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2021年10月19日 (火)

音色力学 銅式jazzのトランス考

2110041現代のトランジスタ式ワイドレンジで緻密なjazzを聴くか、過去の真空管式ナローレンジの分厚いjazzを聴くかでオーディオシステムは随分違ってくる。jazz好きプロデュサーm氏は、清水の片田舎にjazzミュージシャンを多く呼んでコンサートを開き「大変だ、大変だ~!」と一人楽しんでいる。同学年だからとコンサートにお付き合いしていたが、現代jazzミュージシャンはコルトレーンやエヴァンスではないから、仕舞いには降参です。やっぱりレコードとcdだね、とゆうコトで銅式ナローレンジのトランス開発になるのだ。

2110042佐久間さん本をパラパラめくっていたら上の面白い回路図があった。回路の分かる人はたまげるし、アンプ作家はこれじゃあ音は鈍くなると感じるだろうし、支持者は拍手喝采だし。100Ωアッテネータ次のトランスは試作品とあるのが、後にstu-002となり、続いてstu-001となって、何とかオクではペアで10万円を越える。超えるがそれだけの価値はあり、ご覧のようにstu-001の1発で50管ppを駆動しており、凄い!

2110043ネットの情報では「金型の老朽化が原因で生産が打ち切られたSTU-001は...最初期型に関してはアモルファス・コア...」と出てきて、この大きなレシオ実現の立役者は、高透磁率のコアの力によることが分かる。サイズは86mmx70mmx82mmと随分小型だ。こんなハイテクトランスは我らの素人細工では到底出来ない。

2110044データも合わせて出てきてまた、たまげた。f特は1次が150Ωx30~15khzとなり、これを見て低音も高音も出ないと言われた御仁も居る。2コイル、2次は100kΩのセンタタップ、ゲインは18.3と25.8、dcsエルガーを繋ぐには少しインピーダンスが低い。さてこの150Ωは周波数30hzにおいてだから150=2πx30hzxLとなって、インダクタンスは0.8hと出る。経験則上1次を200ターンとした場合2次は25.8倍は5000ターン、この小さなコアにそれだけ巻くとポリウレタン線は極細となる。

2110045x小型にした副産物は抵抗値成分が増えてしまう。ofc純銅水晶粒防振トロイダルトランスの初期は、ofcでないただの銅ポリウレタン線でΦ0.3mmを多用した。Φ350mmでインプットトランスのゲイン30倍位を作ったが音が面白くなく、フツーのポリウレタン線は使用禁止としてofcのΦ1.0mmを全面採用とした。但し1層で800ターンしか巻けないから5000ターンも巻くとなると6層くらいになり、円形磁気分布の限界と思われ、ofc純銅式ナローレンジのハイゲイントランスの開発が最重要課題なのです。

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