晩餐やモナ・リザへと結びつくと決めて納得した。これだけの天才に心にもないことを言わせてしまう、イタリアルネッサンスとは凄い時代で、2度とこのような文化大革命は起きないように思う。現代発明家の皆さんはダ・ヴィンチの膨大な手稿を読み解けば、大いなるヒントに巡り合うと思いますが、如何でしょうか?

12163イタリアルネッサンスに負けないように、音の沸き出る電源の研究を努々怠るなかれなのだ。先ずは日立の電解コンデンサ2700μf450vを用意する。過去にはこのまんま水晶粒に埋め込んで、それなりの防振効果による音のカイゼンに感心して聴いていた。この電解コンデンサとて25年は前のものだが、全く問題なく動作する。

12164それをダ・ヴィンチが人体解剖したのに似せて電解コンデンサの解剖をやる。カッターナイフでアルミケースに切断用のケガキ線を入れる。それに沿ってニッパで力任せに解剖する。だいぶ荒療治だが今の所この方法がベストで、コンデンサエレメントを痛めず摘出できる。黒いコンデンサエレメント固定用のパラフィン?は軟体動物で共振周波数がオーディオ帯域にあり、これが音を濁らせている。

12165フィリップスのようにアルミケースに凸凹を付けてコンデンサエレメントを固定する方式は、パラフィンなどの副資材を使わない原価低減から編出された手法だが、共振点の位置が高い周波数へ移動しているため音の濁りは少なく、フィリップスの電解コンデンサの音の良い所以だ。さて、その面倒な+電極アルミ板と電解紙をコンデンサエレメントを巻き解きながら巻きつける、とゆう離れ業をやる。今までは一度巻き解き-電極と余分な電解紙を撤去して広げ、それを巻きつけていた。これだとシワシワになり易く位置ズレも起き易い。

12166実はこの離れ業がofc純銅電解コンデンサの仕上がりの綺麗さと、各部材の密着度の向上により静電容量のアップと安定性に大いに貢献している。電解液が手に付くとベタベタ気持ちは悪く、傷でもあればヒリヒリ痛くなってたまらん。中央に1周養生テープを巻いたが、これも各部材の密着度向上に貢献している。

12167ベタベタヒリヒリは嫌だから早い所ミイラ巻きして、アルカリ性電解液と縁を切ろう。ここまでの一連の作業を短時間でやらねばならなくて、気が抜けない。hiokiのlcrメータで静電容量を測定すると68μfと出て、製作日と容量を記録しておく。

12168この容量は使用した+極の長さがおおよそ1/3だから2700μf/3=900μfと出る。グルグルと多重巻きは両面でコンデンサ機能となり、それを加味すると約450μfとなるが7倍も違う。これが密巻きと粗巻きの違いに、-極のofc純銅板のヘアライン加工の限界でエッチング加工より大幅減となる。続いて通電テストとなり主には漏れ電流の測定と、自己回復機能の確認となる。

121692これが漏れ電流の測定データとなり、黒と緑の2値が一致すれば漏れ電流はゼロになる。一致していないのはオシロの測定誤差+現実の漏れ電流になる。自己回復機能は耐圧不足な部分があると、バチッと短絡して+電極が焼き切れて絶縁層を生成する。出来の悪いofc純銅電解コンデンサの場合、年中バチッ々と音が出て精神衛生上よろしくない。

12169次にΦ400mm紙管へofc純銅電解コンデンサを位置均等に入れる。真ん中の蓋付き紙管は水晶粒の充填量が多くなり過ぎ防止のダミーになる。最初に底に少し水晶粒を充填しておき、コンデンサはその上に置くようにする。養生テープは接着力が弱く剥がれ易いが、水晶粒で加圧されて圧縮状態となり都合が良い。

121691ここからが最後のハイライトで、細目の水晶粒をどんどん充填していく。amp研究会の当日、超耳t-mon君は来るなり「音が尖がっている!」と素早く音の変化を捉えた。そりゃあそうでしょうよ、テンポラリーのトランスだけcx350パワーアンプのofc純銅電解コンデンサは耐圧350vを承知して使っていたら破壊してしまい、しばらくフィリップスで代用していた。当の本人が一番承知していて、しばらくは積極的に聴く気はしなかった。
121693 流石にバケ学の電解コンデンサまでは製造出来ないし、アマチアにここまでがんばらせるなよ!と言いたい。どうか大手コンデンサメーカは±電極にofc純銅を使った、オーディオ専用の電解コンデンサを作ってもらいたい。オーディオに音革命は起きること間違いなし。ここをofc純銅ペーパーオイルコンにしたら?とゆうアイディアの御仁もおられるでしょうが、大容量を必要とし天文学的金額になるため現実には無理です。小容量で実験をしたが「電源は蜜結合で無限なレギュレーションを必要とする!」条件があり、透明度は上がるが音エネルギーがまるで出ないのだ。更に今の所電解液のレギュレーションが最強で、オイル含浸ペーパーコンデンサはその点でも落ちる。参考までに、Duelund Capacitor 2.2uF 630Vdc CAST-PIO-Cu USD $526.79ならば30個必要で、金額は180万円となりハイエンドアンプが買える。nedo辺りでやらんかね~...

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