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2021年1月22日 (金)

振動力学 フィボクリスタル防振スーパーターンテーブルの夢を食う1

2101220ダ・ヴィンチから、い~やamp工房ミルト研究分室から手稿が送られてきた。近頃はcadやパソコンの図形処理でやたらと綺麗なドキュメントが幅を利かす時代だが、綺麗さと内容は全く関係ない。手稿でダ・ヴィンチくらいの内容と綺麗さで描けたならば、それが本物とゆうモノ。こっちは画家のなりそこないだが全く下手だし、名工ミルトさんも上手くはないが、意気込みだけはダ・ヴィンチに負けないようにがんばろう。先日の密談の後、直ぐに実験に取り掛かってレポートを提出してくれた。レコードが発明されて100年以上が経ち、ここで一度全部破壊してしまい、ゼロからの構築にフィボクリスタルスーパーターンテーブルの夢を食うの巻きです。

2101222x事件は起きた...RLP 12-291 Everybody Digs Bill Evans、Bill Evans, piano; Sam Jones, bass、Philly Joe Jones, drums、NYC, December 15, 1958、 エヴァンス最高の曲「Peace Piece」リーブス・スタジオ録音のオリジナル盤が画像のフィボクリスタルcdに負けた時に遡る。リバーサイドの録音はボブ・ワインストックのプレステッジやアルフレッドのブルーノートのようなエゲツナイ音ではなくて品の良い音だから、a810のテープでリマスタしても結構良い音がする。

2101224ですからフィボクリスタル防振スーパーターンテーブルを構想した時、上画像と同じをイメージした訳です。その話をした次の日、ミルトさんからフィボクリスタルレコードを作りました、と驚きの連絡があった。これが世界初のフィボクリシタル防振レコードの勇姿です。

2101221その結果「5mmほどたわみますが...」とも添えられていた。

2101223そこでたわみ防止で且つ防振の構造を考えた。水晶粒を入れた紙管をメタルブッシュの軸受けで回転させ、全体は無理だから局部的に支えと防振を行う。以前考えた全体を滑らす方式は余りにも摺動抵抗が大き過ぎで解決を見なかった。今回は水晶粒防振ローラとして回転させるからその問題は無い。またdd駆動モータも3相誘導電動機の2.2kwと旋盤を回すぐらいパワフルだから、回転ローラをベタベタ付けても何ら問題ない。

2101226これで下側からのリニアトラッキングも問題なく出来る。現在と同じようにフィボクリスタルレコード用防振スタビライザとして作るもの、最高傑作はレキシントン盤に直接フィボクリスタルを充填して激しく犠牲の伴うもの、この2種類となる。

2101225ん?だが待てよ。
この防振構造が考え出せるならば、通常のリニアトラッキングでも問題ないはずだ...しかしこの程度かい、たいしたこたあない。もっと破壊して創造しろ、もっと出せアイディア!

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2021年1月20日 (水)

失敗学 ofc純銅トロイダル電源トランスの奇妙な動作

2101201休日の夕方、名工ミルトさんが「秋野不矩美術館へ行ってきました~」とみえる。そこでGabor Szabo Dreams 「Fire Dance」 を聴いてもらい、水晶のターゲッツトに耳を合わせて分厚くなったgm70管の音を確認してもらう。更にペレスさんの火祭りの踊りからアンセルメの3角帽子と次々に聴いてもらい、年代における録音の問題点を議論した。最後にGabor Szabo Dreams 「Fire Dance」 から閃いたターンテーブル新システムの説明をする。

2101206帰られた直後、Gabor Szabo Dreams 「Fire Dance」の音がスーッと消えていき、gm70管パワーアンプがこと切れた。実は以前から負バイアス回路の抵抗をやめようとgz37管の電圧を調整するたびに、短絡のような状態が発生して、この奇妙な現象が全く分からなかった。gz37管のマイナス電源の回路が悪い?と何度も何種類も回路の実験をしても、初期回路以外はダメだった。不可解が出る度に、チョロイ理屈は吹き飛んでしまう。

2101202そこでgm70管の配線を外し通電するも短絡状態で、こうなれば面倒だがofc純銅トロイダル電源トランスしかありません。水晶粒からトランスを掘り起こし、テストベンチへ掛けると、1次側にモロに短絡電流が流れた。

