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2021年9月25日 (土)

電磁力学 altec 515b 励磁型(フィールド)スピーカ考察

2109245久し振りに名工ミルトさんが甘いもの持参で陣中見舞いに来てくれた。コロナ禍でヤバい年齢の我等は意図的に交流を止めていたが、この先もまだまだ続きそうで、とんでもない時代になったものだ。ミルトさんの最新情報はフィールド型スピーカで、altecの515の改造版を教えてくれた。またミルトさんの行きつけのjazz喫茶もフィールド型にしたと聞いた。どうも最近のトレンドはフィールド型で、加工技術があればまあ「モノ」は容易に出来る。フィールドならばアルニコ、フェライト、ネオジ、磁石なんてどうでもいいや、です。言っときますが、鉄心のアモルファスや磁石のアルニコが音を出しているのではありません、あくまでも媒体です。

2109241早速何とかオクで調べると画像が出てきた。磁気回路は最近の研究テーマで日々ニラメッコしているから、この構造は我らには考えられない。これは何かを参考にして設計したのか?全くのオリジナルか?我らが設計している磁気回路とは大きく異なる。フィールドの電源も残念ながらおまけのグリコみたいだ。フィールドにしたならば、コイルはofc純銅ポリウレタン線を巻き、電源は銅プレートの整流管を使った最強の電源を用意する必要がある。

2109243xこちらは磁気抵抗を出来るだけ減らし、どこの断面を見ても同じ面積になり、ボイスコイル部ギャップの表面積を限界まで小さくして、磁束密度を上げる。磁気回路は有限要素解析を用いて磁束分布を目視できるようにするなど、見えない磁束を見える化する必要がある。流石に5000wのウーファを丸型にすると200kgの重量となり無理、そこで円筒としてコーナーは磁気集中を逃げるためにアールを多用している。これに直径2mのコーン紙(金属)をつければ世界最大級のウーファになる。周波数帯域は確実に周波数ゼロ、いやゼロは無いから0.1hzから100hzはいける。

2109244肝心要のフィールド型515の音については諸手を上げて凄い!とはなっていないようだ。こっちはお仕事でフィールド型スピーカを開発しているが、altec515bの改造までやる寿命が無い。多分理想的な磁気回路を作ったにしてもフィールド電源問題も含めて時間が膨大に掛かる。altec515bの音色向上は、画像のようなofc純銅化と水晶粒防振構造化がやれる限界なのだ。最近はすべからく選択を迫られる状況で、まあ見方を変えればありがたい人生とも言え、感謝!
余談です。
遂にワクチン接種率はアメリカを超えた。マスクは真面目にするし、拒否する人口も少ないし、日本は真面目な良い国と思いますがね。

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