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2020年11月13日 (金)

電源力学 2020ofc純銅電解コンデンサ製作5

2010301x過日k工業のm氏が密談にみえる。氏は40年を超えるメカ設計士でシステムアナリスト、いわば機構妙の徒で、次々とメカの構想を手堅く生み出す。我らと同じだから、密かに自宅まで持ち込んで構想を練り...最近はこうゆう猛者が少なくなってきたように思う。m氏の3d cad設計は、あらゆる方向を視認、次々に構造体を剥がし内部の詳細が見える、何とも凄い時代で、ただ唖然と説明を聞いていた。そのm氏から「ofc純銅電解コンデンサはビジネスになるのでは?」と昔言われたことがあり「奇想天外過ぎて理解されないしね」と未だにその気は無い。

2011131_20201110034301最近、コンデンサを制するも者はオーディオを制する!と思い始めている。それだけ重要な要素だが、オーディオの衰退と超デジタル社会の小型化ではビジネスにはならないから、オーディオ専用のコンデンサの研究などやっておれん、状況となった。さて気になっているラインアンプ用の古びたofc純銅電解コンデンサの1個を、思い切ってリニューアルすることにした。材料は余っているofc純銅板厚さ0.2mmの長さ1200mmを使う。

2011132トールボーイタイプはコリゴリで、寿司桶扁平タイプとした。紙管はΦ350mm、これに切断ケガキラインを入れるが、トースカンもどきを作ってある。これにマジックをバイスで固定し、紙管をグルグル回すと見事に切断ラインが引ける。

2011133次は切断だが、一気に切るとたいていは斜めにズレてくる。ケガキ線にそって浅く刃をいれてズレないようにしながら切断する。

2011134紙管へofc純銅板を貼り付けると寿司桶風が出来上がり。0.2mmofc純銅板の長さだが、材料屋さんの都合で同じお代でも長さの範囲があるから、目一杯長く切断してもらうなど、結構いい加減な設計なのだ。

2011135毎度お世話になっている日立のhcg、400v、2700μfは昔サーボアンプの電源用に大量に使用していた大リップル電流タイプだが、もうそろそろ在庫の底を尽く。このコンデンサは割烹わかすぎの若旦那がフィリップス次いで音が良いと判断している。

2011136毎度ながら電解コンデンサの切開作業は手こずり嫌な作業でもある。手に切り傷などあれば電解液でピリピリする。

2011137電解紙とプラスアルミ箔を取り出しofc純銅板へ張り付け、養生テープでミイラ巻きして完了する。もう20個以上も作っているからサクサクと出来る。


2011138容量測定はhpの4274a、lcrメータで行う。59μfと出てまあまあの値。


2011139仕上げは耐電圧と漏れ電流試験となる。オシロスコープの中央に表示された2本のラインのズレが漏れ電流で、案外大きい。エチレングリコールを主成分とした電解液がテーピングの際にもあっちこっちへ着き、それらも絶縁特性を悪くしていると思っているが、漏れ電流は気にしないコトにしている。それと時間経過と共に静電容量が減少する件は、電解液の蒸発などと考えていたが、そうではなくてマイナス極のofc純銅板に酸化皮膜の絶縁層が生じてしまい2重コンデンサとなり容量減と解釈が変った。これの対策は金メッキになるが、大きい面積の金メッキはエラく高価になりどうしたものか。

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