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2020年8月31日 (月)

ジョン・コルトレーンの系譜

2008231ジョン・ウイリアム・コルトレーンは1926年9月23日、ハムレットの地に生まれた。昔、jazz評論家の「コルトレーンは聴くな!」が流行ったが、ブルーコメッツの井上忠夫さんと日大芸術学部でバンドを組んでいたjazz先輩は「とりあえず聴こう!」と薦める。それでとりあえず聴いたのは現在でもベストと思っているクル・セ・ママであった。コルトレーンは難しいから「聴くな!」とはjazz初心者を思いやったのでしょうが、人間の感性とは限りなき自由だから、いらん世話です。人格者のkuraiman社長氏はロックからいきなりアセッションやメディテイションへ嵌るし、小学生だったt-mon君はクル・セ・ママを楽しんで聴いている。自分がされたように、jazz初心者には「とりあえずコルトレーンを聴いてみよう!」と激励する。

2008232水晶粒防振構造によりcdがレコードを超える音質まで進化してしまい、コルトレーンの間口は広がった。インパルスはオリジナル盤が高いといっても大したことはなくオリジナル盤で統一出来たが、プレステッジのオリジナル盤は高価で最初から諦めていた。またアトランティック盤は何となく音は薄いけど、やはりオリジナル盤は高価で手が出せない。もっともプレステッジもアトランティックもオリジナル盤が潤沢に買える身分ならばcdなんかに手は出さないから、レコードの情報埋もれに気付かなかったとも言える。これらがcdでいけるとなって、コルトレーンcdが一気に増えた。

2008233プレステッジ時代はCOMPLETE PRESTIGE RECORDINGS 18CD で楽が出来た。 赤の輸入盤と緑のjvc k2 20bit盤があり、cdの音質としたらjvcがベストと思える。この時代はマイルス・デイヴィスとのバンドやセロニアス・モンクのバンドにも参加しており、それぞれk2 20bitを持っているから概ね揃っている。

2008234次はネスヒとアーメット・アーティガンのアトランティック盤になり、ジャイアント・ステップやマイ・フェイバリット・シングスなど名盤が目白押しだが、次のクレジットでJohn Coltrane - Giant Steps (Atlantic LP 1311)、Atlantic Studios, NYC, May 4, 1959 のようにアトランティック・スタジオ録音だから、ヴァン・ゲルダーのような音力が無い。2016年に発売された「Heavyweight Champion: the Complete Atlantic Record」の輸入盤で揃ってしまい、これも楽が出来た。国内盤もあるがshm-cdだから追っかけるのを止めた。

2008235次は本命のインパルス時代へと突入する。ここは音色力学のjvc k2 20bit 大研究でフリーを除いて既にk2 20bitで揃った。フリーに関しては売れていないのか、k2 20bitが滅多に出てこない。オリジナル盤を耳ダコになるほど聴き続けているから判断がつき易い。特にジョニーハートマンなんかは何回も買い直して、漸くk2 20bitへ辿り着いた経緯がある。

2008236次は輸入盤のThe Classic Quartet:Complete Impulse! Studio Recordingsになるが、インパルス時代が全て網羅されている訳ではない。音の悪いcdだったが、最近は結構聴けるようになった。

2008237次はJohn Coltrane:The Complete 1961 Village Vanguard Recordingsで、ヴィレッジ・ヴァンガードもんを集めた輸入盤、音は悪いがまあ聴ける状況にある。k2 20bit盤でも手に入ればそっちを聴くことになるが、実はレコードのオリジナル盤でもヴァン・ゲルダーのライブレコーディングは音がスタジオ録音より落ちてしまい、プライオリティは低いからk2 20bitも積極的ではなかった。まあ、おまけのグリコ的存在ですかね。

2008238次は最近の大ヒットのライヴ・トレーン~ジ・ヨーロピアン・ツアーズ、ジョン・コルトレーン「Live Trane: The European Tours by John Coltrane」になり、ライブ録音の音質は悪くjvcのk2 20bitを持ってしても救いようはないが、演奏は凄まじく音質の問題はどうでも良くなってしまった。

2008239最後は亡くなる直前のオラトゥンジ・コンサート(ザ・ラスト・ライヴ・レコーディング)となる。それにしてもアマチア録音なのかひどい音だが、ラスト、マイ・フェイバリット・シングスの狂気ここに極まり。1967年4月23日の録音、同年7月17日に40歳で没する。聴くにつけ言葉が出ない...
才能有り余る者はそれを放出し続けて、遂には寿命まで放出してしまう。こっちはその放出されたモノを余すとこなく受け止めて、正しく翻訳し、コルトレーン伝道者、い~やおこがましい、伝達者として正当的に伝えていかねばならない。

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2020年8月29日 (土)

電磁力学 励磁型(フィールド型)スピーカ開発その2

2008315参考書が、誠文堂新光社の無線と実験別冊「hi-fiスピーカとその活きた使い方」で、昭和43年7月(1968年)発刊と随分古いけど、スピーカ技術を学ぶならこれで十分。参考書の広告欄に秋葉原ラジオストアスピーカ部があり、そこを目指してスバル360へ3人も乗って深夜の箱根峠を越えた...が、ダイナモのブラシが磨耗して殆ど無くなり、電気系がアウトになった。何と峠の上には24時間営業のガソリンスタンドがあり、そこで助けてもらった。国1をひたすら走り、ポンコツで6時間も掛かったが着いた時は早朝で、秋葉原の隣は市場で車を止めて仮眠する。ラジオストアで見たコーラルのベータ8は憧れのラウザーにも似て、つい買ってしまった。磁石がセラミックマグネットのfxd-4と魔法のような響きにやられたが、今考えればなんてこたあないフェライト磁石だった。

2008311x基本的にはこの構造になる。ヨークとポールの一部にパーメンジュールなどの高透磁率の磁性材料を使ったりするが、アモルファスコアと同じでここが音を出す訳ではない。フィールド型スピーカにするには赤のアルニコ磁石の部分を電磁コイルにする。余談だが、画像のようにアルニコ磁石の周囲をフィボクリスタルを充填してしまえば、水晶粒防振構造化は終わる。

2008313磁気回路の設計にあたり入手難な鉄材の登場で苦労する。画像のグラフのように、no8前川君のコベルコでは優秀な鉄材を出している。elch2はsc10より相当に優れており磁化力を400a/mとした時、磁束密度は1.5テラまで上がる。従来のsc10では0.9テラと60%と少ない。

2008312トランスだけカニンガムcx350の288-16g用の電磁鋼板の特性はこの通り。1.5テラ出すのに、何と25a/mと1/16の電流で賄えることになる。これが透磁率の高い素材で、磁気抵抗の計算式rm=l/μsから、μが大きければ良い。電磁石が電磁鋼板で出来るならば、少ない励磁電流で大きな磁束密度が確保されて効率はとんでもなく良くなる。今のところ電磁鋼板による磁気回路については、ノーアイディアです。磁化力400a/mは1aの電流ならば1mあたり400ターンの巻き線が必要となる。この巻き線長さが長くなると巻き径が大きくなり、アルニコ磁石部を置き換えるわけだから入らない可能性が出てきて、ここもトレードオフ満載となる。

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2020年8月27日 (木)

