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2020年4月29日 (水)

素材力学 ルテニウム振動式整流器12

205012イタリアのフィレンツェにあるウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)は、写真撮影禁止です。マドリッドのプラド美術館やフィゲレスのダリ美術館やニューヨークのmomaは撮影ok、フランクフルトのシュテーデル美術館は10€くらいだったか?お代を払えば撮影ok、もっともドイツ事務所の秘書が同行してくれて交渉してもらった結果でしたが。ウフィツィ美術館はイタリアルネサンス期の絵画の宝庫で、ボッティチェッリ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラッファエロ、カラバッジオと凄過ぎで、お代を払ってでも撮影okにしてもらいたいものです。最初の展示室へ入る前に廊下でガイドさんから鑑賞の注意事項などの説明がありました。撮影禁止と言われてカメラはバッグにしまってありましたが、ふと見上げた天井画が余りにも見事でカメラを取り出しバチッ、バチッと撮影してましたら、即座に警備員に注意され慌てて撮影は止めました。それにしても貴重(不思議)な天井画の撮影ができて、してやったりです。

204292深夜重い腰を上げて水晶粒を一気に抜き去ります。テクトロのtds784dのこれまた重たい4chオシロスコープを、トランスだけcx350管パワーアンプまで運びます。この時は腰にきませんが、後日突然腰にグキッときてエライことになります。2019年12月末に測定したデータに物足りなさを感じて、今回は気合を入れての測定です。

204293先ずはac入力電圧です。ピーク値とrms値が一致しません。サイン波が歪んでいるから仕方ありませんので、一応ac300vrmsとしておきます。前回の電圧測定では315vrmsでしたが一度cx350をぶっ飛ばし、怖くなって電圧は低めにトランスを巻き直してあります。

204294次にdc電圧全てを測定します。cx350管の+b電源は390v、バイアスは-67vと全体的に下がっています。

204295続いてチョークコイルの電流測定です。電流検出抵抗は0.2Ωのオーマイトを2本直列で0.4Ωとしました。前回のように10Ωでは回路に与える影響が大き過ぎで、通常の電流検出抵抗の0.1Ωでは感度が低過ぎになります。フローティング測定になりコモン線が取れないため別なオシロで測定しました。

204296しかしこれでは動作の検証が出来ませんのでtds784dに移しましたが、この電流波形と電源波形を重ね合わせて測定しなくてはなりません。

204298そこで登場が横河電気の701921ディファレンシャルプローブで、0.4Ωの抵抗の両端の電圧を測定します。元々が高電圧のフローティング電圧測定用で1/100とか1/10の減衰比率を持っていて、1/10の高感度にしましたが電流波形は似ても似つきません。なんだい一流の横河のクセして!と悪態を付いても、測定できず万事休すです。

2042991お~、そうか電流検出抵抗の両端電圧ををtds784dへ直接入れて、ac電源の高い電圧を横河電気の701921ディファレンシャルプローブで測定すれば良いのです。我ながら頭の回転の良さに認知症とは程遠いを安堵します。ご覧のように完璧にデータは取れまして、前回のシュミレーション結果にも近似です。

204194しかもバド・パウエルのcd「BLP 1504 The Amazing Bud Powell, Volume 2」 の「Over The Rainbow」を最大音量でかけながらの測定で、負荷率も十分です。これで明快になりました。オン側は2.7msec、オフ側は2.2msecのオフ時間があり、通電時間は3.4msecと、とろいリードリレーでも使えることが分かります。電流の実効値は51maでこれも前回の測定やシュミレーションとも一致して確定しました。ソフトウエアのパラメータはオン側1.5msec、オフ側1msecと若干ウインドウを広げておきます。合計2.5msecのデッドタイムはルテニウム振動式整流器の安全性を保証します。

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