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2021年9月30日 (木)

さいとう・たかを先生逝く

2109289訃報が届く。
84歳だからまあ十分とも残念ともとれる年齢で、劇画一筋にお疲れ様でした。1964年から1966年頃まで兄貴と2人「さいとう・たかを塾」の塾生で劇画を描いていた。その痕跡が僅か出てきて懐かしい。漫画から劇画への転向は斬新で、貸本屋通いをしたもので、1冊50円で借りられた。貸本の世界ではさいとう先生は既にスターだった。こうゆう独自の文化を作り出す日本は凄い国に違いないが、最近は独自の凄い文化に出会っていないのはどうしたことだろうか?ご冥福を...

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2021年9月29日 (水)

電源力学 波高値と実効値

2109286何年やってもこの波高値と実効値でウロウロする。3相200vの全波整流でdcバス電圧は300v近くになる。この電圧をサイン波の相補pwmでbtl駆動すればサイン波が描ける。計算上は280vとし、これは波高値の電圧であって実効値ではない。ここで計算を間違え、ltspiceでシュミレーションかけて直ぐにバレた。電流値155aは波高値の280vから発生するもので実効値は155/√2=110aとなる。これでだいぶ力は落ちる。それにしてもltspiceは凄い威力で、実機では40kwものサーオアンプで恐々200aを流すが、パソコンでは容易く流せて安心安全です。

2109287pwmシュミレータで未だ問題が残っており、オフの立ち上がりは良いのですがオンの立下りが時間を持ってしまい余りよろしくない。一応コイル電流はそのような波形をしているからまあ良いが、これはltspiceのパラメータの設定の問題で、何れ解決する。

2109288シュミレーションの主な目的は概略やっていることが間違いなければ良い訳で、目的は達成した。サイン波テーブルから吐き出す電圧指令に従って、pwm電流制御を掛けるから画像のようなインダクタンスによる位相遅れも是正されて進角する。これにてシュミレーションはお仕舞い。

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2021年9月28日 (火)

銅式力学 銅だけのgm70管ppパワーアンプ

21091505デジタルはアナログに憧れ、いつかはアナログになろうと決めた。20年以上も愛用しているテクトロのデジタルフォスファtds3012オシロスコープは、画像のようにアナログライクな波形を表示して使い勝手は抜群。結局アナログの方が自然界であり人間の感覚であるから、デジタル機器開発ではアナログライクを目指していた。現在はオシロスコープもサーボアンプもcdのdaコンバータも性能はアナログを遥かに超えてしまい、デジタルはアスナロになった。

21090301先ずはgm70管の特性表から動作点を決める。ppアンプなので出力も増えるから思い切って電源電圧を下げた。達人たちは1,000vを印加しろ!と息巻いているが、電力管理業務からロボットへ転じた経緯があるから、今更高電圧に触れたくない。それとofc純銅電解コンデンサのエレメントが450vを大量に在庫しているから消費せねば。とゆう訳でプレート電圧は450v、グリッドバイアスはー35v、これで80maを流す。

2109034そこで賛同を得るために佐久間さんの(続)直熱管アンプ放浪記を開いた。ありました、845ドライブ845sパワーアンプのp-k管の電圧は、ドライバ段の845は450v、出力段の845は405vとなっている。賛同を得られたのでgm70管ppパワーアンプはプレート電圧450vに決定。これで山のように在庫している450v級の電解コンデンサの救済が決まった。なんだい、佐久間さんから自分に都合の良い所を読んでるだけじゃあないか。

2109033出力インピーダンスの解から安心して1次巻線を200tで考える。グリッド電圧からゲインを算出する。35/√2≒25v。dcsエルガーの最大出力を5vとすれば25/5=5倍のゲインのインプット・トランスを作れば良い。よって200tx5=1000tとなる。この1000tが中途半端でΦ350mmは800tが平均的巻き数だから3層巻いて2400t/2=1200tが現実的、この場合は1200/5=240tの1次巻き線となる。

2109032真空管のグリッドはハイ・インピーダンスだから誘導を拾い易く、インプットトランスの2次巻き線とgm70管のグリッドを直近とする。これが出来ない場合はグリッドとgnd間に50kΩ位の抵抗を付けなければならない。これではトランスだけパワーアンプから外れるため、コンストラクションは細心の注意が要る。

210927020温故知新力学のVintage Western Electric 7A Amplifier 1920s の現代版、銅式回路図はこれ。グリッドリーク抵抗を無しにできれば完全に銅式となる。何時でもgoなのだが、ofc純銅可飽和リアクトル整流器は可能か?がどうも気になる。

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2021年9月27日 (月)

磁気いや根気力学 インダクタンスの解ならず怪

2109260建築家ブラマンテ亡き後を引き継いだ天才彫刻家ミケランジェロは、果たしてどうやってサンピエトロ大聖堂のドームを設計したのだろうか?インターネットや技術書も電卓も無い、更に計算式はパピルスの時代の3角法、微分積分も妖しいとなれば四則演算が主流で、大理石の半球型の石積みを設計したのは、難解な式は要らない証明とも言えるが、相手は天才ミケランジェロとなると予想も付かない。

2109262完璧に理解出来ていないのがコイルの挙動であり、インダクタンスの意味深い動作です。インダクタンスは反抗勢力で電流の変化に応じて反旗を翻して抵抗勢力になる。反抗の度合いがインダクタンスの何ミリヘンリーとなる訳。ですからz=2πflの式から周波数の動きの早い方が抵抗勢力は大きくなる。

2109207また分からないのが磁気飽和で、こちらは励磁コイルに電流を流していない状態のインダクタンス、hpのplcrメータ4274aで1.032mhを示している。



2109208それに励磁の大電流を流すと磁気飽和領域に入っているはずが、インダクタンスはゼロにならないず0.993mhを示している。飽和領域はlxdi/dtのdiの動きはゼロだから、なぜゼロにならない、若しくは最小にならない。ここに至っては怪と言わざるを得ない。い~や、アンタの理解度と計算式が間違っている、でしょうね。

2109261更にです、トロイダルコアは静止衛星だがvcmは駆動衛星でインダクタンスの挙動難しくなる。強力な磁場で駆動コイルにサイン波電流を流せば力を生じてvcmは動く。動けば逆起電力が発生して抵抗勢力になるから、この抵抗勢力の上をいく電流を流さなくてはならない。周波数が上がると抵抗勢力は大きくなるから、電源電圧は上げなくてはならない。

2109268これは長年サーボモータの制御をやってきた概念だが、逆起電力の実態など何も分かっていないから、インダクタンスは未だ解ならず怪なのだ。しかし「難しい式など操らなくても解は必ず出る!」と、我が師ミケランジェロはサンピエトロ大聖堂を持って示唆している。

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2021年9月26日 (日)

素材力学 銀線ロックと銅線ジャズ

2109251x訳あって1967年のプロコルハルムのcdを探した。再度購入とゆうお粗末だが、探すと面白く遂にk2,20bitにまで辿り着いた。ついでに新品の5000円超を買わずとも中古の上物で1000円チョイが手に入り、やたらと儲かった感がある。国内盤は大挙して出ており輸入盤も多い。同じjvcからk2でないモノも出ており百花繚乱です。それを丹念に追うとk2と出てきたが、20bitかどうかは分からない。画像のものは初回限定盤で帯にk2,20bitとあり、hqcdにもなっていないからシメタ!となった。

2109257無造作に購入するとたいていはテイチク盤になり、良い音を求めるロックファンはk2,20bitにすべし、です。この盤は昔メグへ行ったついでに吉祥寺のディスクユニオンで偶然見つけて購入したもので、テイチク盤です。

2109252ロックとなれば静岡オーディオラボで、同級生の店主はこの手の音楽の再生にかけては業界no1と思う。オールcelloシステム+ラスク防振機構+5nの極太銀線、この独自のテクノロジーで煩いロックが実に美しく鳴る。また店主のような凄い音の拾い方は他では見たことも無いし、聴いたことも無い。イルンゴさんが銀線に走った要因もここにありで、k氏は生粋のjazz派に非ずか?