素材力学 高純度銀単線の功罪

2008292一義にうるさくないことで、どうもここに終始してきたような気がする。ホーンを立てたのは同級生のオーディオショップ店主の勧めで、自らの発案ではありません。この時、立てたホーンの凄さを体験した。ホームユースならば広範囲に音を拡散させる必要はないから、1点に集中させて音を分厚くするとゆう作戦なのだが、リスニングポイントはとんでもなくうるさくなった。もともとオンケンのOS-500MT+SC-500Wood なんかのおとなしいシステムと違い、altecの288-16gと1003bはガラッパチでうるさい。これを御すための工夫に30年も掛かった、い~や終わっちゃあいない。この時の配線材は5nのΦ5mm純銀単線で、メータ当たりの単価はとんでもなく高い。それをテフロンチューブへ入れていたが、テフロンは良くなかった。このテフロンの代わりに水晶粒防振にしたら状況は変っていたかも知れないが、もうやらない。それとあくまでも銀単線の話であって、銀のより線は使った経験も無いし評価はできない。

2008291ターンテーブルはdp-100でモータ先輩の作ったエディカレントモータで、上手くチューニングすれば最強になれたが当時は腕が無かった。この周りの配線も5n銀単線で覆われている。we8000stアームの中にも銀単線が走っており、正に銀単線漬け。celloのキンピカのアンコール1MΩは良いアンプだが線が細い。だからlnp-2lより良いとは思わなかったが、オールcelloにする為には譲れない。

2008293amp工房創業時にお宝を除いて大半のレコードやcdを一度処分したが、家捜ししていたら当時のcdが出てきた。オリジナルマスターレコーディングのクラプトンのゴールドcdで当時はたまらなく上手く鳴っていた。だから現在のトランスだけカニンガムcx350システムでは、より上手く鳴ると決めて勇んでcdをかける。うるさい!なんだいゴールドなんか音質に貢献していないじゃあないか。

2008294たまりかねてk2 20bitのセロニアス・モンクをかけると美しく躍動し、現在のシステムの真骨頂が見えた。さんざん上海駿河屋さんや割烹わかすぎの若旦那に「銀単線はダメだ!」と言われ続けて遂に銀単線を放棄したが、銀単線は間違いではなかった。クラプトンのスローハンドがうるさくなく綺麗に鳴る銀単線もまた、正しかったのだ。銀単線は概ねjazzの肝心要の中音域を選択的に減衰させてしまい、それでうるさくないのだ。以前も思ったが、銀単線はトーンコントロールの役目をしている。同時に中音域が抜ければベースの胴鳴りや、管楽器のリードの音や、管の輝きも減衰してしまう。

2008295今思えば、銀線の悪い理由は見当たらないから銀単線の太いヤツはモロに振動を受けてしまい、それで情報が選択的の落ちるとも想定できる。但し、銀単線は胴鳴りの無いシンセサイザやうるさいロックにおいては最大の威力を発揮していたのだ。だからコルトレーンやビル・エヴァンスやガボール・ザボには合わなかったのか。高純度銀単線とはcdのうるささ対策の1つの手法であり、当時のcdの登場でそれが明快に分かった。これにしてもクラプトンの24k金プレートcdはうるさく、金プレートcdと音質には関係性が見えない。

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2020年8月25日 (火)

電磁力学 励磁型(フィールド型)スピーカ開発その1

2008270k工業m氏の依頼で大型の励磁型スピーカを開発することになった。1920年代だから100年も前になるが、ジェネラル・エレクトリック(GE)社のエンジニアのライスさんと(Chester W. Rice)とケロッグさん(Edward W. Kellogg)によって作られたスピーカが励磁型で、この開発は100年も前にさかのぼり歴史を辿らねばならない。画像は有名なウエスタンエレクトリックのドライバwe555の構造図で、励磁コイルが主であることが分かる。スマホみたいなアプリケーション技術は100年など到底もたないが、基礎技術は100年どころか未来永劫変らない可能性もある。

2008271こちらがライスさんとケロッグさんの構造図で仕組みが良く分かる。こっちが先だから、we555もここから派生しているのでしょう。電磁力学の励磁型(フィールド型)スピーカの基本は不動だが、時代の進化は素材力学に現れ電磁素材やコイル素材は大変進化をしており、素材の選定は結構難しい。

2008273早速電磁素材を調べると、国内の励磁型(フィールド型)スピーカメーカではカーボンの少ない軟鉄のs10cを使っていることが判明した。そこでm氏に問い合わせをすると「S10Cは、炭素の含有量0.1%(0.08~0.13)、軟鋼SS400よりも炭素の含有量が少なく、特殊材の為入手しにくい材料」と返事がある。駆動力は17.5n/aですから3,000n出すならば171a流す必要があり、電磁石も大変だ~となる。まあ、初期は検討不十分だから何が出てくるか分からない。

2008275さて、フィボクリスタル半球型水晶粒防振cd及びスタビライザからして、自然体は球体に限ると持論している。

2008272そして、水晶粒防振ofcトロイダルトランスもリングが基本で、準球体となる。要は世の中、丸けりゃあ丸く収まる。このトロイダルトランス開発時に散々磁気回路及び磁気材料について学んだが、ここにきて大いに役立つとは、何でもやっておくべきですね。

2008274とゆう訳で球体の励磁型(フィールド型)スピーカを構想、いや妄想してみた。リニアセンサーによる位置帰還と電流帰還を掛けるから数百hzまで完全なるリニアモーションをする。特に低域が完璧で10hz以下でも完全リニアとなる。これに音の良いコーン紙を取り付ければ最強のウーファーとなる。こんなの加工出来ないと言われそうだが、先ずは自由な発想でいこう。調べたら国内の励磁型(フィールド型)スピーカメーカでは既に球体を採用しており、先を越された。強力な磁石を作るならば透磁率の高い素材で磁気抵抗を減らしてやれば良く、その点ではs10cは不適だが球体により効率の良いrm=l/μsが出来る。s10cでも性能が上げられる磁気回路の形状もまた、研究課題なのだ。

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2020年8月23日 (日)

音色力学 jvc k2 20bit 大研究 番外 ビル・エヴァンス

2008151割烹わかすぎの若旦那に感心するのは「オーディナリー(Ordinary)=普通or平凡なが一番!」と唱えて、オーディオ感性が変に汚染されてない。celloのパフォーマンスは、コルトレーンやビル・エヴァンスやガボール・ザボを聴くために導入した稀代のハイエンドパワーアンプだったが、当時は力不足でそれは敵わなかった。現在の若旦那のパフォーマンスは小規模だがあんぷおやじ流儀の改造が施されており、ビル・エヴァンスも結構いける。その若旦那のビル・エヴァンス3枚組みk2 20bitの発見のお陰で、ビル・エヴァンス騒動記に終止符が打てたから感謝している。だが当人にとっては k2 20bitはなんか何ら意味を持たず、ただ聴いて音が良かったから「これだ!」と言っているに過ぎなかった。

2008152ただ音を聴いて「これだ!」で済まないのが我ら屁理屈オーディオ屋で、反省はしているが一向に直る気配は無く、相変わらず駄耳でしくじっている。そのために、レコードのオリジナル盤は何枚か所有し、画像のjvc赤箱レコードのコンプリート・リバーサイド・レコーディングスと、今は高額になったアナログ・プロダクション(米国)45rpmのコンプリート・リバーサイド・レコーディングスなど、ムダと思えるほどビル・エヴァンスには投じている。

2008153これが1999年12月16日発売のjvcのcd、ビル・エヴァンスのコンプリート・リバーサイド・レコーディングス、vicj-60400~60411の12枚組。歩いていける距離に「すみや」があった頃で、仕事が一段落したから自分へのご褒美で買った。買ったがk2 20bitが凄いなどとは10年以上が過ぎてから判明して、随分とぬかった話だな。現時点ではレコードのオリジナル盤よりこっちの方が音が良い。リバーサイドのレコードオリジナル盤はヴァン・ゲルダー録音のような分厚さやエゲツなさが無いので、案外cdでもいけるかも。

