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2020年1月 5日 (日)

音色力学 トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作9

201058xjazzオーディオにおいて3人の尊敬できる人物が居る。第一はジョン・コルトレーンで「音でオーディオをやるな、音楽でオーディオをやれ!」と何時の間にか示唆されていた。次はルディ・ヴァン・ゲルダーで、ノイマンのu-47を引っさげての登場はwor studioの連中が参りました!と唸らせる時代の革新的録音をやった。しんがりはトム・コランジェロで、トランジスタアンプの凄さと限界を教えてくれた。こっちがお断り無しに良きメンターと決めて、勝手に示唆を受けているのだから少々おこがましくも文句を言われる筋合いでもない。それでも3人の天才を目標としたお陰で、現在の奇想天外オーディオがある。現代の優れた機材で録音した凄い音、高学歴の滅法上手いjazzプレーヤ、ハイレゾの情報量満載のオーディオ、これらが束になってかかっても太刀打ち出来ない時代の重さがある。500年前のダ・ヴィンチのモナ・リザには適いませんと素直に認めても、直近過去の1950年代60年代には参りました!と認めたがらない。歴史の重さとは過ぎ去った時間の長さではなく、文化密度だから...

201051オーディオとは地味な作業の積み重ねで鮮やかさなど微塵も無く、トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作はその最たるもの。ここからインプットトランスの水晶粒防振構造化の製作に入る。Φ350mmトロイダルコアは薄板のスーパーコアで径が大きい分、型崩れし易いので扱いには慎重を期する。画像のように水晶粒を浸したタライへこのコアを埋め込み準備は完了する。

201052Φ350mmのコアへΦ45mmの水晶粒防振層を作るために、タケノコ手法をやる。スマートではないが今の所他の手法が見つからないので、大変手が掛かるがネバネバとやる。40mmx140mmのサイズで子供用色画用紙を切り、コアへそれを若干テーパを付けて丸めてテーピングする。そこの空間へ水晶粒を充填し、次々と生長させる。

201053水晶粒はしっかり充填しないと円形が保てないため、水晶粒をドライバでゴリゴリ押し込みながら進む。円形はトロイダルコアの交差磁束の形状で極めて重要になる。最初と最後はタケノコの長さ調整や、水晶粒の充填困難などあるから美しく仕上げるに苦労する。

201054これが仕上がり状態で、これでも美しく出来た方です。


201055休む間も無く2個目のインプットトランスのタケノコ作りとなる。久し振りにタケノコを巻いたが2個目になると早い。早いが美しく仕上がるとは限らず、1個目の方が美しいいが、まあいいか。

2010562個目も完成です。防振効果を確保すべくテープはチープなマスキングテープを使う。この部分にはできるだけフィルム系のテープは使わないようにする。コアの材質は3種類あるが透磁率で音が変わるとは思えず、コアの防振構造と巻き線の素材と巻き線の防振構造によって決ると確信している。

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