2109253ところが、ことjazzとなると胴鳴りは消えて、シンバルは割り箸になり、管は鼻ラッパになる。銀線派から銅線派へ戻るのに、上海駿河屋さんと割烹わかすぎの若旦那に随分と迷惑を掛けた。満遍なく上手く鳴らすのは難しいことで、何でも鳴りますは何でも鳴りませんと同義で、研ぎ澄まされていないから所詮たいしたこたあない。

2109254x1曲目の名曲「青い影」をかける。うん、若干ヒリツキ感が目立ち静岡オーディオラボのようにはいかない、難しいもんだ。楽してスタビライザは使わず、マグネットクランパーを使用している。cdをクランパーの磁石でスピンドルへくっつけないと、cdは飛び出してしまう。

2109256x丁度陣中見舞いに来てくれた名工ミルトさんにScan-Speak 15W/8530K00システムで聴いてもらう。何たることか、煩い「青い影」が実に滑らかで美しい。ミルトさんも空間に広がった定位のしっかりした音にたまげていた。なんてこたあない、Scan-Speak 15W/8530K00システムでは鼻ラッパでたいしたことはないと、起動に面倒な水晶粒防振スタビライザを使っていない。altecシステムと同等の扱いをした途端にロックに火がついた。どんなシステムでも手抜きはダメだし、セオリーは守らなくてはならない。銀線とは別な美しさが生まれて、ここに1967年からのプロコルハルムに落とし前がついた。

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2021年9月25日 (土)

電磁力学 altec 515b 励磁型(フィールド)スピーカ考察

2109245久し振りに名工ミルトさんが甘いもの持参で陣中見舞いに来てくれた。コロナ禍でヤバい年齢の我等は意図的に交流を止めていたが、この先もまだまだ続きそうで、とんでもない時代になったものだ。ミルトさんの最新情報はフィールド型スピーカで、altecの515の改造版を教えてくれた。またミルトさんの行きつけのjazz喫茶もフィールド型にしたと聞いた。どうも最近のトレンドはフィールド型で、加工技術があればまあ「モノ」は容易に出来る。フィールドならばアルニコ、フェライト、ネオジ、磁石なんてどうでもいいや、です。言っときますが、鉄心のアモルファスや磁石のアルニコが音を出しているのではありません、あくまでも媒体です。

2109241早速何とかオクで調べると画像が出てきた。磁気回路は最近の研究テーマで日々ニラメッコしているから、この構造は我らには考えられない。これは何かを参考にして設計したのか?全くのオリジナルか?我らが設計している磁気回路とは大きく異なる。フィールドの電源も残念ながらおまけのグリコみたいだ。フィールドにしたならば、コイルはofc純銅ポリウレタン線を巻き、電源は銅プレートの整流管を使った最強の電源を用意する必要がある。

2109243xこちらは磁気抵抗を出来るだけ減らし、どこの断面を見ても同じ面積になり、ボイスコイル部ギャップの表面積を限界まで小さくして、磁束密度を上げる。磁気回路は有限要素解析を用いて磁束分布を目視できるようにするなど、見えない磁束を見える化する必要がある。流石に5000wのウーファを丸型にすると200kgの重量となり無理、そこで円筒としてコーナーは磁気集中を逃げるためにアールを多用している。これに直径2mのコーン紙(金属)をつければ世界最大級のウーファになる。周波数帯域は確実に周波数ゼロ、いやゼロは無いから0.1hzから100hzはいける。

2109244肝心要のフィールド型515の音については諸手を上げて凄い!とはなっていないようだ。こっちはお仕事でフィールド型スピーカを開発しているが、altec515bの改造までやる寿命が無い。多分理想的な磁気回路を作ったにしてもフィールド電源問題も含めて時間が膨大に掛かる。altec515bの音色向上は、画像のようなofc純銅化と水晶粒防振構造化がやれる限界なのだ。最近はすべからく選択を迫られる状況で、まあ見方を変えればありがたい人生とも言え、感謝!
余談です。
遂にワクチン接種率はアメリカを超えた。マスクは真面目にするし、拒否する人口も少ないし、日本は真面目な良い国と思いますがね。

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2021年9月24日 (金)

不思議力学 レストランとjazz

21091601少し歩けば御食事処は沢山あり、旧国1の一番近い所がやよい軒さん、その先にとんかつや、そばや、すし屋と続き、しんがりは大戸屋さん、まだまだある。10年位前、大同へpvのノウハウ契約で3年通いその定宿がサンルートホテル、地階に大戸屋さんがあった。接待無しの夕食はいつもここだった。不思議なのは最近多くのレストランや食事処でbgmにjazzを流している。大戸屋さんの音はイマイチ、やよい軒さんは選曲抜群で音も良い。お代と旨さでは大戸屋さんもやよい軒さんも大差無いが、jazzで決めている。

21091602お~エラだ、お~リーモーガンだ、等と食事しながらイチイチ反応する。なぜ食事処はjazzを流すのだろうか?なんてこたあない、我がScan-Speak 15W/8530K00システムも大音量ではコルトレーンが鼻ラッパで聴いていられず、bgm的なボリュームになっている。分かった、小音量ではjazzも戦いを止めてbgmに成り下がるのだ。altecシステムの大音量で初めて戦うjazzであり、戦うコルトレーンとなるのか。

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2021年9月23日 (木)

デジタルアンプ pwmアルゴリズムの設計 2

2109231pwmアルゴリズム設計は頭が膿んでしまうような神経を使う作業で、疲労を時々困憊する。とゆう訳でScan-Speak 15W/8530K00システムでクリフォード・ブラウンをかけながらの作業です。お~、見事にクリフォード・ブラウンがbgmになってしまう。ハイエンドの現代システムでしか聴かない御仁は、レキシントン盤の戦うクリフード・ブラウンには会えない。それにしてもクリフォード・ブラウンは上手い、マイルスよりよっぽど上手い。よ~く承知していたマイルスは独自のスタイルを作り、偉大な音楽家になった。

2109232xもう1つのシンプルpwmのアルゴリズムを設計する。sh7145のマニュアルにac同期モータの駆動出力波形が出ている。pwmとオンオフを組み合わせれば、さまざまなpwmを作ることが出来る。まてよ、10年以上も前に台湾でスマートグリッドをやった時、確か似たようなpwmを作ったはずだ。あった、しかも相補pwmの飽和値を操って、pwmとオンオフを同時にやっているオリジナルの優れもの。

2109233これをリファインして組み込んだ。お陰であっと言う間に出来た。±の各半サイクルにおいて交互にpwm通電し、反対側はオンオフに徹する。これならば相補のような無駄な動きはない。

2109237リストは単なる相補pwmのタイマーにセットする値をondataにするかoffdataにするかで実現できる。相補pwmのプログラムが初期設定を含めてそのまま使える。

2109234例の如くdaコンバータへ吐き出しこの方式の正当性を確認しよう。+半サイクルと-半サイクルがそれぞれ位相反転したサイン波となっている。丁度b級ppアンプみたいな動作になる。

2109235はっと閃いた。相補pwmのアナログ波形を見てみよう。黄色丸印は位相反転で丁度btlアンプの動きをしている。

2109236そこで2個のdaコンバータの両端の波形を時間軸を拡大して見た。振幅はdaコンバータ1個の2倍となっており、これぞbtlアンプで同じdcバス電圧であればより大電流が流せその上サーボ性能も良い。これがpwmのアルゴリズム設計で、独自のものが生み出せるshcpuは凄い。

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2021年9月22日 (水)

デジタルアンプ pwmアルゴリズムの設計

2109221お呼びが掛かれば何処へでも飛んで行き「何処のウマの骨?」扱いも多々あるが、たいていはサーボ技術で「落とし前」を付けて、客先のエンジニアと意気投合まで持っていく。a化成さんは「何処のウマの骨?」の真逆の対応で、随分居心地が良かった。こうゆう時は見積もり以上の仕事までしてしまい、気が付けば「あさくまのステーキ」で全力疾走していた。見返りはプリウスモータやサーボアンプの解体したものを存分に観察させてもらった。勿論トヨタはモータ工場でありipmの工場でもある。画像は自動車化されたipmで実に素晴らしい。

2109222vcmがpwmデジタルアンプになったのでpwmを設計している。ブラシレスdcモータは「3相の相補pwmで動きますよ!」とルネサスの言いなりに記述して、その通り動けばそれ以上の探求はしない。こっちはdcモータからスイッチング電源のフェーズシフトからスマートグリッドまで、あらゆるpwmを非力なshcpuで作らねばならない。ですから先ずはpwmの設計から始める。

2109223vcmはスピーカだから単相モータになる。ipmは3相しかないからややっこしい。ややっこしいついでに富士のipmから三菱のipmに替えたものだから、ややっこしいの2乗で頭を抱えている。その苦労は別項で。shcpuの相補pwmで単相は勿論駆動できるがデータ更新がw相にセットした時だから、ダミーでw相も入れなければならない。

2109224サイン波駆動はu相よりv相を180度進めれば丁度位相反転となり都合が良い。pwmのデジタル波形では判断できないのでdaコンバータで出力する。u相の出力とv相の出力でbtlアンプを構成する。これで基本のロジックは完成です。

