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2020年11月29日 (日)

電源力学 ofc純銅トロイダルチョークコイルだけの直流電源!

2020gm701もの凄い発明をしてしまった!
しかし天才と凡人の差は明らかで、天才は真に唯一無二の発明をやってのけるが、凡人は唯一無二の発明と狂喜乱舞しても既に先を越されており、気付いて大いに失望する。これで何例目になるだろうか?我が開発者人生、相当数を唯一無二と思ったが、既にあった。まあ、学習をしていれば直ぐに真似をして易々完成させのだが、学習をしないものだから先人と同じような苦労をする。この苦労は発明活動において重要で、発明者や開発者はコピペの世界から潔く足を洗い、拙くても自分の足で歩こう。

2011211ロシアgm70管のフィラメント電源は20vの3aと大飯食らい。この大飯食らいに音の良いdc電源を作らねばならず、現在の虎の子フィリップスの電解コンデンサでも音の破壊大魔王?ですから相当に苦しい。大容量のofc純銅電解コンデンサを開発すれば解決すると思うが、まだ可能性は分からない。そうなればチョークインプット電源にすべきで、シュミレーションしてみる。大電流チョークコイルは自在に出来るからインダクタンスは大きくし、ofc純銅電解コンデンサは名工ミルトさんの楽に作れる範囲の60μfにしてみる。

2011212xこちらがシュミレーション結果。リップルはあるものの直流電源になっている。ofc純銅電解コンデンサを増やしても大してリップルのカイゼンにはならない。そりゃあそうでしょうよ、3aも流すには相当大きな電解コンデンサ(実験では3700μ)が要る。60μfなんか関係ないのだろうなと外してみる。すると、シュミレーション結果は何も変らなくて、チョークコイルだけで直流化出来るのだ...凄いぞこれは!

2011213こうなりゃあたたみ掛けよう。10hで3aのチョークコイルなんか、Φ1.0mmのofc純銅線をΦ350mm高性能トロイダルコアに巻けば直ぐに出来る。おおむね750ターンほど巻いて1層分は一杯となる。これのインダクタンスは、ac100v印加して14maだからz=7.1kΩは19hとなり、巻き過ぎだな。

2011214スライダックで電圧調整をしてdc20vとし、6Ωの負荷抵抗に電流を流す。入力と出力形が近似の全波整流波形でシュミレーション結果とエラく違う。そうか、Φ350mm高性能トロイダルコアは直ぐに磁気飽和を起こし、インダクタンスが消滅してチョークコイルではなくなった。恥ずかしながらこのコアの磁気飽和は年中やっている。

2011215そこでミルトさんへsosを打電「トランスを至急持って来てください!」「ようがす」過日のk工業さん研修時に搬入してくれたが、Φ450mmのトロイダルトランスは重すぎて腰をやられそう。研修に来ているs氏とk氏に2人がかりで搬入してもらう。

2011216チョークコイルだけ平滑実験は先ず画像下の巨大なΦ450mmカルダストロイダル電源トランス。1次2次も同じカルダス巻き線数のアイソレーショントランスで、1次と2次を直列接続してインダクタンスを稼いでいる。ミドリの電圧波形のリップルは大きいが、まさにインダクタンス動作波形で教科書通り。本邦初のコンデンサレス平滑回路が姿を表した。

2011217次は画像上のΦ400mmトロイダルトランスで900tの4層巻き、これはcx350ラインアンンプ出力トランス。この2つのデータは同じディメンジョンで測定しており、上データのインダクタンスの少ない方が電源電圧は低くなっている。下データの場合はインダクタンスが大きい分電源電圧が上がり、しかしリップルは若干下がっている。この電圧差はインダクタンスと直流抵抗によるもの。

2011218最後にΦ400mmの1次と2次を直列接続してインダクタンスを最強とした。dc18vを出力させるのにac側の電圧は何と77vにもなり、とんでもなく効率は悪い。この3種の実験からある程度のインダクタンスが確保されれば十分のいい塩梅が存在し、インダクタンスを強力に増加させてもリップルのカイゼンは僅か、とゆう結論が出た。

2011219凄い発明をしたと興奮冷めやらぬ中、ネットから出てきた情報は、その昔、鉄道で交流電源になった初期、電力コンデンサが出来ない時代には平滑コイルで直流化していたとあり、なんだい古典技術だったのか...

20112193こちらがその実験風景。赤のΦ400mmはofc純銅トロイダルチョークコイルでインダクタンスは正確ではないが、過去のデータから36h~40h、直流抵抗は16Ω前後、白テープのΦ300mmofc純銅トロダル電源トランスのフィラメント巻き線はムンドルフのΦ1.2mmを巻いてある。負荷はホーロー可変抵抗でgm70管相当の6.7Ωにしてある。

20112194オーディオ用では本邦初、チョークコイルの平滑力だけによる直流電源の論より証拠の画像です。こりゃあ大事件?が平凡で終わってしまった。だが、その瞬間天才発明者のニコラ・テスラの気分を味わえたのだから、これで良しとしよう。あ~そうだ、肝心な音は未だ聴いていない。

20112191x最近活躍している妖しいcd、AS-9164 Bill Plummer And The Cosmic Brotherhood 1968、5曲目Arc 294 Degreesと7曲目Antaresを再び聴いてみよう。なんとゆう立体感だ、シタールが掴めそう。丁度ラインアンプ修理でみえたパーカショニストのnakaさんとt-mon君に聴いてもらうと「遂にハジケましたね!」と言う。ハムレベルも大差無く、コンデンサレスの直流回路は古典技術なんだけど、何やら凄い未来を示唆している。

20112192そうなんです、ここでピンとくる方は発明者の素養大いにありです。gm70管のフィラメント直流回路から電解コンデンサを消しされば、主もやらねばならない。+bの450v電源から電解コンデンサを消し去ろう。大容量の抵抗をつけてチョークコイルには十分電流を流しておき、ダイナミックに変動する音楽信号電流より遥かに大きければこの考え方は成り立つ。垂れ流しの500wは電気コンロで湯でも沸かしておけば良い。もっともcelloのパフォーマンスa級アンプの24時間営業ほど電気は食わないと思いますがね。sh2マイクロプロセッサを搭載すればフィラメントハムと+b電源のリップルを相殺コントロールも出来るでしょうが、先ずは音を聴いてみる。それからで...実はこの後、Mullard CV378銅プレートの整流管の実験が控えており、半金属の31df6対銅プレート整流管の結論が出てからにしよう。

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2020年11月27日 (金)

素材力学 ロシアgm70直熱送信管の音色を聴く5

2012052k工業のm氏と開発している励磁型(フィールド型)スピーカモータは純鉄材とアルミ材の切削加工が進んでおり、こっちはそれに合わせて励磁回路の準備に入る。先日、10kwスピーカモータ用サーボアンプの大型電解コンデンサが数本入荷した。rsでは概ね1個20,000円もするが、高リップル電流の大型アルミ電解コンデンサの450v耐圧4000μf級は、この高額が相場になる。最近は先ずネットオークションで探し、程度が良くて安価であれば迷わず入手し、無い時のみrsへ手配している。画像のものは随分と安価で手に入り、且つ日立の新品で特をした気分になる。電子電気部品の入手をネットオークションでするなどはお堅い企業では不埒な!となるのでしょうが、誰かが時代をそうゆう風に操っているから仕方がないし、たまには...い~や最近は年中過剰便利に乗っとる。