2008154これが問題発覚のビル・エヴァンス3枚組のザ・コンプリート・ライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード1961で、若旦那の買った時は4千円台後半、こっちで買った時は3千円台後半と安くなった。後に輸入盤も発売されて、これとの比較がその後の輸入盤に対する評価に影響を及ぼす。勿論上のコンプリート・リバーサイド・レコーディングスにも含まれているから、ヴィレッジ・ヴァンガードの売れ筋を切り出したもの。jvcと輸入盤を含めて3回も買ってしまった、曰く因縁つきのcdです。

2008155残念ながら、いや残念でもないか、上のライブ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガードは同じk2 20bitでも「1999年12月16日発売のjvcのcd、ビル・エヴァンスのコンプリート・リバーサイド・レコーディングス、vicj-60400~60411の12枚組」の音質を僅かな差だが越えられず、現時点で理由が分からない。12枚組みは何が違うかって、音に潤いがあって絶対的安心感がある。

2008158_20200823045101そこで1枚犠牲になってもらった。disc2の3曲目、peace pieceの為に本邦初のフィボナッチ数列半球型水晶粒防振構造化をやった。このピース・ピースを越えるピース・ピースは存在していないし、オリジナルレコード盤よりも細かい音のニュアンスが表現できて、してやったり。レコードはRLP 12-291
Everybody Digs Bill Evans、Bill Evans, piano; Sam Jones, bass、 Philly Joe Jones, drums.NYC, December 15, 1958 のオリジナル盤、対比はこれでやっている。

2008156 トドメが1998年3月25日発売のxrcd ワルツ・フォー・デビー vicj-60141となるのだが、やはり12枚組より僅かだが線は細く敵わない。最強はヴィレッジ・ヴァンガードでサインをもらったことくらいか?こうしてjvc k2 20bitの大研究番外ビル・エヴァンスを進めてみたら、「1999年12月16日発売のjvcのcd、ビル・エヴァンスのコンプリート・リバーサイド・レコーディングス、vicj-60400~60411の12枚組」と結論がつき、このbox1個を買えば良いのだから、ビル・エヴァンスはとってもシンプルになる。

2008158ここからはおまけ。
日本は世界に冠たるjazz大国で日本の風土に根付き、多くのレコードやcdが発売されている。フランクフルトでビニールオンリーのお店(レコード店)に入ったら、日本盤は最高級の扱いを受けていた。画像のディスコグラフィによると、ビル・エヴァンスのコンプリート・リバーサイド・レコーディングスのboxものは、これだけ世界で発売されている。しかも5種類のうち日本が3種類とダントツに多い。

2008157ところがです。
更にこれが見つかった。vicj-40089~100で4xxxx時代の他のものと一緒に発売になっている。これはディスコグラフィの落ちと思うが、これで日本は4種類も発売していることになった。更にです、jcvはこの時代ビル・エヴァンスを特別扱いしてk2 20bit化している。同時期のエリック・ドルフィはk2 20bitになっていないのにさ!

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2020年8月21日 (金)

音色力学 エリック・ドルフィ out to lunch! 狂想曲

2008212今般エリック・ドルフィのcdをだいぶ入手したが、基本は「out to lunch!」しか聴かないことにしている。だからタイトル通りの狂想曲になってしまった。こんなばかげたことをしているならば、「BLP 4163 Eric Dolphy - Out To Lunch! 1964Freddie Hubbard, trumpet; Eric Dolphy, alto sax, bass clarinet, flute; Bobby Hutcherson, vibes; Richard Davis, bass; Anthony Williams, drums.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, February 25, 1964」のオリジナル盤をさっさと買えば良かった。オリジナル盤は上物で10万円もするが、vg+程度であれば数万円で買える。

2008213最初のアウト・トゥ・ランチは2nd盤のliberty表記のシロモノで、俗称準オリと言う。但しvan gelderの刻印はしっかり付いている。オリジナル盤の音が基準でしょうが持ち合わせていないため、amp工房ではこの準オリが音の基準となっている。エリック・ドルフィを聴くならこのアウト・トゥ・ランチで、全曲に渡って音のエッジが立ちヒリツキ易く難物で、テスト盤には最適です。

2008214次のアウト・トゥ・ランチは45回転lpに凝っていた時代の遺産で、米国 Acoustic Sounds, Inc. のレコードで2枚組となる。準オリに比べて音力が足りない。この時にレコード製作プロセスの説明があり、オリジナル・マスターテープをstudera-a80 pv mkⅡで回したとなっており、ここで漸くリマスターの問題点に気付いた次第。ampex300がstudera a80になるのだから、押しなべてトゲが取れて綺麗な音になる。

2008215最後のアウト・トゥ・ランチは意図の分からない国内リマスター盤で、ジャケットやレコード盤そのものの外観は完璧に復刻しているが、音は45回転盤よりも鈍く、準オリジナル盤に程遠い。有名な方が携っていたからこれだ!と勇んだのだが...次回挑戦される時は是非ampex300の完璧な整備品で、オリジナル・マスターテープを回してもらいたい。

2008216さて狂想曲のまとめに入ろう。レコードはこの他にm+aさんにあげた輸入盤、それに処分したが国内盤、cdも何枚かあった。今回は手持ちのcdが行方不明(きっと誰かにあげている)で、段々狂想曲になって音の良いと思われるアウト・トゥ・ランチを片っ端から入手した。先ずは一番の奥のhqタイプでハイクオリティcdはamp工房に馴染まない。次は真ん中の列のrvg輸入盤とhmcd rvg輸入盤だが、ノーコメント。このcdを持ってオーディオフェアへ行ってかけさせれば、参りますな。

2008218最後は24bit rvgの東芝国内盤で、これには驚いた。輸入盤のrvgとは違い、ヴァン・ゲルダーに気合が入っている。準オリでは聴いたことのない豊富な音のニュアンスに、たまげた。ここを冷静に判断しないと、アナログレコードは連続で情報量は多く、cdは44.1khzサンプリングでは20khz以上出ないから情報量は少ないと、ただ古典を繰り返すだけ。レコードは連続の凄い情報量が入っているはずなのだが、掘り起こせていない。これは残された宿題。エリック・ドルフィの「out to lunch!」狂想曲は、これにてお仕舞い。

2008217xおまけです。
上記文面のAcoustic Sounds, Inc. のレコード製作プロセスです。

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2020年8月19日 (水)

電源力学 2020 ofc純銅電解コンデンサ開発 その1

2008011コルトレーンの命日はofc純銅電解コンデンサのパンクで1ヶ月遅れになってしまい、コルトレーンにスマンことをしたが音は俄然良くなり、ofc純銅電解コンデンサの威力にコルトレーンも何ら文句は言わない...この妖しげなofc純銅電解コンデンサは多くの問題を抱えており万人向けではないが、ここから艶やかな音でコルトレーンが2mも前に飛び出すのだから何としても完成度を上げたい。しかしバケ学は苦手な分野で、我がチームに専門家が居ないものだから素人細工で右往左往している。スマホやハイブリッド車の電池もそうだが、21世紀はある種バケ学の世紀とも言える。5Gなんて偉そうに言ったって電池が切れてしまえばただのプラスティック箱で、人類は電池に支配されているのか。

2008012問題が起きた時にチャンスと捉えてより進化させてきたのがあんぷおやじ流儀で、今回もその手法で2020ofc純銅電解コンデンサの開発としよう。画像は電解コンデンサの構造図。プラス電極とマイナス電極がアルミ素材で出来ており、ここが音を悪くしている要因と思う。プラス極はエッチングで表面積を増やした上に酸化皮膜の絶縁体を形成させて、コンデンサとしている。このミクロン単位のエッチングの穴に電極を当てる方式は存在しないから、電解液を接触させて電極としている。よって電解液が真のマイナス極になり、しかし液体から配線は出せないので仕方なく擬似マイナス極でアルミ板を使う。液体でチャッポンチャッポンしたのでは製品に成り難いので、コンデンサペーパーに電解液をしみこませる、電解コンデンサとは?ざっとこんな感じです。