2109225pwmの設計において無駄な動きがあるのが相補pwm、但しこの無駄によりサーボ性能は一番良い。+半サイクルをq1のpwmでやり、q4はオンぱなし。-半サイクルはq3のpwmでやり、q2はオンぱなし。無駄な動きは無いしシンプルで一番適しているが、単にオンオフをするq2とq4のタイミングがクリチカルで警戒を要する。相補で問題が生じた時にはこの方式に切り替える。画像は-の半サイクルでq2とq3が主にオンしている。

2109226各デバイスの動きを机上でつぶさにシュミレーションする。ポイントはvcmコイルに溜まった膨大なエネルギーをどう回生するか、コイルをオンオフした時の電流の動きを読むことが大事です。これは上の-半サイクルpwm波形の手動シュミレーションです。

2109227pwmの全パターンで破綻がないかチェックする。こちらは概ねq1オンとr4オンのサイクルだから+半サイクルと捉える。



2109228こちらは上の+半サイクルの手動シュミレーションで、各デバイスの動きを確認する。これを手動でやるから間違い易いが、pwmのシュミレーションにはお目に掛かったことが無いから仕方がない。

2109229x面倒ですがとにかく何パターンも波形をサンプルしてチェックする。このパターンは+の半サイクルでq1オンのq4オンで電流を流しているが、丸で括った部分が相補pwmなので勝手に動く。動くが+半サイクルには影響が無い。

21092291こ勝手に動き無駄な動きと称したものは、ダイオードが逆バイアスされて次のオンで突入電流が流れノイズを無尽蔵に吐き出す。④がそれで②で逆バイアスされたダイオードを今度は正方向にオンするから短絡電流が流れ、盛大にノイズを発する。

21092292これらの一連の机上シュミレーションは実機で動かす前に十分やっておく。実機になった時は現象が複雑になり問題が生じていても分かり難い。昔は2現象オシロスコープしかないから想定で4個のpwmを判断したが、現在の4現象では完璧に見ることが出来て良い時代になったものです。ただ見るは騙され易く、真実を見抜くには心眼とゆうことでしょうか。

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2021年9月21日 (火)

電磁力学 ofc純銅可飽和リアクトル整流器は可能か?了

2109200jazzは多くを聴くべきだ、だからレコードの枚数は沢山あった方が良い。まだあれを持っていないし、これも持っていないし。しまいには収集癖に操られ、持っていないと不安感まで生まれる。それが「タンとはいらねえ~」と気が付く事件が一連の銅化、そう銅式で起きたのだ。銅式にする度に、A-66 John Coltrane Quartet - Crescent 1964、John Coltrane, tenor sax; McCoy Tyner, piano; Jimmy Garrison, bass; Elvin Jones, drums.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, April 27, 1964、Wise Oneは、より切ない演奏になり、
A-9106 John Coltrane - Kulu Se Mama 1966、John Coltrane, tenor sax; McCoy Tyner, piano; Jimmy Garrison, bass; Elvin Jones, drums.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, June 10, 1965、Kulu Se Mama (Juno Se Mama)は、より過激な演奏になる。

2109201x銅式にするためにいくら調べても、何度調べても磁化力hの算出式はこの式しか出てこない。これが正解と決めて調査はもう止めた。磁化力は1mに何ターン巻いて、それに電流何アンペア流したかで決まり、ここの計算においては透磁率などの磁気パラメータは出てこない。Φ350mmトロイダルコアに300ターンx2巻き線=600ターン巻いてある。

2109206今回はスライダックを強化して8.8aまで電流を流してみた。



2109204xこちらが電流波形で8.8a流れている。磁路長は概ね1mだからhは600x8.8=5280a/mとなる。ただdc電流はリップルが大きく残り、ここは気になるところ。

2109202xxこれを磁気特性表へ書き込んでみる。最大磁束密度は1.9テスラだからその値を飽和値とすると、5280a/mでは飽和領域へ入り透磁率は殆どゼロになる。これではインダクタンスもゼロに近くなる。

2109205電圧波形を見ると、600tの両端にはdc電圧の6.74vが加わっている。もしインダクタンスがゼロならば6.74v/0.6Ω=11.2aの電流が流れる。案外近い値で飽和領域に近いのかも、電流リップルで影響が出ているのか?

2109203完全に直流の電源ならばバッテリーを使うか大袈裟なdc電源を作るしかない。磁気飽和についてはvcmでも起きていることで、vcmは磁気飽和が起きては困る事例、こっちは磁気飽和を起こしたい事例。電磁力学のofc純銅可飽和リアクトル整流器は可能か?は時期尚早との判断で一旦了とし、論を持つべく磁気回路の学習を深めよう。

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2021年9月20日 (月)

デジタルデータを見る!

2109191冥界と現界を行き来しているようなもので、木戸銭を払って渡し舟をしっかり用意しておかないと奈落へ落ちる。gm70管ppアンプやofc純銅可飽和リアクトル整流器は可能か?が現界でアナログ、vcm駆動用sh7145デジタルサーボアンプが冥界でデジタルとなる。ナントかwinみたいにバグ取りをヴァージョンアップと称して正当化するなど、冥界の仕業としか思えない。gm70管ppでバグを出せばプレートは真っ赤になって怒り火を噴くから、失敗は正当化できない。

2109193冥界のデジタルサーボは奇妙奇天烈でvcmサイン波はexcelで作る。表計算でvcmがサイン波で美しく動くのだから、やはり冥界なのだ。excelは教わったこともないし、マニュアルも面倒で読んでいない。これでサイン波を作るのだから素人細工もいいとこです。

2109192冥界ではない現界の最強の開発システムです。sh7145cpuボードにxpパソコン、xpでないとイエロースコープは動かないから仕方がない。オシロはdpoのtds784d、現在の液晶タイプと違いカラーブラウン管だから現存するオシロの中では一番美しい。それにレクロイの名機584a、まるでデジタル百貨店の如き何でも機能ありの優れもの。オシロスコープが2台必要は、時間軸が違いすぎてデジタルだから冥界となりお化けが出る。前回のしくじりを反省して2台とした。

2109194k工業s氏へ送った最新ソフトの確認作業をしている。200aものvcmを駆動するにはpwmデジタル・スイッチングアンプになり、先のサイン波がご覧のデジタル信号となって、これの正当性をどう評価するのか?

2109195その為の渡し舟がdaコンバータで、奮発して16bitを3チャネル搭載している。先ずは周波数highを見る。問題なくokです。



2109196次に周波数lowを見る。ん?何か妖しい。



2109197拡大すれば直ぐに分かる。サイン波ゼロクロスをしくじっている。こうしてpwmデジタルの冥界信号を現界で暴露してしまう。現在のソフト業界は複雑怪奇で、どこぞの銀行のように一流のソフトマンが居ても自分で作ったソフトがどう走っているか分からなくなりギブアップ、やはりソフト業界は冥界なのだ。

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2021年9月19日 (日)

音色力学                        なぜ輝かない?ルディ・ヴァン・ゲルダー 完結編

2109035これは重大な問題です。
2014年3月5日のエントリーの音色力学なぜ輝かない?ルディ・ヴァン・ゲルダー から「マイク数本とampex300?を持ち込んだルディ・ヴァン・ゲルダーの録音は見事で圧倒されるが、ブルーノート・レキシントン盤の時代の輝きがない...なぜだ?」A-42 John Coltrane - Impressions 1963年のヴィレッジ・バンガードライブ録音では、ルディ・ヴァン・ゲルダーの音色に大いなる疑問を感じていた。先日訳あって佐久間さんの「直熱管アンプ放浪記」を開いた。巻頭「無用の序」の池田圭先生の1文に目が釘付け「戦前のweとかaltecの639・カージオイド型などを使い、録音が終わってスタジから出て行った筈の娘から突然呼ばれることがある...」western electric 639aが生々しい!とゆう解説にピンときた。

2109036xまた別なエントリーの電磁力学Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, じゃあなくて WOR Studios, NYC!から「長年、ルディ・ヴァン・ゲルダーを
jazz録音の師と仰ぎjazzオーディオ再生に精進してきたが、レキシントン盤から伝わるエネルギーはWOR Studios, NYC なのだ...
」この音色力学について何度もエントリーしているのは、ルディ・ヴァン・ゲルダーの録音に疑問を持っているからに他ならない。

210903731ノイマン社の宣伝の一翼を担ってu-47コンデンサマイクを中心に録音を進めたが、現実はwestern electric 639aの分厚さでは敵わなかったのだ。WOR Studios の連中はu-47のワイドレンジに「参りました!」と席をヴァン・ゲルダーに明け渡してしまったが、当時の時代背景の問題でアンタ方の腕が悪い訳ではない。