2012051さて先日、パーカショニストのnakaさんとt-mon君参加のgm70にわか試聴会の最後にRLP 12-291 Everybody Digs Bill Evans、Bill Evans, piano; Sam Jones,bass、Philly Joe Jones, drums、からピース・ピースをかけた時、ラインアンプのofc純銅電解コンデンサが壊れて聴くに至らなかった。このcdは半球型フィボクリスタル防振構造の最強のcdで、現状ではオリジナル盤をも凌駕している。この音色を聴いて、gm70の方針を決めている重要なcdなのだ。

2012053このEverybody Digs Bill Evansを聴くために重い腰を上げ、ラインアンプの水晶粒を抜き取り、破壊したofc純銅電解コンデンサを掘り出す。破壊の原因は酸化したofc純銅板をヤスリガケして再利用したからで、これをやると著しく信頼性を損なう。丁度余っているofc純銅電解コンデンサがあったのでそれを使うコトにした。今回からコンデンサ専用紙管を用意して、単体で修理出来るようにする。Φ400mmとΦ350mmのofc純銅電解コンデンサが2個上手いこと紙管に収まり、2重コンデンサが出来た。

2012054続いて水晶粒を充填する。 中央のメクラ紙管の採用で水晶粒が節約できると同時に、重量がかなり軽量化される。予備のofc純銅電解コンデンサがあったお陰で直ぐに作業は終了した。RLP 12-291 Everybody Digs Bill Evans、からピース・ピースをかけると音色はかなり前進しており、気持ちは危うく妥協しかかる。い~や、まだまだ何かがおかしい?レピートモードで繰り返し聴いてチェックをする。情報量は増えて輝くも音色が...ブチッ、バチッと音がして又しても予備のofc純銅電解コンデンサがぶっ飛び、もういけません。

2012055突然何を思ったか、10kwスピーカモータ用サーボアンプの大型電解コンデンサに付け替える。途端に全て悟るコトになった。gm70の銅プレートもグラファイトプレートも判断がつかないほど音色感度は鈍り、amp工房の音は崩壊した、たった2個のラインアンプ電源の電解コンデンサで...amp工房では既に電源用アルミ電解コンデンサは音の破壊大魔王と化していた。

2012056これが歴史から姿を消した要因で、通常のアンプでは抜きん出た性能は発揮できず、どの球も似たり寄ったりに見えてくるのだろう。よってgm70銅プレートが格段に優れた球など、誰も気が付かないのだ。もし気付いていれば天文学的な高額になるでしょうが、この現実の方が我々にはありがたい。ofc純銅電解コンデンサは音の全てを支配し、これを無くしてあんぷおやじ流儀の音は存在しない。慌てて名工ミルトさんへsosを打電する「もうあきまへん、貴殿の名工力で信頼性の高いofc純銅電解コンデンサを作ってください!」

2012057すると翌日ミルトさんが「出来たよ」と超特急宅配便、3個の50μf450vのofc純銅電解コンデンサを持ってきてくれた。ニューカマーはミルトさんの力作でofc純銅板1.0mmを2枚重ね合わせ、中央に絶縁皮膜(誘電体)付きエッチングアルミ箔を配し、その両面に電解しを挟んだもので、今までの寿司桶タイプから随分と小型化し、サイズは350mmx110mmとなり、ここまで進化した。切り替え工事は簡単でその場で終了して音出しする。寿司桶タイプよりこっちの方が音がよりクリアになり、断然良い。紙管が無くなった分、水晶粒の防振効果が増したと考えられる。ここまで簡単単純化すればamp研究会のメンバーが自力で出来て福音です。これ以降ofc純銅電解コンデンサのトラブルは無くなり、安心してgm70管の次なるステップへ進むコトが出来た。

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2020年11月25日 (水)

素材力学 ロシアgm70直熱送信管の音色を聴く4

2012011「パーカショニストのnakaさ~ん、ロシアgm70直熱送信管パワーアンプを解体するから、その前に聴きに来てください」「ようがす、t-mon君も居るから一緒に行きます」どうしても気になるのがビル・エヴァンスのピアノソロで、Riverside Contemporary 200 seriesのRLP 12-291 Everybody Digs のピース・ピース「Peace Piece」なのだ。長年この曲の再生に心血を注いできており、勿論RLP 12-291のオリジナル盤も持っている。この音色が変なのだ。コルトレーンをはじめガボール・ザボも異次元の情報量に、レンジの広さに、重心の下がり方に、空間の音の飛び散り、申し分ないのだがピース・ピースの音色に違和感を覚え好事魔多し、一体なぜだ?

2012012そこで苦渋の決断で「カニンガムcx350古典管に帰ろう!」北帰行、かくして解体を決意した次第です。

2012013それでも未練たらしくグズグズしながら、パーカショニストのnakaさんとt-mon君に来てもらった。当然小音量で再生しているがt-mon君はすぐさま反応して「凄い!凄い!」を連発する。

2012016本命のガボール・ザボのA-9146 Gabor Szabo - The Sorcerer 1967、Jimmy Stewart, Gabor Szabo, guitar; Louis Kabok, bass; Marty Morrell, drums; Hal Gordon, percussion."The Jazz Workshop", Boston, MA, April 14 & 15, 1967を片っ端からかける。The Beat Goes On、Little Boat (O Barquinho)、Lou-ise、What Is This Thing Called Love、Space、Stronger Than Us、Mizrab、この中のSpaceに賭けている。nakaさんは「ボンゴやコンガが縦に音が通って鳴っている、こんなの聴いたことはない!、厚み、前後の分離、音が耳の横で鳴っている」とたまげていたから「あの~、これモノラルなんですが」と言えば、絶句する。

2012014「あんぷおやじ~、これを解体するなど無体な!」「いや~、あの~ですね、実は私もそうは思っていたのですが...」急にしどろもどろになる。


2012015実はm+aさんが聴いた時よりも、名工ミルトさんが聴いた時よりも、288-16gのネットワークコンデンサがofc純銅1.0mmと電解紙のみになった妖解コンデンサのお陰で、音は断然クリーミーとなっている。

2012017ここが駄耳族の良いところで、周りの超耳族の仲間がちゃんと指摘をしてくれる。なまじ耳が良いと周囲の意見など聞き入れず独走、結果的にたした進化はない。音評価に遠慮会釈のない筆頭が上海駿河屋さんで「こんな腑抜けはjazzじゃあない、jazzは格闘技だ!」と来たもんだ。gm70jazz音はどんどん前に迫り出し、遂には水晶ターゲットを置いた辺りまで出てきて、重心は限界と思えるほど下がっている。ここで1つの重大な結論が出る「銅プレートは音を甘くし、情報量を増し、音をボケボケにする。ニッケルプレートは音を締めてボカさないが、音色の輝きが薄く、情報量が埋もれ易い」しかもこれは素材力学で長年体感してきたことで、又しても真空管でも同じ現象が出てしまい、真理は何事にも通ずる。危うくとんでもない間違いを仕出かすところだった。銅は何が何でも正しかったのだ、銅を信じないでどうする...

