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2021年9月19日 (日)

音色力学                        なぜ輝かない?ルディ・ヴァン・ゲルダー 完結編

2109035これは重大な問題です。
2014年3月5日のエントリーの音色力学なぜ輝かない?ルディ・ヴァン・ゲルダー から「マイク数本とampex300?を持ち込んだルディ・ヴァン・ゲルダーの録音は見事で圧倒されるが、ブルーノート・レキシントン盤の時代の輝きがない...なぜだ?」A-42 John Coltrane - Impressions 1963年のヴィレッジ・バンガードライブ録音では、ルディ・ヴァン・ゲルダーの音色に大いなる疑問を感じていた。先日訳あって佐久間さんの「直熱管アンプ放浪記」を開いた。巻頭「無用の序」の池田圭先生の1文に目が釘付け「戦前のweとかaltecの639・カージオイド型などを使い、録音が終わってスタジから出て行った筈の娘から突然呼ばれることがある...」western electric 639aが生々しい!とゆう解説にピンときた。

2109036xまた別なエントリーの電磁力学Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, じゃあなくて WOR Studios, NYC!から「長年、ルディ・ヴァン・ゲルダーを
jazz録音の師と仰ぎjazzオーディオ再生に精進してきたが、レキシントン盤から伝わるエネルギーはWOR Studios, NYC なのだ...
」この音色力学について何度もエントリーしているのは、ルディ・ヴァン・ゲルダーの録音に疑問を持っているからに他ならない。

210903731ノイマン社の宣伝の一翼を担ってu-47コンデンサマイクを中心に録音を進めたが、現実はwestern electric 639aの分厚さでは敵わなかったのだ。WOR Studios の連中はu-47のワイドレンジに「参りました!」と席をヴァン・ゲルダーに明け渡してしまったが、当時の時代背景の問題でアンタ方の腕が悪い訳ではない。

21090372とんだ横道だったが池田圭先生の1文で長年の疑問が氷解した。但し音色力学を追求していかないと区別のつかない話であって、画像のコンデンサスピーカSound Lab electrostatic speaker A1 では、ヴァン・ゲルダー録音もWOR Studios, NYC 録音も差が分からない。western electric 639aのリボンマイクは電磁力学でノイマンu-47は静電力学で、分厚さは639aの勝ちで、しかし生々しさではu-47の勝ち。これはSound Lab electrostatic speaker A1システムとaltecシステムも同義で、同じような差が出る。

21090373レキシントンオリジナル盤の205グラムでなければ出せない世界を、リマスタに問題を抱えたcdで出そうとしても到底無理な話だ。Scan-Speak 15W/8530K00システムでwor録音のcdを掛けてみる。現代スピーカシステム+半導体アンプの最大の弱点はシンバルが割り箸になり、ニコ・リードが竹細工の鼻ラッパみたいな音になり、altec+真空管の音を聴いていると気持ちが悪い。
BLP 1509 Milt Jackson And The Thelonious Monk Quintet 1956
Milton Jackson, vibes; Thelonious Monk, piano; John Simmons, bass; Shadow Wilson, drums.
Apex Studios, NYC, July 2, 1948,
Evidence、Misterioso
WOR Studios, NYC, July 23, 1951
Four In One 、Criss-Cross、Eronel、Willow Weep For Me
WOR Studios, NYC, April 7, 1952
tk.1 Tahiti、tk.4 Lillie、tk.5 Lillie 、tk.8 Bags' Groove、tk.12 What's New、tk.16 On The Scene
このデータから1948年のApex Studios, NYC, と1951年、1952年のWOR Studios, NYC,の録音は鉄仮面のwestern electric 639aマイクで録音したに違いない。残念ながら録音機材のクレジットは残っていない。ついでに説明するとblp 1509には録音クレジットの記載は無く、リマスタリングがルディ・ヴァン・ゲルダーとなっている。

21090371重大な問題はamp工房の話であって人様は関係ございません。ofc純銅化が進むと色艶が付きjazzが躍動し、レキシントン盤のWOR Studios, NYC が凄いことになる。凄いことだが、同じレキシントン盤のVan Gelder Studio, Hackensack, NJ録音と、WOR Studios, NYC録音の違いと価値を見出す御仁がどれだけ居るか?です。時代の進化は多くの情報を正確に伝えたられるようになったが、データに現れない肝心要の魂が置き去りにされた。今まで膨大な時間とお足を掛けてしまった唯一の成果が、埋もれた魂の伝達、それかも知れない。

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