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2020年8月 9日 (日)

電源力学 ofc純銅電解コンデンサ修理 了

2008091耐電圧試験もパスしたから意気揚々と通電する。ビチッ!バチッ!やば~い、慌てて電源を切る。古参エンジニアはこうゆう事態に一番自信を無くす。耐電圧試験をパスしたのに一体何なんだ。どう考えても異常は無いので偶然か?と再度通電する。ビチッ!バチッ!もういけません。修理したofc純銅電解コンデンサの配線をバラして短絡チェックをするが、正常である。

2008092ofc純銅電解コンデンサの接続を外して通電し、31df6の全波整流波形を見る。お~、なんてことだ。整流しっぱなしの波形が不揃いで且つピーク電圧390vとがとんでもなく高い。低いピーク電圧は約300vでこちらは正常。長年電子回路に携っているが、こんなひどい整流波形を見るのは初めてだ。

2008093念のため電源の電圧波形を見る。ofc純銅トロイダル電源トランスの2次側は、フツーのサイン波でピーク電圧はは310v、これは正常な値で直流電圧となる。

2008094そこで各整流器の電圧波形を見る。こっちサイドの電圧波形は正常。

2008095反対サイドの電圧波形がこれ。洩れてしまい整流波形が崩れて31df6の破壊と認定。31df6の4本全部を交換して、やれやれこれで音が出ると通電する。又してもビチッ!バチッ!が出てしまい電源を切り、落ち込む。

2008098今度はofc純銅チョークコイルの2次側のコンデンサが短絡している。今頃になって気付いたが、cx350ラインアンプは+b電圧が300vちょいだから、コンデンサ容量の増大を目指し350v耐圧の電解コンデンサエレメントを使っていたのだ。

2008096 それがダイオードの破壊で+bは400vを超えてしまい、それで2個目の350vのofc純銅電解コンデンサがパンクしたと判明した。なぜ31df6が破壊したかは不明。2個目も日立の400v2,700μf電解コンデンサエレメントを巻いて、各種試験を終えて完了です。その時の+b電圧は321vでokとなる。

20080977月16日にコト切れて以来の音出しです。選曲は勿論コルトレーンが亡きエリック・ドルフィに捧げた名曲「ワイズ・ワン」で、やけに音が良い。そうか、cx350ラインアンプのofc純銅電解コンデンサの-極を2個同時に新調したからで、-極において日々進む酸化皮膜形成で徐々に音が悪くなっていったのだ。バケ学には弱いが、そろそろ酸化皮膜問題を解明しなくてはならない時期に来ている。これで晴れてコルトレーンの命日が出来る。

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