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2022年4月29日 (金)

音色力学 AUDIOMECA Pierre LURNE MEPHISTO Made in France no18

2204281メフィストの予備機としてcdm9を遊ばしておくのも勿体ない話で、水晶粒防振構造化して音の良し悪しを鬼耳のお2人に判断してもらい、メフィストの謎解きの手掛かりを得たい。その後判明したが、kodakのpcd-855は巷で音の良い隠れた名機と評判らしい。い~やしかし、ジャンク品で1000円~5000円で買えるpcd-855に凄い音など出せる訳が無い。もしそんな事が起きればスチューダーのd730を初めハイエンド機を常用していた我等は、一体どうなるのだ?とゆうコトで、pcd-855から挑戦状を叩きつけられたと勝手に決めて、鬼改造をしよう。

2204282先ずはcdm9の改造をする。ガチガチの改造では本末転倒になるから、ここはテンポラリー改造とする。水晶粒が侵入しないようにバルサ材でカバーを作る。バルサ材が適しているとは思えないが、テンポラリーでは加工も楽で良しとする。バルサ材でカバーし切れない箇所は、油粘土で隙間を埋める。

2204283基板は見事な1ボードで構成で美しい。基板の上に載ったトランスにしてもシャシーと結合して、強度を確保してプロとしては当然の仕事。メフィストの基板に直取り付けとは根本的に違う。最低限の高音質化でofc純銅インレットとカルダスのrcaジャックを用意する。

2204284筐体は作るのも面倒で、ソニーのcdp水晶粒防振構造化の残骸がゴロゴロしているので、サイズの合ったもので賄った。リアパネルはacインレットとrcaジャックだけのシンプルな構成になる。

2204285フロントパネルのswや放電管表示器の基板は水晶粒の侵入があると動作不良を起こすため、テープをベタベタ貼って侵入防止の養生をする。音質向上の鬼改造を考えるならばこの部分は無い方が良い。

2204286x1ボードからは電源配線とrca出力配線をofc純銅線で引き出しておく。基板の裏に心臓部が張り付いており、デコーダのsaa7310gp、それに1bitdaコンバータのsaa7321gpでdaコンバータを構成している。回路を改造してデジタル出力を出せば良いが、この状態でどの程度の音質か?の方に興味があるので何もしない。

2204287フロントパネルをネジ止めし筐体がクローズされたことで、あらかじめ水晶粒を高さ20mm位充填しておく。これが重要で基板の下にも水晶粒が充填されて基板全体を水晶粒で包み防振する、これが3次元接触水晶粒防振化の極意です。

2204288筐体へ1ボードとcdm9を入れて僅か6本の配線をすれば完成、何と思いたってから半日で出来てしまいkodak pcd-855の構造の素晴らしさに感心した。今回はメフィストの謎解きを目的の改造だが、この手法で案外いけるかも。

2204289全体に水晶粒を充填しcdm9の位置出し「前後左右に水平」をすれば全て完了。トレイ閉端のリミットスイッチは短絡しぱなっしにしておく。これで通電してプレイすると全く問題なく動作した。cdクランパーが少々問題、cdm9用のクランパーとして売り出されていたアルミ製は、スピンドルモータの回転で飛び出してしまい不良品、名誉の為に銘柄は明かさない。仕方がないのでpcd-855のクランパーを取り出し使ってみた。これは磁石でスピンドルのcd受け台と結合できて上手く回った。勿論amp工房製の水晶粒防振構造スタビライザは重いから飛び出さず、問題なく動く。試聴に際し、amp工房のオーディオシステムは既に規格外で接続できないので、この評価はハイエンド機を多く扱っているm+aさんにお願いした。

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2022年4月27日 (水)

音色力学 AUDIOMECA Pierre LURNE MEPHISTO Made in France no17

2204231xメフィストはどう考えても試作機レベルで日本へ入り、販売台数もごく僅かと推定される。それを破壊大魔王するにはリスク回避をしなくてはならない。そこでcdドライブユニットのフィリップスcdm9を指名手配した。ebayで新古品「PHILIPS CDM9 original laser head NEW OLD STOCK」で4万円オーバーと結構高い。まあ中古品でガマン出来るならば2万円程度で買える。

2204232その2万円もケチり、cdm9が搭載されたcdプレーヤを入手することにした。調査したら多くの機種が見つかり、その中でも無名に近いkodak pcd-855のジャンク品を格安で入手した。高額なcdm9搭載機では本末転倒になりかねないので、ここはお代の最低を狙う。このように原資無きことや節約は決して不利な状況ではなく、聖書の言葉「貧しきものは幸いなり」の如く、新たな発明のチャンスが巡ってくる。

2204233届いたcdpは空気箱の如く軽いが、確かにcdm9は搭載されている。メフィストと大違い、基板はプロの仕業で良く出来ており見事、更にスリットが適正に使われており流石です。ベルギー製とありマランツのcdp-880jを思い出した。

2204234ジャンクの要因はトレイが開かず動作チェックが出来ない、だったのでどうせベルトの伸びで楽勝。所がcdを手動で強制的に挿入してもcdのスピンドルモータが全く回転せず、cdm9が不良で大ハズレか?