21090372とんだ横道だったが池田圭先生の1文で長年の疑問が氷解した。但し音色力学を追求していかないと区別のつかない話であって、画像のコンデンサスピーカSound Lab electrostatic speaker A1 では、ヴァン・ゲルダー録音もWOR Studios, NYC 録音も差が分からない。western electric 639aのリボンマイクは電磁力学でノイマンu-47は静電力学で、分厚さは639aの勝ちで、しかし生々しさではu-47の勝ち。これはSound Lab electrostatic speaker A1システムとaltecシステムも同義で、同じような差が出る。

21090373レキシントンオリジナル盤の205グラムでなければ出せない世界を、リマスタに問題を抱えたcdで出そうとしても到底無理な話だ。Scan-Speak 15W/8530K00システムでwor録音のcdを掛けてみる。現代スピーカシステム+半導体アンプの最大の弱点はシンバルが割り箸になり、ニコ・リードが竹細工の鼻ラッパみたいな音になり、altec+真空管の音を聴いていると気持ちが悪い。
BLP 1509 Milt Jackson And The Thelonious Monk Quintet 1956
Milton Jackson, vibes; Thelonious Monk, piano; John Simmons, bass; Shadow Wilson, drums.
Apex Studios, NYC, July 2, 1948,
Evidence、Misterioso
WOR Studios, NYC, July 23, 1951
Four In One 、Criss-Cross、Eronel、Willow Weep For Me
WOR Studios, NYC, April 7, 1952
tk.1 Tahiti、tk.4 Lillie、tk.5 Lillie 、tk.8 Bags' Groove、tk.12 What's New、tk.16 On The Scene
このデータから1948年のApex Studios, NYC, と1951年、1952年のWOR Studios, NYC,の録音は鉄仮面のwestern electric 639aマイクで録音したに違いない。残念ながら録音機材のクレジットは残っていない。ついでに説明するとblp 1509には録音クレジットの記載は無く、リマスタリングがルディ・ヴァン・ゲルダーとなっている。

21090371重大な問題はamp工房の話であって人様は関係ございません。ofc純銅化が進むと色艶が付きjazzが躍動し、レキシントン盤のWOR Studios, NYC が凄いことになる。凄いことだが、同じレキシントン盤のVan Gelder Studio, Hackensack, NJ録音と、WOR Studios, NYC録音の違いと価値を見出す御仁がどれだけ居るか?です。時代の進化は多くの情報を正確に伝えたられるようになったが、データに現れない肝心要の魂が置き去りにされた。今まで膨大な時間とお足を掛けてしまった唯一の成果が、埋もれた魂の伝達、それかも知れない。

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2021年9月18日 (土)

電磁力学 ofc純銅可飽和リアクトル整流器は可能か?3

21091500超便利だとか過剰親切とか、けなしながら使うのだから世話ねえや、は宗旨覆しの弁。orcadのwindows版は素晴らしいけどそこそこのお代だし,隠居の身で今更投資は出来ない。探していたらcadlusとゆう凄いcadが出てきた。orcad winより使い勝手は良いし、何よりタダがいい。仕組みがあってcadlusデータはグループ基板屋でしか通用しないから、そこで基板を作るしかない。いいです、いいです、大いに結構。早速新人研修生にcadlusで回路図を描いてもらった。取り扱い説明書を読む必要はないしサクサクと描けてありがたく、全く良い時代になったものだ。

21091501全く良い時代でないのがオーディオで、ハイエンドオーディオは一体どうなってしまったのだろうか?amp工房はハイエンドオーディオとは逆行の化石オーディオに進むべき道を見てしまった。その化石オーディオでは磁気増幅器論文から難しさにへこたれ、何とか誤魔化しても簡単に出来ないか模索中です。そこで善意の解釈による磁気増幅器の原理図はこれ。このように励磁電源でトロイダルコアを飽和させればスイッチになるのだ。これを実験してみよう。

21091506_20210918012701ofc純銅トロイダルトランスからdcsエルガーmono合成トランスを引きずり出し、上図に如く動作させる。半波整流器を目論むからac電源にダイオードを付けて半波にして電流を流す。磁気飽和で想定されることはインダクタンスゼロで、この領域に入ればmono合成トランスの1次側抵抗成分だけの短絡電流が流れる。緑色の抵抗はその電流制限用で付けた。

21091508こちらが半波電流波形、3aまで流して止めたのはスライダックの能力不足です。

21091509こちらが1次巻き線部電圧波形。この状態では8.8Ωもインダクタンス成分が残っていて磁気飽和には程遠い。直流抵抗は実測で0.6Ω。そこでこの状態を解析してみる。

2109150911mに600t巻いて3a電流を流したから磁化力は600x3=1800a/mとなり飽和領域だが、電流電圧波形から脈動が多く磁力が変化してインダクタンスはゼロにならない。う~ん中々難しい、中断とな。

21091507はたっ!と閃いた。vcmで励磁電源のリップルが出ていた時磁束密度が若干小さかった。データ上のrms(ルートミーンスクエア)では正解でも、磁気変動が起きる直流ではマズイのだ。更に0.7テスラ位で磁気飽和としていたものが、どうやらそうでないようだ。磁気飽和を起こせばインダクタンスはゼロで励磁コイルに大電流が流れる。ofc純銅可飽和リアクトル整流器は可能か?に取り組んだお陰で、vcmにも新たな理解度が反映されて、これはシメタ!

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2021年9月17日 (金)

音楽駆動力学 出力インピーダンスの怪、いや解

21090402xx「コルトレーンの生涯」によると1958年にコルトレーンがセルマーサキソフォンに支払ったお代は500ドル、物価上昇率を考えればかなりの高額になる。1957年に麻薬から手を切り、マイルス・バンドへ復帰、レコードの録音も順調で500ドルも払える身分になっていた。麻薬から手を切って10年後、1967年にはこの世を去るのだから壮絶な人生で、jazzもそのよう。どう考えても1950年代から1967年までのjazzに尽き、早く銅式アンプでコルトレーンを聴かねば。

210904032020年1月23日のエントリーから「銅総量チェックオーディオシステムはアキュフェーズのcdp dp-80 の後に、①のdcsエルガーdaコンバータ、②のmono合成トランス、③のトランスだけcx350パワーアンプのシンプルな構成となった。即音出しをすると(あ~音楽になっていない!)音色が痩せてしまい、コルトレーンが誠につまらなくなってしまった」と出てきた。

21090404②のmono合成トランスと出力インピーダンスの関係を見直そう。1次側50tのインダクタンスはac16vrms、3.098v/10Ω=309.8ma、16v/0.3098=52Ω、l=52/6.28x60=140mhと出る。インダクタンス140mhの60hzのインピーダンスは52Ω、30hzでは26Ωとなる。1次巻き線のカルダスケーブルは結合係数を考慮して均等巻きしてある。

21090405こちらがdcs954のアナログ部仕様書。出力インピーダンスは3Ω以下となっておりこれに60hzで52Ωを繋ぐのだから出力ロスは(3/52)のマイナス6%で大丈夫と思ったのが間違いで、マックス・ロード600Ωへ目が行かなかった。Mmaximum load、日本語なら最大負荷となり間違い易い。出力に600Ω以下は接続出来ませんが正解で、英語力と技術力の無さに情けない。celloのアンコール1MΩにみたいに高入力インピーダンスで受けるのが常識で、出力インピーダンスをいじめるような使い方は誰もやらない。

2109043そこで嘘か?本当か?出力インピーダンスを厳密に測定した。ソニーのcdp-337esdに名工ミルトさんに作ってもらった1khzのcdを入れて、dcsのdaコンバータからバランス出力する。

21090406そのバランス出力に120Ωの抵抗を2本付ける。120Ωでは抵抗値が低過ぎで波形がサチり、これは電流リミッタが働いている。

21090407徐々に抵抗を増やし182Ωで正常となった。最大負荷の600Ωでなくて200Ω前後から正常に動作するコトが分かった。銅の総量実験で失敗したのはこの部分で、低域の信号ロスが大き過ぎて音が痩せたのだ。

21091506この結果からラインアンプ不用論が再び現実的になる。またバランス(差動)出力の両端から電圧を受け取れば、dcsからの出力は6vを超える。dcsエルガーに関してはプリアンプ機能を内蔵しており、いきなりパワーアンプを接続できる。

21090408ん?だが待てよ。
cx350ラインアンプの破壊で撤去したdcsエルガー用mono合成トランスで既に出来ているでは?1次巻線ムンドルフΦ2.0mm約300tx2回路、60hz、50v、26.72ma、z=50/0.02672=1.87kΩ、l=1871/6.28x60=5h、電圧比、26.68v/4.8v=5.56。300tであれば60hzで1.87kΩ、30hzで約1kΩ、600Ω以上だからうまくいっていた。300tでは2次側の巻数が増えるため200t位で詳細に検討に入ろう。これが出力インピーダンスの解です。

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2021年9月16日 (木)

電磁力学 ofc純銅可飽和リアクトル整流器は可能か?2

2109152ドイツのダイムラー社はevへ全面的にシフトし、evでもリーダーシップを取ると息巻いている。一方でトヨタの章男社長はev車のモータになれば世界で100万人が失業すると警鐘を鳴らし、水素エンジン自動車を耐久レースへ投入した。燃料電池車は承知していたが、レシプロエンジンに水素燃料を使うなど実に新鮮で、その線もありか?