2012018そこでコルトレーンのクル・セ・ママの登場。楽器に色が鮮やかに付いて、更に分離が凄い。マッコイのベコベコピアノ音がよりピアノらしく響き、こっちが正解だ。モノにしてインパルスのレコードオリジナル盤をも凌駕するコルトレーンjazzに乾杯!そしてトドメのRLP 12-291 Everybody Digs Bill Evans、からピース・ピースをかけた途端にブチッバチ音がしてコト切れた。ofc純銅電解コンデンサのパンクと推測でき、本日のテストはこれにて終了。さて、こんな凄いgm70がなぜマチュピチのように歴史から姿を消したのか?この後に、謀らずも歴史から姿を消した事実を自ら体験するハメとなった。

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2020年11月23日 (月)

奇想天外力学 史上最強のアッテネータ(超ボリュ-ム)の出現

2011291x手稿の日付は3月3日となっており、2019年に構想、いや妄想していた。その日のエントリーから「あんぷおやじ流儀は巻き線型のアッテネータが基本で、更に巻き線を擦るワイパー部は金を貼り付けている。しかしながら巻き線はニッケルクロム線で銅線ではない。残念ながら音色の優れた銅線は抵抗線にはならない。そこで水晶粒防振トランス式アッテネータを開発することにした。その構想図がこれ!ダ・ヴィンチの手稿のように全て手描きを基本としている。天才ダ・ヴィンチほど上手くないが、紙とエンピツさえあれば何処でも描け、電池の要らないハイテクがいい」コロナ禍で連絡を絶って7ヶ月、漸く往来を開始しているが、その間に密かに名工ミルトさんは、このミニ・ダ・ヴィンチの妖しい手稿から現物を作ってしまった。

2011292xgm70事件で頻繁にamp工房へ来ており「作ってあるよ」と言う。ならば見せて欲しいと頼むと、後日何やら黒い丸型椅子のようなモノが運び込まれた。これが史上最強のアッテネータの超ボリュ-ムで、Φ400mm、高さ350mm、重量想定10kg、これでモノ仕様だから2個必要。なんだい史上最強は大きさと重量じゃあないか?

2011293とゆう意見はごもっとも。ならば内部の大公開で、その凄さを説明しよう。先ずは回転ツマミ機構、一番上の蓋を開けると回転シャフト部が現れ、これにイモネジでツマミ機構が固定部から少し浮くように取り付ける。

2011294次はシャフト滑らか回転固定板、ここもリニアブッシュを使ってある。丸穴は内部のブラシ機構がきちんと接触しているかの点検穴になる。

2011295ここが史上最強のアッテネータ(超ボリュ-ム)のハイライトで、音の心臓部となる。中央にリニアシャフトがありそれから伸びた腕は、通常のボリュームで言うブラシorワイパー部、アッテネータ部はΦ350mm高性能トロイダルコアにofc純銅Φ1.0mmを2kΩのインピーダンスになるようにグルグル巻いている。周辺には水晶粒を充填できるような工夫が施されている。

2011296トロイダルコアの内側に紙管が巻いてありそこが凸部となり、ofc純銅巻き線がある範囲でフラットになる。そのフラット部分のポリウレタンをヤスリで剥がし且つ平面を確保している。ブラシorワイパー部はムンドルフのofc純銅コイルのポリウレタンを剥がして槍の先端に付けてあり、ここがトロイダルコア巻き線と接触する。その槍ブラシ部はスプリング付きのリニアガイドを使って、トロイダルコイルの凸凹を吸収するようにしてある。

2011297ここがセンターシャフトの軸受け部、この機構を独自に考案してしまうのだからたいしたものだ。こうゆうロボットの機構部品はモノタロウから簡単に買えて凄い時代だ。一方でミスミは殿様商売で、個人には売らないから印象悪~い。

2011298全体の接触構造はこんな感じとなる。凄過ぎでこんなの自分には出来ないを連発していると、ボソッと「作りましょうか?」と天の声。「この先のノウハウ料など一切要らないから是非作ってください」最近はレジウチ程度のお代しか頂いていないからノウハウ料などと洒落込んでも、たかが知れている。めでたく商談成立です。

2011299xパーカショニストのnakaさんに「すまんけどバフ研磨をお願いしたいので来て欲しい」すると間もなく何処からともなく現れて、たまげた。近所で出社前の朝食を摂っていたと言う。ミルトさんの史上最強のアッテネータ(超ボリュ-ム)を見せると」とたまげて名言が飛び出し、続いて「これは売れる!」と言う。すかさず「こっちは隠居組みだからアンタが販売やってよ!」と返す。この奇想天外を作り出したミルトさんの創造力は止まる所を知らず、隠居間近にして大爆発した。デ・チューン版ではトロイダルコアをΦ200~250mmとしてタテ長コアとすればインダクタンスは十分に取れて、小型化は可能となる。回転機構部へmomoのステアリングを付けたり、モータドライブのサーボシステムを組んでリモコン操作可能としたり、インピーダンスを増やしたり、外観デザインを入れたり、これは間違いなくガレージメーカにうってつけの商品となる。

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2020年11月21日 (土)

素材力学 妖解コンデンサ

2012031エヴァンスのピース・ピースの音色カイゼンの決め手は妖解(電解)コンデンサで、その妖怪に救われた。gm70の銅プレートは音色を大幅に変えてしまい、その変化に対する恐怖心とでも言いましょうか、新しいモノを認めたがらないとでも言いましょうか、耳内部に抵抗勢力があって躊躇する。スタインウエイのd274フルコンを自分で弾いたから音色が分かる、そんなもんじゃあない。だいたいがRLP 12-291 Everybody Digs Bill Evans、Bill Evans, piano; Sam Jones,bass、Philly Joe Jones, drums、の録音クレジットはNYC, December 15, 1958とあるだけで、リーブス・スタジオかどうかも分からない。となればれっきとしたスタインウエイd274であるとは限らない。bタイプの可能性だってあるし、本物の音色が分からないのだからカニンガムcx350管の音色が正解のはずもない。

2012032超電解コンデンサはDuelund Capacitors ofc純銅ペーパーオイルコンデンサを超えてしまい、しかしプラス極の絶縁皮膜(誘電体)付きエッチングアルミ箔を使用している限り(黒い筒の超電解コンデンサ)音色は硬質で万人に好まれるが、ここは意地でもofc純銅だけにして、音色を甘くして且つ音をボケさせる。

2012033そこで登場が名工ミルトさん作の妖解コンデンサで、妖しさこの上ない。音が甘々のボケボケで、プラス極の絶縁皮膜(誘電体)付きエッチングアルミ箔使用が正解だったか?を思わせた。タンデルタがデカ過ぎのある種失敗だが先へ繋げた。

2012034構造を分析した結果エチレングリコールに浸したコンデンサペーパーがデカ過ぎで絶縁の縁面距離が取れず、高誘電率=低抵抗でそこが問題だった。そこで大きなofc純銅板にエチレングリコールに浸したコンデンサペーパーを貼り付け、コンデンサペーパーを小さくカットし、且つ余剰スペースのofc純銅板面のエチレングリコールを拭き取り、絶縁抵抗を上げておいて養生テープを巻く。

2012035こちらはofc純銅オイルペーパーコンデンサを分解した画像だが、同じofc純銅板に同じ7μのコンデンサペーパーを使って作った。媒体のみがオイルかエチレングリコールかで、とんでもない容量差が出た。画像のサイズでピコファラッドレベルでしかない。タンデルタに関してはフツーのコンデンサ並みに素晴らしい。ですからofc純銅オイルペーパーコンデンサは何時でも製作できる。