2204235そうなるとガラクタも同然で時々こうゆう失敗もある。cdm9を取り出そうとするも、ヘキサゴンの特殊ネジで分解出来ない。そこで破壊大魔王を起動して、バリバリとトレイを割った。当初から割れ易い樹脂を使っていたのか、経年劣化で割れ易くなったか、いずれにしても粘り気無しでどんどん割れる。

2204236おかげさまで無事cdm9を取り出せた。手でモータを回そうとするがえらく重くてサーボアンプのトルクではとてもじゃあないが回らない。コイルが焼きついたか?と匂いを嗅ぐが全く焼損の気配が無い。次にモータのdc抵抗を測ると11Ωと出て、この程度のdcモータでは概ね正常。ならばとcdを置く樹脂円盤とプレスシャシーとの間にカッターナイフを入れて、均等になるようにコジ上げた。手で回転させると難なく回り、これは一体何だ?

2204237トラブルの原因は分からないがともかく従来の方式で回してみよう。すると見事にcdを読み込みブンブン回る。これで破壊大魔王転じて名医となる。スピンドルモータが回らずcdメディアから回転情報が検出されないとpllロックに入れず、cdエラーでスピンドルモータは停止する。ここの作りが見事だからスピンドルモータがコジても焼損には至らない。よ~し、これでメフィストのcdm9の予備機が出来た。

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2022年4月25日 (月)

コルトレーンcd k2 20bit化計画6        コルトレーンcdの救済

2204151驚きのアマゾンではk2 20bitのコルトレーン名盤mvcjが1円で売られていた。1円だが送料は450円となり〆て451円で購入できる。なりふり構わず数枚を購入した。安い理由はレンタルアップ品で、これは嫌われてモノで1円でも売れない。こっちは水晶粒防振構造化cdの素材にするものだから、cdそのものに問題が無ければよろしい。しかしレンタルアップは気分が悪いので、コルトレーンcdの救済をすることにした。タイトルの印刷物にもレンタルシールがベタベタ貼ってあり、剥がすが綺麗にはいかない。右下のように痕跡が残る。

2204152一番肝心がcdそのもので、ここに水晶粒防振構造化する際のお邪魔シールがある。レンタルシールは若干の厚みを持っており、これは水晶粒密着の際に害となるから徹して除去しなくてはならない。これが強力で難儀する。レーザが当たる裏面のキズはたいしたことは無く、研磨すれば良い。しかしレーベル面にキズをつけるとcdは読み取れなくなる。よってシンナーなどは剥離に使えない。

2204153試行錯誤の結果、ツメでレーベル面にキズを付けないように少し剥がし、その後細密ニッパで挟んでゆっくりと剥がす。人間のツメは優れもので適度な硬度を持っており、レーベル面にキズを付けない。

2204154剥がれた後の粘着物(黄色丸印)の除去がかなり面倒です。シンナーが使えないので優秀mono消しゴムを使い、粘着と消しゴムのゴムを絡めて除去する。これが滅法大変でリキを入れると早いが摩擦熱を発生させるから、ゆっくり時間を掛けて絡め取る。

2204155ほーれご覧のように綺麗になり水晶粒防振構造化の素材が出来た。仕上げはcd読み取り面の研磨で、業者の方でも研磨機に掛けているようだが気に入らないので、ピカールを使って人間研磨をやる。これで出来上がり。このcdはインプレッションだが、1円が大量に出てくるのが未だに好調セールスのバラッドでこれは4枚ほど入手したから、新構想水晶粒防振構造化の実験素材になる。

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2022年4月23日 (土)

訃報 柳生博さん

22042211989年の開店当初から通っているから、かれこれ30年になる。清里がケバくなり行き先を探していたら、偶然洒落たカフェ「八ヶ岳倶楽部」を見つけて常連となった。ここで木や鉄や土やガラスなどの芸術家、ブルースシンガー、バリバリの役者さん、etc多くのクリエイター達と会うことができて、良い経験になった。八ヶ岳倶楽部はある種芸術家のサロンみたいになっており、それも柳生さんの期待していることだったのでしょう。

2204222何年か前この席で話し込んだことがある。「18歳~19歳まで清水の商船学校(現東海大海洋学部)に在学、三保折戸にはやたらと詳しい。カッター部のキャップテンをしていたから、部員を集めて三保から対岸の清水の街まで遊びにボートで渡ったそうな、等々」報道では老衰とされているが、まだ85歳で惜しい旅立ちです。

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2022年4月21日 (木)

超高速位置決め制御の高難度

2204201ロボットにしてもnc制御にしてもフィードバック制御系のスタガ比がある。そもそもゲインとは増幅度で何倍か?もあるが絡めて系の時定数となり、しくじると位相反転してしまい発振する。その時定数はデジタル制御の場合サンプリング速度となって決まる。例えば電流制御を1msecにして速度制御を100μsecにすると、スタガ比逆転でゲインを上げると発振する。通常は電流制御を50μsecにしたら、それの数倍の300μsecを速度制御とし、位置決め制御は5msec~10msec位とする。現実には機械系の時定数がありそこから判断するのが正解となる。

2204202新技術開発機構は3段のスタガ比が取れず何と1段になるため、無理難題なのだ。要するに教科書にもセオリーにも無いフィードバック制御になり、アルゴリズムを考えてはプログラムを組み、動作デバックの繰り返しをやっている。ここで必要は妄想にも似た独自の発想、閃きが無いとほとんどダメです。sh2 cpuのアッセンブラプログラムで200ステップ位の攻防で、割り算は使えず乗算しといてシフト割り算を使い高速にしている。ですからc言語では絶対に動きません。