21091135_20210916025801古くて新しいofc純銅可飽和リアクトル整流器が実現出来れば、常識をひっくり返すことが出来て面白い。その磁気増幅器関連は古い技術が多く、昔の学術論文を探しては読んでいる。そこからofc純銅可飽和リアクトル整流器はかなり難しい現実が見えてきた。いや、実現不可能でもこれをやっておけば次にきっと役立つ。
ん?次はもう無いぜ!

21091132ltspiceでは可飽和リアクトルをダイオードに置き換える。オン抵抗を6Ωオフ抵抗を150kΩでシュミレーションしてみた。150kΩでは正負の半サイクル毎に6maの漏れ電流が450vの電源巻き線に流れ込んでいる。コンデンサインプット回路は狭電気角だが1a程度が電源トランスに流れる。このパルス電流で励磁巻き線側に誘起電圧が生ずる、この処理方法は?コンデンサインプットにしたのは整流器がチョークコイルだからで、2重に必要ない。

21091133丁度上の状態をを図示したものが「可飽和リアクトルを使用した放射電子電流制御方式について、中尾房史氏、竹下功氏、昭和36年」の研究論文にあったので引用した。また文中には「鉄心の磁気特性はヒステリシスを無視してB-H曲線で示されるとする」とある。赤が整流波形で青が漏れ電流となる。

21091134更に続いて「負荷巻線側の交番磁束の変化が制御巻線側に起電力を誘起するので、これを打消すように2個の同一特性をもったリアクトルをFig.2の如くに接続して用いることが一般に行なわれている。すなわちA鉄心に巻かれたWbに誘起されるWaよりの誘導起電力の基本波と、B鉄心に巻かれたWbに誘起されるそれとが、丁度同量且っ逆極性になるように接続することにより、制御回路に交流電源からの影響があらわれることを除くことができる」と答えまであった。温故知新とはこのことで、闇雲に特攻すれば制御回路がやれていた。ここを真に理解すれば可能性も出てくるキーテクノロジーなのだ。

21091131可飽和リアクトルを差動接続にして打ち消してしまう作戦は見事なものですが、半波にΦ350mmトロイダルコア2個を使うのはたかが整流器に非現実的な資材の投入とも見えて、ある種バカげているかも知れない。まあそれでもラインアンプが無くなり、gm70管ppパワーアンプはmono構成で電源は共用にすれば、Φ300mm電源トランス1個、ofc純銅可飽和リアクトル整流器Φ350mm4個、となるから良いかも。いずれにしても電磁力学のofc純銅可飽和リアクトル整流器は可能か?の判断は長丁場になりそう。

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2021年9月15日 (水)

デジタル社会の怪とデジタルオシロスコープの怪

21091401支持率調査が1000人や2000人のサンプリングで行われ、サンプル数の問題もあるが信憑性は確認のしようが無い。5G超高速データ伝送時代に1000や2000のサンプリングとはあきれる。まるで昭和の電話交換手の女性がパッチボードへ電話コードを差しているようなもので、原始的過ぎる手法はデジタル社会の怪に見える。あっ!そんな大それた話ではない。久し振りに20khzデジタルサーボアンプ電流制御のソフトを組んでデバックしているが、妖しい。腕が落ちたようでプログラムリストを見ながらウンウンしている。

21091402sh7145cpuボードは旧型のcpuで、25nsecのとろいクロックで動いている。そのcpuで200khzデジタルorアナログ電流制御を叩き出すのだから、自動車レースみたいなもので非力でも運転技術があれば勝つことが出来る。先日まで200khzアナログサーボアンプをやっており、それを20khz低速デジタルサーボアンプにしたから混乱している。

21091405アナログサーボの方が高速とは如何にや?アムクロンの5002vzは2Ωで5kwものパワーを出せる驚異のプロ用パワーアンプです。これで2000nとゆうチカラを叩き出していたが、これの何倍かとなるとアナログアンプでは無理。そこでpwmのipmとなるが、現存する300aのipmではスイッチング速度の限界が20khzと低速になってしまう。

21091403こちらが20khzの証拠画像で、pwm信号が抜けている。相補pwmの場合はアッパーアームpwmとロアアームpwmが反転動作しなければならない。画像を見るとサイン波の頂点部分が歯抜けを起こしており、支持率を落としている。

21091404何だい、こんな簡単なソフトが出来ないのか!腕が落ちたものよ、と罵りながら丸一日費やした。長年常用しているデジタルオシロスコープのtds3012はk工業さんへ持ち込んでおり、代替のtds784dの4gs/s高速型を使用した。その結果サンプリング落ちでデジタルオシロスコープの怪が登場した。20khzは50μsecで500μsecサンプルではデータが完全に落ちる。100μsecサンプルでは異常は無く、ソフトは正常だった。

21091406余談だが、
アムクロンの5002vzで動作できると踏んでいた時期に、5kw程度のアナログアンプならば出来るとmj15024、25のコンプリメンタリを20数個パラ接続して作っていた。ところが5kwでも足りないと分かり中断した。やはり5kwを超えるアンプはデジタルしかない。現在進行中のipmでは200vで200a流すから40kwまでの能力を持っている。

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2021年9月14日 (火)

振動力学 Scan-Speak 15W/8530K00 システム再構築再び 番外 cdp-337esd備忘録

210911351人プロジェクトxは日々変化に富んで、全くもって面白い。vcmスピーカモータの基板を作っていれば、いつの間にか可飽和リアクトルを妄想し、今度はvcmのデジタルアンプ制御ソフトウエアの書き換え作業に没頭している。でありますから「ボケている暇は無いね~」と良く言われたりしますが、研修中の講義で突然何を話していたか分からなくなったりして、どうやら忙しく頭を使っていてもボケはボケのようです。

2109091割り箸シンバルは気に入らないがbgmが出来たことは大いに助かり、アッセンブラソフトの記述は軽やかに進む。ん?またか!cdp-337esdのトレイがまともに出てこない。ヤフオクの安いcdp-337esdは殆どこの手のトラブルを抱えている。フツーならゴムベルトを購入して交換しグリスアップするが、フツーでないから即解体する。

2109092xせっかく組み上げたcdpを降ろし解体し、基板の部品に注意しながら水晶粒を工業用掃除機で丁寧に抜き取る。動作不良のcdトレイを取り外し、cdメカのbu-10を取り出す。cdトレイの残骸はまだ利用価値があるから保管しておく。

2109093bu-10cdメカのチューニングをする。ここが(黄色丸印)重要、レーザーピックアップで黒カバーを外すと空間が出てきて、細かい目張りをして極細目の水晶粒を充填しカバーする。移動体レーザーピックアップの水晶粒防振効果は絶大で、繊細な作業でしくじり易いが、危険を冒して作業しただけのことはある。またbu-10の底には大きな穴が開いているので、カバーを作りメクラする。

2109094次は「超なりき」作業、cd本体へ水晶粒充填のための目張りをする。側面はベニアの薄板を切り、今回はアロンで接着した。なりきでなければmdfの9mmを側面デコボコに合わせて削り、カバーのネジ穴を利用して止める。

2109095xcdメカbu-10の下へ仮の水晶粒を充填する。これで全体をセットアップして動作させる。あれ、動かない?

2109096そこで昔のブログの登場で調べてみよう。bu-10の結合基板の短絡箇所を発見した!いや、忘れていただけ。cnp255の3ピンと4ピンをハンダでショート、これで完了。ここはトレイにcdが乗り、トレイが引っ込んだスタンバイ位置のリミットスイッチ接点で、トレイを撤去したから短絡の必要がある。

2109097これで問題なく1発で動作した。bu-10cdメカのピックアップ部にマスキングテープを貼り、水晶粒が侵入しないようにした所で本格的に充填する。20kg近く入って重たい。

2109098水晶粒の表面をならしてcdをプレイしてみる。これでヤフオク15,000円のポンコツcdp-337esdが天文学的な金額のcdpを超えられる魔法。

2109099最後の仕上げが水準器を持ち出し(100均)bu-10の縁をマイナスドライバーで押し込み、水平を出す。これにてcdp-337のチューニングは完了した。

21090991段々聴きなれた音になってきてaltecを聴いていなければ「これでもいいじゃん!」となり、コルトレーンの定番「アンド・ジョニーハートマン」をかける。あっ!ここまでやり尽くしても鼻ラッパだ~...