2012036こちらがミルトさん原作、あんぷおやじ改良の妖解コンデンサの完成形になる。タンデルタは相当に悪いが、それでも音さえ良ければいいから八郎兵衛主義で、律儀で真っ当な設計者では決して思いつかない手法なのだ。ofc純銅板1.0mmを+極と-極の2枚、間にコンデンサペーパーの7μをエチレングリコールに浸して挟んだ。ただこれだけのコンデンサは小学生の工作レベルで、超簡単にした。容量はこのサイズで10μf以上は取れて素晴らしい。但し密な部屋で、一杯飲みながら製作に没頭していたミルトさんは気持ちが悪くなり、エチレングリコールにやられた。再三言うが、特許を出す気は更々無いから、これに気付いて特許出願されると困るので著作物としておき、且つ公知の事実としておこう。個人は構いませんが、企業はマネせんで欲しい。相当に妖しい妖解コンデンサここに登場です。

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2020年11月19日 (木)

素材力学 ロシアgm70直熱送信管の音色を聴く3

2011191オーディオの音質を支配するものは振動力学が最上位で、素材力学はその次となるのが最近の傾向だが、ことgm70の銅プレートに関して素材力学の独壇場となった。熱電子を飛ばすフィラメントは電気ヒータだから抵抗の低い銅線は使えず、タングステンとなる。自分で真空管を作るならば全部ofc純銅で作ると構想するが、自ずと限界がある。現実的にはプレートのみ銅となるに違いない。gm70はそれを実現してくれたのだから、これを使わない手はない。この事件に端を発し、現存する銅プレートの真空管を限りなく調べた。これについては別エントリーします。

2011192先ずcx350の電源トランスを掘り出し、gm70の電源トランスと入れ替える。トロイダルトランスの中央のにはフィラメント用のdc回路を入れる。カニンガムcx350管パワーアンプの配線は、ハンダ付けせずに銅線を撚って接続しテーピング処理するだけだから、簡単に配線が出来る。そんなバカな、となるでしょうがこれで事故ることも無いし、ハンダで音を悪くするコトも無いし、第一商品として出荷も無いからこれでいいのだ。

2011193中央の赤テープの円筒がカニンガムcx350古典管の浮かし台で、その外側にハムバランサーがスッポリ入った。配線は情けないほど汚く、日立時代に電気配線の技術指導をしていたなど、これじゃあ誰も信じない。

2011194続いてgm70管をofc純銅筒に入れて配線を底からだし接続する。ofc純銅の水晶粒防振と放熱を兼ねた1.0mm板厚を丸めて作った筒は名工ミルトさんの作。ここのofc純銅筒は放熱に大いに役立ち熱伝導率は403、それに水晶粒の8を掛けて放熱する。現在の円筒にofc1.0mmの板を円周上に縦にハンダ付けして、冷却ファンによる放熱効果を上げる。

2011195これで配線完了です。真空管アンプの配線とゆうより化学プラントの装置モンの電気配線みたいで、電子屋さんとゆうよりより電気工事屋さんの分野になる。汚い配線だがプレートとグリッドを接近させない、インプットトランスの配線は隔離するなど、要所々をきちんとやればこの方が電子回路ではよろしい。

2011196次はgm70管入りofc純銅筒を垂直に立てて、水晶粒を充填する。今回は早く音を聴きたいが故、温度上昇試験など一切やらない。成功したアカツキには水晶粒の中に温度センサーを埋め込んで温度上昇を調べる。この温度上昇試験ではhiokiの8825の連続データサンプリング記録装置を使う。

2011197水晶粒充填完了で通電開始です。プレート電圧にハムとgnd不備の兆候が出ているが、テンポラリーアンプだからそのまま進むことにした。


2011198案の定ハム音とジリジリ音がデカい。このジリジリ音はgndラインの引き回しによるもので、パワーアンプ全体が巨大な装置で分散しており、まだこのgndラインの整備まで手が届かない。まあハムのブンブン丸がそこそこ収まってのジリジリ音だから、とりあえず我慢しよう。

2011199音はとんでもなく凄いの一言。色物cdのビル・プライマーはシタルーとタブラが大爆発し、ガボール・ザボのAS-9167 Gabor Szabo - More Sorcery 1967、Jimmy Stewart, Gabor Szabo, guitar; Louis Kabok, bass; Marty Morrell, drums; Hal Gordon, percussion."The Jazz Workshop", Boston, MA, April 14 & 15,1967、から50年近く聴き続けている1曲目の「Los Matadoros」は、遂に正体を表し始めた。

20111991以前のエントリーから「ラガーディア空港で270ドル支払いボストンまでの往復のチケットを買う。シャトル便は便利で、席さえ空いていれば予約無しに乗れる。セイジ・オザワのボストン・シンフォニーでもなく、マツザカのレッドソックスでもなく、清教徒の上陸した地でもなく、目指すはバークリー音楽院とjazzクラブ「The Jazz Workshop」でありました。しかしjazzクラブ「The Jazz Workshop」は既に無く...ところが遂にjazzクラブ「The Jazz Workshop」はamp工房に出現!情報量の多さと音楽は直接的でないところもあるが、jazzオーディオを標榜するならば、マーチンの弦を擦る音がピッピッと聴こえたならば、1967年の録音に一体どれだけの音が詰まっているのか?レコードとかcdとかの分類は関係無しに、まだまだの未開拓を感じてしまい、常にスタート点であるコトを思う。

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2020年11月17日 (火)

素材力学 ロシアgm70直熱送信管の音色を聴く2

2011171出展:見城先生のコラムから
「テスラがグラーツの学校でみたグラムの発電機あるいはモータは画像のような構造のものでした。このような機械的なスイッチ機構をしている限り、火花が伴います。接触の無い直流モータができないものなのか当時の最先端科学者が考えたのですが、それは永久機関の発明のように不可能だと思われたのです。」見城先生はテクノロジーの歴史学に滅法強く、そのコラムから大いなるヒントがもらえる。丁度名工ミルトさんがラインアンプ用のアッテネータをトロイダルコアで製作中だが、ブラシを回転させる手法に名工技が見える。我が方はそこまで出来そうにもないから、Φ350mmトロイダルコアを回転させるのも手で、グラムモータ式アッテネータか?複雑化した現代テクノロジーは難解でへこたれるが、歴史上の原理原則は実に単純明快で、思わずニヤリとしてしまう。

2011173ハムのブンブン丸に閉口してac点火を諦めて、遂にdc点火とする。20vの3aは60wは直熱管には不釣合いな大電力、まあしかし直熱管ではdc点火が当たり前なのだ。アルミ電解コンデンサは虎の子フィリップスを大量に使い44000μfを確保、整流器は31df6のパラ、後に放熱問題で4本パラとしてこの整流回路が最後まで尾を引いた。最後まで尾を引くが、もしこの方法しかなければ、それはそれで秘策がある。

2011174ofc純銅トロイダル電源トランスのフィラメント巻き線は表に巻いてあり、その巻き線から適当にタップを出し20v、3aのdc電源になるように調整する。ポリウレタン線の表面をカッターナイフで削ってハンダ付け、これがタップの正体で実に便利な手法です。