2204206発想、動作、しくじりの繰り返し。数本目のプログラムでようやくそれらしい動きにはなった。現状4現象のオシロスコープを使っているが、デジタル演算の過程をdaコンバータを使いアナログに変換して目視するから必需品となる。前進駆動信号を与えて少し遅れてムーブングコイルは動き出し、位相遅れはあるもののゲインが低いため発振しない。念のため位置検出器の信号をneg r1,r1と反転させたらモロに発振した。まてよ、もし正帰還で発振を起こしてもその値が制御できればそれもありか?全てが初めてのコトで何が正解で何が不正解か、そこに辿り着くのに苦労がある。

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2022年4月19日 (火)

コルトレーンcd k2 20bit化計画5 om

2204021オムならばいいが、オーム(抵抗ではないですぞ!)となると何かと差し障りがある。ロボット黎明期、ロボットの納入先が群馬の藤岡で、夜中の帰りに国道139号線の樹海から裏道に廻るとアレがあった。アレより随分前の1965年にコルトレーンはomを録音している。A-9140 John Coltrane - Om 1967、Joe Brazil, flute, percussion; Donald Garrett, bass clarinet, bass, percussion; John Coltrane, tenor sax; Pharoah Sanders, tenor sax, percussion; McCoy Tyner, piano; Jimmy Garrison, bass; Elvin Jones, drums.Camelot Sound Studios, Lynwood, WA, October 1, 1965、90435 Om Part I、90436 Om Part II、also released on Impulse! AS-9140 in 1967、ここに登場のドナルド・ギャレットはベース奏者で2ベースの時に登場し、コルトレーンの勧めでバスクラリネットも演奏している。ギャレットは神秘主義者でomやクル・セ・ママにも参加しており、思想的にコルトレーンに影響を与えた人物にみえる。

2204022インパルス時代のコルトレーンのレコード中、秀逸no1のジャケットと決めている。今時のレコードやcdのジャケットでは決して出来ない重みのあるデザインで、曲も同じように重い。時代背景はサンフランススコ発のサイケデリック真っ只中で、その妖しいサイケデリックがあしらわれている。

2204023omは1965年の録音でリリースは1967年になりオレンジレーベル最後期の時代で、インパルスの住所がABC RECORDS INC New York NY 10019になる。omの録音はイングルウッド・クリフスのヴァン・ゲルダースタジオでなくて、キャメロットレコードで何とシアトルになる。ニュージャージーからシアトルへと随分遠くへ来たもんだ。ですからヴァン・ゲルダーの刻印は無しでbell soundの刻印がある。オレンジのくせして音に尖がりは無く、omに相応しく相当に妖しいオレンジなのだ。

2204024オムはチベット密教究極の呪文で、天空のラピュタのあの呪文のようなもの。コルトレーンの生涯によると、ジェファーソン・エアプレインのグレース・スリックは「アセンション(昇天)はトレーンの幻覚旅行だ!」と言い、lsd服用を示唆している。このomもその幻覚旅行中の作品で、あの妖しげな雰囲気はドナルド・ギャレットの仕業か?

2204025_20220419174001特筆はやはりパーカッションで空中眼前でハジケるカン!カン!は凄過ぎ。このパーカッションも、気持ちの悪~いomの合唱も、ノークレジットの読み人知らずで、ここもomらしい。画像はチベット密教寺院をイメージして作り上げたom専用水晶粒防振構造化cdで、音の洪水も見事に分解して形状はハッタリなんかじゃあない。尖った部分は起動時の加速用ツマミで、その中央には蓋があり水晶粒の量を簡単に調整できる。ハタッ!と気付いた、レコードでも同様な情報が刻まれているが出せないだけではないだろうか?だがしかし、今更パートリッジのmcトランスでもないし、カウンターポイントsa3.1でもない。銅式でレコードシステムを作るにはず~っと先になり、ウッ寿命が...何れにせよk2 20bit mvcj-19105の音は、レコードでは出せない音です。

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2022年4月17日 (日)

音色力学 AUDIOMECA Pierre LURNE MEPHISTO Made in France no16

2204141m+aさんが終(つい)のcdとまで言ったメフィストは、高度な音色技術とトロい回路技術が混在した全く訳の分からないcdプレーヤで、大いに悩ましい。悩ましいが、とにかくどこのcdpを持ってきてもこの音は出せないから「音とは不可解なり」です。またm+aさんは銅インレットとofc純銅ヒューズの改造で音楽エネルギーが出過ぎと漏らしていたが、こっちはこの期に及んでどうせ売らないならば、破壊大魔王の鬼改造をしてやろうと目論んだ。その第一弾が電源の作り直しとなる。Φ300mmトロイダルコアを使ってofc純銅巻き線し電源トランスを作り、ofc純銅電解コンデンサで音決めする。意気揚々と計画したが、多忙でそんな時間は取れない。しかし良い音で聴ける時間は少ないし...そうだ!部品交換だけで高音質にする仮電源でいこう。