2101203完全解体しか方法がないので巻き線を解き始める。意外にも簡単に短絡現場が現れた。絶縁テープが焼け焦げ、積層された巻き線間の短絡であった。cx350管からgm70管に変り、更にダイオード整流からgz37管に変り、その都度巻き線を増やしていったから仕方がない事故だ。

2101204更に解体を続けると原因がはっきり見えた。ofc純銅線の接続部をガンコにしてありそのコブが水晶粒の圧力で絶縁テープを突き破り、一番重要はセンタータップ整流で460vx2と両端ではピークで1000vを超える電圧が加わり、その結果じわじわと短絡へ向かったと判断がついた。

2101205丁度正式にofc純銅トロイダル電源トランスを作る時期で、巻き直すことにした。ofc純銅ポリウレタン線の隣同士は耐圧上も大したコトはないが、積層は電位差が大きくなるため、養生テープを2重とする。だいたいが養生テープを使うこと自体がもっての外ですがね。確かに失敗だが、誰も他にやっている御仁も居ない訳だから失敗とは言えないのかも知れない。トランスが不安定になると、とんでもなく不可解な現象が出てしまう、これは良い勉強になった。それにしても巻き解いて巻き直すのは、エラくしんどいですね~。

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2021年1月18日 (月)

Gabor Szabo Dreams 「Fire Dance」 de Falla からの強力なメッセージ

21011402,000年から2,004年までベスタックスのdj用ターンテーブルの開発を、4機種(pdx2000~qfo)くらいやった。ロボットテクノロジーを持ち込んだ世界初のacサーボモータのdd制御で、人間の感覚まで踏み込む難開発だった。その時のベスタのチーフエンジニアが無類の音楽好きで、amp工房へみえる度にjazzを聴いていた。ある日「チョット毛色の変ったjazzがあるから聴いてください」とガボール・ザボのドリームをかけた。聴き終わって「う~ん」と唸って「これは良い...クラブでdjすれば凄い音楽になる」と熱心に写真を撮り、メモしていた。

2101145_20210118015501そして彼が持ち帰りプロのdjの連中に広めたのだ。復刻版のcdのライナーノーツにdj界では評判のレコードと書いてあり、ふ~んそうなんだ~と読んでいたら急に気がついて、ガボール・ザボがdj界で評判になったきっかけは、なんだい我にあり...ですかね?

2101144さて、4曲目ファリャの「火祭りの踊り」ファイア・ダンスになり、これぞ50年の集大成と思える音楽エネルギーに満ち満ちて、音の位置を見つめる目にチカラが入る。

2101147x頭を左右に振って音の厚みを確認していくと、とんでもなく分厚い領域が点で存在していることに気付く。monoだから当たり前の話なのだが。まあ、ここまではフツーの話なのだが、その分厚さが尋常ではないのだ。思わずmonoの方が良いとなる。これが銅プレート真空管の威力と理解できる。黄色丸印に水晶ターゲットを置き、ここを耳の中心とする。

2101148xxxするとガボール・ザボとファリャから分厚いメッセージが届く。「cdでここまで音を出したのだから、最後はレコードをやれ!」更に続いて「芸術は破壊だ、常識を破壊しろ!」Gabor Szabo Dreams 「Fire Dance」 de Falla からの強力なメッセージは安住するな、破壊して創造しろだった。ファイア・ダンスを聴きながら一気にターンテーブル新システムの創造を描き上げた。ベンチャーズから音楽に入りロボットへ転移して半世紀、多分このためにロボットをやってきたのだ。最低でも3軸の直交+Θ軸のアームでカートリッジを動かす、ん?昔作ったロボットのような。丁度カートリッジを手で持って人間aiでレコードの溝をトレースする、そんな雰囲気としよう。画像のリニアトラッキングアームは金田式に搭載され、mjのk川氏のモノです。

2101149リニアトラッキングアームが良いに決まっているが、決め手が無い。そのリニアトラッキングを超えたリニアトラッキングを作る為に、リニアモータの開発、ボイスコイルモータの開発など、全部やったろ。リニアモータでx軸を送り、最初の音をキャッチしてから精密なトレースモードに入り、振動対策からレコードの裏面側でトレースさせるから針圧調整はz軸のボイスコイルモータとなり、精密なトルクセンサを使う。コンストラクションはcdと同じ方式が良い。現代制御理論の柔らかい制御を持ち込み、risccpuの最速制御でカートリッジの位置、針圧、トラッキングなどの制御をやる。最終章で環境は整い、精密加工と機構のアドバイスにk工業のm氏が居る、早速m氏の知恵を借りよう。更に何でも作ったろの実践主義の名工ミルトさんも居る。遂にロボットに携ってきた50年の落とし所を見つけた。

