« 音色力学 トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作15 | トップページ | 音色力学 トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作16 »

2020年1月23日 (木)

推論 銅総量の音色力学 了

20131_20200120215701自分が使っている妖しい言葉に「音の鮮度」がある。こっちもその辺の事情に自信が持てないものだから「プリアンプを取ると音の鮮度は上がるものの音は痩せる...」などと説明していた。この鮮度とはパワーアンプへ直結になる訳だから、理屈上そうなるに違いないと決めていた。絵画では鮮度不要を経験した。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院にあるダ・ヴィンチの「最後の晩餐」は、技法の失敗からボロボロで鮮度などまるで無い。しかしその鮮度のまるで無い最後の晩餐から、時代の迫真が伝わって何か大事なものさえ表現できれば鮮度などどうでもよいのだろうと思った。今回の実験でその辺の事情がかなり明快につかめてオーディオのその大事なものとは、濃密な音色であることを再確認した。

201182cx350古典管パワーアンプの製作の合間に推論「銅総量の音色力学」を進めようとしていたが、合間どころではなくて中断して先を急いだ。mono合成トランスの1次巻き線にカルダスケーブルを50t巻いた。教科書では密に巻けとあるがターン数の少ない場合は画像のようになる。この際に等ピッチに巻く必要があり、ケガキ線を入れてから巻くのが正解です。

20118350tなど直ぐに終わりテーピングする。最初のカルダスワイヤーの間に次なる50tを巻く。これを密に繰り返して究極は隙間を無くし並列に繋げば変換効率の良いopt等が出来る。今回はこれでお終い。当社の社長とm+aさんがpadova休業日だからコーヒー持参で陣中見舞いに来てくれた。その時m+aさんに「このmono合成トランスがmcトランスになるのですよ」と説明した。

201184このカルダス50t巻きのインダクタンスの測定をやる。50tではインダクは少なく電圧もたいして掛けられないから注意が要る。

201185インダクタンスの計算式はインダクが少ないからベクトル計算をすべきだが、精度は要らないので従来どおりで計算した。ac16vrms、3.098v/10Ω=309.8ma、16v/0.3098=52Ω、l=52/6.28x60=140mhと出て、60hzでは52Ωのインピーダンスを持つ。ac16vrmsの印加の波形はやや歪み掛かり、このトランスの1次電圧の限界値となる。現実には3vrms程度だから問題ない。

201186出来上がったmono合成カルダストランスをΦ450mmに紙管に入れて配線し、トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプの電源トランスの上に設置する、デカイ。一応水晶粒防振の準備もしておく。

201187dcsエルガーはアナログアンバランス出力を外し、バランス出力からmono合成トランスへ接続する。余談ですが、赤いデジタルケーブルはカルダスワイヤーの被覆を剥いた最強のデジタルケーブルで、名工ミルトさんも早速自作してたまげていた。

201188x人生と同じで、オーディオに「もしかしたら?」は無かった。思い立ったが吉日で1日で改造は終わる。銅総量チェックオーディオシステムはdp-80 cdpの後に、①のdcsエルガーdaコンバータ、②のmono合成トランス、③のトランスだけcx350パワーアンプのシンプルな構成となった。即音出しをすると「あ~音楽になっていない」音色が痩せてしまいコルトレーンが誠につまらなくなってしまった。ここに結論が出て「音色は銅の総量で決る!」ことが証明された。こんなムダな作業は2度としまい?上司から「1度の失敗はありえる、2度3度同じ失敗はするな!」と薫陶を受けてきたが、2度でも3度でも失敗して、い~や何度失敗しても構わない。オーディオに真実があるとして少しでもそこへ近づけるものなれば失敗など恐るるに足らずとな。
ウッ原資が...

|

« 音色力学 トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作15 | トップページ | 音色力学 トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作16 »