2204142メフィストの水晶粒を抜き出し電源の電圧を調べる。酷い電源トランスだが海外のサイトでは容量が十分にある素晴らしいトランスと評しており、これには呆れた。これを最終的にはofc純銅トロイダルトランスとするのだ。先ずは前面パネル側、+27v前後の表示パネル放電管用の電源、音質カイゼンに直接的ではないがダイオード2本を31df6に交換、電解コンデンサ2個をフィリップスに交換する。回路は7815の+15vにツェナーダイオードの12vを加算しているから+27vとなる。

2204143次にリアパネル側、±9v前後のサーボ電源のダイオード4本を31df6に交換、電解コンデンサ2個をフィリップスに交換する。続いてロジック用+5vの電源、ここはダイオード2本を31df6に交換、電解コンデンサ1個をフィリップスに交換する。lm317やlm337を使っているが、9vにしたかったのか?9.4vになってしまったのか?正解は分からない。この電圧は許容度限界まで上げて、モータのトルク増強を計りたい。意図的かどうかは分からないが、整流回路は全部半波整流相当のセンタータップ整流で、dcを生成する際に通過ダイオードを1個として半金属による音質劣化を防いでいる。これが意図的であれば兵(ツワモノ)だが...

2204144基板をひっくり返してたまげた。やはり電源回路は作り直すのが正解です。昭和40年代、基板を作るに手張りでパターンを作り、塩化第2鉄でエッチングした時代の基板の香りがムンムンするメフィストの化石的電源基板。オーディオプロでマランツ、デノン、ラックスマンとお付き合いしてきたが、こんな基板はあり得ん。思い立って僅か2時間の作業で音はがぜん良くなり、音楽センサーたるcdトランスポートの電源もまた重要である再認識をした。やはりこれは前出の本格電源に改造しなければならない。

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2022年4月15日 (金)

新銅力学 t-mon君からの便り

2204025小学3年から通い始めたt-mon君も高校2年生になった。アンプ作りは亀流儀で遅いが丁寧確実で、あんぷおやじの兎流儀の速攻とは随分違う。難問のofc純銅電解コンデンサを2個も見事に作り上げた。それをcx345シングルアンプへ組み込んで試聴した結果の便りが届いた。あらためて思いますが、感受性豊かな年代にこそ良いオーディオシステムが必要です。
原文のまま
「音を出した瞬間音楽に命が宿っていると感じ、表現が以前とは全く異なりました。 具体的には、Bill Evansのピアノの音色がより鮮やかになり、不純物が取り除かれクリアーになっていました。何より驚いたのが音の広がりと位相特性で、全体的に真ん中に楽器がきて、なおかつ厚くより重心が下がりました。もうこれは事件で今までで1番変化の大きかったです。 今回このcx345アンプを改造するにあたり、まとめとして1番音質の向上があった順から書いてみました。 (純銅電解コンデンサ duelund gz-37銅プレート 銅acインレット 銅マンガニン線 電源銅ヒューズ 2a3 からcx345への変更 電源on/offスイッチ取り外す) というふうな順位になりました。順位付けをして気づいたことは、電源周り、銅の比率、振動面の3要素の条件を満たしている物から、純粋で臨場感ある生音に近い音質になることが分かりました。 (考察)純銅電解コンデンサは、(ー)側のエレメントをアルミ箔から銅に変え、なおかつ振動面に関しては、エレメント全体をモロに水晶防震をしており電源周りに携わる為、3要素が全て含まれているから、激変をひこおこしたのだと考えました。 次は自分でプリアンプ用の純銅電解コンデンサを自作し、完璧に作り方をマスター出来るよう努力します。 欲とは(ああしたい、こうすれば良い音になる)の考えの繰り返しでオイルコンデンサや抵抗などの不純物を全て取り除いたのが、あんぷおやじさんのトランス結合gm-70管銅式パワーアンプで非常に回路はシンプルで部品は手作り、音はパワーがあり音色や表現は別次元で本物の演奏と遜色なし。あんぷおやじさんの欲があってこそトランス結合gm-70管銅式パワーアンプを生み出せたと思います。世界でみてもこれを超えるアンプはないと僕は思います。 このようなありがたい経験をさせて頂きありがとうございます。純銅電解コンデンサはとてつもなく凄いものだと改めて実感しました。これらを作られたあんぷおやじさんに感謝です。」

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2022年4月13日 (水)

コルトレーンcd k2 20bit化計画4        sun ship狂想曲

2204041コルトレーンの真骨頂は後期の前衛jazzにあり、です。前衛jazzを否定したり遠慮する御仁が多い中、amp研究会のメンバーは理屈抜きに聴いており感心する。前衛jazzの聴き方のコツは前衛絵画と同じで参加すれば良い。前衛旋風が吹き荒れた1960年代、絵具をキャンバスに投げつける技法が流行り、やってみたら痛快だった。もし何らかの楽器が出来るようであれば、音の隙間めがけて音を埋め込むのが痛快なはず。画像の上2段が前衛的で、k2 20bitもこちらが重点となる。

2204042今回入手したcdの中にsun ship(黄色丸印)があった。サン・シップは残念ながらk2 20bitは無い。無いと状況はかなりややっこしくなり、cdを何種類も入手しないと音の良いcdに巡り会えない。黄色丸印のcdはアマゾンで購入したもので「ジョン・コルトレーン生誕95周年記念スペシャル・プライス限定盤シリーズ、Universal Music」となっている。