20080192画像は2017年2月、世界初のofc純銅電解コンデンサの実験風景。初期段階は実に素人細工で、無謀にもプラス極とマイナス極にofc純銅板を使って電解コンデンサを作ったら、翌日壊れた。しかし未だかってこれ以上の音は聴いたことがない。よくよく考えたら酸化皮膜の絶縁体が無いわけだから直ぐにパンクした。なんでコンデンサ成分が出来たかは電解紙だろうな?と今になって思い当たるフシはあるが、何れにせよこれは妖しかった。

2008017銅板だけでは誘電体が無いからコンデンサにはならない。ただofc純銅板のオイルコンデンサならばコンデンサペーパとオイルが誘電体(絶縁体)となり、簡単に出来てしまう。試作は終わっているが、電源にこのコンデンサを使ってもレギュレーションの問題で情けない音になってしい使えない。従って未解決事件はこのプラス極のofc純銅化となる。銅板にこの酸化皮膜の高電圧絶縁体を作るのが難しい、とゆうことになり整流器の専門家のs氏の言っていた亜酸化銅整流器にも一致する。

2008013amp工房在庫の電解コンデンサはプリウスの10kwモータをpwmアンプで回していた時代のもので、20年くらい前のものが多い。日本の電解コンデンサは信頼性が高く、未使用ならば20数年前のものでも解体して使える。

2008014一応心配だから現代電解コンデンサを調べてみた。rsに現役で450vの12,000μfと出てきて安心するが、お代は26,000円と相変わらず高く安心できない。

2008015スペック表を確認すると4,700μfと10,000μf辺りが便利に使えそう。この段階のメーカーによる音質の差は、ofc純銅電解コンデンサになった時点で埋もれてしまい、問題にならない。

2008016今回の開発では在庫品を使用することにした。日立の2,700μfと違いサイズが大きくなるからofc純銅板のサイズもアップしなければならない。但し一度解体すると早めに使い切らないと蒸発してしまうため、外観からの想定でofc純銅板の手配をするしかない。

2008017x出来るだけofc純銅化したく今回はプラス極も何とかならんかと思案中。最初に失敗したofc純銅板同士では誘電体が無いからコンデンサにならなかった訳で、その轍を踏まえて誘電体としてのプラス電極アルミ箔は使用する。その上にofc純銅板を巻きつけてプラス電極とする。

2008018 ここで疑問はアルミ箔の表面に電気エッチングでランダムに穴を開け、その凸凹表面に酸化皮膜を生成してあるとゆうことは絶縁体であるからして、ofc純銅板を巻いたとしてもプラス電極にならないのではないか?

2008019そこで顕微鏡を取り出しプラス電極の表面を拡大観察することにした。x20の顕微鏡はカートリッジの修理用で購入したため倍率は低い。電解コンデンサメーカの顕微鏡写真はx3000と強烈に大きく、そうゆう顕微鏡が欲しい!何とかオークションにはx1600で2万円以下と中華が出ていて、一瞬ポッチっと手が掛かったが危うく思い止まる。もうこれ以上ガラクタを増やしたくない。

20080191その拡大画像がこれで、月面じゃあありません。裏も表も似たようなもので白い斑点が見える。誘電体は絶縁体だからこの面にテスターリードを当てて導通を確認しても出ないはずだが、導通は出てしまった。これじゃあ、意味が分からん。こっちにしてみればofc純銅板を巻きつけのに誠に好都合なのだが、これは一体どうしたことか。もしかしたら絶縁層がミクロン単位では、テスターリードを触れただけで絶縁破壊か?

20080193最近電解コンデンサ諸悪説はとんでもない誤解であると、思い始めている。どうやら我々は電解コンデンサを悪者風に植えつけられてきたフシもある。まあ、誤解も悪者扱いも真似でもされたら困るから、ムキに反論なんかせず、このままにしておいた方が良いのかも知れない。この電解液による密結合コンデンサなくして音力は出ない。ここはofc純銅オイルペーパーコンデンサでも蜜結合は無理な話で、レギュレーションが全く違う。2020ofc純銅電解コンデンサの開発の第一陣は、プラス極をofc純銅化した両極性ofc純銅電解コンデンサを設計しており、とりあえず288-16gのDuelund社のofc純銅オイルコンデンサと交換してみる。さすれば、使う場所での違いか、若しくは原理原則の問題か、明確になる。コロナ禍にもめげず、名工ミルトさんに相談して作業開始としよう。

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2020年8月17日 (月)

振動力学 altec 515b&416-8a ウーファーの加速度Gと水晶粒防振構造

2008171k工業m氏の部下の皆さんと連日計算式に没頭している。サイン波加速度がその計算のテーマで、ちょうどamp工房のaltec515bウーファーの受け持ち周波数帯と同じになる。振幅±1mm、周波数200hzのパラメータを左図の加速度計算式へ代入する。sin(ωt+Φ)は加速度最大値で90度となり1となるから、加速度=(2πf)^2x0.001=1577m/sec^2と出る。力(トルク)変換では10kgを動かすとしたら10kgx1577m/sec^2=15770nとなる。加速度(m/sec^2)を標準重力加速度 (9.8m/sec^2)のGに変換すれば1577/9.8=161Gと出る。ふ~んと言われても大いに困る。1kgのものを200hzで1mm動かそうとした場合、161Gの世界では161kgもの荷重となり、恐ろしい。参考だが、515bのコーン紙重量は25g(グラム)あるから161倍して200hzの1mmでは4.0kg等価と凄い値になり、たまげる。tad1601bでは117gもあるから19kg等価となる。これにダンパーやエッジの粘性負荷が等価質量に加算されるから、実際はもっと大きな値となる。モータを設計するにあたり力(トルク)計算や加速度計算をやっている内に、ウーファーの重大な問題点に気付いた。

200817194ベイシーのスガワラさんは既にこのことに気付いている。「バディ・リッチの時速200キロメータ!を越す連打についていけるウーファーが、この世にいったい何種類あるのかという問題」と、加速度Gを具体的に時速で表現しており、速度の微分が加速度だから言っていることはまるっきり同じ。

2008172加速度計算をスピーカでやっていないことは過去も現在も続いている事実で、だから水晶粒防振構造化で音が大幅に変った訳だ。駆動力とその反力は161Gにもなるから、その振動エネルギーを黙って見逃す訳にはいかない。加速度は周波数fの2乗に比例し、変位dは比例となる。周波数の方が2乗で影響は大きいが、変位dも絡んでくるとホーンスピーカでなければならない、とゆう理屈も証明される。同じ音量を出すのにホーン機構で増幅されるから、変位dは小さくなる。その結果加速度は小さくなり必要トルクも小さくなり、磁気回路に余力を生じてjazzは躍動する。wウーファーの狙いは1本当りの変位dを1/√2として更に小さく出来る。よってwウーファーの必然性はここにありで、決して見た目の問題ではない。wウーファーのホーンシステムは長年の憧れで使い続けているが、これが正解だったとは幸運だった。

