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2020年5月15日 (金)

素材力学 ルテニウム振動式整流器19

205110食通kuraiman社長氏の形容詞をお借りすれば「ぜっぴんぴん!」となりましょう。格安イタリアツアーの標準的な食事はイマイチで、自由行動の時はイタリア語も出来ないくせに美味いもの探しにゴリ夢中です。ポイントは地元のお客さんが沢山居る店で、日本人など誰も居りゃあしない所へ飛び込みます。サンピエトロ近くの観光レストランのローマ風ピザが草加煎餅みたいに干からびて堅く、閉口して何としても美味いピザが食べたかった。地元レストランのメニューはイタリア語だけで分かりゃあしない。そうゆう時は周りを見て多く注文されているのを確認して、指差し「ポルファボーレ」と言う。ローマの郊外ですが、ナポリ風生地にトマトソースとチーズだけの絶品ピザが食べられました。食も音も同じで「ぜっぴんぴん!」の音に出会いたいものですが、事故続きのルテニウム振動式整流器はどうなることやら。

205112ルテニウム振動式整流器で画像のように4個のリードリレーを使いブリッジ整流回路を作るかどうか思案です。現在のハードウエアとソフトウエアはそのままで、単純にリードリレーをあと2個増やせば簡単にできます。しかしです、ブリッジ対面のリードリレーの動作バラツキによる調整の複雑化や、リードリレーは消耗品になり使用量の増えてしまうのは、どうも気が進みません。ここで昔の音の達人の言葉を思い出しました。「半波整流回路の方が音が良い!」

205113真に耳の良い達人で、屁理屈の多い回路屋がぶっ飛びます。こっちも次元の低い半波の音など良い訳が無い、と長年思っていましたが現在は自信を持って半波の方が音が良い、と決めています。その心は?音の悪いシリコン半金属は少ない方が良い、です。伊藤先生の伝統的回路のwe274bによる整流回路は、半波整流が2個の両波です。ニッケルや銅で出来たwe274bですら半波整流なのに、シリコンダイオードブリッジの両波が勝てる訳がありません。

205115ならばいっそうルテニウム振動式整流器を半波整流回路にしてみようか?と事故中断中に横道に逸れるのでありました。LTspiceとゆう便利道具がありますので、半波のルテニウム振動式整流器が可能かシュミレーションしてみました。時定数は現在のトランスだけカニンガムcx350管アンプに合わせてあります。

205114こちらがシュミレーション結果です。半波の場合は通電角も広がり後方へ移動しますのでちょっと難しいかも知れません。


205116チョークコイルインダクタンスを増やすとこうなります。通常のチョークインプット電源と同じで後方の電流は途切れません。更に赤丸印のように電圧が大幅に下がります。

205117それをカイゼンするにはこのようにダイオードを入れます。これじゃあスイッチング電源回路と同じじゃあないか。コイルエネルギーをこのダイオードで放出します。

205118波形はこのように途切れません。これらの結果からコンデンサインプットとチョークインプットのハイブリッド電源でも半波のルテニウム振動式整流器は難しそうです。

205119もう諦めてトランスを巻くしかありませんね。しかしこの考察は有効でした。半波の方が音が良い訳ですから、cx350管の負のグリッドバイアス電源は即座に半波として、電解コンデンサにofc純銅タイプを投入すれば現状では最強となります。だから屁理屈の多い回路屋(自分のこと)はダメで、既に過去の達人のやっていることに戻っているだけです。それにしてもオーディオ回路の進化は無いね、いや進化したらマズイのかも知れません。努々進化と称した一見正しそうな理論のオーディオドツボに嵌らないように...

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