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2020年2月18日 (火)

泥縄力学 インダクタンス測定の為にhp-4274aを修理するの巻き

202181_20200218032401先ずはlcrインピーダンスアナライザの元祖「general radio company 1650-b」の登場、使い方が面倒でお蔵入りしてあった。乾電池を入れて動作させるも不調か?使い方に問題があるのか?分からなく、やはり面倒で止めた。仮に壊れていても回路図があるから問題ない。これらがlcrメータとして登場する前の1960年代までのインピーダンスブリッジ測定器となる。続いては主題のhpなどのlcr測定器で、現在は高度なアナライザ機能を持ち合わせたインピーダンスアナライザとなる。

202182全くの泥縄力学で、altecスピーカシステムのネットワーク用カルダスコイルを作るためにインダクタンスの測定器を修理しているのだから、一体何時になったら終わるのだい?hiokiの3531の代替でオークションでhp-4274aを入手した。この手の骨董機器はくじ引きみたいなもので、大当たりもあればスカもある。今回は「動作確認していない」のコメントに大いに期待してくじ引きしたが、スカの大ハズレでした。たいていは電源が壊れていて難なく修理できるのだが...しかしこの基板群を見た時、お代をドブに捨てたコトなど吹き飛んだ。何とも美しい。

202183そこで当然サービスマニュアルを入手する。お~っ、我がロボット制御の原点mpu(モトローラではcpuと呼ばずmpuと呼ぶ)mc6800ではないか、素晴らしい!これこそがロボットベンチャーの起源でモトローラ=日立のhd6800となる。隣組(静岡の呉服屋)の島正利さんの作ったインテル4004から始めて8008に進み、8085に変わる時代に日立はモトローラとくっ付き、こっちも6800に宗旨替えした。

202184基板を抜くとあっちこっちに修理した痕が見られ、終いにギブアップしてお払い箱にした、と理解した。これは修理に難航する。cmos ramバックアップ用のバッテリーが液漏れ事故で、基板は腐食してパターンがやられている。既にバッテリーは新しいモノに交換してある。

202185マザーボード側のアルミセパレータ板まで腐食は及んでおり、このアルミセパレータは強引にねじ切って撤去した。


202186こうゆうシステムの場合足ゲタになるダミーボードが必要、ただ44pinの2倍の88箇所の更に2倍のハンダ付けは本末転倒でやらない。そこで各タイミング信号にリード線をハンダ付けして引き出し、オシロスコープで観察する。但しデータバスやアドレスバスを引き出すのは事実上不可能になるから一考の必要あり。

202187先日のamp研究会、名工ミルトさんとt-mon君に手伝ってもらって公開修理をした。マイクロコンピュータのタイミングを調べるには強力なトリガ機構がオシロに要求されて、tds3012を持ち出した。ch1は破損したはずだが動作している、直ってしまったか?画像のように波形のngが見事に分かり修理に邁進し、終いにはこの回路の設計不良とまで判断する大活躍のtds3012、だが待てよ、同じ波形を入れるとch1はデタラメ表示でch1は絶対に使ってはいかんのだ。そこで壊れたオシロの対策でtds3014の中古のオシロを手に入れて...ん?泥縄力学の深度は益々深くなり。

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