本エントリーはcdp-337esdの改造備忘録でした。

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2021年9月13日 (月)

電磁力学 ofc純銅可飽和リアクトル整流器は可能か?

210911204妄想は希望でスリリングで生きる活力で、もしこれで世の中が変えられれば凄い!とワクワクしながら重ねて妄想する。電磁力学の可飽和リアクトル式整流器を考えた時、やはり計算が一義でまずは計算をしてみる。この特性表はΦ400mmの普通電磁鋼板のトロイダルコアでgm70管シングルアンプの出力トランスに好都合、しかし飽和に30000a/mも必要でofc純銅可飽和リアクトル整流器には不向き。磁気特性の優れた素材にアモルファスやファインメットやパーマロイがあり、いいのだが天文学的金額で手は出せない。

210911206x参考までに日立金属さんのファインメットの特性表では、何と8a/m(黒丸と腺)とあり高性能な可飽和リアクトルが出来て素晴らしい。800a/m(赤丸と線)も流せば完全に特性はヒステリシスも持たずに±飽和とゼロの直線になる。実は昭和43年の磁気増幅器本には、この理想特性を持った電磁素材で作られているとあり、当時ならばパーマロイだったのかな?と思いを巡らしていた。

210911202xこちらの特性表はΦ350mmスーパーコアで、Φ400mmの30000a/mが1/10の3000a/mで飽和領域に入る。この時の透磁率を0.001とみておく。インダクタンスを抜いてしまうにはこの透磁率を限りなくゼロに近づける。インダクタンス=n^2μs/lの計算式から、μをゼロにすればインダクタンスもゼロになる。磁化力の3000a/mとは、磁路長1mにどれだけ巻けて、どれだけ電流を流したかの単位、Φ350mmの磁路長さは1052mmだから概ね1m、これに3000ターン巻いて1aの電流を流せば実現できる。

210911201現実にはΦ350mmスーパーコアにはΦ1.0ofc純銅ポリウレタン線が800t巻けるから、励磁巻き線は4層巻けば良い。以前の想定では「Φ350mmスーパーコア1層に目一杯巻いたデータは25hのインダクタンスは取れて、直流抵抗は1.5Ω。これがスイッチの条件で60hzの場合25hでは9.4kΩとなりこれがオフの条件、オンの条件は1.5Ωとなる。この遮断特性に不満があるならば2倍巻いて100hの38kΩ、オンは3Ωとすればよい。」とあり、案外まともに予想していた。新たな計算式から出力(スイッチ)巻き線も4層必要だから合計8層となる。

210911203xひとまず8層を物理理的限界と決める。出力(スイッチ)巻き線を6層として遮断特性のカイゼンを図る。6層ではインダクタンスは25hx36=900h...こんなの実現できるのか?直流抵抗は9Ω。この時のインピーダンスは340kΩ、gm70管ppの電源を450vにした時の漏れ電流は(450/340000)x2=3ma、整流器としたらバカデカいが動作すれば良しとする。on抵抗9Ω、off抵抗340kΩ、がベストのスペック。6層にしたため励磁巻き線は2層になるが、3000/1600≒2aと励磁電流を2aに増やせば辻褄が合う。Φ1.0mmofc純銅ポリウレタン線を1層800t巻いて8層とし、2層が励磁巻き線で6層が出力巻き線となる。もしこれが無理ならば合計6層、その時の漏れ電流は6maとなる。

210911205上海駿河屋さんと密談「300bは本当に音が良いのだろうか?」「音が良いと論ずるなれば、専門家はかくかくしかじかで、プレートの材質がこれで、フィラメントの材質がこれで、ガラスの振動係数がこれで、だから音が良い等と示して欲しい」「ただウエスタンの古典球だから音が良いと言われてもね~困る」いくら議論しても毎度結論は出ない。えい、面倒だ!真空管なんか止めてしまえが根本思想だから、ofc純銅可飽和リアクトル整流器が現実できれば、半金属のダイオードや半銅体のgz37整流管から開放されて、ofc純銅だけになりありがたい。

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2021年9月12日 (日)

素材力学 銅プレートではないムラードgz37登場!

21091101どうも妖しい?
気になり夕方出社していると上海駿河屋さんが訪ねて来た。貿易商を営んでいる氏からインドネシア、ベトナム、中国のコロナ最新生情報が伝えられた。とてもじゃあないがブログに記載不可能な情報に、驚愕する。同い年のスガさんに言いたい放題の輩も多いが、日本人で良かったとつくづく思った。「もう時間がない、さっさとやろうぜ!」とエール交換して上海駿河屋さんは戻られた。

21091102どうも妖しい?はムラードの整流管gz37です。早朝、amp工房貿易部のm+aさんがイギリスから届いたgz37とウクライナから届いたgm70を納品にみえた。早速scan-Speak 15W/8530K00システムの音を聴いてもらい、現代システムではブルーノートが割り箸シンバルになる難しさを確認してもらった。

21091103拡大鏡を使い丹念に調べると、昔入手したgz37は銅プレートで今回のgz37は銅以外、ニッケルか鉄に見える。GZ37 CV378 Mullardのプレート材質は2種類があるようだ。巷から聞こえてくる「なぜかgz37は音が良い」に皆さん諸手を上げて賛同しない要因がこれだ!全部が全部銅ではないのだ。

21091104どの年代とか、表記の違いを系統的に調べれば答えは出るでしょうが、真空管の研究家でないためやらない。判断は販売店の画像から銅プレートの色を確認すれば良く、妖しいか不明瞭なモノは手配をかけないことです。今回はgz37によもや銅プレート以外があるなど思いもせず、無造作に手配してしまった。極力銅化すると音色は輝き、jazzは弾力性を持つ。銅化が少なく半金属の半導体に支配されていると、緻密だけど弾力や色艶は失せる。

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2021年9月11日 (土)

9.11テロ20年

2109110もう20年か...
1人プロジェクトxが始まって間もない頃だから仕事は超多忙で、夜中に信州駒ヶ根の事務所から戻るとリアルタイムで事件を報道していた。

Twinxニューヨークを訪れると良く通ったブリックリン橋たもとにある洒落たリバカフェ。そこから眺めるツインタワーに勇気付けられ「よーし、がんばるぞ!」と思ったものでした。

 

 

 

 

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2021年9月10日 (金)

抵抗力学 トランス磁気ギャップの理解度

2109051スイッチング電源に携わったのは1990年代だから、結構歴史は長い。その当時はスイッチング電源の専門家に設計をお願いしていたから、説明を受けても「ふ~ん」程度だった。1人プロジェクトxでスイッチング電源のトランスを設計するようになるが、簡易計算式で何となく出来てしまい深く考えない。オーディオ用で評判の良い磁気ギャップ付きのファインメットコアの出力トランスを使った。ところが水晶粒3次元接触防振構造を採っても、音は良くない。日立金属さんが誇るファインメットだが、一体なぜ?

2109054こっちはΦ350mmトロイダルコアの出力トランス試作機で、水晶粒3次元接触防振構造のチカラもあるがファインメットより音は良い。ファインメットは毛みたいな細いポリウレタン線だが、Φ350mmはΦ1.0mmのofc純銅ポリウレタン線にカルダスケーブル3.5スクエアを巻いているから、当然とも言える。

2109053ようやく納得し気持ちは晴々した。ファインメットやアモルファスは高透磁率の素材だから、小型にできる。小型にすると「磁気抵抗=長さ/断面積x透磁率」の計算式から磁気抵抗が極端に小さくなり、直ぐに磁気飽和してしまう。だからギャップを設けて磁気回路を長くしたのと等価にしている。早い話、小型に出来る代償が磁気ギャップと言える。

2109054_20210910075201ん?そうだ小型となれば画像のmcトランスだ。ウエスタンエレクトリックの傑作インプット・トランスwe-618bは電磁鋼板に80%supermalloy(高性能パーマロイ電磁鋼板、高価なニッケルが80%含有)を使っている。これも性質上小型にせざるを得ないから80%supermalloyになっている。ハム対策さえ出来ればΦ350mmスーパーコアのΦ1.0mmofc純銅ポリウレタン線にカルダスケーブル3.5スクエアの磁気ギャップ無しで勝負できる。

21090532ここでファインメットのデータを見てみよう。データは日立金属さんから借用しました。我らが使っているsi電磁鋼板は赤丸印、飽和磁束密度は一番高いが比透磁率3,000程度と低い。黄色丸印のファインメットの飽和磁束密度はsi電磁鋼板よりは少し低いが、比透磁率はアモルファス並みの200,000と高い。これは人間のキャラと同じで個性だからどっちが良いとはならない。しかしです、日立金属さんのファインメットはアモルファスやパーマロイを凌駕しており凄い電磁素材で、さすが贔屓の日立。ここで注目すべきは磁束密度の最大2t(テスラ)で、これがsi電磁鋼板とは心強い。

