« 2020年 コルトレーンの命日 | トップページ | コロナ禍中の夏休み »

2020年8月13日 (木)

音色力学 jvc k2 20bit 大研究 番外 エリック・ドルフィ

2008131xxエリック・ドルフィをシュール・レアリストと捉えた証拠に、レコードのジャケットがダリの絵にそっくりだ。ジャケットの製作者がそう感じたのか、企画者がそう感じたのかは定かでない。兄貴分のコルトレーンもまたシュール・レアリストと捉え、マイ・フェイバリット・シングスを音痴と表現したjazz評論家もいたが、エリック・ドルフィは勿論聴いているのだろうから、コルトレーンの上をいく超音痴と表現したに違いない。不協和音のように聴こえたり、マルチリード奏法で同時に2音3音出したりすれば、そう感ずるのかも知れない。この不協和音の元祖はセロニアス・モンクで、指使いをコルトレーンに伝授したから兄弟のようなエリック・ドルフィへ伝染したものと、勝手に想像している。

2008132随分昔にエリック・ドルフィの伝記も入手したが、コルトレーンのことを良く書いていない節(せつ)にぶち当たり、気分が悪くなって読むのを止めたから、エリック・ドルフィの詳細は分からない。それに訳者の文体も回りくどく難解で、読むのが面倒になった。日々が難解の連続だから、好きなjazzくらい難解はご遠慮願いたい。とゆう訳でエリック・ドルフィに関しても素人で、誤解も曲解もご容赦あれ。

2008134探し始めて直ぐに引っ掛かったのがエリック・ドルフィー「コンプリート・プレスティッジ・レコーディングス/COMPLETE PRESTIGE RECORDINGS」9枚組vicj-40114~22で、粘着質のボブ・ウェインストック(Bob Weinstock)によって作られたから、音も粘着質に違いない。セロニアス・モンクでもしくじったがビクターの初期盤は、果たしてk2 20bitだろうか?

2008135x何とかオークションには4点あり、アマゾンにもいくつかある。これらを手掛かりに徹底調査を敢行する。

2008136案外素直に判明した。「コンプリート・プレスティッジ・レコーディングス/COMPLETE PRESTIGE RECORDINGS」9枚組にk2 20bitは存在しない。1996年3月23日ならば、他のcdでは既にk2 20bitになっている。このエリック・ドルフィ・コンプリート・プレスティッジ・レコーディングスの9枚組は、何とゆう不幸だろうか。これがダメであれば1枚毎入手しなくてはならず、面倒が増える。画像に記入したが、vicj-40114~22が後に重要な意味を持ってくる。

2008137まあ、それでも仕方がないのでパイロットcdを入手した。コンプリート・プレスティッジ・レコーディングスと同等の7枚レコードが4枚のcdに収まっている輸入盤で、お代はランチ代程度と信じられない安さで、たまげた。アマゾンは確実に翌日には届き、早速音を出す。やっぱりな、音にトゲが無くて、しかしこれをまろやかとは表現出きず、鈍いと表現しよう。鈍いがパイロットとしては大活躍で、入手すべきcdの道筋がついた。

2008138最初の1枚はエリック・ドルフィー アウトワード・バウンド「Eric Dolphy OUTWARD BOUND」でhq cdのk2 20bit盤で、音は良いもののハイクオリティ盤特有の音のヒリツキが感じられる。

20081391続いて入荷はhq cd k2 20bitのOUT THERE / ERIC DOLRHYで、これはもうダリの絵だ。エリック・ドルフィの場合、このアウト何とかが、よりシュールな曲となっているようです。ここで遂にギブアップ、hq cdのk2 20bitはあんぷおやじ流儀のシステムに合わない。メリハリ、クッキリ、ハッキリは良いのだが、k2 20bitにしては何かクセっぽい、う~ん参った。このハイクオリティcdではブルースペックの宣伝で片棒担いだから、我が方にも責任はある。そこで録音技師のアナイさんのお言葉「音の出にくい現代オーディオでは、音を強調したハイクオリティcdが似合う」

2008139更に調査は進み、純粋な画像のシリーズのk2 20bit盤が見つかった。これはhq cdではないから大丈夫と思うが今更、発売日は1999年12月16日のvicj-60449となっている。上のhq cdの発売日は1997年3月19日のvicj-2225で、こっちの方が古い。
jvc k2 20bitの大研究エリック・ドルフィ編のお陰で、k2 20bitはヴァージョンも色々あることが鮮明に分かり、十把一絡げで考える訳にはいかない。どうやら傑作の時期は限定されているようだ。がこれについて今は黙しておき、もうこれ以上の研究は止めとした。

20081392最後に、エリック・ドルフィはアルトにフルートにバスクラリネットの奏者、亡くなったら母親が親友コルトレーンにこのフルートとバスクラリネットを託した。表現方法は違うが、羊のような優しい目を持ったコルトレーンもエリック・ドルフィも、その優しい目とは裏腹にとんでもない過激な演奏で、それに触発されて聴くたびにやる気を授かり、jazzオーディオに賭けているご褒美と思っている。

|

« 2020年 コルトレーンの命日 | トップページ | コロナ禍中の夏休み »