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2022年4月13日 (水)

コルトレーンcd k2 20bit化計画4        sun ship狂想曲

2204041コルトレーンの真骨頂は後期の前衛jazzにあり、です。前衛jazzを否定したり遠慮する御仁が多い中、amp研究会のメンバーは理屈抜きに聴いており感心する。前衛jazzの聴き方のコツは前衛絵画と同じで参加すれば良い。前衛旋風が吹き荒れた1960年代、絵具をキャンバスに投げつける技法が流行り、やってみたら痛快だった。もし何らかの楽器が出来るようであれば、音の隙間めがけて音を埋め込むのが痛快なはず。画像の上2段が前衛的で、k2 20bitもこちらが重点となる。

2204042今回入手したcdの中にsun ship(黄色丸印)があった。サン・シップは残念ながらk2 20bitは無い。無いと状況はかなりややっこしくなり、cdを何種類も入手しないと音の良いcdに巡り会えない。黄色丸印のcdはアマゾンで購入したもので「ジョン・コルトレーン生誕95周年記念スペシャル・プライス限定盤シリーズ、Universal Music」となっている。

2204043サン・シップのインパルスオリジナル盤は赤黒レーベルしかなくて、オレンジレーベル(1968年まで)は存在しない。「AS-9211 John Coltrane - Sun Ship 1971、John Coltrane, tenor sax; McCoy Tyner, piano; Jimmy Garrison, bass; Elvin Jones, drums.RCA Victor Studios, NYC, August 26, 1965」。as-9211は赤黒レーベルでオリジナル盤ながら音質は2ndに匹敵し、音は鈍くてオレンジレーベル1stに到底敵わない。そんな訳でレコードは殆ど聴いていなかった。

2204044期待せずにアマゾンの1430円のcdをかける。思わず後に仰け反る事態となった。エルヴィンのドラムの皮の張りが抜群で、ドカドカと太鼓が飛び出しこれはもう事件です。ここにさまざまな問題を見ることが出来る。cdだろうがレコードだろうがきちんとした音楽情報を表現しないと、演奏そのものに誤解を生んでしまう。先の文章の赤文字に注目です。お金持ち「RCA Victor Studios」の録音は抜群で、イングルウッドクリフスのヴァン・ゲルダースタジオ録音を完全に凌駕している。こんな凄い音はヴァン・ゲルダー録音に無いから、レコードでは聴けなかった。慌てて4種類のcdを入手して比較したが、k2 20bitのような差は無い。まあ強いていえばoriginals表記(非20bit)が一番良い。

2204046その後もサン・シップの可能性を求めてcdを探していたら、5枚目と6枚目が見つかった。5枚目はmcaビクターの1992年7月発売のmvci-23058で、ビクターだからと大いに期待した。音が出た瞬間に判断はつき、縮こまった音で情けなく前出4枚より悪い。この時代cdも輸入盤に限ると迷信如きが生まれた背景に納得した。この情けない状況からk2 20bitへ進化するのだから、ビクターには凄いエンジニアが居たものだ。

2204045過日t-mon君が「originalsの20bitは音が良いですよ!」と2枚ほどcdを持ち込んだ。早速かけると、ちょっと明るめ音で瞬間良いんじゃあないと思うが、キメが粗く深くない。gm70管銅式パワーアンプで鳴らすと直ぐに分かり、耳の良いt-mon君も納得していた。実はここが問題で、音色感度が悪いと音質評価を間違えてしまい判断を誤る。もっとも音色感度はサマザマな状態が現実だから、cdの音質も統一された評価にはならない。それにしてもサン・シップにk2 20bitが存在しないのは重ね重ね残念です。

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