21090531以前高価なΦ350mmスーパーコアに磁気ギャップを付ける実験を行った。元々磁気抵抗が若干大きいものを極端に大きくしたため、インダクタンスがまるで取れず失敗した。ただし磁気ギャップが付けられないのではなく、Φ350mmの径で0.1mmのギャップ加工は難しく、素人細工では無理でした。高価なΦ350mmを1個ダメにしたが、開発には尊い犠牲はつきものです。

2109052大型のトロイダルコアは何のメリットがあるのか?そりゃあアナタ、Φ1.0~2.0のofc純銅ポリウレタン線やカルダスケーブルの3.5スクエアが巻けて、電気抵抗は圧倒的に少なく、且つ水晶粒防振が可能となる。それに難しい計算式や、理解するのに時間が掛かる伝統的暗黙や、経験則は必要なく、素人細工でトランスが作れてしまう、いいこと尽くめだと思いますがね。

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2021年9月 9日 (木)

妄想力学 可飽和リアクトル整流器

21090811政治や時事が動く時は、大なる力が作用して強烈な印象操作が行われよう。今は妄想が激しく渦巻いており、何が真実か?何が虚か?こっちは常に妄想だらけで、日々はスリリングなりです。どうにもこうにも、Scan-Speak 15W/8530K00システムの半金属の半導体の音には閉口する。gm70管銅プレート、gz37整流管銅プレートの銅の音色に親しんだ耳がやられ、銅の音色に馴染むとはげに恐ろしやです。

210908x3ルテニウム振動式整流器は失敗した訳ではないので、万策尽きた時に再登場願おう。今回は再び磁気増幅器の登場で、またもや東京電気大昭和43年本を読んでいる。大学の参考書にしては分かり易く書いてある。時代が時代だから難解な行列式など一切無く、四則演算に3角関数に微分積分程度だから数学苦手な我らでも問題なく分かる。

210908x4 磁気増幅器はアンプだと思っていたがscr(サイリスタ)と同じでガックリきた。だから廃れてしまうし、ipmの登場でサイリスタさえも廃れてしまった。確かにサイリスタやトライアックはサイン波1波の位相制御をするから、最大値からの減制御は出来る。これを称して増幅器と呼んだのだ。ならば赤丸印のようにマイナス側を全部取り除けば半波整流になるが、果たして?

12246x_202109081448012019年12月26日エントリーから「増幅器のシリコンsiより鉄や銅の方が音は良いからトランジスタより真空管の方が音が良い訳で、銅だけの方がなお音は良くなる。しかし現存する増幅機構にそれは無い。だから磁気増幅器のようなもので増幅できれば一番よろしく、宿題がまた1つ増えた...」なんだい、この妄想は既に考えていたことか、すっかり忘れていた。

210908x6x妄想を現実にするには地道な努力が必要です。先ずは可飽和リアクトルをスイッチとして作る。Φ350mmスーパーコア1層に目一杯巻いたデータは25hのインダクタンスは取れて、直流抵抗は1.5Ω。これがスイッチの条件で60hzの場合25hでは9.4kΩとなりこれがオフの条件、オンの条件は1.5Ωとなる。この遮断特性に不満があるならば2倍巻いて100hの38kΩ、オンは3Ωとすればよい。スイッチ特性は赤丸間の移動となる。

210908x5電源トランスの2次巻線にこのスイッチ回路を入れて半波整流動作させる。全波整流ならば電源トランスは2個で出来る。問題は可飽和リアクトルのスーパーコアを飽和させるのに、一体どれだけの電流がいるのか?巻き数は?vcmで学習の進んだ磁気回路を更に掘り下げよう。可飽和リアクトル整流器は随分大袈裟な電源だが、トロイダルコアは埋めて隠したいほど持っているから、心配ご無用とな。

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2021年9月 8日 (水)

真空管式jazzとトランジスタ式jazz

2109081jazzには真空管式とトランジスタ式がある。これは早めに気が付いておいた方が無難です。使命感に燃え且つ重荷を背負って突っ走った1950年代、60年代、真のプロフェッショナルが多く居た時代を真空管式jazzと呼ぶ。時代は豊かになり命懸けのjazzが出難く、しかしテクニック抜群の高学歴は何をなすべきか迷いのトランジスタ式jazzの時代。まだあった~、行き過ぎた時代は混沌とたデジタルコンピュータ式jazzの現代。アナタは何式jazz?

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2021年9月 7日 (火)

振動力学 Scan-Speak 15W/8530K00 システム再構築再び 了

2109061_20210906031201ma recordings の妖しい(失敬!)cdだから、余計に妖しい妙なる音色でaltecでは無理!とやられた。そこで何十年も聴いている、また偶然に手に入ったGabor Szabo Dream cd の最強版「Remastered by Martin Bowes at Cage Studios (UK)」をかけた。何と金属も含めたパーカッションが割り箸音でギョッとする。スティックの打音はまるで爪楊枝だ、とてもじゃあないがゴリゴリのコルトレーンjazzなんか聴けるシロモノではない。褒めといて直ぐにけなすのだから、世話ねえや...ここまでの労力丸1日分なり。

2109062_20210906032201まあ1日でこの音は上出来、ならばもう1日費やそう。Digi-Key Electronicsでbbなんかの高額なオーディオ用opampを買うより、妖しい水晶粒の方が安い早い。早さでは人後に落ちず、ペンキ屋さんより遥かに「なりき」な養生をする。側壁はボール紙を貼り付け、コネクターは水晶粒が侵入しないようマスキングテープで目張りする。

2109063_20210906032901養生が終われば水晶粒の充填だが、一応daコンバータはセンサー部の延長と考えて細目の水晶粒を使う。ごま塩は紫水晶です。基板の下側にもしっかり水晶粒を充填する必要があり、左右に振って充填する。たったこれだけで回路をいじるより遥かに音質は向上する魔法わざ。

2109064_20210906055001続いて何もしていないパワーアンプの交換。abの9229aも悪いアンプではないが改造はチト面倒で遠慮している。

2109065_20210906055201そこで名工ミルトさんが介護施設向けでチューニングしたアムクロンのce2000txの登場。2Ωならば1kwも出せるモンスターアンプ、ジャンク品ならば1万円位で手に入り、回路図はあるから修理も出来る。 介護施設はコロナ禍で立ち入り禁止は、こっちも時間が無いから立ち消えとなる。

2109066_20210906055901パワーアンプは中目の水晶粒をタライから一気に流し込む。まあ信用はしないでしょうが、かって使っていたcelloのパフォーマンスより良い音がする。もっともこの手法をパフォーマンスに適応すればパフォーマンスの勝ちだが。mdfのケースがデカいものだから水晶粒充填量が多く、重くて持てない。

2109067_20210906060301セットアップ完了。ケーブル類はカルダスに極力置き換えた。配線の途中でテーブルに乗り作業をしていたらテーブル全体が崩れかかり、身を翻して脱出できてまだ案外いける。崩れていたら機材の破損は勿論、こっちも病院行きだ。

2109068予定通り1日で作業は完了。アムクロンのce2000txにファンを付けていたが、丸で熱が出ないから止めた。振動力学の Scan-Speak 15W/8530K00 システム再構築はこれで終わり。まあまあの現代システムの上質は出来上がったが、1950、60年代の真空管式jazzは絹のドームツイータでは到底再現できない。

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2021年9月 6日 (月)

レゾナンス力学 共振駆動の魔法 了

2109071理想のコイルやコンデンサは存在しないが、配線抵抗成分も共振動作には害であるから、配線は2mmx3mmの平角銅線を使った。更に端子やバスバーはofc純銅棒Φ16mmを加工して使った。共振周波数f = 1/(2π√(LC))で厳密に計算してコンデンサ容量を算出し、回路は交流動作だから大容量のフィルムコンデンサを必要とした。

2109072共振駆動が全く動作しない?何と3ヶ月も費やして遂に断念した。コンデンサはそこそこ精度は出るが、駆動コイルのインダクタンスは精密に測定できない。このインダクタンス精密測定もしくじり、これにも6ヶ月も費やした。

2109074インダクタンスやコンデンサの精度が悪ければ共振ゲイン(赤丸印と青丸印の差)が取れないだけのはずが、vcmで動作するものは時々刻々発生する逆起電力によりインダクタンスは変動すると推論した。

2109075ラジオの同調回路のようにインダクタンス一定ならば共振は上手くいくが、動的はどうやら無理なようです。ロボットで毛嫌いする共振を逆手に取り、電子バネを考えた。この魔法の仕組は何年も掛かりそうな研究対象であるは間違いなさそう。それにしてもインダクタンスの抵抗勢力は相当な食わせ者ですぞ。