2204043サン・シップのインパルスオリジナル盤は赤黒レーベルしかなくて、オレンジレーベル(1968年まで)は存在しない。「AS-9211 John Coltrane - Sun Ship 1971、John Coltrane, tenor sax; McCoy Tyner, piano; Jimmy Garrison, bass; Elvin Jones, drums.RCA Victor Studios, NYC, August 26, 1965」。as-9211は赤黒レーベルでオリジナル盤ながら音質は2ndに匹敵し、音は鈍くてオレンジレーベル1stに到底敵わない。そんな訳でレコードは殆ど聴いていなかった。

2204044期待せずにアマゾンの1430円のcdをかける。思わず後に仰け反る事態となった。エルヴィンのドラムの皮の張りが抜群で、ドカドカと太鼓が飛び出しこれはもう事件です。ここにさまざまな問題を見ることが出来る。cdだろうがレコードだろうがきちんとした音楽情報を表現しないと、演奏そのものに誤解を生んでしまう。先の文章の赤文字に注目です。お金持ち「RCA Victor Studios」の録音は抜群で、イングルウッドクリフスのヴァン・ゲルダースタジオ録音を完全に凌駕している。こんな凄い音はヴァン・ゲルダー録音に無いから、レコードでは聴けなかった。慌てて4種類のcdを入手して比較したが、k2 20bitのような差は無い。まあ強いていえばoriginals表記(非20bit)が一番良い。

2204046その後もサン・シップの可能性を求めてcdを探していたら、5枚目と6枚目が見つかった。5枚目はmcaビクターの1992年7月発売のmvci-23058で、ビクターだからと大いに期待した。音が出た瞬間に判断はつき、縮こまった音で情けなく前出4枚より悪い。この時代cdも輸入盤に限ると迷信如きが生まれた背景に納得した。この情けない状況からk2 20bitへ進化するのだから、ビクターには凄いエンジニアが居たものだ。

2204045過日t-mon君が「originalsの20bitは音が良いですよ!」と2枚ほどcdを持ち込んだ。早速かけると、ちょっと明るめ音で瞬間良いんじゃあないと思うが、キメが粗く深くない。gm70管銅式パワーアンプで鳴らすと直ぐに分かり、耳の良いt-mon君も納得していた。実はここが問題で、音色感度が悪いと音質評価を間違えてしまい判断を誤る。もっとも音色感度はサマザマな状態が現実だから、cdの音質も統一された評価にはならない。それにしてもサン・シップにk2 20bitが存在しないのは重ね重ね残念です。

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2022年4月11日 (月)

コルトレーンcd k2 20bit化計画3        mvcjとmvcz

2204081今回はk2 20bitのmvcjとmvczの違いを明確にしようる。
A-21 Coltrane 1962、John Coltrane, soprano sax; McCoy Tyner, piano; Jimmy Garrison, bass; Elvin Jones, drums.Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, April 11, 1962、コルトレーン自身の名を冠しているからよっぽど自信があったに違いないa-21は名盤で、レコードのオリジナル盤は良く聴いていた。ですからmvcjとmvczの音質を比較するには丁度良い。

2204082外観のチェックでケースの表面は上の画像では判別が付かない。裏面はjvcの都合(黄色丸印)が記載されてここで明確に違いが分かる。

2204083cdの表面は製品番号とdisc文字とvictor表記部分が違い、違いは僅かになる。

2204085ここまでの調査では何だかmvcj-19033の焼き直しに見えてしまう。そこでcdセンター部のレーザカット文字を反射で読んでみた。mvcj-19033にmvcz-90-1-の文字が読み取れ、なんだい元々の開発コードはmvczで同族か?となる。

2204084こっちがmvcz-10089で製品番号と同じ文字が読み取れる。他にifpi 4011と共通コードが書かれており、基本同じものと判断して良さそうです。オリジナルテープを借りてリマスタするのに相当に大変な作業(費用とリマスタセンス)になるから、僅か2年の間隔では焼き直し(2nd)と判断するのが正解と思う。デジタルデータに音色情報も含まれているから基本は全く同じものだが、ピット穴あけ技術や何やらで新しい方が良くなる可能性はある。事前の調査や検討は終わり比較試聴で直ぐに答えは出て、差は僅かだが潤い深みでmvcjとなる。mvczの方は若干ハデ目でとっつき易い。しかしこれはインパルスオリジナル盤オレンジレーベル対2nd赤黒レーベルのような、天と地ほどの差はない。1stと2ndで差が少ないのはデジタル技術の恩恵といえる。

2204086よってamp工房流儀コルトレーンcdの名盤はmvcjとなる。cdpのメフィストとgm70管銅式パワーアンプの威力でここまで音色分解出来て、音の判断で我ら駄耳族でも間違いは殆ど無い。しかしこの結論を出すためのしくじり購入は山のようになった。効率とは投資対効果で、そこから判断すればコルトレーンのオリジナル盤バラッドのプロモ白レーベル1枚の費用と比べれば、cd全部の費用は遥かに安い。mvcjとかmvczと表記されていないのが多く、前エントリーに明記した発売日とmcaビクターかユニバーサルを&条件で買えば間違い無い。アマゾンでは1円などとゆうmvcjがあり送料は450円、コルトレーンも草葉の陰で...

