電源力学 2021ofc純銅電解コンデンサ製作1
カニンガムcx350管パワーアンプアンプから、gm70管+gz37管パワーアンプに進化してシステムがだいぶ変ってしまった。dc電源部に銅プレートの整流管gz37が2本入るため、水晶粒防振構造の冷却タワーを2本露出させる。よって縦に積み重ねていたものが、銅プレートのgm70管パワーアンプと横並びに配置する。パワーアンプのステレオ分で4個の筐体になり増えるが、マルチアンプは止め、ラインアンプも止め、で結果はアンプ製作台数が大幅に減って楽になった。但しofc純銅電解コンデンサをメンテナンス上、独立させるか?否か?で検討中。
最近の音色向上の立役者は勿論銅プレートgz37整流管なのだが、一方でofc純銅電解コンデンサは不可欠なのだ。現在のトランプタワー式の50μf は収まりの具合が悪く、いささか邪魔になってきた。
そこでトランプタワーを作り直すことにした。やっと登場はパーカショニストのnakaさん転じて磨き屋nakaさんで、ポルシェやフェラーリのマフラーもピカピカに磨いているらしい。Φ350mmの紙管にofc純銅板1.0mmの950mmを巻いたヤツで、中古なので表面は相当に酸化していた。それをご覧のようにピカピカに磨いてくれた。
今回は負バイアス電源でせいぜい70v程度なので、ニッケミの160v15,000μfを使う。このコンデンサは6c33cb otlパワーアンプ用で仕入れた為、大量に在庫していている。
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15,000μfに目が眩んだが案外ダメで、胴回りが太いとゆうことはたいして静電容量密度が取れないとゆうこと。経験を積んできたから見ただけで静電容量は検討がつく。例の如くカッターナイフで切れ目を入れて、後は強引にニッパで切り開いていて切開する。下部についているパラフィンが音を悪くしているから丁寧に削ぎ落とし、コンデンサエレメントと水晶粒をジップロックへ入れてシールし、配線はシリコン接着剤で封印して出せば、簡易型の水晶粒防振の最強の電解コンデンサが出来る。
電圧が70vと決めたから作業は至って楽だ。結束バンド3本で締め上げて静電容量を増加させる。450vの時は危険だから結束バンドは使えない。
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hpのlcrメータ4274aで静電容量を測定する。123μfと出て、静電容量はまあこんなもんでしょう。大容量を作る場合は密度の高い小型の電解コンデンサを選べば良い。
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続いて耐電圧試験。一応77vまで印加して合格。低電圧のofc純銅電解コンデンサの製作は実に楽だ。
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Φ400mmの紙管へΦ350mmのofc純銅電解コンデンサを入れて水晶粒を充填すればお終い。
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トランプタワー式は0.2mmのofc純銅板だが、今回は1.0mmと厚くなった。音はまるで違い、よりクリーミーで深い表現になる。負バイアス電源でこうも音色は変るのか?と感慨に耽っていると名工ミルトさんがコーヒーを飲みにやってくる。「ofc純銅電解コンデンサのofc純銅板を0.2mmから1.0mmに交換したら音に深みを増した...」するとミルトさんは「やはり振動だな、1.0mmの方が振動に強いとゆうこと」最近のミルトさんの作品は全て1.0mmになっており音は最強。dcsエルガーやアキュフェーズのdp-80などは低電圧のofc純銅電解コンデンサだから、1.0mmの全て交換しよう。
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