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2021年1月16日 (土)

恋は魔術師 マヌエル・デ・ファリャ(Manuel de Falla)の系譜

2101141ボロのヘッドフォンで電子ドラムを叩いていたらパーカショニストのnakaさんが、「これ使ってください!」とakgの高級品を持ってきてくれた。最近はもっぱらyoutubeで使っている。ひょんなコトから「恋は魔術師」のマヌエル・デ・ファリャ(Manuel de Falla)の系譜を追っかけることになった。先ずたまげたのが洗足学園音楽大学前田ホールで演奏したルイス・フェルナンド・ペレスさんの「火祭りの踊り」、演奏も凄いがスタインウエイd274の音が良過ぎ。ここが問題、生録音は音が良すぎでオーディオ装置の進化を遅らせてしまうのだ。パソコンのおまけのグリコのdaコンバータでも、akgのヘッドフォンから凄い音が出ており、ソースさえ良ければこうゆう奇跡的も起きる。

2101147当たり前と言えば当たり前なのだが、音はオーディオ装置よりソースが支配するのだから、良い音を聴きたければ現在録音の方がいい。とゆう訳でルイス・フェルナンド・ペレスさんの「火祭りの踊り」を緊急手配した。早速聴いてみたが、youtubeのルイス・フェルナンド・ペレスさんの「火祭りの踊り」とは似ても似つかないスケールの小さな録音で、がっくりきてしまった。スタインウエイの高音の響きに独特感があり、何処かで聴いたような?そうだmaレコードma46aのハンブルク・スタインウエイか、随分とニューヨーク・スタインウエイとは音色が違う。言っちゃあなんだけど、このcdに随分期待したから入手の苦労はいとわなかった。

2101143そこで確認のためGabor Szabo Dream をかける。1曲目「Galatea's Guitar 」と3曲目ファリャの「Song Of The Injured Love 」が凄い。クラシックとjazzの違い、更に真空管で録音したか、opampで録音したか、などの違いだから同次元で評価は出来ないが、音を出した瞬間に音楽のエネルギーがまるで違い、これが金属真空管録音の音色力学なのだ。

2101146更に確認で有名なアンセルメ&スイス・ロマンド管弦楽団の「恋は魔術師」1955年録音、10曲目~19曲目をかける。タイトルの3角帽子の方が圧倒的に音は良く、こっちは1962年の録音になる。今回のメインは14曲目の「火祭りの踊り」となり、gm70管になって初めて聴き込むが馬力が凄い。ペレスさんの録音は絹ごし豆腐でアンセルメは木綿豆腐、どっちが良いかはお好きにどうぞの世界とな。クラシックはあまり聴かないから、3角帽子はアンセルメで決まり。

2101145スワッ...一大事と騒ぐが大山鳴動して何も出ないの繰り返しで、もう止めたらと思うのだが。ガボール・ザボの繋がりは画像のジャケ買いをしたslc1138アンセルメの3角帽子で、これには「火祭りの踊り」は入っていない。開店間もない2004年、音の良いjazz喫茶が清水に出来たとプチ評判になり、腕試しにマニアが結構聴きに来てくれた。2mを超えるスピーカに上に上がって調整をしていると、品の良さそうな紳士が入ってきて聴くなり「ファリャのファイアダンスですね」と言われた。亡くなったクラシック音楽界の重鎮のo田さんとの最初の出会いだった。以降クラシックでは随分多くを教わり、ファリャをかける度にo田さんの思い出へ繋がる。

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2021年1月14日 (木)

電源力学 2021ofc純銅電解コンデンサ製作1

21010612カニンガムcx350管パワーアンプアンプから、gm70管+gz37管パワーアンプに進化してシステムがだいぶ変ってしまった。dc電源部に銅プレートの整流管gz37が2本入るため、水晶粒防振構造の冷却タワーを2本露出させる。よって縦に積み重ねていたものが、銅プレートのgm70管パワーアンプと横並びに配置する。パワーアンプのステレオ分で4個の筐体になり増えるが、マルチアンプは止め、ラインアンプも止め、で結果はアンプ製作台数が大幅に減って楽になった。但しofc純銅電解コンデンサをメンテナンス上、独立させるか?否か?で検討中。

