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2021年9月17日 (金)

音楽駆動力学 出力インピーダンスの怪、いや解

21090402xx「コルトレーンの生涯」によると1958年にコルトレーンがセルマーサキソフォンに支払ったお代は500ドル、物価上昇率を考えればかなりの高額になる。1957年に麻薬から手を切り、マイルス・バンドへ復帰、レコードの録音も順調で500ドルも払える身分になっていた。麻薬から手を切って10年後、1967年にはこの世を去るのだから壮絶な人生で、jazzもそのよう。どう考えても1950年代から1967年までのjazzに尽き、早く銅式アンプでコルトレーンを聴かねば。

210904032020年1月23日のエントリーから「銅総量チェックオーディオシステムはアキュフェーズのcdp dp-80 の後に、①のdcsエルガーdaコンバータ、②のmono合成トランス、③のトランスだけcx350パワーアンプのシンプルな構成となった。即音出しをすると(あ~音楽になっていない!)音色が痩せてしまい、コルトレーンが誠につまらなくなってしまった」と出てきた。

21090404②のmono合成トランスと出力インピーダンスの関係を見直そう。1次側50tのインダクタンスはac16vrms、3.098v/10Ω=309.8ma、16v/0.3098=52Ω、l=52/6.28x60=140mhと出る。インダクタンス140mhの60hzのインピーダンスは52Ω、30hzでは26Ωとなる。1次巻き線のカルダスケーブルは結合係数を考慮して均等巻きしてある。

21090405こちらがdcs954のアナログ部仕様書。出力インピーダンスは3Ω以下となっておりこれに60hzで52Ωを繋ぐのだから出力ロスは(3/52)のマイナス6%で大丈夫と思ったのが間違いで、マックス・ロード600Ωへ目が行かなかった。Mmaximum load、日本語なら最大負荷となり間違い易い。出力に600Ω以下は接続出来ませんが正解で、英語力と技術力の無さに情けない。celloのアンコール1MΩにみたいに高入力インピーダンスで受けるのが常識で、出力インピーダンスをいじめるような使い方は誰もやらない。

2109043そこで嘘か?本当か?出力インピーダンスを厳密に測定した。ソニーのcdp-337esdに名工ミルトさんに作ってもらった1khzのcdを入れて、dcsのdaコンバータからバランス出力する。

21090406そのバランス出力に120Ωの抵抗を2本付ける。120Ωでは抵抗値が低過ぎで波形がサチり、これは電流リミッタが働いている。

21090407徐々に抵抗を増やし182Ωで正常となった。最大負荷の600Ωでなくて200Ω前後から正常に動作するコトが分かった。銅の総量実験で失敗したのはこの部分で、低域の信号ロスが大き過ぎて音が痩せたのだ。

21091506この結果からラインアンプ不用論が再び現実的になる。またバランス(差動)出力の両端から電圧を受け取れば、dcsからの出力は6vを超える。dcsエルガーに関してはプリアンプ機能を内蔵しており、いきなりパワーアンプを接続できる。

21090408ん?だが待てよ。
cx350ラインアンプの破壊で撤去したdcsエルガー用mono合成トランスで既に出来ているでは?1次巻線ムンドルフΦ2.0mm約300tx2回路、60hz、50v、26.72ma、z=50/0.02672=1.87kΩ、l=1871/6.28x60=5h、電圧比、26.68v/4.8v=5.56。300tであれば60hzで1.87kΩ、30hzで約1kΩ、600Ω以上だからうまくいっていた。300tでは2次側の巻数が増えるため200t位で詳細に検討に入ろう。これが出力インピーダンスの解です。

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