2011175gm70を繋ぎ通電する。その時の20vの波形はこの通りで、3aと電流がデカいからリップルが結構残っている。実負荷での実測値は20.5vだが、まだ追い込める。

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2011176フィラメント電源が出来たので全ての電源を接続して、動作のチェックに入る。

2011177これがプレート電流で63.8ma、このプレート電流にハムがまだ残っている。

2011178こちらが全体動作の波形。プレート電圧は402vまで上げて、その時のグリッドバイアスは-34vとなり、実動作に近くなった。

2011179こうなりゃあハムバランスを付けるしかない。オヤイデさんへ銅マンガニン線のΦ0.23mmを10m手配する。10.59Ω/mだから10mで概ね100Ω。それをΦ110mmの紙管にグルグルまき付ける。センター辺たりの絹巻きを剥がしてタップ=ボリュームポイントとする。音質的には落ちるが、現状ではこれしかない最良の方法となる。それでもofc純銅より銅マンガニン線の音色は落ちるから、銅マンガニン線を無くす方法を真剣に考えなければならない。

20111791意気揚々と調整するが、これぞとゆうハムポイントが見つからずこれでお終い。とゆうか最近は、まあいいか!のズクなし(信州の方言)化で直ぐに止める。過去のgm70管アンプの製作記事を丹念に調べてみた。mj(無線と実験)とラジオ技術を調べたが2006年のmjに何例かあっただけで、その後パッタリと歴史から消えている、なぜだ?

20111792その中で佐藤進氏のアンプ回路に注目、gm70カソード抵抗はハムバランス用の低抵抗のみで、出力トランスにプライトロンを使用し、グリッドチョークを使用するなど銅化は多く、回路図からは音は一番良いようにみえる。せっかくの銅巻き線の出力トランスから出た電流が、自己バイアスのニクロム線高抵抗にやられては勿体ない。あくまでも自己バイアスに拘るならば、オヤイデさんの銅マンガニン線で自己バイアス抵抗を作れば、その凄さにやられてしまうはず。

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2020年11月15日 (日)

素材力学 ロシアgm70直熱送信管の音色を聴く1

2011131名工ミルトさんがやおら取り出したcdは一関ベイシーのスガワラサウンドの録音で「このような素晴らしい音で鳴らしているjazz喫茶に出会っていない!」と言う。ミルトさんは全国津々浦々のjazz喫茶巡りをしているから、jazz喫茶の音には滅法詳しい。早速プレイバック・アット・ジャズ喫茶ベイシーから3曲目ワイズ・ワン 、インパルス 、ジョン・コルトレーン・カルテット、続いて4曲目のマイ・フーリッシュ・ハート、リバーサイド、 ビル・エヴァンス、そして5曲目八十八先生のムース・ザ・ムーチ、イーストウインド、 ザ・グレイト・ジャズ・トリオ、ここまでかけると現在のベイシーサウンドが見える。昔聴いていたベイシーサウンドをamp工房に再現、一関ベイシーのスガワラサウンド直送便でした。何とも不思議を感ずるのはナグラを何台もぶん回した効果だろうか?良い音です。

2011153さて我が方は「3相誘導電動機でddターンテーブルを作るの巻き」で用意したロシアの直熱送信管gm70だが、モータを回す前に音色を聴いておこう、作戦です。ここで音色が悪ければ、とてもじゃあないがモータを回す気にはなれない。トリウムタングステンフィラメントに20vを印加する。お~、なんて美しい!たいていはこの灯りにやられて贔屓の引き倒しになるが、グッと堪えて冷静に判断する。

2011158x出展:wikipedia
トリウム (thorium) は原子番号90の元素で、元素記号は Th である。アクチノイド元素の一つで、銀白色の金属。直熱型真空管において仕事関数を下げ熱電子放出を促進させるため、フィラメント表面に塗布された。主に送信管で使用され、トリウムまたはトリエーテッド・タングステン・フィラメントと呼ばれた。

2011154ムンドルフのド太いofc純銅線を10v巻いてセンタータップとし、もう10v巻いて20vとした。それでも巻き数は44ターンだから直ぐに終わった。センタータップをgndへ落とす。cx350管と同じ手だが、これがハムがブンブン丸で参りました。この段階で+b電圧と-c電圧を印加している。

2011155その状態がこれ。プレートにディールの1kΩを4本も接続しているから、プレート電圧は低い。フィラメント中点からの電圧10.21v、マイナスのバイアス12.2v、プレート電圧241.4v、+b電源電圧405.2v、ここから算出するプレート電流は(405.2-241.4)4000=41ma。

2011157プレート電流がこれ。こちらは別オシロスコープで10Ω両端の電圧降下から電流を算出して、42maでほぼ一致。プレート電圧が240vしか掛けていないからこのような小さい値となる。プレート電流波形には情けないほど大きなリップルが乗っている。

2011156 それを特性表にプロットするとご覧の通り。特性表のグリッドバイアスは-15vが、実測-12vだから概ね良好。中古の球だが現代管は古典管と比べたら元気なものです。プレートに低電圧の限界の500vが印加できれば良いが、cx350管はofc純銅電解コンデンサを使用している関係から、400vが限界で、だいぶ不利となる。400vの-30vで70maが何とかなる動作点だが、ofc純銅トロイダル出力トランスのインピーダンスも合わないし、問題点だらけだがgm70管の音色は十分に判断できると思う。

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2020年11月13日 (金)

電源力学 2020ofc純銅電解コンデンサ製作5

2010301x過日k工業のm氏が密談にみえる。氏は40年を超えるメカ設計士でシステムアナリスト、いわば機構妙の徒で、次々とメカの構想を手堅く生み出す。我らと同じだから、密かに自宅まで持ち込んで構想を練り...最近はこうゆう猛者が少なくなってきたように思う。m氏の3d cad設計は、あらゆる方向を視認、次々に構造体を剥がし内部の詳細が見える、何とも凄い時代で、ただ唖然と説明を聞いていた。そのm氏から「ofc純銅電解コンデンサはビジネスになるのでは?」と昔言われたことがあり「奇想天外過ぎて理解されないしね」と未だにその気は無い。

2011131_20201110034301最近、コンデンサを制するも者はオーディオを制する!と思い始めている。それだけ重要な要素だが、オーディオの衰退と超デジタル社会の小型化ではビジネスにはならないから、オーディオ専用のコンデンサの研究などやっておれん、状況となった。さて気になっているラインアンプ用の古びたofc純銅電解コンデンサの1個を、思い切ってリニューアルすることにした。材料は余っているofc純銅板厚さ0.2mmの長さ1200mmを使う。

2011132トールボーイタイプはコリゴリで、寿司桶扁平タイプとした。紙管はΦ350mm、これに切断ケガキラインを入れるが、トースカンもどきを作ってある。これにマジックをバイスで固定し、紙管をグルグル回すと見事に切断ラインが引ける。

2011133次は切断だが、一気に切るとたいていは斜めにズレてくる。ケガキ線にそって浅く刃をいれてズレないようにしながら切断する。

2011134紙管へofc純銅板を貼り付けると寿司桶風が出来上がり。0.2mmofc純銅板の長さだが、材料屋さんの都合で同じお代でも長さの範囲があるから、目一杯長く切断してもらうなど、結構いい加減な設計なのだ。