2101061最近の音色向上の立役者は勿論銅プレートgz37整流管なのだが、一方でofc純銅電解コンデンサは不可欠なのだ。現在のトランプタワー式の50μf は収まりの具合が悪く、いささか邪魔になってきた。

2101062そこでトランプタワーを作り直すことにした。やっと登場はパーカショニストのnakaさん転じて磨き屋nakaさんで、ポルシェやフェラーリのマフラーもピカピカに磨いているらしい。Φ350mmの紙管にofc純銅板1.0mmの950mmを巻いたヤツで、中古なので表面は相当に酸化していた。それをご覧のようにピカピカに磨いてくれた。

2101063今回は負バイアス電源でせいぜい70v程度なので、ニッケミの160v15,000μfを使う。このコンデンサは6c33cb otlパワーアンプ用で仕入れた為、大量に在庫していている。

210106415,000μfに目が眩んだが案外ダメで、胴回りが太いとゆうことはたいして静電容量密度が取れないとゆうこと。経験を積んできたから見ただけで静電容量は検討がつく。例の如くカッターナイフで切れ目を入れて、後は強引にニッパで切り開いていて切開する。下部についているパラフィンが音を悪くしているから丁寧に削ぎ落とし、コンデンサエレメントと水晶粒をジップロックへ入れてシールし、配線はシリコン接着剤で封印して出せば、簡易型の水晶粒防振の最強の電解コンデンサが出来る。

2101065電圧が70vと決めたから作業は至って楽だ。結束バンド3本で締め上げて静電容量を増加させる。450vの時は危険だから結束バンドは使えない。


2101066hpのlcrメータ4274aで静電容量を測定する。123μfと出て、静電容量はまあこんなもんでしょう。大容量を作る場合は密度の高い小型の電解コンデンサを選べば良い。

2101067続いて耐電圧試験。一応77vまで印加して合格。低電圧のofc純銅電解コンデンサの製作は実に楽だ。

2101068Φ400mmの紙管へΦ350mmのofc純銅電解コンデンサを入れて水晶粒を充填すればお終い。

2101069トランプタワー式は0.2mmのofc純銅板だが、今回は1.0mmと厚くなった。音はまるで違い、よりクリーミーで深い表現になる。負バイアス電源でこうも音色は変るのか?と感慨に耽っていると名工ミルトさんがコーヒーを飲みにやってくる。「ofc純銅電解コンデンサのofc純銅板を0.2mmから1.0mmに交換したら音に深みを増した...」するとミルトさんは「やはり振動だな、1.0mmの方が振動に強いとゆうこと」最近のミルトさんの作品は全て1.0mmになっており音は最強。dcsエルガーやアキュフェーズのdp-80などは低電圧のofc純銅電解コンデンサだから、1.0mmの全て交換しよう。

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2021年1月12日 (火)

整合力学 新しいワインは新しい皮袋~真空管の録音は真空管に返せ

2101121ベンチャーが成功して次なる飛躍はコーポレート・アイデンティティ(corporate identity 略称:CI )となる訳で、何とか能率大学から講師を招いて勉強会を始めた。突き詰めると哲学であり思想であるとなり、どうも子供の頃学んだ聖書の内容に似ており、つい講師に質問してしまった。「この哲学は聖書の一節と同じと思いますが...」「は~、確かにそうかも知れません」いっぺんで高額コンサルタント料の意義を失った。

2101123とゆう訳で、聖書の一節に登場してもらいます。ルカによる福音書5章37~39節です。「37節 また、だれも、新しいぶどう酒を古い革袋に入れたりはしない。そんなことをすれば、新しいぶどう酒は革袋を破って流れ出し、革袋もだめになる。」この節はオーディオのコトも予言していたなんて、60年の歳月が過ぎて初めて理解した。メインの600vのofc純銅電解コンデンサは未完成だが音色はかなり良く、たまたまファリャの系譜を辿っている内にリビングステレオの60枚組を聴くハメになった。

2101124「38節 新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れねばならない。」自慢のcelloのパフォーマンスからコルトレーンもガボール・ザボも全く上手く再現できなかった。これが38節の意味だった。現在の半金属のopampで録音された音色は繊細極まりないが、痩せる新しい音はcelloのパフォーマンスが似合い、1950年代の金属真空管で録音された分厚い音色は銅プレートのgm70管アンプが似合うとゆうこと。だからどっちが正しいかではなくて、ワインが新しいか古いかで決めることなのだ。