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2022年4月 9日 (土)

コルトレーンcd k2 20bit化計画2

2204031出展:mj無線と実験
k2 20bitがなぜ高音質か?この追跡に昔のmj無線と実験誌が大いに役立った。1999年の6月号にはビクターの高音質cdのリマスタシステムがリニューアルされたと、詳細が載っている。まるでマニアのオーディオシステムのように細部までチューニングを施し、ケーブル1本にも6nを使うなど凄い拘りようで、これがmvcjの格別な高音質を生んでいる気がする。

2204038システムのブロックダイアグラムがこれ。マスターテープはインパルスの貴重なオリジナルテープとなり、これを回すテープデッキがampex350ならば真空管jazzをリマスタできるが、コルトレーンのテープをジャグッたら文化遺産の喪失で、あり得ん話。ですからどこでも安定度の高いトランジスタ式スチューダーのa80となる。その記事によるとa80はヘッドの交換までしているから、これで音色は全く違ってくる。回路はテフロン基板を使い金メッキを施しているから、音は厚くなる。

2204037このシステムはxrcdなど高音質cdのリマスターに使うとあるが、当然この流れでk2 20bitもリニューアルされたと思う。記事は1999年だから、1997年~1998年はk2 20bitの高音質が稼働していたに違いない。こうなると現状のk2 20bitの音質の問題と符合する。hq cdの紙ジャケmvczは1994年でk2 20bitの黎明期で音が悪く、進化した1997年~2000年のmvcj及びmvcz10000番は音が良い。参考までに、amp工房の銅式高感度オーディオシステムではxrcdよりもmvcjの方が音が良い。xrcdは各社の傾向と同じで情報量が増え美しくなった分、線が細くなってしまう。さて下記時系列を見て欲しい。通常のcdの高音質化開発は1999年で終わり、その後音の良いcdの出現を見ていないからここで進化は止まったと考えられ、インパルスレコードのオレンジレーベルオリジナル盤に匹敵するのがmvcjとなり、これがコルトレーンcdの名盤となる。

2204032普通ならばネット上に簡単に出てくるはずの情報が全くない。ビクターも過去の話で載せていないのだろうか?そこで手持ちのcdを調べたら、そこにmvcjも情報がきちんと載っているではないか!灯台下暗しとはこのことで安堵した。タイトルはエッセンシャル・オブ・ジャズとなって第1期(impulse!編Ⅰ)40タイトルある。これは1997年~1998年、コルトレーンで8タイトルある。

2204033次はエッセンシャル・オブ・ジャズの第2期(impulse!編Ⅱ)40タイトルとある。これは1998年、コルトレーンは8タイトルで何とガボール・ザボがここから登場している。

2204034次はエッセンシャル・オブ・ジャズの第3期(impulse!編Ⅲ)40タイトルとある。これは1998年、コルトレーンは7タイトルでガボール・ザボは5タイトルも登場している。なおEssence of JAZZ basic line 120シリーズですから、第3期をもって完結です。

2204035xしんがりはmvczの情報。ユニバーサル・ミレニアム・ジャズ・コレクション第1弾、ジョン・コルトレーン編となって20タイトルがリリースされていおり、2000年3月16日発売。このmvcz10000番台の音質はmvcjと大差ないように感じていたが、gm70管銅式パワーアンプで正式に比較して結論を出そう。これ以外にboxもんがあり、ここでもしくじり買い直しがあった。マイルスもモンクもコルトレーンもvdjはダメでvicjとなる。随分大散財(k2 20bitへ到達するまでに同じタイトルcdを2~4枚も購入した!)したお陰で、漸くk2 20bitの全貌が掴めた。

2204036各社の20bitと銘打ったcdでも全く音質カイゼンされないモノが多い中、なぜk2 20bitがこれだけ高音質なのかは本エントリーの通り推測の域でしかなく、本当の所は分からない。jvcビクターk2 20bitの進化の過程は次のようになり、この時系列を見る限り1999年で終わっているように感じた。
1987年K2インターフェース開発
1993年20bit K2スーパーコーディング開発 / 20bit K2 ADコンバータ開発
1994年20bit K2プロセシング開発 / 20bit K2 DAコンバータ開発K2レーザーカッティング開発
1995年20bit K2 Pro / スーパーコーディング方式開発
1996年xrcd 開発1997年EXTENDED K2プロセシング開発
1998年DIGITAL K2 開発xrcd2 開発
1999年EXTENDED K2プロセシング Ver.2.0開発

2000年CCコンバータ開発
2001年DVD K2 開発

2002年ENC K2 開発 / CCCD K2xrcd24開発
2003年K2 Process Engine開発
2004年K2 High Definition コーディング開発
2005年net K2 高音質化 音楽配信技術開発
結論:コルトレーンを聴くならば「mvcj、mvcz10000、vicj」を買っておけば間違いない。

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2022年4月 7日 (木)

pwmのアルゴリズムを創る2

2204051太陽電池のdc-dcコンバータやパワーコンディショナの開発も業務だった。ですから太陽電池にも結構詳しい。昔、ブログで太陽電池の問題点を指摘したら猛反発を食らい、嫌な思いをした。しかし最近その問題が急浮上しており、だから言わんこっちゃあないし一体誰が責任を取る。毎度ながら計算は苦手だから、難しい計算式はo博士にお願いした。博士にパワーコンディショナの各部損失を計算してもらい、効率0.1%の改善の積み重ねに額に汗した。ですから太陽電池パネルが汚れて発電量が10%でも落ちようものなら、我々の努力など霧散する。