2011135毎度お世話になっている日立のhcg、400v、2700μfは昔サーボアンプの電源用に大量に使用していた大リップル電流タイプだが、もうそろそろ在庫の底を尽く。このコンデンサは割烹わかすぎの若旦那がフィリップス次いで音が良いと判断している。

2011136毎度ながら電解コンデンサの切開作業は手こずり嫌な作業でもある。手に切り傷などあれば電解液でピリピリする。

2011137電解紙とプラスアルミ箔を取り出しofc純銅板へ張り付け、養生テープでミイラ巻きして完了する。もう20個以上も作っているからサクサクと出来る。


2011138容量測定はhpの4274a、lcrメータで行う。59μfと出てまあまあの値。


2011139仕上げは耐電圧と漏れ電流試験となる。オシロスコープの中央に表示された2本のラインのズレが漏れ電流で、案外大きい。エチレングリコールを主成分とした電解液がテーピングの際にもあっちこっちへ着き、それらも絶縁特性を悪くしていると思っているが、漏れ電流は気にしないコトにしている。それと時間経過と共に静電容量が減少する件は、電解液の蒸発などと考えていたが、そうではなくてマイナス極のofc純銅板に酸化皮膜の絶縁層が生じてしまい2重コンデンサとなり容量減と解釈が変った。これの対策は金メッキになるが、大きい面積の金メッキはエラく高価になりどうしたものか。

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2020年11月11日 (水)

無帰還力学 3相誘導電動機でddターンテーブルを作る3

2011071x出展:wikipedia
ニコラ・テスラのモータ模型
余談です、エジソンをもやっつけた交流発明王のテスラは、亡くなった時は無一文だった。
テスラから連綿と繋がってきた50kwにも及ぶ3相誘導電動機は、易々と起動できない。変台のトランス容量に余裕を持たせた設計など、予算が厳しいから出来ないのだ。仕事柄、日立構内に小型の変電所を幾つも作った。その時代に登場していたのが巻き線型の3相誘導電動機で、ロータにも巻き線してある。スリップリングとブラシを介し、ロータの2次電力を制御して起動電流を抑えたり、同期速度の変更が出来るなど優れもののモータでした。

201107101「あんぷおやじ君、メタリックカーブンブラシのこれとこれを手配しとくれ」現場の組長さんからの依頼で、消耗品だから時々交換がある。はじめて50kwの巻き線型の3相誘導電動機を見た時には、巨大さにたまげ恐怖も感じた。現代は軽薄短小のオーディオへと向かってしまったが、昔のテクノロジーを掘り起こせば重厚長大で強烈な音の出るものに溢れている。トランジスタで電流アンプを作れば、名工ミルトさんの所に預けてある3Φ200v2.2kwの3相誘導電動機が、最強のddターンテーブルになるのだが。

2011072とゆうことで、昔の代表格の3相誘導電動機をこれまた昔の真空管で回すために、貿易部のm+aさんにウクライナからgm70を輸入してもらった。コロナで減便のせいか時間は掛かったが手元に届いた。質実剛健、無骨、不細工、形容詞を上げたら切りがないが、これが3極管の直熱送信管とは恐れ入った。フィラメンはトリウムタングステンで、熱電子がガバガバ飛び出す最強のフィラメントだから、これは良い。但し20v,3aはかなり苦労しそうな値。このフィラメント電源に平気でスイッチング電源を使用している御仁も居るが、時代が違うからそうゆうセンスもしょうがないか。

2011073さあ、真空管が決ったところで出力トランスの考察に入ろう。33rpmで回転させるには周波数が3hz程度とほとんどdcアンプ並みになってしまう。これだけ低い周波数特製の出力トランスなんてあるのだろうか?先ず飛び込んできたのがプライトロンで1hz!とあり素晴らしい。これじゃあまるでトランスでdc伝送が出来るのではないか。ん?待てよ、なんだいプッシュプルではないか。

2011074そこでタンゴを調べる。有名なxe-20sで20hzとあって3相誘導電動機は回せない。シングルのoptはこんなもので、dc電流が重乗するから磁気力を使われてしまい、周波数特性は伸びない。

 

2011075続いてタムラのトランス。力作パーマロイのf-7001で16hz、タムラでも無理。タムラでも無理ならばこっちでは到底無理。もしどうしてもやるならば、エイヤの感だがΦ500mmで断面60mmx80mm位の巨大なトロイダルコアと想像できる。これならば3hz程度でも2kΩ位のインピーダンスが取れて何とかなるでしょうが、巨大化し過ぎて無理です。

2011076そうなるとプッシュプル(pp)のトランスを作るしかなくなる。シングルアンプの出力トランスはバイアス電流で通常50~80ma程度の電流を流しておく必要があり、これがベースの磁化力(a/m)になる。これに音楽信号の電流が乗るものだから、しくじるとここで磁気飽和が起きる。年中磁気飽和させているから、失敗にはエラく詳しい。その点ppならばバイアス電流は相殺されてゼロになり、音楽信号の磁化力だけ考えれば良い。プライトロンのppトランスは1hzまで周波数特性が伸びている。それの要因はインダクタンスの490hになり、こんな大容量をどうして作るのだろうか?新たなppトランス製作に又しても謎の登場に...

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2020年11月 9日 (月)

素材力学 妖しい水晶粒防振超電解コンデンサ

2011111パーカショニストのnakaさんが探し出した妖しいcdで、ビル・プライマーのシタール演奏。もしこれだけだったら先ず購入しないが、ガボール・ザボのセッションにも参加していたと聞き、これはガボール・ザボの親戚だから手元に置いておこう。AS-9164 Bill Plummer And The Cosmic Brotherhood 1968、Tom Scott, sax, flute, electronics; Lynn Blessing, vibes, bells; Mike Lang, piano, harpsichord;Hersh Hamel, Ray Neopolitan, Bill Plummer, sitar; Jan Steward, sarode; Hersh Hamel, Jan Steward, tambura; Ray Anthony, Dennis Budimer, guitar; Bill Plummer, string bass; Carol Kaye, Fender bass;Bill Goodwin, Maurice Miller, drums; Milt Holland, tabla; Mike Craden, transceleste, duo vigong, American tree bells, boobams, surrogate vithara, which stand.Los Angeles, CA, September 21, 1967、Journey To The East、Pars Fortuna (Part Of Furtune)、Song Plum、The Look Of Love、Lady Friend、Antares、Arc 294 Degrees

2011118この中の5曲目Arc 294 Degreesと7曲目Antaresが出色。凄いが録音クレジットがどうしても出てこないし、リマスターの情報も無い。どちらかと言うと、驚異のリマスターcd「Light In The Attic Records」のGabor Szabo Jazz Ragaに通じて、ampex350でも回したのだろうか?5曲目Arc 294 Degreesは294℃で、途中からコルトレーンのアセッション並みに音の隙間をめがけてシタールが突入して、殆どフリーjazz状態。7曲目Antaresを聴けば真空管時代の音の分厚さが分かり、現代録音の良い音とは別次元の凄さと妖しさがある。プロデューサーのボブ・シールのお手柄で、妖しいものやフリーjazzにどんどん取り組んでくれたお陰と思っている。参考までに、このcdが美しく鳴れば調整が上手くいっている証拠で、煩ければまだまだです。