2101125「39節 また、古いぶどう酒を飲めば、だれも新しいものを欲しがらない。『古いものの方がよい』と言うのである。」しかし39節で結論がつき「古いワインの方が良い」と聖書はおっしゃり、リビングステレオ録音と銅プレートgm70管アンプの勝ちとな。リビングステレオの60枚組は「どうせ安物でたいしたこたあない!」と高を括っていた。それは高慢な態度でcdに身分の差など無く、あるとすれば差別したがる我に非ありだな。

2101122デナリオン銀貨にはローマ皇帝の肖像が刻印されており「カエサルのものはカエサルに返せ」から、「真空管で録音したものは真空管に返せ」で答えは出た。リビングステレオの60枚組みは聴いた瞬間レンジは狭いと感ずるが、それよりも分厚く音色豊かで聴いていて心地よい。オーディオの進化の過程において、cdがモノによって上手く鳴ったり、鳴らなかったり。「オーディオ装置が良くなれば全部良く鳴るも間違いである」これが今回の探求で明確になり、同時に全てを無理して上手く鳴らす必要も無い。

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2021年1月10日 (日)

音色力学 Gabor Szabo Dream cd 騒動記2

2101095これが地球を模したフィボクリスタル半球体cdの構造図で、外部及びcdプレーヤから印加される振動を水晶粒の摩擦熱と圧電効果による発電の両方で消費するなど、稀有な防振構造体となる。半球体の主たる構造は薄いポリカで出来ており、外乱振動を出来るだけ早く抵抗無くして内部フィボクリスタルへ伝達する。本構造体は特許であるが出す気は無く、著作物にしておき且つ周知の事実としておこう。さて本命のGabor Szabo Dream のcdを、フィボクリスタル半球体cdとして騒動記に決着を付けよう。

2101091日立の社員バスは新清水駅前で止まる。「道草を食うにはここでお降りが便利です~」とバスが囁き、居眠りから目覚め慌てて飛び降り、新清水駅裏にあるjazz喫茶「5spot」へ駆け込む。恐る々入り口付近の1人掛けに腰を降ろし、未だコーヒーは苦手だからたいていは格好つけてコーラをもらう。小柄なマスターのk長井さんはジロリと上目遣いに誰かを確認する。ある日、jazz向きサンスイの木格子のドンシャリスピーカから勢い良く流れていたのがGabor Szabo Dream だった。1969年のことで50年以上も前だが、その強烈な印象は鮮明に覚えている。

2101092忘れた頃にやってくるとはこのコトで、アマゾンからcdが届いた。国内盤2枚でしくじり、詳細は分からないままアマゾンの輸入盤を手配していたが、時間が掛かり過ぎで忘れた。アマゾンの問題点は肝心なcdのクレジット情報を上げないことで、便利さは満載だが素人細工のようでもある。

2101094例のディスコグラフィから全容を把握する。青丸印はレコードでsk-7がゲイリー・マクファーランドが作ったskyレーベルのオリジナル盤、国内盤のフォンタナも持っていたがオリジナルには敵わない。cdは全部で5種類出ている。オレンジ丸印の1992年モノは海外に中古はあるが数十ドルもする高額で、手が出ないし1992年では音が?で除外する。今回はspainの2007年盤だからお国柄もあり、期待は出来る。残されたebl-003は2020年のオーストリア盤だが「Remastered by Martin Bowes at Cage Studios (UK)」と、これが最高に期待できる。

2101093そこで手配をかける。amp工房貿易部のm+aさんにお願いした。音色力学の驚異のリマスターcd「Light In The Attic Records」の扱いで、これはいけると思ったが調べると納期は相当に妖しく、待っちゃあいられない。そこでロンドンのJuno Recordsへ切り替えた。m+aさんの分も合わせて3枚手配をしてもらったが2枚で在庫切れ。まあ、2枚確保できればいいか。

2101096さて、いよいよspain盤を聴いてみよう。これは良い!はっきり分かったのは元々の録音レベルが低いことで、国内盤はそのせいもあり情けない音になっている。驚異的はaltecスピーカシステムをmono接続しているにも係わらず、stereo的に音が左右に飛び散ることで、これは理屈で説明のしようがない。おお、いよいよ来ましたか~、ん?ビブラスラップ(Vibraslap)の・ガ~のガ~の喉口がレコードほど深みと迫力が出ない。ここにリマスターの限界を感じてしまった。それ以外はレコードで埋もれていた情報がバランス良く噴出して、Gabor Szabo Dream cd の新たなjazzの側面を見た。こうなればたたみ掛けて「Remastered by Martin Bowes at Cage Studios (UK)」cdを半球体のフィボクリスタル化して、50年の落とし前をつけたろ。

