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2020年2月24日 (月)

泥縄力学 インダクタンス測定の為にhp-4274aを修理するの巻き 了

202261x画像出典:富士通
おそらく日本でパソコンを使って自動計測をするシステムをラインへ納入したのは、我がロボットベンチャーが最初ではないでしょうか?富士通系出身の相棒の天才ソフトマンは、ベイシーックマスターレベル3(日立、カセットテープメモリー)では自動起動しないと判断して富士通のfm8にした。このfm8のrs232c通信回線を使って指令を出し、下位のmc6800マイクロコンピュータがリアルタイム制御を司る、当時としたら画期的なシステムだった。バブルメモリ搭載だからiplを書き直して、電源投入でバブルメモリロードの自動起動をさせた。おまけに日立へ納品するのにfm8の富士通起動メッセージもまずかろうと、ベイシーックマスターレベル4と日立メッセージに書き換えた念の入れよう。

202262あ、この話ではない。当時mc6800系では先駆けたマイコンベンチャーからcpuボードを購入していたが、頻繁にcmos ramのデータが破壊していた。こっちお客様から「ティーチングデータが又壊れた!」と苦情が入り、日々苦慮していた。半導体メモリーのcmos ramは記憶喪失になり易く扱いは難しい。後にロボットは信頼性からバブルメモリを搭載することになった。とゆう訳でcmos ramのバッテリーバックアップに関しては相当に詳しい。err9のエラーが気に入らないものだから再びhp-4274aをバラした。

202263回路図を見てみよう。黄色丸印の電源監視icの4pin出力が肝で、この端子が適切に電源ダウンを検出してcmos ramのアクセスを禁止してデータを保護する。但しこのicは監視役だけで充電機能は無いから、ニッカドまたはリチュウム電池の充電は出来ない。今回のerr9もバッテリーを消耗し切ったから出た訳で故障ではない。

202264cpuボード搭載の3.9vリチュウムバッテリーはかなりの容量はあるのでしょうが、故障で放置されて電源offの時間が相当に長くて放電してしまい、残りの電圧はゼロでした。これを再充電しても良いが、知らない銘柄の電池で撤去した。

2022652000年頃作ったcpuボードに東芝のリチュウム電池を搭載したことを思い出し、部品箱を探した。この電池は充電済みでしかし時間が経っているからかなり放電しているはず。またhp-4274aの時代頃から電源監視のicが充実して、cmos ramのデータ破壊は激減した。

202266とりあえず取り付けてerr9が無くなれば良しとしよう。その間に充電をして置けばよい。リチュウム電池に関しては危険で人間の居る間のみ充電するようにしている。一応1000mahなので10maを100時間かけてゆっくりと充電する。

202267作業は実に簡単でこれにてバッテリーの交換は完了。tc74hc138aは74円でバッテリーは在庫品で0円、これが実際の費用だが他に使用しなかった部品で、あっちこっちのicが合計で2,000円、それにamp工房貿易部のm+aさんにアメリカからmc6800を2個取り寄せてもらって2,000円、〆て4,000円の材料費で完了した。

202268早速通電するとerr9表示は消えてh25(hp-ibアドレス25番地)とdb(dはオプションdcバイアス、bはメモリバックアップ)のイニシャル表示が出て完璧。運用してみるがバックアップメモリを使わないので、どうもどうでも良いような気もする電池交換でした。これで終わりと1日中エージングしていたらディスプレイの3桁目がチラチラし始めて、桁駆動用のpnpトランジスタが温度上昇で不安定になり、泥縄力学はまだ続くか...

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