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2020年11月23日 (月)

奇想天外力学 史上最強のアッテネータ(超ボリュ-ム)の出現

2011291x手稿の日付は3月3日となっており、2019年に構想、いや妄想していた。その日のエントリーから「あんぷおやじ流儀は巻き線型のアッテネータが基本で、更に巻き線を擦るワイパー部は金を貼り付けている。しかしながら巻き線はニッケルクロム線で銅線ではない。残念ながら音色の優れた銅線は抵抗線にはならない。そこで水晶粒防振トランス式アッテネータを開発することにした。その構想図がこれ!ダ・ヴィンチの手稿のように全て手描きを基本としている。天才ダ・ヴィンチほど上手くないが、紙とエンピツさえあれば何処でも描け、電池の要らないハイテクがいい」コロナ禍で連絡を絶って7ヶ月、漸く往来を開始しているが、その間に密かに名工ミルトさんは、このミニ・ダ・ヴィンチの妖しい手稿から現物を作ってしまった。

2011292xgm70事件で頻繁にamp工房へ来ており「作ってあるよ」と言う。ならば見せて欲しいと頼むと、後日何やら黒い丸型椅子のようなモノが運び込まれた。これが史上最強のアッテネータの超ボリュ-ムで、Φ400mm、高さ350mm、重量想定10kg、これでモノ仕様だから2個必要。なんだい史上最強は大きさと重量じゃあないか?

2011293とゆう意見はごもっとも。ならば内部の大公開で、その凄さを説明しよう。先ずは回転ツマミ機構、一番上の蓋を開けると回転シャフト部が現れ、これにイモネジでツマミ機構が固定部から少し浮くように取り付ける。

2011294次はシャフト滑らか回転固定板、ここもリニアブッシュを使ってある。丸穴は内部のブラシ機構がきちんと接触しているかの点検穴になる。

2011295ここが史上最強のアッテネータ(超ボリュ-ム)のハイライトで、音の心臓部となる。中央にリニアシャフトがありそれから伸びた腕は、通常のボリュームで言うブラシorワイパー部、アッテネータ部はΦ350mm高性能トロイダルコアにofc純銅Φ1.0mmを2kΩのインピーダンスになるようにグルグル巻いている。周辺には水晶粒を充填できるような工夫が施されている。

2011296トロイダルコアの内側に紙管が巻いてありそこが凸部となり、ofc純銅巻き線がある範囲でフラットになる。そのフラット部分のポリウレタンをヤスリで剥がし且つ平面を確保している。ブラシorワイパー部はムンドルフのofc純銅コイルのポリウレタンを剥がして槍の先端に付けてあり、ここがトロイダルコア巻き線と接触する。その槍ブラシ部はスプリング付きのリニアガイドを使って、トロイダルコイルの凸凹を吸収するようにしてある。

2011297ここがセンターシャフトの軸受け部、この機構を独自に考案してしまうのだからたいしたものだ。こうゆうロボットの機構部品はモノタロウから簡単に買えて凄い時代だ。一方でミスミは殿様商売で、個人には売らないから印象悪~い。

2011298全体の接触構造はこんな感じとなる。凄過ぎでこんなの自分には出来ないを連発していると、ボソッと「作りましょうか?」と天の声。「この先のノウハウ料など一切要らないから是非作ってください」最近はレジウチ程度のお代しか頂いていないからノウハウ料などと洒落込んでも、たかが知れている。めでたく商談成立です。

2011299xパーカショニストのnakaさんに「すまんけどバフ研磨をお願いしたいので来て欲しい」すると間もなく何処からともなく現れて、たまげた。近所で出社前の朝食を摂っていたと言う。ミルトさんの史上最強のアッテネータ(超ボリュ-ム)を見せると」とたまげて名言が飛び出し、続いて「これは売れる!」と言う。すかさず「こっちは隠居組みだからアンタが販売やってよ!」と返す。この奇想天外を作り出したミルトさんの創造力は止まる所を知らず、隠居間近にして大爆発した。デ・チューン版ではトロイダルコアをΦ200~250mmとしてタテ長コアとすればインダクタンスは十分に取れて、小型化は可能となる。回転機構部へmomoのステアリングを付けたり、モータドライブのサーボシステムを組んでリモコン操作可能としたり、インピーダンスを増やしたり、外観デザインを入れたり、これは間違いなくガレージメーカにうってつけの商品となる。

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