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2021年9月 5日 (日)

振動力学 Scan-Speak 15W/8530K00 システム再構築再び

2109061風が吹けば桶屋が儲かる図式でイモズル式にことは進む。振動力学から生じた最強のスピーカシステムが画像のScan-Speak 15W/8530K00で、今考えれば良くもこんな凄いモノを作ったものだ。Vintage Western Electric 7A Amplifier 1920s の現代版アンプgm70管ppのインプットトランスの設計で、dcsのdaコンバータの出力インピーダンスの測定が必須となり、その結果 Scan-Speak 15W/8530K00 システムの再構築をやるハメになった。

2109062セアスのツイータはコンデンサ1個の低域カットで良しとしよう。名工ミルトさん作の超電解コンデンサはDuelund社の純銅オイルコンデンサを凌駕してしまい、altecシステムから撤去したモノがゴロゴロしているが今更使えない。Duelund社は画像のように何万円もするものばかりだが、超電解コンデンサは材料費のみで極めて安く、あとは情熱さえあればいい。

2109063その超電解コンデンサの2μfが2個揃って出てきた。ミルトさんの試作品で容量を測定する。なんと0.7μfと、丁度こっちが必要な値になっている。欠点は容量抜けでだが今回はそれを利用した。

2109064もう1個もこの通りでさすがミルトさんは名人です。



 

2109065スピーカは開発室の棚に何年も放置されており、埃が分厚く積もり先ずは掃除からです。配線は至って楽でツイータに超電解コンデンサを直列接続しウーファの線に接続してお終い。

2109066cdはソニーの337esd、簡単に水晶粒防振構造化してある。パワーアンプは何もいじっていないプロ用のab,9220a、daコンバータはdcsのプロ機、これらをフツーに配線した。


2109067_20210906062801音出しすると素晴らしい音色で、Scan-Speak 15W/8530K00の水晶粒完全防振構造の威力を実感した。あ~、こんな音色はaltecからは出ない...

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2021年9月 4日 (土)

地球温暖化の切り札?2

2108276早朝に出社すると足元に何やら黒いものが?もしやと思い灯りを照らすと、大丸盆ウチワサボテンやベレンの果実がゴロゴロ落下していた。落ちてしまうと果実に傷が付き売り物にはならないが...い~や売らない。収穫のタイミングを少し間違えた。それにしても見事な出来栄えで、明らかに果物扱いなのだ。

21082762k工業s氏の卒業研修日にこの大丸盆とベレンを試食てもらった。国内流通の大丸盆ウチワサボテンは完熟してない桑の実のような味がして、まあまあ食用にはなる。amp工房にしかない貴重な大丸盆ウチワサボテンの亜種ベレンは、ドラゴンフルーツにも匹敵する甘さでこれはいける。スプーン上が果肉、下は果実中央部の果汁で赤紫色はアントシアニンの塊みたい、服にでも付こうものならまず落ちない。テレビショップの目に良いブルーベリーより遥かに強力そう?間違いなく地球温暖化の切り札になる。

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2021年9月 3日 (金)

温故知新力学 Vintage Western Electric 7A Amplifier 1920s の現代版考 了

2109010xそもそもdcsエルガーのアナログ回路を生かし切らなくては勿体ない。そこで仕様書を再び眺めてみた。出力インピーダンスはバランスで2Ω以下、アンバランスで50Ωとなっている。バランスなんか必要ねえや!と粋がっていたが、何度眺めてもバランスの出力インピーダンスは<2Ωとなっている。本当に本当?なら2Ω以下は回路の状況を大きく変える。
2109013xそこでアナログ基板の画像を見てみた。出力トランジスタはモールドのセミパワーを2個ずつ並列に接続してある。負荷を10倍の20Ωとすれば、電源電圧は±15vで有効電圧を10vの時、10/20=0.5aとなる。1個当たりのトランジスタ電流は0.25aとなりpcはオーバーで無理な様相、これは実機で調べるしかない。

2109014一応2Ωを尊重して回路の変更です。トランスだけアンプの場合はやりようで、とんでもなく単純化できる。画像は現在進行中のgm70シングルアンプになり、これのインプットトランスはΦ400mmトロイダルコアに900ターンほど巻いてインダクタンスは9h、これの30hzのインピーダンスが1.7kΩとなり前段に結合できる。これがどうなるか?

2109011x横道です、佐久間さんの845ppの回路図を見よう。回路は Vintage Western Electric 7A Amplifier 1920s の現代版と判断できる。インプットトランスは16Ωに5kΩで、巻き数比はインダクタンスの2乗で利いてくるからゲインは17倍取れて、845を直接駆動する。問題はカソードの抵抗と電解コンデンサだが、抵抗はニッケルクロム線を使っているから、音質はそうそう劣化しない。

2109012xxxxこちらがgm70管ppアンプの回路図になり、Vintage Western Electric 7A Amplifier 1920s の現代版となる訳。ここのインプットトランスの1次巻線は上のシングル1.7kΩからかなり減る。これならば高性能電磁鋼板のΦ350mmトロイダルコアが使え小型になる。フィラメント巻き線がふるっていて10vの6aを2巻き線、これはもうカルダスケーブルの3.5スクエアを巻くしかない。これにて温故知新力学のVintage Western Electric 7A Amplifier 1920s の現代版考は了で、gm70管ppパワーアンプの製作へ移行する。

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2021年9月 2日 (木)

ステーキの銘店 ステーキハウス・ルセール

210902120何年か振りに清水区にあるステーキの銘店ルセール さんへランチに出向いた。佇まいは以前と何も変らず、しかしシェフも違うし、フロア担当の女性も違う。う~ん、まあ声も掛けずに黙して美味しくランチを頂こうか、と決めた。「サラダのドレッシングは?」とその女性から声が飛ぶ。あ、聞き覚えのある声!「もしやs原さん?」「いいえ、s原です」何と20数年の隔たりは、世話になった静岡店のフロアマネージャーの名前すら曖昧になっていた。姉さんと呼んでいた、静岡店のマネージャーだったs原さんが確かにそこに居た。

2109022「ママも居ますよ~」と言う「是非会いたい!」ルセールのママが巴川の川淵で小料理屋串一をやっていた1968年、先輩に連れられて良く通った。その時遅い時間になると鈴与のステーキハウスのシェフをしていた旦那が戻ってくる、50年前からの付き合いなのだ。それから半世紀、それぞれの事情でそれぞれの苦労はしたが、何とか生き延びた。ママが呼んだらしくシェフの登場で、旧交を温めた。ママの一言「あんぷおやじさんのことは聞いていましたよ、どうしているかなと心配してました...」

2109023何だか胸が熱くなり旨いステーキはもう食べられない。シェフも体調を崩されたようで一回り小型になっていたが、相変わらず話術巧みですっかりルセールの美空間はタイムマシンとなり、何十年か前の風景となった。地に財は積んでいないが、知に財を積んだ人の繋がりは、半世紀経った今も不動でありました。シェフの別れ際の言葉「今日は良い日になりそうです」が印象的だった。
胸が一杯で写真撮影など忘れてしまい、画像はルセールさんのホームページから借用です。

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2021年9月 1日 (水)

音色力学 佐久間さんは音色力学の先駆者

2108310温故知新力学の Vintage Western Electric 7A Amplifier 1920s の現代版考の最中に佐久間さんの回路図を紐解いていたら、昔伺ったことを懐かしく思い出した...
ロサンゼルス帰りのf氏は大の佐久間さんファンで、「是非とも尋ねて音を聴きたい!」とコーヒーを飲みにきた。早速著書から電話番号を割り出し、コンコルドへtelして伺った。

2108314初対面だったがmjの読者であり、佐久間さんの執筆された本は全部読破していたので、エラく歓迎してくれて丸一日の佐久間サウンドの聴き三昧でした。もう15年も前のことだが、音については音色力学が大変素晴らしかったと記憶している。

210831012019年3月3日のエントリーから「佐久間さんは音色力学の探求者で遂にアッテネータの解に辿りついた。音色力学の優れた巻き線型150Ωのアッテネータ(青丸印)を使うためには、先ずインピーダンス変換用トランス5k:150Ω(赤丸印)を投入し、出力側に150Ω:20k(赤丸印)でインピーダンスを戻した。150Ωクラスの巻き線抵抗は巻き線の線径も太く、材質はニッケルクロム線で少なくともカーボンや金皮より音色は優れている。

2108313佐久間さんは何のためにトランスを多用しているか?解は(全ては音色の為に)...であります。」今は亡き佐久間さんですが「アナタの理解が大変遅れてスマン!」と懺悔し、今は佐久間式がなぜ音色力学に優れていたかが明快に説明できる。佐久間さんは音色力学の先駆者だった。

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