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2021年1月 8日 (金)

振動力学 フィボクリスタル半球体cdを作る ver2.0の2

2012210xxこの画像はユタ大に展示してあった写真が余りにも見事で、思わず撮影してしまった。アポロ月面着陸船と暗黒の宙に浮かぶ地球が実に美しい。この絵を見れば、宇宙空間で最適な形状は球体であることが分かる。ここに目をつけてフィボクリスタルの完全球体のcdを考えた。オーディオ、特にcd周りの振動を抑えることが最重要課題だと随分昔から分かっていたが、決め手に欠いている。地球の振動(地震等)を考えれば、熱と電気に変換して自己消費してしまい、唯一宙に浮いていても防振が可能な手法となる。とゆう訳でフィボクリスタル球体cdを作るの巻きに何度か挑戦したが、加工精度が悪くて頓挫している。とりあえずは闇に浮かぶ地球のような「フィボクリスタル半球体cd」として量産している。

2012211フィボクリスタル半球体cdを聴いてしまうと、従来の円筒体cdでは物足りなくなってしまう。円筒体は振動をフラットな上面で受けるため振動除去を最小に出来ず、半球体cdには敵わない。但し半球体cdは精度が出し難く、真円度が出ていないせいか問題を残している。

2012213_20210107010401先日名工ミルトさんに球体の半分は接合面の厚みが十分にあるが、残りの半分は薄くて更に精度は出難いと話すと「その薄い端面を削れば」と提案があり、早速ボール盤にルータを付けて削る。

2012214_20210107010501ルータで荒削りをした後は、200番くらいの粗めのサンドペーパーの上で面がフラットになるよう削る。


2012215_20210107010601これが加工仕上がりの状態。言っちゃあなんだけど、精度は0.2mmや0.3mm程度だから、これで回転安定度を期待する方が悪い。


2012216_20210107011201フニャフニャの半球体cdからガボール・ザボのgypsy’66を剥がし、接着剤の残りも綺麗に除去する。外周付近は接着剤でメッキや印刷が剥がれて汚らしいが、縁から15mm位はデータの入っていない領域で問題ない。

2012217_20210107011601加工の終わった半球体とgypsy’66を樹脂専用の接着剤で接着する。ここまで作業が終われば帰宅して、翌日の作業となる。


2012218はみ出した接着剤は汚らしいので手で丹念に除去する。最後はハイライトでフィボクリスタルを充填する。無造作にやってはcd面にキズを付けるので細心の注意を払う。充填が完了したら頭部の穴をテープで塞ぎ、そこへタイトルを書いて完了です。

2012219早速音出しする。気合を入れた割には精度が出ていないようで最後の曲までかからない。もっとも「A-9105 Gabor Szabo With Gary McFarland & Co. - Gypsy '66 1966
Sadao Watanabe, flute; Gary McFarland, marimba; Sam Brown, Barry Galbraith, Gabor Szabo, guitar; Richard Davis, bass; Grady Tate, drums; Francisco Pozo, percussion.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, November, 1965」この中の4曲目「Gypsy '66」だけがかかれば良いcdなので問題ない。昔ナベサダさんプロデュースのカウント・ベイシーをナベタニ弁護士と聴きに行った時、入り口でモギリをしており、ガボール・ザボについて聞いたことがある。ナベサダさんは「良いヤツだったな~」としみじみしていた。Sadao Watanabe, fluteでクレジットされて、若き日のナベサダさんの火の出るようなフルートが「Gypsy '66」で聴けて、暫し名曲だな~。

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2021年1月 6日 (水)

インディ500優勝の佐藤琢磨選手

2101060ここに1枚の新品Tシャツがある。2011年のインディ500は100回目の記念大会で、その価値あるTシャツなのだ。もうアメリカへは行かないのでは?そうなんです、行く必要が無くなってしまった。佐藤琢磨選手のファンであることを知った長男が、デトロイト土産に買ってきてくれた。2011年のスターティング・グリッドは4列目、これでも素晴らしい。2020年のシーズンで佐藤琢磨選手は2度目の快挙をやってのけた。f1は元々貴族のモータスポーツだから、1stカーのポジションに白人ではない日本人が就くことは無いのだ。f1での不完全燃焼にアメリカのインディ500に参戦した事実は、人種差別のあるアメリカの方が区別されるヨーロッパよりはマシだ、レース界ではそうゆうことなんだろう。