20081792現代は強力なネオジウム磁石があるから、力は幾らでも出せるような錯覚に陥りやすい。200hzで±1mmの161Gを正確に動かす巨大なスピーカを、画像の原案で検討してもらった。仲間のモータ屋さんから有限要素解析の結果が出て「10,000n/75aで目論んだが7,000n/100aと半分しか力が出ない」。これはコイルに流す電流が大きいと反磁界の影響で推力が上がらない現象と言う。なるほど万能などあり得ん話で、この先警戒しなくてはならない磁気現象に、反磁界の登場です。

2008173加速度対策から派生する水晶粒防振構造は、今までやってきたことをゼロから見直さなくてはならない。以下kuraiman社長氏の416-8aを参考に見直してみる。ボイスコイル引き出し線は最悪で素材力学と振動力学にさらされている。カルダスケーブルを使用することはケーブル自身が防振機能を備えているから正解だった。この部分の水晶粒防振構造化とコーン紙の等価質量を増やさないためのアイディアが必要となる。

2008179マグネットカバーを外すと軟鉄のヨークが出てきて3ピースであることが分かり、磁気抵抗を減らすために溶接構造?などで結合度を上げている。この軟鉄で磁気回路を構成しているが果たして良いのか?
モガミ電線のデータから
鉄材の比透磁率の最大値
炭素鋼(S45C)1,000
軟鉄 Mild steel 2,000 
鉄 Iron 5,000 
硅素鋼 Silicon iron 7,000 
純鉄 Purified iron 200,000
磁気回路の鉄材の見直しは、フィールド型磁石の設計の時に必要な作業となる。安いリコーンキットにフィールド型磁石では、416-8aや515bで使える部分はフレームのみとなり、段々ヤバく妖しくなるがどうしたものか...

2008174その磁気回路の軟鉄ヨーク部を水晶粒防振構造化したのは我ながら傑作だが、今のような明快な理論があった訳ではなく直感だった。今までに例を見ない防振構造によりjazzは躍動するが、臭いものに蓋をしろ的防振構造は未だ不十分と言える。あくまでも200hzの161Gの反力は磁石に発生しており、ここを完璧なる水晶粒防振構造にしなければならない。アルニコ磁石はこの内部に入っていており見えず、それには磁気回路を解体しなくてはならず大変な作業になるが、いずれやらねばならない。

20081793軟鉄ヨーク部の水晶粒防振構造のサイズと重量は、大きければ大きい程防振効果は上がる。但し直径方向の巨大化はスピーカ背面のコーン紙の動きを制約する為に無理で、長さ方向へ伸ばすしかない。この構造を考えた時、思わずダリの「精巧でありふれた見えないハープ」を思い出し、ニヤリとした。良く似とる。おじさんの伸びた頭部はコンピュータなど多くを収納できて便利とダリは考えたが、416-8aの伸びた頭部はjazzを含めたあらゆる音楽を収納する。

2008175右に見える水晶粒防振リングで416-8aはバッフル板と振動絶縁される。ダリ絵の健全性は、おじさんの伸びた頭部を機動隊の「さすまた」で支えていることで、シュールレアリズムが物理的日常へ回帰してしまう。まあ、なければひっくり返ってしまうが、ダリはやたらと「さすまた」が好きだったから仕方がない。あんぷおやじ流儀の416-8aの伸びた頭部はこの水晶粒防振リングで支えて、「さすまた」代わりとなる。

2008176水晶粒防振リングはΦ18mmの熱収縮チューブを用いてリング状に作ってある。それをバッフル板にを取り付け、その上に416-8aを取り付けているが、これでも加速度161Gから考えれば不十分で根本から見直さねばならない。何らかの芯の上にトロイダルトランスで作ったような水晶粒タケノコ構造として、Φは50mmくらいと大きくしたい。

2008177傑作はスピーカ箱を2重構造にしたことで、その隙間に水晶粒を充填して防振効果の最強を狙ってある。amp工房のjblの4550bk箱のカットオフ周波数は50hzで、なんだい20hzも出ないのか?トロイと現代スピーカから言われてしまうが、1950年代60年代jazzならばこれで十分。とゆう訳でkuraiman社長氏の加速度G対策はこの箱に水晶粒防振化したショートホーンを付ける。この件は納品した時漠然と予言したが、今は必須と考える。

2008178ウエスタンエレクトリックのwe4181ウーファー(参考価格200万円)のショートホーンの事例を見ても、ホーンロードは短く低域のカットオフはかなり高い所になっている。40hzでは結構大きくなるのでamp工房と同じ50hzにすれば現実的寸法に入る。このホーンロードも水晶粒防振の2重構造にする。この手法はコロナ禍終息後に、い~や終息しないか、kuraiman社長氏と名工ミルトさんのスピーカで実施しよう。f=200hz、d=1mm、161Gの世界に耐えうるスピーカの水晶粒防振構造化は、こうして新たな局面を迎える。

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2020年8月15日 (土)

コロナ禍中の夏休み

2008191x昼間の35度越えはザラで、ひどい時は40度近くになり、トルファンの火焔山の如し日本列島、パーカショニストのnakaさんとの夏休み会議はたまりかねて夜中にしてもらう。静岡市では防護服隊が出動したようで「ビル全体が休業に追い込まれた!」とコロナ最新情報を伝えてくれる。コロナ感染に関しては静岡市長がカナキリ声で「誰も悪くない!」と言ったのが印象的で、誰も悪くないは裏を返せば「誰も悪い」となり、地球を象徴しているような話だ。夜中の音質は断然良くなり、4人囃子の一触即発を聴いてもらうと「あ、これはヘビメタの...に同じ」と言い、ベースの奏法は「...に同じ」とさすがミュージシャンで、やたら詳しい。日本語ロックの難しさに「上手く歌おうとしている」などと意見は厳しいが、1970年代のプログレロック黎明期の4人囃子に感心していた。

2008192孫たちが泊まり掛けで夏休みに来たが、何処にも出られない困った夏休み...そうだ!kuraiman社長氏に教わった南部町の道の駅へ行こう。南部町は清水の隣だし越境とも言えない場所だから、まあいいか。中部横断自動車道の現時点の終点で、高速道路だけで清水icから30分もあれば着いてしまい、すこぶる便利な場所だ。山梨県は桃の産地だからモモスイーツに孫たちは大喜び。それにしても混雑が凄すぎで、早々に退散した。

2008193また別な日、そうだ!梅ヶ島へ向かう途中にある見月茶屋へ行こう。駐車場はかろうじて1台の空き、予約はしていったものの混雑で待たさせる。水槽の大きなヤマメを見つけて「鱒ですか!」と大声が聞こえてくる。だいたいが足立noが来ているなど、東京自粛は一体はどうなっているのだい?県外noの車も多く、こんな辺ぴな場所のワイルドなヤマメやさんに客が殺到し、凄い時代になったものだ。

2008194x画像右端で黙々とヤマメをさばいているのが先代のあるじで、最近は滅多に顔を出さない。梅ヶ島温泉へ向かう道中に、今にも崩れそうな掘っ立て小屋があった。その小屋にはドラム缶の大きな囲炉裏があり、盛大に炎が上がって、ヤマメを塩焼きにして売っていた。古参の馴染み客はヤマメ丼を注文する。勿論メニューには無いし「時間が掛かります!」と言ってフィルタリングするが「待ちますよ!」と応戦する。気遣いの多かったコロナ禍中の夏休みはこうして終わった。

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2020年8月13日 (木)

