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2020年12月 7日 (月)

振動力学 フィボクリスタル半球体cdを作る ver2.0

2012071フィボクリスタル半球体cdで作られた「k2 20bitのA-9146 Gabor Szabo - The Sorcerer 1967」が不安定極まりなくて、肝心な5曲目の「space」がまともにかからない。そこで2枚目のA-9146を入手して聴いている。この名曲はガボール・ザボの居場所を表したように思える。ハンガリーから亡命してアメリカに新天地を求めたが、そこには結局居場所(space)が見つからず、やがて共産主義の崩壊した祖国へ戻り安住の地を得た、そんな勝手な解釈でいつも聴いている。

2012072ホンダのエンジン開発部隊は「半球型燃焼室」を呪文のように唱えながら2万回転近くまで回して高馬力をたたき出し、世界を席巻していく。参考までに「1966年マイク・ヘイルウッドのrc166は空冷4サイクル並列6気筒DOHC4バルブ、排気量 250cc最高出力60PS / 18,000rpm」と凄く、最近のシビックタイプRは2.0Lターボ付きで最高出力320PSとなっているが、rc166の2,000cc換算では、自然吸気で480psも出ることになる。半球型は高校時代から妙に頭にこびりつき、現在のフィボクリスタル半球体cdへと繋がっているように思う。最初の半球体は超廉価版で1個150円程度、ペラペラのポリカで出来ている。これが不安定とはなぜだ?

2012073一方で旧型のフィボクリスタル円筒体cd用スタビライザは950gもありながら、ほぼ安定している。このほぼとはスタビライザを載せ位置が中心からズレた場合には若干不安定となる。そこで思案、もしかしたら150円半球体のペラペラで回転中遠心力でフィボクリスタルが偏り、これが不安定の要因ではなかろうか?と気付いた。

2012074そこで今回は東急ハンズからΦ120mmの2つ割れ球体950円を購入した。新規製作のために半球体cdをバラしに掛かる。これが相当に難しい作業で、cdレーベル面に付いた接着剤の接着力でアルミ蒸着がパリパリ剥がれる。たいていはこれでご臨終と諦めるが、これが1967年録音のcdはトータル時間で30数分、外周まで音楽は入っていないから救われる。

2012075こちらがその惨状全体画像です。k2 20bitのA-9146 Gabor Szabo - The Sorcerer 1967は外周付近のパリパリ剥がれはあるものの、音楽部は完全に無事であることが分かる。カンナのくずみたいになった150円の半球体、東急ハンズのプラスチック半球体は肉厚で剛性は十分にある。しからばなぜ初期にペラペラにしたかと言うと、饅頭は薄皮であんこだらけが理想であるように、フィボクリスタルだけが理想的な構造なのだ。

2012076東急ハンズのΦ120mm球体だから2個の半球体がとれて、1個475円の勘定となり案外安い。樹脂の注入口が半球体の中心になるので、そこへ水晶粒注入の穴を開ける。硬質なプラスチックでキリの径を変えながら慎重な穴あけ作業になる。

2012077次は最大の難関のcdと半球体の接着で、ここでの芯出しがcd安定性のキモで、毎度慎重にやるが思うようにはいかない。今回も若干ズレてしまった。治具を作り芯だしする方式を考えれば良いのでしょうが毎度面倒でやらず、相変わらずの目分量がいけない。

2012078真っ先に5曲目のSpaceをかけと問題無くトレース出来て安堵する。フィボクリスタル半球体cdで一番不安定になりやすいのが最外周の最後の曲になり、低回転ではサーボ剛性は弱くなる。最後Comin' Backまでかかってver2.0は合格。Gabor Szabo - The Sorcererのフィボクリスタル半球体cdの重量は750gもあり、まともに動けという方がおかしい、ですかね。

2012079気を良くして半球体の残りの半分の穴加工をやる。1個目で成功したものだから無造作の穴あけした途端、バリッと音がして割れてしまった...

 

 

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