21010601 我らの初期f1ではエマーソン・フィッティパルディやマリオ・アンドレッティが馴染みで、そのマリオの息子のマイケル・アンドレッツティの名門チームに招聘されて、2017年にはアジア人では初めて優勝の快挙を成し遂げた。これがどれだけ凄い事か!自動車産業でメシを食っている日本、にも係わらず日本の政治家にはコトの重大性が分かっていないようだ。さて2020年、何が驚いたかって、資金潤沢で最高のインディカーが手に入る名門アンドレッティ・オートスポーツからレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングへ移籍しての優勝は、2012年の借りを返す為だったとは。日本人の義理人情をインディ500へ持ち込んで勝ち、これこそが快挙で国民栄誉賞と思うのですが。
1月7日追記:
フェルナンド・アロンソもインディ500に参戦しているが、未だ勝てない。f1で2度もドライバーズチャンピオンに輝く偉大なレーサーにしてもだ。f1で琢磨に名門チームの1stカーが与えられていたならば、結果は押して知るべし。

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2021年1月 4日 (月)

平等力学 マイナスバイアス電源の銅プレートgz37整流管化の快挙2

2101041物質に比重があるように、思想や嗜好やテクノロジーや音にも比重があるように見える。そしてその比重にやられて、多くが支配されているような気がしてならない。平等力学は比重の平等であり、マイナスバイアス電源の銅プレートgz37整流管化の快挙で、それを実感した。その比重が最近は軽くなっているように写る。itと称する現代の代表格的業種や、現代の音の良い録音や、技術に長けた上手い演奏、軽いように感じてしまうのは時代錯誤の感覚か?しかし比重には決定打があり面白いとゆう比重、銅プレートの音の良さの発見は比重が極めて大きかった1950年代、60年代のjazzを面白くしてくれてありがたい。

2101042意気揚々とgz37負バイアスの音を聴いていと、音が「まだ、やり残しがあるよ」と言う。gm70管に合わせてプレート電流を決めたり、動作点を決める電圧調整用のボリュームがそれ。最大譲歩は巻き線抵抗で、多回転のポテンショメータを使っている。それでもニクロム線抵抗だから無い方が良い。それを取ってしまおうの作戦です。

21010421ここで余談です。
塗装ロボットの関節軸回転部に付けていたミドリ測器のポテンショメータは1個ウン万円の世界、最近の使用は1個3,000円程度、それがアマゾンでは、なんとひと山1,000円!これは一体...しまった事態は既に比重の重~い、深刻な時代になっていたのだ。

2101043先ずは現状の負バイアス電圧を調べる。-48.4vとなって、これでプレート電圧は600vでプレート電流は75maとなっている。このリップルはハムになって出ているから、ofc純銅電解コンデンサを増強して抑える。

2101044念のためgz37管に入るプレート電圧も見ておこう。なんですか!この波形は?ひどい歪み波形で、これでも音は良いのだから下手な理屈は吹き飛ぶ事態にアンチ理論派になる。理由は単純明快で、1次巻き線の巻き数が改造に改造を重ね、これほど多くを巻くと想定していなかったため、巻き数が少なくエネルギーを伝達できていない現象、正式時には起きない。

210104552.4vrmsで62.5vのdc電圧になるからgz37管のレシオは62.5/52.4=1.19となる。この62.5vでは負バイアス電圧は高過ぎで下げる必要がある、ofc純銅トロイダル電源トランスを掘り起こし巻きなおせば良いが、正月早々力仕事は嫌で巻き線を調べる。上手いことに34.5vの巻き線と5vの巻き線が遊んでいる。これを足せば34.5+5=39.5v、これに1.19を掛けると47vとなり現在の負バイアス電源になる。シメタと接続するが、何やらショートの異常事態、きっと内部巻き線に問題があるのだろう、と想定してこのやり方は中止。

2101046そこで小型のトロイダルトランス30vに約10vの巻き線を追加した。この小さい穴に巻き線を通すのは難儀して絵筆に水飴のように巻きつけて通し、巻いた。あんぷおやじ流儀のトロイダルトランスの径がΦ300mmなのはそうゆうコトです。

2101047これが追加巻き線の電圧。綺麗とは現代電源事情で言い難いが、これが正常なトランスの電圧波形。これならば大丈夫と通電するがやはりショート状態、位相の関係かなどと、あれやこれや2日間も費やしたが分からない。