音色力学 jvc k2 20bit 大研究 番外 エリック・ドルフィ

2008131xxエリック・ドルフィをシュール・レアリストと捉えた証拠に、レコードのジャケットがダリの絵にそっくりだ。ジャケットの製作者がそう感じたのか、企画者がそう感じたのかは定かでない。兄貴分のコルトレーンもまたシュール・レアリストと捉え、マイ・フェイバリット・シングスを音痴と表現したjazz評論家もいたが、エリック・ドルフィは勿論聴いているのだろうから、コルトレーンの上をいく超音痴と表現したに違いない。不協和音のように聴こえたり、マルチリード奏法で同時に2音3音出したりすれば、そう感ずるのかも知れない。この不協和音の元祖はセロニアス・モンクで、指使いをコルトレーンに伝授したから兄弟のようなエリック・ドルフィへ伝染したものと、勝手に想像している。

2008132随分昔にエリック・ドルフィの伝記も入手したが、コルトレーンのことを良く書いていない節(せつ)にぶち当たり、気分が悪くなって読むのを止めたから、エリック・ドルフィの詳細は分からない。それに訳者の文体も回りくどく難解で、読むのが面倒になった。日々が難解の連続だから、好きなjazzくらい難解はご遠慮願いたい。とゆう訳でエリック・ドルフィに関しても素人で、誤解も曲解もご容赦あれ。

2008134探し始めて直ぐに引っ掛かったのがエリック・ドルフィー「コンプリート・プレスティッジ・レコーディングス/COMPLETE PRESTIGE RECORDINGS」9枚組vicj-40114~22で、粘着質のボブ・ウェインストック(Bob Weinstock)によって作られたから、音も粘着質に違いない。セロニアス・モンクでもしくじったがビクターの初期盤は、果たしてk2 20bitだろうか?

2008135x何とかオークションには4点あり、アマゾンにもいくつかある。これらを手掛かりに徹底調査を敢行する。

2008136案外素直に判明した。「コンプリート・プレスティッジ・レコーディングス/COMPLETE PRESTIGE RECORDINGS」9枚組にk2 20bitは存在しない。1996年3月23日ならば、他のcdでは既にk2 20bitになっている。このエリック・ドルフィ・コンプリート・プレスティッジ・レコーディングスの9枚組は、何とゆう不幸だろうか。これがダメであれば1枚毎入手しなくてはならず、面倒が増える。画像に記入したが、vicj-40114~22が後に重要な意味を持ってくる。

2008137まあ、それでも仕方がないのでパイロットcdを入手した。コンプリート・プレスティッジ・レコーディングスと同等の7枚レコードが4枚のcdに収まっている輸入盤で、お代はランチ代程度と信じられない安さで、たまげた。アマゾンは確実に翌日には届き、早速音を出す。やっぱりな、音にトゲが無くて、しかしこれをまろやかとは表現出きず、鈍いと表現しよう。鈍いがパイロットとしては大活躍で、入手すべきcdの道筋がついた。

2008138最初の1枚はエリック・ドルフィー アウトワード・バウンド「Eric Dolphy OUTWARD BOUND」でhq cdのk2 20bit盤で、音は良いもののハイクオリティ盤特有の音のヒリツキが感じられる。

20081391続いて入荷はhq cd k2 20bitのOUT THERE / ERIC DOLRHYで、これはもうダリの絵だ。エリック・ドルフィの場合、このアウト何とかが、よりシュールな曲となっているようです。ここで遂にギブアップ、hq cdのk2 20bitはあんぷおやじ流儀のシステムに合わない。メリハリ、クッキリ、ハッキリは良いのだが、k2 20bitにしては何かクセっぽい、う~ん参った。このハイクオリティcdではブルースペックの宣伝で片棒担いだから、我が方にも責任はある。そこで録音技師のアナイさんのお言葉「音の出にくい現代オーディオでは、音を強調したハイクオリティcdが似合う」

2008139更に調査は進み、純粋な画像のシリーズのk2 20bit盤が見つかった。これはhq cdではないから大丈夫と思うが今更、発売日は1999年12月16日のvicj-60449となっている。上のhq cdの発売日は1997年3月19日のvicj-2225で、こっちの方が古い。
jvc k2 20bitの大研究エリック・ドルフィ編のお陰で、k2 20bitはヴァージョンも色々あることが鮮明に分かり、十把一絡げで考える訳にはいかない。どうやら傑作の時期は限定されているようだ。がこれについて今は黙しておき、もうこれ以上の研究は止めとした。

20081392最後に、エリック・ドルフィはアルトにフルートにバスクラリネットの奏者、亡くなったら母親が親友コルトレーンにこのフルートとバスクラリネットを託した。表現方法は違うが、羊のような優しい目を持ったコルトレーンもエリック・ドルフィも、その優しい目とは裏腹にとんでもない過激な演奏で、それに触発されて聴くたびにやる気を授かり、jazzオーディオに賭けているご褒美と思っている。

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2020年8月11日 (火)

2020年 コルトレーンの命日

2008111遂に...い~や、やっとこすっとこ今年もコルトレーンの命日が迎えられた。コルトレーンには相スマンのだか、コロナ禍で許されよ。喫茶店の客席には、レクロイの4現象オシロスコープ、隣は重力高効率発電機の実験機、工具類が無造作に散乱してほぼ研究室状態、2020年は開店以来の特別な年になってしまった。それと、去年と同じ今年は無いのだと身にしみて気付かされた。去年と同じでないのはコルトレーンで、強烈に進化し続けて1967年7月17日に40歳の生涯を閉じた。どうもエネルギーを天才的に吐き出す御仁は、短命のようにみえてしまうが。

「コルトレーンは過激派だったと思う。なにをやっても徹底的にやらねば気のすまない、中庸を知らない男だった」...ルイス・ヘイス

2008112命日の儀式で最初に登場するcdは、JOHN COLTRANE COMPLETE PRESTIGE RECORDINGS 18CD BOX k2 20bitに決めた。 k2 20bit盤は今まで聴いていたプレステッジ輸入盤の比ではなく、コルトレーンjazzに芯が見え、音が塊で飛び出し、ハッケンサックの時代のヴァン・ゲルダーの方が良かった、とも思える。これが k2 20bitの威力で、プレステッジ輸入盤は倉庫の奥深くへ隠した。

2008113xxこのk2 20bitはチョッとした事件で、思いつくことがある。画像のものがそれで、ライヴ・トレーン~ジ・ヨーロピアン・ツアーズ、ジョン・コルトレーン「Live Trane: The European Tours by John Coltrane」は承知していたが、ヨーロッパライブはひどい録音と決め付けて入手は見送っていた。ところがk2 20bitモノがあると分かり、俄然行動を起こした。輸入盤が支配的だから、k2 20bit盤の確認をしつっこくとる。何かと物議の多い「何とかカリ」に半額を見つけて、シメタとばかりに手配した。

2008114ひどい録音も k2 20bitだから何とかなるかも知れない、と期待したが果たしてどうなるやら。半額は半額だけのことがあり、ライナーブックは水没品か?よれよれ状態。だがcd面は問題なさそう。早速水晶粒防振スタビライザを載せてcdを回す。いや~、ひどい録音だ。ヨーロッパツアーに録音技師が同行していればこんなことはないはずとも、思いたくなる。まあ、ライブのぶっつけ本番だから仕方がないが、フェード操作もひどい。ピアノは基本サイン波だから何とかなるが、管やシンバルはジャリついて困る。商売人のノーマン・グランツさんが同行しているのだが、録音状態は意識していないのだろうか?

2008115悪態をついたが進んだ2曲目、聴きなれたマイ・フェイバリット・シングス「My Favorite Things」では、エルクハートのセルマーへ自ら乗り込んで選びに選び抜いたソプラノサックスが変幻自在に音を絞り出し、ネスヒとアーメット・アーティガンが録った「My Favorite Things」の比ではなく、恐ろ凄まじい!