2204052これはその開発の一部だが、改善々で相当数基板も起こしている。パワーコンディショナのサイン波pwmのノイズだらけをグリッドする訳にはいかないから、lcフィルターで平滑して出力する。このコイルも効率にモロに影響するから設計は難しい。今でこそシリコンカーバイド等の低損失fetがあり案外便利になったが、当時はirやインフィニのfetをとっかえひっかえして効率の向上を目指した。

2204053 そこちらがそのフィルターコイルに流れる電流で、充電の波形は見事な直線になる。この斜め勾配が崩れるようでは磁気飽和を起こしている証拠で、計算式と現実が一致しなくてここでも随分苦労した。まあ、ここから現在のofc純銅トロイダルトランスや新技術開発機構も始まったのだから、磁気回路に取り組んでおいて良かった。

2204054その結果がこの高効率で、入力693.3wに対して出力681.7wをたたき出し、効率は98.33%を達成した。この手の難しさはたかだか600wで高効率を上げることで、通常の4kwなどの大型とは訳が違う。今ならもう少し効率は上げられるが、今更太陽電池でもない。

2204055そこで登場が相補でないpwmになる。ここはあんぷおやじの担当で、巧妙なpwmのアルゴリズムを作ることで低損失を実現する。相補pwmはスイッチング回数が多くなり結果として損失は増える。プリウスが低速でカアーカアーとかなり低いスイッチング音を出していて、なんだいトヨタは20khzも出来ないのか?など疑問に思ったが、低損失を目指すとそうなることが分かり、納得した。画像のように各部の電流挙動を全部洗い出し、損失の根拠を探す。

2204056長い前置きでした。k工業m氏の新技術開発機構はノイズを如何に減らし超高速サーボを実現するかにありで、ノイズの観点から画像の方式をsh7145 cpuで組んでみた。上下アームのデッドタイムは相補pwmのように自動生成してくれないから、人間生成となる。高速電流制御なのでディレイスロットだけでデッドタイムを生成した。10何年振りかに組んでみたが、ノイズと損失においてはこの方式も生きるが、超高速電流帰還制御となるとイマイチになる。これも決して無駄な作業ではなくて「最終的に相補pwmしかないよ!」の確認作業となり、太陽電池の過去も懐かしく思い出した。

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2022年4月 5日 (火)

コルトレーンcd k2 20bit化計画1

2203311デジタルは1と0だから簡単などは夢の又夢で、現実はアナログより遥かに複雑怪奇、日々デジタルプログラムを組んでいる本人が言うのだから間違い無い。コルトレーンのインパルス時代のレコードオリジナル盤はオレンジレーベルとなり、ヴァン・ゲルダーのイングルウッドクリフスの録音、これを超えるレコードの音は存在しない。このようにアナログレコードは単純明快なのだが、デジタルcdは決め手を欠く。

2203312gm70管銅式パワーアンプが稼動を始めたものだから、自信を持ってコルトレーンのcdを「全部k2 20bitにしたろ!」作戦に踏み切った。新発見のmvczのk2 20bitはhq cdと書かれており期待に胸膨らみ、おまけに紙ジャケットと凝っている。画像左からヴィレッジ・ヴァンガード・ライブの輸入box 20bit、中央は従来のmvcj k2 20bit、右が新発見のhq cdのmvcz k2 20bit。

2203313レコードオリジナル盤の経験則上ヴィレッジ・ヴァンガード・ライブ盤は音が悪く、録音もおかしい。承知の上でhq cdのk2 20bitのインプレッションmvcz-37、1994年3月リリースのcdをかける。スケール感は無いし、少々鈍く透明度も無いし、第一音が尖がっていない。ヤフオクにこの手のk2 20bit盤が大挙して出ており、お代もオリジナルレコードの1/10と安価、こりゃあシメタ!と欲をかいて多くを落札してしまった。

2203314そこで従来のmvcj-19076、1998年6月リリースのcdをかける。これは音が輝いており音の芯もしっかりして抜群に良い。amp工房のk2 20bitは全くの偶然になるが、mvcjが占めていた。

 

2203315随分前に20bitの輸入boxもんを買っておいた。これには一言ある。下手な(失敬!)イラストは止めてもらいたい。史実に則った写真を掲載してもらいたい。史実を知ることが重要でイラストは不要。聴いてびっくり、音は尖がって良いのだが軽くて粗い。これだとフツーのオーディオシステムではうるさいかも知れない。この音はmvczシリーズより悪く早々に脱落した。

2203316慌ててhq cdのk2 20bitのmvczシリーズを全部を聴いてみたが、やはり従来のmvcjに勝てない。k2 20bitは3種類(1994年mvcz、1998年mvcj、2000年mvcz10000番)確認出来たが、1998年のmvcjと2000年のmvczの10000番台が音は輝き素晴らしく、名盤の可能性がある。mvczシリーズは少々残念な結果だがmvcjシリーズに次ぐ音の良さだし、このコルトレーンも縁あって来たのだから大事にしよう。また、これらの区別が瞬時につかないオーディオシステムは...まあそうゆうことです。そこでk2 20bit化計画はmvcjシリーズに絞り込んで探している。

