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2020年2月14日 (金)

無意識力学 スピーカネットワーク考2

202121ここ何年かはaltecスピーカシステムには一切手を入れていない。手を入れてないが音は驚きの進化で、それがオーディオ4種の神器を導入した古典管アンプやcdの開発の成果です。本来であればcx350トランスだけアンプが完成するまではネットワークに手を入れるべきではないが、カルダスケーブルの威力を試すべく実験をしてみた。jblの4550bkは分厚い特注ラスクの補強を上下に入れているため、上面で高さは1.8mとかなり高い。久し振りの高所作業は少々危うく、慎重を重ねて作業する。先ずは水晶粒専用の掃除機をラックの頂上へ置き、ネットワーク箱の水晶粒を抜く。

202122altec515bのwウーファのクロス周波数は600hzで、コイルは7.9mhとなる。ムンドルフのl200は線径がΦ2.0mmのポリウレタン線が巻いてあり1個3.9mh、これを2個直列に使用している。その配線を外してカルダスコイルへ接続する。勿論カルダスコイルはΦ350mmと巨大で、水晶粒防振が出来ないから正当な評価にはならない。

202123現状のムンドルフのl200がこれ。直流抵抗は0.41Ωと低く、これが2個直列だから0.82Ωとなる。空芯コイルだからこの程度の抵抗は仕方がない。最初は国産のコイルで次はsolen、現在はムンドルフとなっているが劇的な差は無いにしても、他のコイルよりは音が良い。

202124なぜかについては推測の域を出ないが、ofc純銅素材の違いと防振ワニスのかけ方の違いと思っている。ムンドルフで鉄心入りも登場して同じ3.9mhでも0.03Ωとずば抜けて抵抗が低い。電磁鋼板の嫌いな御仁には不向きだがこの直流抵抗の低さが、インダクタンス+抵抗のコイルの持つ宿命に何らかの答えがあると気付き始めている。

202125Φ350mmカルダスコイルをネットワーク箱の上に乗せる。このネットワーク箱の内部配線は全てカルダスケーブルでやってあり、当時随分苦労したことが思い出される。高所で狭い空間でのハンダ付けは結構大変で、時間が掛かってしまった。右チャネルのスピーカ1本だけで音出しする。

202127_20200214065001なんてこった!音が美しい、濁りの無いこの音は一体何だろうか?ウーファは高音まで音を変えてしまい、支配力は全帯域に及ぶのだ。急いで元に戻して全体をカルダスコイルにすべく準備に入る。元に戻すと音がひりついていて濁りが分かり、積極的に聴く気がしなくなった。プレートチョークや電源チョークから始まり各種トランス、これらの(インダクタンス+抵抗)のコイルの持つ宿命にどうやら答えが潜んでいるに違いない。カルダスコイルを作りながらそこの理論的解明を進めよう。

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