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2020年1月 7日 (火)

音色力学 トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作10

201071昨年最後のamp研究会は、横浜t氏のampトラブルの調査が急遽入り、暮れのコトでもあり研究者全員でお手伝いすることにした。最近は直ぐに正月が来てしまい、坂を転がり落ちるように時間は疾走しているが、これは年齢の問題ではなく誰かが宇宙時間を何倍速かにしていると密かに推論している。しかしながら全ての事象が高速では証明のしようがない。よって人様のオーディオのトラブルを引き受ける訳にはいかないが、横浜t氏は水晶粒の防振を実践して効果を上げている御仁だから来て頂き、水晶粒防振音を聴いてもらうのも良いかと思い承諾した。画像は全員でofc純銅ヒューズを製作している。

201072ampの型式はパーカショニストのnakaさんが承知しており、結構高価な2a3ppのアンプです。2a3がチェコ製のクリスタルガラスでやはり貴婦人みたいな音がする。問題の電源トランスの振動を探るため裏返しにすると、カップリングコンデンサはDuelund Capacitor (黄色丸印)に交換してあり、貴婦人の正体はここにもあった。良く出来たアンプで細かい音質チューニングをする程度と判断し、カルダスワイヤーを使ったofc純銅ヒューズを作り組み込んだ。あっと驚く激変に、電源の重要性の再認識をした。結局電源波形のまあ々綺麗な清水では、電源トランスの唸りが再現できずそこまでとした。mosfetやsicmosfetの内臓のインバータ機器が増えると、電源波形の綺麗なサイン波がどんどん崩れて、コアに唸りを生ずる。その唸りの防止の手法が無いから購入したユーザーは大いに困ってしまう。

201073cx350ラインアンプへ組み込んだofc純銅電解コンデンサの6μfがどうも少な過ぎで気になり、1個新規に作った。そんなに簡単に出来る訳無いが、紙管にofc純銅板を巻いて下準備が出来ていたモノに、2700μf450vの解体したコンデンサエレメントの残りを巻いた。ここまでやってあると製作時間は僅か30分で済む。もっとも電解コンデンサエレメント巻きに時間を費やすと性能を落とすから、短時間の作業が要求される。最近の失敗から緩く巻いて容量は少なく24μfとなった。

201074続いて耐電圧試験に入る。cx350ラインアンプの+b電源は仮のアンプで350v以下なのでその電圧まで序々に上げる。途中でパチッと音でも出たら不良の可能性があるので中断する。

201075これが印加電圧の電源電圧とコンデンサ電圧で、理想は同じ電圧。画像は同じ電圧を指し良い出来です。


201077取り外した6μfのこのデータは測定誤差も含むと見逃したが、中古で漏れ電流が増えているのだ。ここの漏れ電流増加の原因を探ればofc純銅電解コンデンサの信頼性向上に繋がる。

201076こちらが新品24μfの漏れ電流データになる。新品の段階では殆ど漏れ電流は無い。

201078cx350ラインアンプの電源をばらしたので、ついでにタムラのトロイダルトランスpr7808s改を組み込んで音質評価をしてみた。改造前に比べて音の雑味感が消えて静寂感が増し、直に水晶粒で振動を取るこの方式の効果が確認出来た。出来たが市販品の限界も感じて、やはりofc純銅水晶粒防振トロイダルトランスが必須となる。横浜t氏のアンプの電源トランスは概ねei型と判断するが、それを体裁整えるために樹脂へ埋め込んでコア振動を高圧的恐怖政治で沈黙させている。だが弱者コアはいつかは声を上げて惨状を世に知らしめる。汚い電気と音楽だけjazzオーディオの架け橋が電源トランスなれば、ここの研究に生涯を捧げても惜しくない重要性が潜んでいる。

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