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2020年11月 9日 (月)

素材力学 妖しい水晶粒防振超電解コンデンサ

2011111パーカショニストのnakaさんが探し出した妖しいcdで、ビル・プライマーのシタール演奏。もしこれだけだったら先ず購入しないが、ガボール・ザボのセッションにも参加していたと聞き、これはガボール・ザボの親戚だから手元に置いておこう。AS-9164 Bill Plummer And The Cosmic Brotherhood 1968、Tom Scott, sax, flute, electronics; Lynn Blessing, vibes, bells; Mike Lang, piano, harpsichord;Hersh Hamel, Ray Neopolitan, Bill Plummer, sitar; Jan Steward, sarode; Hersh Hamel, Jan Steward, tambura; Ray Anthony, Dennis Budimer, guitar; Bill Plummer, string bass; Carol Kaye, Fender bass;Bill Goodwin, Maurice Miller, drums; Milt Holland, tabla; Mike Craden, transceleste, duo vigong, American tree bells, boobams, surrogate vithara, which stand.Los Angeles, CA, September 21, 1967、Journey To The East、Pars Fortuna (Part Of Furtune)、Song Plum、The Look Of Love、Lady Friend、Antares、Arc 294 Degrees

2011118この中の5曲目Arc 294 Degreesと7曲目Antaresが出色。凄いが録音クレジットがどうしても出てこないし、リマスターの情報も無い。どちらかと言うと、驚異のリマスターcd「Light In The Attic Records」のGabor Szabo Jazz Ragaに通じて、ampex350でも回したのだろうか?5曲目Arc 294 Degreesは294℃で、途中からコルトレーンのアセッション並みに音の隙間をめがけてシタールが突入して、殆どフリーjazz状態。7曲目Antaresを聴けば真空管時代の音の分厚さが分かり、現代録音の良い音とは別次元の凄さと妖しさがある。プロデューサーのボブ・シールのお手柄で、妖しいものやフリーjazzにどんどん取り組んでくれたお陰と思っている。参考までに、このcdが美しく鳴れば調整が上手くいっている証拠で、煩ければまだまだです。

2011112大いに妖しいとなれば素材力学の水晶粒防振超電解コンデンサのコンストラクションで、間違いが重なった。こっちの間違いはエチレングリコールの誘電率の高さに目が眩み、名工ミルトさんに凄い誘電率の媒体が見つかったと宣言してしまった。ミルトさんの間違いは絶縁テープの処理を忘れて、コンデンサに並列寄生抵抗を生じさせてしまった。この2つの間違いの偶然が重なり、相当に妖しいが、凄~い!水晶粒防振超電解コンデンサが生まれた。

2011113但しこのコンデンサ、解決しなくてはならない問題は多い。上画像の黒の紙管に入っているのはプラスアルミ箔が+と-に2枚入ったタイプで、並列寄生抵抗が300Ωくらいある。次にミルトさんが作り出した水晶粒防振超電解コンデンサは、ofc純銅板だけで出来ており、同様に寄生抵抗がある。誘電体は7ミクロンの紙としてエチレングリコールに浸してある。

2011115その音はプラスアルミ箔付とは大違いで銅特有の音甘となり、プラスアルミ箔使用のモノの音の強靭さが無い。この銅現象に長年惑わされ続けてきたから間違いなく「ほーれ音が深くなって美しくなり、低音は膨らみ誇張は無い」すると作者のミルトさんは「プラスアルミ箔付きの方が低音が出ているように思います」と言う。たいていの人はそう言い、銅は音が甘くなりボケるのを嫌う。そこで288-16gの妖しい回路をltspiceでシュミレーションしてみた。

2011116こちらが元々のDuelund Capacitors ofc純銅ペーパーオイルコンデンサ9μfのシュミレーション結果。減衰量は-11db程度で予定通り。終段の5Ω3個直列接続はltspiceでボリュームが出来ないためこのような表現になり、ここはofc純銅トロイダルコイルから直接配線を出す為、大幅な音質カイゼンとなる。

2011117こちらがofc純銅板だけの水晶粒防振超電解コンデンサのシュミレーション結果で、減衰量は-10dbと若干大きくなり、落ち始める低域は200hzと少々ずれている。これはコンデンサ容量がデカすぎて並列寄生抵抗の弊害ではない。並列の寄生抵抗を高抵抗に出来る誘電体が見つかれば、この妖しいは凄いに変わる。

2011119こっちの間違いのエチレングリコールは誘電率が38もあり、紙の20倍くらいある。ですから簡単に大容量のコンデンサが出来ると踏んだが、エチレングリコールの導電率は1.07x10^-4と大きく、絶縁体とは言えない。確かに大容量コンデンサは出来たが、面積が大きいと寄生抵抗も大きくなり、やはり妖しい。別な日ミルトさんが再びAS-9164 Bill Plummer And The Cosmic Brotherhood 1968、を聴くと、自分で作ったofc純銅板だけコンデンサのエージングが進んで、音色の美しさにたまげていた。しかし最初に戻り、プラスアルミ箔付きの水晶粒防振超電解コンデンサを正確に製作しないと、今回の目論見は完結しない。

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