2008116上手い!コルトレーンはこんなにフルートが上手かったか?い~や、エリック・ドルフィがツアーに同行していたのだ、そんなことも知らないとは、コルトレーンフリークとして情けない。エリック・ドルフィがツアーに加わったコトで最強の「My Favorite Things」となり、録音の悪さをカバーして余りある。また、ネスヒとアーメット・アーティガンの時代より演奏の進化が激しく、これぞ唯一無二の「My Favorite Things」なのだ。

2008117水晶粒防振構造化のcdシステムだからこそ、このライブ盤のひりついた音も何とかこなし、古典管のcx350の威力と、新調なったofc純銅電解コンデンサのお陰で、今年のコルトレーンの命日は数日間に及んだ。また命日の大成果は「Live Trane: The European Tours by John Coltrane」 k2 20bitで、エリック・ドルフィも凄い。とゆう訳でコルトレーンの兄弟みたいなエリック・ドルフィも、 k2 20bit盤があれば入手しなくてはならない。

「私は常に前進する。しかし、他の人たちから離れすぎず、決して行き過ぎもしない」ジョン・コルトレーン

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2020年8月 9日 (日)

電源力学 ofc純銅電解コンデンサ修理 了

2008091耐電圧試験もパスしたから意気揚々と通電する。ビチッ!バチッ!やば~い、慌てて電源を切る。古参エンジニアはこうゆう事態に一番自信を無くす。耐電圧試験をパスしたのに一体何なんだ。どう考えても異常は無いので偶然か?と再度通電する。ビチッ!バチッ!もういけません。修理したofc純銅電解コンデンサの配線をバラして短絡チェックをするが、正常である。

2008092ofc純銅電解コンデンサの接続を外して通電し、31df6の全波整流波形を見る。お~、なんてことだ。整流しっぱなしの波形が不揃いで且つピーク電圧390vとがとんでもなく高い。低いピーク電圧は約300vでこちらは正常。長年電子回路に携っているが、こんなひどい整流波形を見るのは初めてだ。

2008093念のため電源の電圧波形を見る。ofc純銅トロイダル電源トランスの2次側は、フツーのサイン波でピーク電圧はは310v、これは正常な値で直流電圧となる。

2008094そこで各整流器の電圧波形を見る。こっちサイドの電圧波形は正常。

2008095反対サイドの電圧波形がこれ。洩れてしまい整流波形が崩れて31df6の破壊と認定。31df6の4本全部を交換して、やれやれこれで音が出ると通電する。又してもビチッ!バチッ!が出てしまい電源を切り、落ち込む。

2008098今度はofc純銅チョークコイルの2次側のコンデンサが短絡している。今頃になって気付いたが、cx350ラインアンプは+b電圧が300vちょいだから、コンデンサ容量の増大を目指し350v耐圧の電解コンデンサエレメントを使っていたのだ。

2008096 それがダイオードの破壊で+bは400vを超えてしまい、それで2個目の350vのofc純銅電解コンデンサがパンクしたと判明した。なぜ31df6が破壊したかは不明。2個目も日立の400v2,700μf電解コンデンサエレメントを巻いて、各種試験を終えて完了です。その時の+b電圧は321vでokとなる。

20080977月16日にコト切れて以来の音出しです。選曲は勿論コルトレーンが亡きエリック・ドルフィに捧げた名曲「ワイズ・ワン」で、やけに音が良い。そうか、cx350ラインアンプのofc純銅電解コンデンサの-極を2個同時に新調したからで、-極において日々進む酸化皮膜形成で徐々に音が悪くなっていったのだ。バケ学には弱いが、そろそろ酸化皮膜問題を解明しなくてはならない時期に来ている。これで晴れてコルトレーンの命日が出来る。

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2020年8月 7日 (金)

電源力学 ofc純銅電解コンデンサ修理 その1

2008071手段を選ばないのがあんぷおやじ流儀で、弟子のkouhei君はカートリッジメーカで手段を選び、セオリーの制限の中で努力をしている。手段を選ばず手法で長年やっていると、成果は次々と出るのだがやり過ぎで壊れる。壊れれば商品にはなり難い。コルトレーンの命日が出来ず、重い腰を上げて電源力学のofc純銅電解コンデンサの修理を始めた。名工ミルトさんの作ったofc純銅電解コンデンサは壊れないし、当方で作った電解コンデンサの多くは事故を起こしていないから、単に製造上の問題とも理解している。各機器の電源をoffしていくと、カニンガムcx350ラインアンプの電解コンデンサの破壊と判明した。

2008072そこで工業用の掃除機で水晶粒を抜き始める。最上段にofc純銅トロイダルチョークコイルがあり、その下にofc純銅電解コンデンサが見える。黄色丸印のこれか?と調べれば違う。となると大いに厄介で、電源トランス下の最下層にある初段のofc純銅電解コンデンサとなって、完全にバラバラにする。毎回これでは面倒で、本番ではofc純銅電解コンデンサだけ別紙管ケースに入れ独立させて、メンテナンスが楽に出来るようにする。

2008073初段のofc純銅電解コンデンサを掘り出した。事故は直ぐに分かり、焼き切れて黒い穴が開き±が短絡している。製造年月が新しければコンデンサ容量も残っているので、この部分のみ切除して短絡回復の手法もあるが半年以上も経っているので新調する。

2008074電解コンデンサのエッチングされた+極のアルミ箔と電解液に浸された電解紙をバリバリと剥がす。ごらんのようにofc純銅-極の表面は酸化皮膜で覆われており、正常な動作をしている。この酸化皮膜をパーカショニストのnakaさんからもらったサンドシートで丁寧に剥がす。

2008075ofc純銅板がリフレッシュされた所で、日立の400v2,700μf電解コンデンサの+極と電解紙を巻き解きながら、ofc純銅板の上にずれないように巻きつける。ここの巻きつけがずれ易く最初から直角平行に気を使わないとしくじる。たいていこのズレでシワが拠ったりして、事故の原因になリ易い。自力で修理したhpの4274aのlcrメータで、コンデンサ容量を測定する。40μfと出て上出来です。

2008076容量測定が終わればスライダックで電圧を徐々に上げながら、漏れ電流特性と自己回復特性を調べる。このテストでは周りを静かにする。たまにパチッと音が出れば耐電圧の弱い所が焼き切れて、自己回復している。ofc純銅電解コンデンサを作り始めた時代の頃は、たまにパチッが出ていたが最近は全くなく、これに関しては安定している。

2008077最近部品の開発をしていて思うが、どうもofc純銅電解コンデンサが一番強烈に音が変るようだ。多分に贔屓の引き倒しで、cx350の方が良くなると言いがちだが、冷静になれば良く分かる。元々が諸悪根源のような身分で、コトあるたびに電解コンデンサを除去できたと、手柄話にもなってしまう。我々の世界では高電圧で大容量の電解コンデンサが無いと、モータ用のネオジウム磁石の着磁が出来ない。この例のようにトルクを出すには電解コンデンサが必要で、アルミ箔で出来ているからリキはあっても音は悪く、-極だけでもofc純銅にすれば音質カイゼンの極致となる。

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2020年8月 5日 (水)

振動力学 10kw高速サーボアンプ開発その9

2008051歴史とはその時代の影響力のある人物の記述により作られ、必ずしも真実とは限らない。そしてまた、立ち位置で違う歴史に真実など必要ないのかも知れない。ここに1枚の古ぼけた写真がある。これが1982年を写す唯一の証拠写真となり、ロボットベンチャー成功への起爆剤となった4軸ロボットなのだ。このメカを作ったのがk工業のm氏となる。だからm氏には恩義があるのだが歴史には登場してこないし、この真実は誰も知らない。スレートぶきの倉庫のような建物から、現在の大きなビルを誰が想像しただろうか?いずれにせよ、ロボット黎明期は過酷で過激でスリリングで、日々が戦場で2度とやりたくは無いが、確かに時代に生きている感覚はあった。

