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2020年7月 8日 (水)

素材力学 ルテニウム振動式整流器28

2007081過日名工ミルトさんが陣中見舞いに駆けつけてくれたが、コロナ休業以来だから4ヶ月振りだろうか。外は雨、だから昼間から音出ししても問題なく、早速コルトレーンの名盤 A-66 John Coltrane Quartet - Crescent 1964、John Coltrane, tenor sax; McCoy Tyner, piano; Jimmy Garrison, bass; Elvin Jones, drums.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, April 27, 1964、から Lonnie's Lament と Wise One をかける。中途半波整流回路にしてから一段と重心は下がり、音は前に出る。ミルトさんは回路屋じゃあないから素直に反応して、ギャリソンのゴ~ンベースに「生より音が良い」と反応していた。回路の正当性を主張しても音とは直接的でないから説得力はなく、むしろ非回路屋の上海駿河屋さんの方が凄い音を出すのだから、jazzオーディオは非常識の領域にあるのかも知れない。

2007082周期表からタングステンまで遡ると音色力学の範疇を超えて妖しくなり、ここで新たなルテニウム振動式整流器へ方向転換することにした。先ずは中途半波整流回路のシュミレーションをLTspiceでやってみる。こうすれば現在はトランス巻き線を2個用意して半波x2で全波としているが、当初の通りトランス巻き線は1巻き線に戻せて、巻き線労力は減るしofc純銅線材も足りてくる。

2007083当然リップルだらけになるからofc純銅チョークコイルは2段、純銅電解コンデンサも2段となる。こうすれば60hzの半分の時間でオンオフすれば良く、金クラッドの良質な小型リレーの可能性も出てくる。肝心要の接点材質が一番重要なのだ。チョークインプット回路からコンデンサインプットにすると、通電角は小さくなりその分通電電流は大きくなる。20μfとした場合の通電ピーク電流は同じ20μfで0.6aだったものが1aとなった。

2007084通電角の小は使えるリレーの応答速度がトロくても大丈夫を意味している。omronか富士通で調べたが、omronには見つからず富士通にあったが在庫無し。仕方無しにTE Connectivity RZシリーズPCBパワーリレーときめた。注目すべきはお代で¥219と民生用の安さにたまげる。これならばルテニウムの1/10だから寿命が短くても良いや。

2007085その仕様が問題でつぶさに調べると、いきなり開閉電圧で引っ掛かってしまった。max開閉電圧はac400vしかない。他の仕様では電流値は申し分なし、応答速度も相当に良く使える雰囲気はある。

2007088念のため耐電圧シュミレーションをやってみると、ピークでは780vと400vの2倍の電圧となってしまう。この耐電圧不足は接点開閉時のアーク繋がりを切るコトが出来ずon/offが成り立たない可能性がある。海外製のリレーで取り寄せに時間が掛かり、とりあえずダメもとでリレーを手配してみた。

2007089更にシュミレーション深度を上げてみる。通電角狭小の余裕で、サイン波の0vゼロクロスを厳格に守る。するとac成分は0vでdc成分のみとなりこのシュミレーションでは370v~390vとなり、接点能力はdc400vあれば良いことになる。ここの理詰めを丁寧にやってみよう、果たしてどうなるやら?

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