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2022年3月 2日 (水)

音色力学 gm70管銅式パワーアンプ 2    「ロシア解体」

2203011gm70管パワーアンプはモノラルで動作させていたものに加え、後に入手したニューカマーを投入してステレオとする。球だけのエージングを始めると直ぐに不幸が襲う。新規参入のgm70管のフィラメントが煌々と輝き、しかし程なくしてコト切れた。このgm70管の提供者はウクライナからで当分球の出荷は無いだろう。また良心的にgmの値も書いてる位だから、球のテストはしている。これは元々のロシア製品のクオリティの問題だ。

22030121928年のカニンガムcx350でも起きた現象で、フィラメントの断線もあるが真空管の足のハンダ付け劣化でも起きる。楽勝!と足のハンダ付けを強化して再度通電する、が直らない。

2203013シャクなんで真空管の足を第一次ロシア解体する。20vの3aのフィラメントだけあって、細い銅線?の束が出てきた。よ~し、ここへ直付けでハンダしよう。これで絶対に大丈夫で一件落着、がまだ直らない。

2203014そうこうしている内にポロリンとフィラメントのリード線が落ちてきた。なんてこたあない、ガラスのハーメチックシールフィラメント端子のカシメスリーブが熱にやられてブカブカになっていた。gm70管フィラメント断線とされているものの幾つかは、この部分のトラブルもあるはずです。

2203015よ~し、それならば最終ロシア解体だ!鉄ノコとカッターナイフを用意し、鉄のカーテンならぬアルミのスカート部を切り始める。スカート部に隠されたガラス本体の寸法は分からないので慎重に切断して、隠されたロシアの窓をこじ開けたる。不都合な秘密が白日にさらされ、なんだい隠していることは大したこたあない。世界広しと言えども真空管を解体するオーディオマニアなど清水にしか居ない、などと妙に感心する自画自賛。しかし前人未到は実に面白い。

2203016丁度10mmの位置が正解で良かった。赤丸印のハーメチックシール端子とスリーブを十分にサンドペーパー掛けしてカシメて結合する。これで絶対に大丈夫と同時に、この空間が気に入らない。はなっからスカート部は全部切除してハーメチック端子をむき出しとし、ofc純銅板でスリーブを作りカシメてofc配線をする。この部分にも水晶粒が充填され、防振効果も完璧となる。

2203017謀らずもこの時期ロシア解体となった訳で、個々の部品製造のクオリティは高いが、管理側のクオリティは低い。日本も似たようなモノでエンジニアは真面目で優秀で、しかしそれを管理する側の力量不足は、ひいては国力を減衰させる。あ!そんな大それた話ではない、火の出るようなコルトレーン真空管jazzの再生を目論むならば、真に真空管は火達磨になって命(寿命)を削ってもらうしかない。

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