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2020年1月29日 (水)

音色力学 トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作18

2012901ラガーディア空港で270ドル支払いボストンまでの往復のチケットを買う。シャトル便は便利で、席さえ空いていれば予約無しに乗れる。セイジ・オザワのボストンシンフォニーでもなく、マツザカのレッドソックスでもなく、清教徒の上陸した地でもなく、目指すはバークリー音楽院とjazzクラブ「The Jazz Workshop」でありました。A-9146 Gabor Szabo - The Sorcerer 1967、Jimmy Stewart, Gabor Szabo, guitar; Louis Kabok, bass; Marty Morrell, drums; Hal Gordon, percussion."The Jazz Workshop", Boston, MA, April 14 & 15, 1967、の中のただ1曲「Space」に全てを賭けてきた訳で、ハイエンド時代同級生は任せておけとcelloのパフォーマンスを入れたが無理で、それから20数年が過ぎてトランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプの試作機で見えた!駆動力抜群のパフォーマンスアンプでもLouis Kabokのベースがボワボワして、音階を弾いているのが分からなかったが、それが見えたのだ。最近虎の子カニンガムcx350管を壊す試練にも遭い、どうやら音の創造主は無限の謙虚さを要求するようで貪欲に良い音になり過ぎた。戒めるは過剰な欲で本質を見失う。今、Gabor Szaboの「Space」が深い表現を湛えているのだから、大いなる感謝なのであります。

201292巻きあがったΦ400mmトロイダルトランスをΦ450mmの紙管へ入れるが入らない。理由は紙管の肉厚で7.5mmもある。早く音を聴きたいが為に新規の紙管の手配は時間がもったいない。そこで紙管の内側を剥いでしまう暴挙に出た。

201293トロイダルが何とか入ることを確認して紙管に底板を取り付ける。次に塗装で内側の水晶粒の入る所は最低限の塗装に止める。水晶粒の抜き差しで塗装が剥がれて紛れ込むのを防止する。

201294市販の出力トランスを抜いた状態のcx350ラインアンプの地下深くなったサマです。見えないが一番下がofc純銅電解コンデンサ、その上の見えているトロイダルが電源トランス、その上の白い壁がofc純銅電解コンデンサ、最上部はハムフィルターコイルとなる。他に見えているのはcx350負バイアス用フィリップス電解コンデンサに+b電源用の31df6と抵抗は1本も入っていない。

201296出来上がったΦ400mmトロイダル出力トランスを紙管に入れて配線する。次はお待ち兼ねの水晶粒充填ですが、トランスの外周の最大径の部分に水晶粒が入らない、これはまずい!仕方無しにΦ500mmの紙管を手配する。

201297出力トランスは1次2層、2次1層となるように結線した。


201298早速通電するがたいていは簡単だから問題は起きない。その時のデータがこれ。+b電圧は326vと低い、プレート電流は46.1maとカニンガム推奨値にほぼ収まっている。細かいヒゲが観測されてノイズレベルの高いことを示しているが、先ず音色で対策は後回しにする。

201299これが完成したΦ400mmofc純銅水晶粒防振トロイダル出力トランス。水晶粒防振の鉄則は紙管の上側に落し蓋を付けて水晶粒の上に乗せ、荷重を漬物石のように置く方式が必須です。画像はl社pd171のプラッターがゴロゴロしているので漬物石代わりに使った。

2012991音出しすると音が開放されて伸びやかで瞬間に凄さが分かる。これは小さいコアの塊で作られた市販の出力トランスでは出来ない芸当で、Φ400mmで20数kgとバカゲたサイズの成せる技なのだ。

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