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2020年2月28日 (金)

無意識力学 スピーカネットワーク考4

202240仙台から時々来ていただくお客様にmさんが居る。以前お会いした時、お嬢さんがcdの音を聴いて「レコードが鳴っているみたい!」と感想を言われて、逆にこっちがたいした耳だと驚いたコトを思い出した。ここ何回かは当方が留守で失礼をしている。オーディオに必要は奥ゆかしさと謙虚さで、応対しているpadovaの店主も感心していた。今回はお土産に旧東ドイツ製の電線vebを頂いた。早速amp研究会ケーブル担当のパーカショニストのnakaさんに渡して、水晶粒防振ケーブル(電源、rca、スピーカ)を作ってもらい評価をお願いした。果たして結果は如何にや?仙台のmさんに感謝です。

202241celloの時代にもハイエンド機器は徹底的に改造して(オーディオ店主に叱られた)破壊大魔王の真骨頂でありました。そこで名工ミルトさんのプリアンプ,マークレヴィンソンml26lも徹底的に改造した。音色力学で部品の音色については相当に研究が進んでおり、ml26lは凄いアンプと言えどもこの手の部品では、色艶は付き難い。

202242ml26lの基板をいじるのはカップリングコンデンサだけにして、最大効果の出る電源部の改造を重点的に行った。タムラのpr7808sトロイダルトランスの改造がうまくいったものだから、ml26lのトロイダルトランスの樹脂をノミとハンマーで割って、中身を取り出そうとした。タムラと違いフィルムのテーピングが無いから樹脂と巻き線の密着度が強力で、表面側の2次巻き線をズタズタ切ってしまった。しかも2台とも...早い話改造にしくじり破壊してしまった訳です。

202243慌てて当時の水晶粒防振構造化の最新技術で究極の?トランスを設計して、ユニオン電機の営業技術のs村さんに無理を頼み込んで作ってもらった。へんてこりんな巻き線構造で、いささかユニオンさんも苦労されたようだ。これが大型トロイダルトランスになる前の最後の常識的トランスとなった。

202245ここまでが前置きで、長くてすまんです。288-16gネットワークコイルの0.9mhは小さいトロイダルコアが必要で、ウエスタンを使うしかないかな~と思っていた矢先、破壊して放置したミルトさんのトロイダルトランスを思い出した。画像は2次巻き線を撤去した後のもの。

202244この小さなトロイダルトランスの巻き線を解くことは面倒で出来ない。そこで上側に2次巻き線をニッパでズタズタに切り刻み、強引に巻き線を剥がした。ゴミ箱に入れた巻き線の量の大きさにたまげ、この細い線では抵抗成分が大きくさぞかし音は悪くなる。

202246続いてテーピングを剥がし1次巻き線の撤去に入る。


202247ようやく1次巻き線の一部が無くなり、巻き線の下からトロイダルコアに被せた樹脂ケースが見えてくる。


202248樹脂ケースに覆われたトロダルコアの2個が仕上がった。普通の人はここで終わるが、普通ではないからカッターナイフで樹脂を切り取ってしまった。理由は樹脂ケースがトロイダルコアに水晶粒が直接当たるのを邪魔して、トロイダルコアの防振効果が出難い。

202249これにて288-16g用のコア材が揃った。これにカルダスケーブルを巻いてカルダスコイルを作るが、インダクタンスの測定で大いに問題ありで、それが泥縄力学となった。先日k工業のm氏、k氏、s氏を案内して、10年ぶりに駒ヶ根のモータ開発会社w社を訪問した。早速巻き線論議で「ansysのような磁気回路の有限要素解析のコンピュータを持っているから巻き線設計は簡単でしょ」「いーや、コンピュータにも乗らない」は統括部長のo氏。それを聞いて妙に安心した。我らのような個人では有限要素解析コンピュータの導入は出来ないから、トロイダルトランスの巻き線設計では苦労して手計算している。この値が中々合わなくてコンピュータならば、と常々思っていた。鉄心入りのネットワークコイルのインダクタンス測定はどうすべきか?更に研究は続く...

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