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2022年1月27日 (木)

機構力学 cdプレーヤはリニア駆動か?スイングアーム駆動か?了

2201053_20220114041701続いてイタリア紀行の思い出は映画「天使と悪魔」の探索。バチカン広場で必死に探したがあのプレート(レリーフ)は発見出来なかった。こっちで見つけたのはest levanteで東風、映画に登場は人相の悪~いwest ponente の西風だった。映画アマルフィにも女優さんで登場して「オダ君にイタリア語の指導もしたわよ!」と言っていたローマ在住の美術史研究家でもあるハセガワ女史が「天使と悪魔の撮影ではバチカンは一切使ってはいません、全部cgですよ」と言う。cgにより映像は本物もニセモノも区別がつかなくなったが、音楽はそうはいかない。本物コルトレーンの真空管jazzの音はデジタルが幾らがんばっても出せない。

2201211従来の水晶粒防振構造レベルで凄い音が出てしまい、ここはたたみ掛けて水晶粒防振構造化を進める。mdfボードをカットして、かさ上げの為の木枠を作る。かさ上げは高い方が水晶粒防振の効果は出るが、cdをcdドライブユニットに置くのが妖しくなるので50mmとした。またトレイ閉端リミットスイッチは運用の一連のシーケンスに入る為、スナップスイッチを前面パネルに取り付けた。

2201212画像のような深さであれば簡単にcdを置ける。この状態は110gのofc純銅棒で作ったスタビライザで、便利さ重視です。

2201213このように深くなっている為、cdの重い蓋はスライドさせて置くことが出来る。この構造が今回考案した水晶粒防振構造化の最終姿で、もうこれ以上のやり方は無い。気持ちはcdの回転している部分まで全部水晶粒で覆いたいところです。

2201214これで作業は全部完了して聴き込みに入る。ここで登場のcdは驚異のatti records で、発見者のt-mon君のお手柄です。毎度の説明ですが、ampex350を回してadコンバートしてcdを作っているから、真空管の音がcdへ入る。1950年代、60年代の真空管jazzを現代へ蘇えらせるならば、スチューダーのa810は使ってはいけないのです。

2201215xしかしながらインパルスがampex350にマスターテープを貸し出さない訳で、無理。ところがガボール・ザボのjazz ragaだけはこの掟破りとなった。ですからlita053は現存する真空管jazzの奇跡の1枚!

2201216「jazz ragaは凄いな~」と感心しながら聴いていると、またしてもガボール・ザボに呼ばれてしまった。ガボール・ザボ曰く「ジョージ・ハリスンがラヴィ・シャンカールに師事してシタールを教わり、その影響で私もjazz ragaではシタールを弾いたのだよ。」ラヴィがハリスンに「簡単にシタールは弾けない、修行を積みなさい」と言っていたが、ガボール・ザボは見事に弾きこなしている。あ!呼ばれたのはシタールではない。「もっと重い水晶粒防振の蓋を作れ!」だった。そんな訳でΦ300mmの持てないほど重い水晶粒防振cd蓋を作った。

2201217これで機構力学の「cdプレーヤはリニア駆動か?スイングアーム駆動か?」は了です。結果はスイングアーム駆動の優勢勝ちとしておこう。cdを始めた1980年代から2014年のマランツcd15最後のスイングアーム機までに、決定的な音質カイゼンが出来ずリニア駆動に移ってしまった。支点の多いものは高剛性ながらも引っ掛かりで音楽が消えてしまう。スイングアームは1点支持でレコードプレーヤみたいにフラフラするが、音楽だけはしっかり拾う。静岡オーディオラボで聴いたエソテリックのp0の音の拾い方も凄いが、躍動する音楽の拾い方はスイングアームの真骨頂となる。毎度ながらどちらが良いかなどは、お好きにどうぞです。こうなると筋金入りハイエンドオーディオマニアのm+aさんが「奇跡の音!」と評していた、フランス製のオーディオメカ「AUDIOMECA Pierre LURNE MEPHISTO」を本格的に調べてみよう。

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