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2022年9月11日 (日)

pwmアンプハードウエア4

2209060アムクロンのパワーアンプと言えばpa用と相場が決まっている。ですからpa用はキメが粗いだのクリーミーさが無いだの、現代のハイエンダーは認めようとしない。celloのパフォーマンスを使った経験から、あんぷおやじ流儀の改造を施した画像の5000vzは負けてはいない。500万円のアンプ買いますか?それとも20万円のアムクロンの中古を買ってチューニングしますか?5000vzはとんでもないパワーアンプで、1Ω負荷で100vの70aの出力電流を流すことが出来る。これにはパフォーマンスも敵わない。調子に乗ってガンガンモータを回していたら壊れてしまった。電源に内部抵抗が存在しているからコイルを駆動した場合、はね返りで電源電圧が上昇して出力トランジスタの耐電圧オーバーで破壊した、と推測する。勿論回路図があるから修理は可能だが、今はやらない。

2209062xまあ、そんな訳でpwmアンプのハードウエはの仕上げは急がなくてはならない。sh7145のマニュアルを首っ引きで読み込む。pwm1モードはチャネル0のtioc0aから始まってチャネル4のtioc4cまでaとbがペアで8本のpwm出力を出すことが出来る、と理解した。これは凄いことで単相モータならばcwとccw方向制御で4台同時に電流制御出来ることになる。

2209063現実にはsh7145のcpuクロック40mhzでは、4台の並列制御には時間的に無理がある。ソフトウエアも組まず、とりあえず2台分のpwmを出すハードウエアの改造をする。画像はipmインターフェース部の改造状態、上画像もこの画像も配線は美しくないが、最短になるように配慮した。

2209065プログラムはpwmの1台分が出来ているからメインのイニシャライズを含めてコピペで直ぐに終わる。楽勝と思いきや、no1pwmアンプは短絡状態で、no2pwmアンプは出力が出ない。しかしです、今まで動いていたno1pwmがなぜ?これを持ってヘレンケラー症候群と言う。ソフトが悪いか?ハードが悪いか?ipmが悪いか?同時多発3重苦なのだ。

2209066ここからがオールナイト日本で延々と作業は続く。先ずはsh7145のマニュアルを首っ引きで読み込む。pwm1モードにチャネル3と4を決定する各種パラメータのセット状況を調べるが、異常は無い。続いてipmインターフェース基板でpwm信号を見る。no1pwm信号は正常、しかしno2pwm信号に欠けが生じている。

2209067no2ipmインターフェスコネクターの配線間違いで5aに接続されていた。ここは4aが正解となる。これで1個やっつけた。これは改造の図面を書いた時に間違えたのだから、設計の問題でした。

2209068最後の難物はno1pwm用のipm150aで、75aから本番用に替えてあった。原因はゲートif部に損傷があり、アッパーアームとロアアームが短絡動作をしていた。この場合は出力トランジスタは全て正常だから故障の原因を調べるに、随分と時間を費やした。実は150aは虎の子の1個で貴重品なのだ。いや~、買うには買えるがこの半導体の異常事態に納期はどれだけ掛かるか分からない。仕方がないので2個とも75aでやることにした。電流指令を2個のpwmに与えると各々電流出力が変わり、並列動作をしている。これは凄いことで2軸のロボットが1個のcpuで別々に動いているが、まあ凄さは理解してもらえないね。やれやれです。

2209069アムクロンパワーアンプは常用していたクレルのksa50や、sae2600や、カウンターポイントのsa3.1と同じ世代にdc300で登場していた。柳沢先生も山中先生も随分評価していたのだからハイエンドへ進む道もあったと思っていたが、クレルを初めcelloもハイエンドアンプはことごとく衰退していったのだから、paで正解だったと今は判断が付く。こんなコト言っちゃあなんだけど、sae2600とカウンターポイントsa3.1の組み合わせを超える1950年代60年代のjazz再生アンプは、他にありますかね~。

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