« 機構力学 cdプレーヤはリニア駆動か?スイングアーム駆動か?その1 | トップページ | 機構力学 cdプレーヤはリニア駆動か?スイングアーム駆動か?その3 »

2022年1月13日 (木)

機構力学 cdプレーヤはリニア駆動か?スイングアーム駆動か?その2

2201098そもそもがソニーのリニア駆動へ転んだのは特段理由などなく、割烹わかすぎの若旦那がアキュフェーズのdp-11をamp工房へ持ち込んだことで、その代償はcecのベルト駆動cdpのtl1xと自然交換(貸し出したら2度と戻ってこない)した。得したか損したかは今更どうでもよろしい。程なくしてdp-11のピックアップがダウンして、以降の顛末は既エントリー通り。

22010991水晶粒へ埋め込んでしまったcdドライブユニットの防振効果は絶大で、その威力に隠れてしまいリニア駆動か?スイングアーム駆動か?など考える余地も無かった。そりゃあそうでしょうよ、スチューダーのd730と特注ラスクに大枚叩いても出なかった音が、安モノのdp-11から出たのだから前後不覚でありました。画像の左側の円筒が水晶粒防振構造化したdp-11、cdドライブユニットは交換済みでkuraiman社長氏の所で活躍している。

2201096ここからロボット屋の話。超重力発電機の自転メカニズムに搭載している重力移動体のガイドは、thkのlmガイドを2本使用している。この精密ガイド2本の平行度は至難の業、k工業m氏の所のように高精度のマシニングセンターがあれば何でもない話だが。ですから引っ掛かりをなくすために、ガイドの1本は少し緩めてある。

2201095そこでリニア駆動のcdメカニズムをもう一度見直してみる。駆動側にメタルブッシュのリニアガイドが1本、そこからオフセットした位置にリニアモータ駆動部、それを平行に支え且つ位置センサー側のリニアガイドが1本、こうしてみるとまるで1軸のロボットそのもの。これを大量生産するのだからソニーの技術は大したものだ。しかし支点の多さは加工精度が要求され、無限の加工精度なんかあろう筈も無いから厳密には引っ掛かりがあり、これはリニア駆動の弱点となり、情報の欠落や音を悪くする大きな要因かも知れない。

22010992横道にそれるが、thkのkrシリーズはガイドと駆動部が一体で加工されており、このような問題から逃げている優れもののメカになる。研削ボールネジと一体型ガイドはメカニズム美の極致と言える。こっちは製品原価の関係で転造ボールネジを作り、ジャラジャラした品の無い音に内心困ったと思っていたが、安いから大量に売れた。但しボールの転がりは音に悪いから、ボールベアリングやボールネジやlmガイドやkrはオーディオに向かない。オーディオは非ロボット化の道が正解なのだろうか?

|

« 機構力学 cdプレーヤはリニア駆動か?スイングアーム駆動か?その1 | トップページ | 機構力学 cdプレーヤはリニア駆動か?スイングアーム駆動か?その3 »