2101048こんな簡単な回路でも物理現象は妖しい事態が起きる。勇気ある撤退と言うほど大袈裟ではないが、本番を控えているので負バイアス電圧調整用ポテンショメータの撤去は、とりあえず断念した。

2101049もしかしたらこのポテンショメータの音に対する影響は少ないのかも知れない。それでもここに比重を置くのは、gm70管パワーアンプの原形「Western Electric 7A Amplifiers」は抵抗を1本も使っていないに拘っているからで、おまけにdc電源の電解コンデンサも何とか止めたい。正月早々に難解にぶつかっているがその謎解きが面白く、なぜ音が良いか?の謎解きも最高に面白いから、夢中になってやっている。

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2021年1月 2日 (土)

平等力学 マイナスバイアス電源の銅プレートgz37整流管化の快挙

2101011クフ王のピラミッドはwikiによると「エジプト第4王朝のファラオ、クフ王の墳墓として紀元前2560年頃に20年前後かけて建築された」となっている。隕石などで鉄器を作ることは可能だったが、なんせ隕石は少ないから青銅器のノミで石を切り出していた。問題はヤワイことで直ぐにノミは磨り減ってしまう。音もそんな感じで銅はヤワク鉄は硬く、硬度と音が近似とは面白い。余談です、ピラミッドを精密描写しようとすると参考写真の著作権が絡んでややっこしくなり、エイ面倒だ!とイラスト風に描いてみた、1972年の作品です。

2101012今回は太古から人間を助けてくれた金属、銅のチカラの話。12月31日夕刻には560vのjj電解コンデンサが届く予定だが、一向に来やあしない。するとamp工房貿易部のm+aさんからtel「居る?」「居ます」間もなくみえる。ユナイテッド・キングダムからムラードのgz372本が届いたと、特急で持ってきてくれた。感謝!上物1本国内ではかなり高額だが、海外には玉石混合と多くある。こっちは玉だろうが石だろうが気にしないので、まあまあのお代で手に入れている。

2101013長いアンプ作りで初めてパワー管のグリッドマイナスバイアス電源回路に、銅プレートのgz37整流管を投入する。この負バイアスとゆう言葉が良くない。どうもネガティブに聞こえて、聞こえてくるから身分を低く考えているフシがある。回路をメモるとこんな感じとなる。

2101014ltspiceで正式な回路図を描く。ofc純銅トロイダルトランスを掘り起こし、センタータップに巻きなおす必要がある。gz37=5ar4でmodelデータの.incファイルは出てくるが.asyの図形ファイルがltspiceには無いので、たいていは5u4gbでお茶を濁すことになる。図形のgz37.asyを作れば良いのだが、こっちはcadにリキを入れないタチで止めた。

2101015まあ評価だからトランス巻き線はそのままにして、半波整流回路とした。ofc純銅電解コンデンサはトランプタワー式が余っていたので、耐圧は450vもあるがそのまま使った。作業は1月1日の零時過ぎの夜勤で、今年の初仕事。配線はハンダ付け無しの配線捩り法だから順調に進み、明け方には終わる。一旦元旦の行事で作業を中断する。

2101016午後には作業に復帰して通電開始する。ac52vrmsをgz37に掛けて半波整流するとdc62.5vと出てx1.2の電圧だから次回の巻き線はこれを参考にやる。トランプタワー式ofc純銅電解コンデンサは50μfしかない滑稽で、このリップルはマズイ!ここは耐圧100vもあれば良いから、大容量を名工ミルトさんにお願いしよう。

2101017プレート電流を80maに決めてgz37化作業は完了。gm70管マイナスバイアス電源の銅プレートgz37整流管の快挙となり、劇的変化とはこのこと。50年間追い続けているA-9146 Gabor Szabo - The Sorcerer 1967、Jimmy Stewart, Gabor Szabo, guitar; Louis Kabok, bass; Marty Morrell, drums; Hal Gordon, percussion.から、5曲目の 「Space」をかける。スピーカをモノラル接続しているにも係わらず、空中に音は飛び散り眼前にはボストンの「The Jazz Workshop」が確かに見え、目頭が熱くなり50年間が報われた気がした。プレートもフィラメントも、今回新たな発見でグリッドも全て身分は平等で、差別や区別をしてはいけません。ですからー50vなんか、ダイオードでいいやんけ、ではないのです。今年一番凄いコトに遭遇した。

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