2008052さて振動力学の10kw高速サーボアンプ開発は更に拍車が掛かり、今回は波形歪みについて調べてみた。内部にデジタル分解能は32bitあるがpwm(1種のdaコンバータ)は16bitの分解能しかないから、cdに似たようなものになる。但し途中演算はbit落ちを考慮して必ず32bit演算としている。

2008053この波形がデッドタイム3μsecの電流波形でクロスオーバー歪みが大きい。丁度b級アンプのクロスオーバー歪みに良く似ている。デッドタイムはパワートランジスタやmosfetの応答速度で決るから、ゼロには出来ない。せいぜいデッドタイムを縮める位しかできない。pwmアンプの最大の弱点と言えるだろう。

2008054この画像が富士電機のリコメンドの3μsecのデッドタイムで正確に作ってある。ここはsh7145cpuの優れたところでパラメータをセットすれば、後は勝手にデッドタイムを生成してくれる。

2008055これを2μsecに変更してみた。ゼロクロス歪みは改善されないので即止めた。3μsecがギリギリ動作では大電流を流した時エラーの出る可能性がある。プリウスモータ実験の時2μsecでテストしたら、時々igbtエラーが出てしまい、この状況は何も変わらない。ここは3μsecで進むしかない。

2008056こちらは電流帰還を掛けた状態の電流波形でゼロクロス歪みは帰還によりカイゼンされている。pwm波形の歯抜けはデジタルオシロのサンプリング時間から派生するオバケで、時々誤魔化される。

2008057まあ、オーディオアンプではなくて振動力学は1種のロボットでもあるから、この程度で良しとしよう。波形歪み対策と電流帰還まで概ね終わり、次はいよいよ振動力学の位置帰還となる。位置制御は速度制御となり加速度制御となる。この加速度計算が難しくて連日ウンウンしている。とゆうか、今までは大学の研究室にsosを出せば何とかなったが、親しい教授2人とも退官してしまい相談に行けない。最近思うが、要するに人脈が段々乏しくなってきて自在に開発できない状況が、リタイアとゆうことなのだろう。

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2020年8月 3日 (月)

ジャパンレプタイルズショー20202 夏レプ 静岡ツインメッセ

2008020「ジャパンレプタイルズショー2020夏レプ」に参加しました。新型コロナに関する事務局よりのコメント「ジャパンレプタイルズショー2020 夏レプは、予定通り、8月1日、2日に開催します。新型コロナウイルス対策として政府方針を遵守し、大規模イベント主催者として静岡県の危機管理部にも相談して参りました。70項目を超える内容の遵守事項のチェックリストを作成して、施設管理者とも最終的に開催を決断しました。イベント開催の賛否を大変多くの皆様から頂戴しています。コロナ蔓延防止に努めながら、経済的なイベント開催をすることは、必要と捉えています。」

2008021いつも通りにわか仕立てでウチワサボテンの出品です。メインは、オリジナルのガラパゴスウチワサボテン(ギガンティア)の巨大に生長した接木苗で、このまんま生長させれば国内最大級になること、間違いなし。陳列していたら生きものや菊屋の次男坊に「それじゃあ売れない、ならべてやる」とダメだしを食らう。

2008022最初は間借りから始まり、ツインメッセ北館の中央に最大級の展示ブースを構えた「生きものや菊屋」は、業界での地位をしっかり確保したのだろう。左端で腕組みして見ているのが、tvに盛んに登場するizoo社長の白輪さんで何かとお世話になっている。例年参加しているオクラホマのボブ・クラークさんは、コロナ禍で来れない。

2008023縁は異なもので、翔洋ラグビー部2006年組の1学年下で、フランカーで大活躍したy川君のおやじ殿と生きものや菊屋は業務提携をしている。そのおやじ殿と末っ子が展示物の打ち合わせをしており、左でバケツを持ってマメに動いているのはy川君の妹さんで、働きもののチャーミングなお嬢さんです。

2008024こんなに白いヘビは見たことがない。前日のtvに登場して白輪さんが「2020レプタイルズショーの目玉のアミメニシキヘビで、250万円!」と紹介したシロモノで、世界に何匹も居ないという。次男坊に聞くと「250万円でも安い」と言っていたが何の世界も同じで、我らの世界のハイエンドパワーアンプは3,000千万円もするのだから驚かないが、生き物は死ぬから困る。

2008025ロボットベンチャー時代から展示の当事者側に回り、中から見学者を観察することが多くなった。ロボットはお堅い商売だが、レプタイルズはその正反対の商売で、腕にイレズミした女子や、顔中にカナモノをぶら下げたデトロイトメタルシティみたいな男子の登場に、最初は引いていたが慣れた。まともそうな人間でもおぞましい現実もあるのだから、世の中見た目では分からない。

20080264番ロックでラグビーをやっていた末っ子はフォワードみたいな体型になってしまい、手前の小柄な子が知り合いのお孫さんのタイガー君で弟子入りしている。弟子だからビシバシと教育を受けており、そのせいか会う人、会う人にしっかりと挨拶して、それだけでも弟子入りした成果はある。10時オープニング、フェイスシールドに手をかける。最初のお客さん達が一斉に入場を始めて、お役御免。次男坊から「高齢者はさっさと帰っとくれ」と言われて退散。マスクにフェイスシールド、アルコールに次亜塩素酸と完全防備で、2020年コロナ禍の前代未聞が始まった。

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2020年8月 1日 (土)

スタインウェイ・アンド・サンズのフルコンサートd274と普遍性

2007303出展:wikipedia
「D-274は、スタインウェイ・アンド・サンズ(Steinway & Sons)の主力製品であるコンサートグランドピアノのモデル名である。1884年に初めて作られた。ほとんどのコンサートピアニストの第1選択と一般的に評される。長さ274cm幅156cm、重さ480kgのD-274は、ほとんどの家庭内での使用には大型すぎる。一方、コンサートホールではD-274は広く普及している。2003年の推計では、世界のコンサートグランドピアノの90パーセント以上がD-274であることが示唆されている。」
20073071884年に作られたのだから136年も経過しており、名機とはそうゆう訳であり、普遍性とは時間に焼かれることなのだ。カニンガムのcx350は1928年製だから何と92年も前で、やはり名機と言えるし、十分に時間に焼かれた。トランジスタの時代になってからは、焼かれるものは無いね。

2007304x今年のピアノ発表会は例年通り焼津市大井川文化会館ミュージコでした。小さなコンサートホールにスタインウイのd274のフルコンサートが置いてあり、それを弾くのだから恵まれた子供達です。他にヤマハのフルコンサートも置いてあるが、先生方がd274を選択しているのでしょう。偶然だったが、この撮影位置で聴くスタインウイは、音が反射板から砲弾のように塊り飛び出してきて、たまげた。しかし下の撮影位置からはそうはならず、反射板の角度から割り出した客席のベスト位置が分かり、良い経験をした。

2007301x孫娘の母親は何とか人形の衣装を作りフリマで売るほどの実力があり、その晴れの舞台衣装は手作りです。華やかな発表会の派手な衣装の中に、普段着でピアノ演奏をしていたお嬢さんが居た。小学校3,4年にもなれば自分の衣装に気付くはずで、しかし何も感じさせず上手くはないが一生懸命ピアノを弾く姿に、思うところがあった。お姫様のような華やかな衣装の子、普段着の子、手作り衣装の孫娘、誰が真に恵まれているかは分からない。分からないが少なくとも言えることは、努力した通りの音を奏でるd-274は136年も普遍なのだ。

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