2011112大いに妖しいとなれば素材力学の水晶粒防振超電解コンデンサのコンストラクションで、間違いが重なった。こっちの間違いはエチレングリコールの誘電率の高さに目が眩み、名工ミルトさんに凄い誘電率の媒体が見つかったと宣言してしまった。ミルトさんの間違いは絶縁テープの処理を忘れて、コンデンサに並列寄生抵抗を生じさせてしまった。この2つの間違いの偶然が重なり、相当に妖しいが、凄~い!水晶粒防振超電解コンデンサが生まれた。

2011113但しこのコンデンサ、解決しなくてはならない問題は多い。上画像の黒の紙管に入っているのはプラスアルミ箔が+と-に2枚入ったタイプで、並列寄生抵抗が300Ωくらいある。次にミルトさんが作り出した水晶粒防振超電解コンデンサは、ofc純銅板だけで出来ており、同様に寄生抵抗がある。誘電体は7ミクロンの紙としてエチレングリコールに浸してある。

2011115その音はプラスアルミ箔付とは大違いで銅特有の音甘となり、プラスアルミ箔使用のモノの音の強靭さが無い。この銅現象に長年惑わされ続けてきたから間違いなく「ほーれ音が深くなって美しくなり、低音は膨らみ誇張は無い」すると作者のミルトさんは「プラスアルミ箔付きの方が低音が出ているように思います」と言う。たいていの人はそう言い、銅は音が甘くなりボケるのを嫌う。そこで288-16gの妖しい回路をltspiceでシュミレーションしてみた。

2011116こちらが元々のDuelund Capacitors ofc純銅ペーパーオイルコンデンサ9μfのシュミレーション結果。減衰量は-11db程度で予定通り。終段の5Ω3個直列接続はltspiceでボリュームが出来ないためこのような表現になり、ここはofc純銅トロイダルコイルから直接配線を出す為、大幅な音質カイゼンとなる。

2011117こちらがofc純銅板だけの水晶粒防振超電解コンデンサのシュミレーション結果で、減衰量は-10dbと若干大きくなり、落ち始める低域は200hzと少々ずれている。これはコンデンサ容量がデカすぎて並列寄生抵抗の弊害ではない。並列の寄生抵抗を高抵抗に出来る誘電体が見つかれば、この妖しいは凄いに変わる。

2011119こっちの間違いのエチレングリコールは誘電率が38もあり、紙の20倍くらいある。ですから簡単に大容量のコンデンサが出来ると踏んだが、エチレングリコールの導電率は1.07x10^-4と大きく、絶縁体とは言えない。確かに大容量コンデンサは出来たが、面積が大きいと寄生抵抗も大きくなり、やはり妖しい。別な日ミルトさんが再びAS-9164 Bill Plummer And The Cosmic Brotherhood 1968、を聴くと、自分で作ったofc純銅板だけコンデンサのエージングが進んで、音色の美しさにたまげていた。しかし最初に戻り、プラスアルミ箔付きの水晶粒防振超電解コンデンサを正確に製作しないと、今回の目論見は完結しない。

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2020年11月 7日 (土)

素材力学 水晶粒防振超電解コンデンサ3

2011091名工ミルトさんが苦労しているから、こっちでも水晶粒防振超電解コンデンサを作ることにした。ミルトさんが切断してくれたofc純銅板を丹念にヘアーライン仕上げして、本物のエッチングに似たもどきを作る。次にエッジ部へ絶縁体のテープを貼る。

2011092次が水晶粒防振超電解コンデンサのハイライトで、使用する電解コンデンサ10000μf63vを決める。日立のhcgシリーズは長年使用している電解コンデンサで、金田式でも使われている。

2011093これをカッタナイフとニッパとで切開する。いつもの2700μf400vと違ってアルミケースは薄く、作業は簡単に終わる。

2011094 これがhcg10000μf63vの中身です。

2011095この中身から+極のアルミ箔と電解紙2枚をを切り出し、下に電解紙2枚、上に+極アルミ箔をofc純銅板に貼り付ける。

 

2011096こちらが+極アルミ箔の貼り付け絶縁処理が出来た水晶粒防振超電解コンデンサのエレメントです。

2011097これに+極ofc純銅板を仮止めして容量を測る。デカイ、デカ過ぎで+アルミ箔の表面にマスキングテープを貼る。

2011098これで容量を測定すると150μf程度を指し、まだデカい。しかもクランプのチカラを変えるとコンデンサ容量がコロコロ変り、電源コンデンサでは問題無いが、ネットワークコンデンサでは使い物にならなくて失敗!

 

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2020年11月 5日 (木)

電源力学 2020ofc純銅電解コンデンサ製作4

2011033ジャズ喫茶ベイシー50周年特別番組「レコードと万年筆」はちょっとした事件となり、ベイシーのjblスピーカの修理している真空管屋さんまで出現した。さあ、意識を集中して中断してしまったofc純銅電解コンデンサ製作に戻ろう。ofc純銅板の1.0mmなれば直接プラス極の絶縁皮膜(誘電体)付きエッチングアルミ箔をofc純銅板の上に貼り付けられるが、0.2mmではヘニャヘニャで無理、そこで輸送に使われていた3mm程度の木屑ボードを芯として使う。その際に、張り付ける直進性を誤るとどんどんズレてしまい、簡単に見えた平型ofc純銅電解コンデンサも案外難しい。

2011034hpの4274aのlcrメータでコンデンサ容量を測る。62.5μfと出て、あんぷおやじの腕前では大体この程度だが、名工ミルトさんならば倍の容量を叩き出すことが出来る。この長い平面を上から押さえつけると容量はドンドン増す。まあ当たり前の話だが、最後の加圧は水晶粒の仕事だからこれでofc純銅電解コンデンサエレメントは完了した。

2011035次は耐電圧試験となる。cx350管アンプのdc電圧は400vなので400vを印加して放置、この時に漏れ電流などの観察も行う。今までは丹念にエージングしたが、壊れるものは何をしても壊れるので、時間が掛かって面倒なエージングは今回も止めにした。

2011036続いて水晶粒防振構造化へ移る。Φ125mmの紙管1500mmを購入したから、1300mmで切断する。手前の丸い板は足のフランジとなる。

2011037しっかりと転倒防止のフランジをネジ止めする。もうこの段階で後悔しきり、扁平の寿司桶タイプの方が収まりが良いし。

2011038後悔しても、もしかしたら凄い音が出るのではないかの期待感から作業は進み、表面に黒ペンキを塗る。お~、何とか見られる姿だ。ofc純銅電解コンデンサの400vの62.5μfは高さが1.3mと世界一高いタワーコンデンサとなった。


2011039続いてハイライトの水晶粒充填作業となる。入る、入る、何だか扁平寿司桶タイプより多いくらい水晶粒を使用した。

20110391これが完成した姿で、ノッポだからデジカメにも入り辛い。早速トランスだけカニンガムcx350パワーアンプへ組み込む。音を出した瞬間、あっ端正でいい音だ、これは良い。しかし大爆発には程遠く小カイゼンの域、このようなタワーがボコボコ立つのでは見栄えの問題もあり、タワー型ofc純銅電解コンデンサはこれ1個でお終い。ofc純銅電解コンデンサは扁平寿司桶タイプとして、ここはもう変えない。なぜ少し音が良くなったかを考えると、水晶粒の防振圧力が下方向では相当に上がり、どうやら水晶粒の防振効果のカイゼンがあったとみられる。