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2022年4月 3日 (日)

pwmのアルゴリズムを創る

2204011現代社会は高効率が要求され、スイッチング技術が必須となる。その結果ノイズとゆう無礼者が縦横無尽に飛び交い、困ったものです。リニアモータの容量がデカく、当初はリニアアンプで駆動していたが70aが限界で、やむを得ずpwmアンプに変更した。このpwmのアルゴリズムを創造するのが現代デジタルアンプでは必須となる。アッパーアームだけpwmでロアアームはオンオフだけとか、フェーズシフトとか、時間軸pwmとかさまざま考えたが、高速サーボ応答が要求されるため相補pwm手法で、単相のブリッジアンプを考えた。

2204014全てのigbt(トランジスタ)と並列ダイオードの電流挙動をしっかり見極めないと、考え方の正当性は証明されず事故を起こす。電源を短絡するようにアッパーアームとロアアームのトランジスタが配されているため、短絡防止のデッドタイムを設ける必要がある。300アンペアのipmはトロくて20khzまでしか動作しない。これが高速サーボゲインの限界を生み出し、毎度忌々しい。20khzで40mhz cpu動作で、分解能は25secとなって2μsecのデッドタイムは2/0.025=80、これがデータ上の非重なりに現れている。

2204015こちらがリニアモータのフォワード動作でv相アッパーアームからu相ロアアームへ電流が流れる。ロジックはローアクティブとなっている。



2204016こちらがリニアモータのリバース動作でu相アッパーアームからv相ロアアームへ電流が流れる。参考までに、pwmの周期も測定してあり19.99khzと極めて正確なpwm周波数となっている。

2204012ここまでが全てのトランジスタとダイオードのロジックチェック作業、okとなったから実際に電流を流してみる。sh cpuには16bitのdaコンバータが3基設置されており、ここから音楽を流すことも出来る。余談だがcdpの最初に出会ったdaコンバータはフィリップスの14bitで、これでも堂々と音を出していたから、分解能と音の厚みは関係ない。この3基のdaコンバータを使い、プログラムのデバックを行うのだが、おっとpwmノイズが酷い。

2204013念のため満身創痍のtds3012の生きているチャネルに接続したら、ご覧の通り正常な波形。なんてこたあないオシロスコープがpwmのノイズにやられて誤動作していたのだ。tds3012の方が新しく耐ノイズ性に優れている。k2 20bitcdもそうだし、メフィストのcdpもそうだし、デジタル機器は古いもの=ヴィンテージで良い音とはならないようだ。

2204017画像はk工業m氏から借用しているΦ200mmを超える巨大なムーブングコイルで、これに最大100aは流す。現在sh cpuとipmの間は高速フォトカプラで縁切りされて、ジャンパーが飛んでいるためノイズにも弱い。ロボットを始めた日立時代から現在まで50年間常にノイズとの戦いが存在して、今の世界を表しているようだ。果たしてノイズのない平和な世界が訪れるのだろうか?

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2022年4月 1日 (金)

音色力学 gm70管銅式パワーアンプ12     前衛アンプとクル・セ・ママの前衛

220311xものまねはしない、人のやっているコトはやりたくない、その表現が画像の前衛アンプ。構成全てが重厚長大、出力トランスは1個40kg強もある。配線の接続はただ捩っただけの仮配線でハンダ付け不要。インプットトランスも出力トランスもカルダスケーブルの延長線上にあり、配線がいつの間にかトランスになる。gm70管は水晶粒に埋没、真空管は見せるものに非ず。アンプ内部はカタチを持たず水晶粒に縛られ、表面は竜安寺の石庭の如くハケ目を入れる。音はハム少々で点晴を欠くが、えげつなさと相反する優しさが同居する。銅式とゆう名の前衛アンプが遂に稼働し、これでコルトレーン後期の前衛jazzに対峙出来る。

2203241コルトレーンも創造と破壊を繰り返し、その前衛の基点が「クル・セ・ママ」で、これを超えるjazzには未だ出会っていない。ガボール・ザボやエヴァンスやma cdでgm70管銅式パワーアンプの調整を十分にやり切り「よ~し、いける!」となり、満を持してのクル・セ・ママの登場です。

2203242聴き慣れた画像のインパルスオリジナル盤レコードとは次元の違う演奏に、ただただ驚き。コルトレーンのリードを強く噛んで出すセルマーは音の洪水から分離して飛び出し、エルヴィンのシンバルレガートはスティックの当たった瞬間の木の音を拡大し、遅れてジルジャンの響きとなる。マッコイのピアノは銅式パワーアンプにしても相変わらず変な音色で、エレピアンみたいだ。圧巻はジュノ・ルイスのパーカッションで、能の鼓(つづみ)にも似たカン!カン!は他を圧倒する。おっと忘れてた、ファラオ・サンダースの唇をブルブル震わせた奏法は、もう狂気。一番肝心な左右の音の広がりは凡そ40度、い~や贔屓目で50度の位置まで進軍、その音を見ると消えそうだから藪睨みで進軍した音を聴く。バラッドやジョニー・ハートマンも良いけど「前衛基点のクル・セ・ママを聴け!」

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