« ステノプテラス交配種開花か?了 | トップページ | 企業の良し悪し »

2022年7月23日 (土)

増幅力学 大電力デジタルアンプ3

220722125年も前の話です。m電機の名古屋製作所のサーボアンプ開発部門を訪問したことがある。開発室といっても広大で、パーティションで仕切られて個々の開発をしている。いまだに謎は、小型サーボアンプに電流検出器なるものが存在しておらず、電流オブザーバによる推定計算をしていたのだろうか?見学中に2度ほど「バ~ン!」と音がして、何かを爆発させたようだ。こっちの自慢はその爆発には至っていないことだが、今般遂に爆発させてしまった。爆発したipmを交換してamp工房で再現実験をやる。すると60aの電源ブレーカが何度も飛び、pwm(デジタル)アンプに別な問題ありとなった。その原因はまさかの3相整流器の破壊で、ipm破壊の連鎖でやられていた。

2207222シマッタ!ipmは壊す可能性から予備を持っているが電源の整流器は無い。かって初期にipmを壊した時は電源の整流器まで壊していないから油断をしていた。中古市場に無いか?と探すも200aは出てこない。焦って倉庫からパワーエレクトロニクスの残材を持ってきた。

2207223もうこのような古いパワーエレクトロニクスの部品は使うことは無かろうと外の倉庫へ放置して、身分最低となっていた。ありました!これはありがたい。富士電機の100a,1200vでプリウスモータ500vの残材です。この際は200a仕様は諦めて100aでやってみよう。

2207224s氏にアルミ放熱フィンの加工をしてもらい富士電機の整流器に交換した。恐る恐る、仕舞いには度胸だ!と電源ブレーカを投入する。何ともない、無事通電できて思わずs氏と握手する。しかし感心などしていられない、ここは問題の出るところではないのだ。

2207225たたみかけて電流出力調整用のボリュームを回すと、問題なく可変できる。3相200vは最大電圧でdc300v、この程度はどうってこたあないハズ。プリウス系の開発では3相440vになりdc電圧はmax670vにもなる。暫くパワーエレクトロニクスから遠ざかり臆病になっていたようだ。ただし今回は初物で、未経験は慎重になるのも致し方ない。なんせ3相のipmを単相で使い、且つpwmのアルゴリズムも世の中に無い新しい方式なのだ。

|

« ステノプテラス交配種開花か?了 | トップページ | 企業の良し悪し »