20110393ここまでofc純銅電解コンデンサを作ると、ある法則性が見えてくる。今回のタワー型もその見え始めた1作で、3mmの薄い木屑ボードをコンデンサの芯に使った。それも音質カイゼンに繋がり、画像初期のofc1.0mmを紙管に巻きつけつた時に遡り、この紙管を何れ止めようと思っていた。タワー型の芯も紙管の芯も水晶粒防振の効き目からすると具合が悪く、止めるべき。今後は1.0mmのofc純銅板を丸く整形したら、ここへ直にコンデンサエレメントを巻くようにする。これで初めて水晶粒防振効果が完璧となる。ここにも素材力学よりも振動力学の方が音の支配力が大きい、とゆう証明の1つがある。

20110392_20201105025301ジャズ喫茶ベイシー50周年特別番組「レコードと万年筆」はちょっとした事件となり、その落とし前だけはつけておこう。スガワラさんの左が亡くなられた尊敬する伊藤八十八先生、その背後に顔もデカい巨人が居る。このやたら目立つ人物は一体何者だろうか?その時はそう思ったが、すっかり忘れていた。この方がジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(たんし、Ballad)映画を製作した、星野哲也監督だった。これだけ顔がデカくないと、スガワラさんにゴリ押しは出来ないのだろうなと密かに思い、この件もお終い。

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2020年11月 3日 (火)

電源力学 2020ofc純銅電解コンデンサ製作3とジャズ喫茶ベイシー50周年特別番組「レコードと万年筆」

2011031ジャズ喫茶ベイシー Swiftyの譚詩(たんし、Ballad)上映関連で、スガワラさんがtvに登場した。名工ミルトさんからのありがたい情報で確実に録画した。第一に安心したのはベイシーの音が良いコトで、太い音に違い無かった。心配したのは雰囲気で、出版記念パーティ以来だからあれから6年も経ち、少しやつれた感がある、い~やお年だなあ。「あんただって大いに年を取り似たようなものよ!」隣で家人が異議し、「優しい良い人ですからね」と続けた。音に興味の無い家人は人物像で判断する。知人の何人かがベイシー詣でをしたが、音がうるさいと案外不評で、こっちはそんなわけは無いと内心思っていた。丁度マイルスの「サムデイ・マイ・プリンス・ウィル・カム」がかかっていたが、実に太くて暖かい音でこれぞベイシーサウンドで感心と同時に安堵した。ナグラを回していたからテレビの音でも十分に音色は分かる。あの~ですね、良い音か?悪い音か?うるさい音か?判断する前に、レコードはcdの比ではないほど差があるから、その時何をかけていたか?オリジナル盤か?国内盤か?見ておく必要がある。

2011032だいぶ前になるがmjのk川さんの情報で、電解コンデンサを伸ばしてガラス板に挟んだ猛者が居たと教わった。これだと長くなり躊躇していたが、製造は極めて簡単で一応やってみることにした。ofc純銅板は0.2mmで80mmx1200mmを使う。長いofc純銅板のエッジ部は、絶縁の為に丹念にテーピングしておく。

20110321次はお決まりの日立400v2700μfの解体作業になる。難儀はアルミケースの切腹で切れる刃物が欲しい。現状ではニッパでブチブチ切りながらラジペンで切開していく。最近知ったエチレングリコールが電解液の主成分で毒であるからして、解体作業で汚れた手は良く洗っておく。この作業で手は痛くなり、時間も相当に掛かります...続く。

20110392深夜、出勤前に録画しておいたスガワラさんのジャズ喫茶ベイシー50周年特別番組「レコードと万年筆」をじっくりと観る。1年前にお嬢さんが亡くなられていた。2014年の出版記念パーティでお会いして、綺麗なお嬢さんでした。お顔のやつれは、そうだったのか...

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2020年11月 1日 (日)

素材力学 水晶粒防振超電解コンデンサ2

20103010プロの録音技師、坪井氏ならばちゃんと理解できるのが驚異のリマスターcd「Light In The Attic Records」のGabor Szabo Jazz Ragaで、氏が録音したcdの「jay mcshann live in tokyo 1990」に通ずるところがあり、音がめっぽう太い。jazzオーディオを標榜するならば「音は太い」は必須事項となり、これは日本のjazz喫茶文化の功績であり、各地に音の太いjazzを演奏するjazz喫茶が存在していた。その正体はマッキン等の真空管アンプと、レコードのオリジナル盤と、jbl&altecの巨大なスピーカなのだ。で、そのjazz喫茶が次々と伝説化してしまうと音の太いjazzを聴くチャンスは減ってしまい、正当jazz再生のヒナガタが消えうせて「音は太い」から、やれ情報量だの、やれ超低域と超高域再生だのにやられて変質してしまった。文明文化は隆盛してやがて衰退するのが歴史の常なのだ。我等はその時代の生き証人として最後のあがきになるのでしょうが、まあもう少しだけやっておこう。

2010302その少しだけが水晶粒防振超電解コンデンサで、坦々と作業を進める。力作でチカラ尽きた名工ミルトさんへ容赦なく「ofc純銅板が水晶粒から露出しているとマズイ、Φ100mmの紙管を切断してください」「あの~、実は自分でもそう思って次の水晶粒防振超電解コンデンサ製作をやっています」「そんな悠長では困る」なんと強引な。深夜に出勤すると、笠地蔵よろしくΦ100mmの紙管が2本切断されてお店のドアに括りつけてありました。

2010303感謝感謝で直ぐに延長工事を行い、水晶粒を充填して13μfを完成させた。そうこうしている内にミルトさんが「出来たよ!」と288-16g用のネットワークパラレルコンデンサの1.3μfを2個届けてくれた。画像のように1.3μfといえどもデカイ!

2010304早速工事して、288-16gネットワークは2個の「Duelund Capacitors ofc純銅ペーパーオイルコンデンサ」が水晶粒防振超電解コンデンサに切り替わった。流石のミルトさんもこれにはたまげて「目指している音の方向だ~!」とつぶやく。288-16gに直列に入るコンデンサの方が音に影響して、パラレルに音を逃がすコンデンサは身分が低い、と勝手に決めて長年やってきたが、これは間違いで身分は同等になる。パラレルコンデンサも最重要なり。

2010306誘電率の大きな物質に我らが防振の切り札、水晶がある。その水晶の微細な砂であれば電極間距離dが小さくなるから、これが究極の水晶粒コンデンサ?妄想は膨らむいっぽう。ペーパーオイルコン、ペーパーオイルコンと神様みたいに崇めるが、コンデンサペーパーは2で絶縁油も2だから合体しても2強と小さい、これに比して水晶粒は4.6と2倍以上もある。凄いことに気付いてしまい興奮の余り、撤去した2個のDuelund Capacitors ofc純銅ペーパーオイルコンデンサを振り回してしまった。ズズ~ンと振動が手に伝わり、丁度昔作っていたエレキアンプのフェンダースプリングリバーブと同じだ。またしても凄いことに気付いてしまい、Duelund Capacitors はスプリングリバーブ体と大きな問題があり、もしかしたら素材力学よりも振動力学の方が優先するのかも知れない。

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