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2022年9月15日 (木)

pwmアンプハードウエア5

22090611996年の大晦日は一関ベーシーで、エルヴィン・ジョーンズさんの年越しライブに参加した。ナベタニ弁護士のお供で出かけたからvip待遇で2ステージを聴いて、更にアフタアワーズにもお付き合いして、翌1月1日の朝、新幹線で帰郷した。ポリリズムで乱打するエルヴィンさんのバスドラを足で抑えて、直接リズムが体に飛び込む貴重な体験をし、お宝コルトレーンのジョニー・ハートマンの開きにサインをもらった。エルヴィンさんに接触することでコルトレーンへと思いは繋がる。どうも人生は地に財を積むより、知に財を積んだ方がよろしいようで、向こうへ逝ってしまう時知だけはは持っていけるような気がする。

2209101こっちも知識に財を積むお話です。ロックのドラマーはツインバスドラをやるようだが、エルヴィンさんは1個のバスドラでツインバスドラをやていた。こっちも負けじとツインipmをやってモータ2台を動かし始めたが、中々手強い相手で本性を表さない。

2209102本性を見てやろうとするとオシロスコープは最低3台要る。手持ちのオシロスコープは最大で10台を越えており、道楽と陰口叩かれたがpwmのアイソレーションアンプを開発するには通常で4台は使う。病院のicuみたいなもので、体中にセンサーを付けないとpwm複雑系アンプの開発は出来ない。

2209103過日サボテンを買いに来た外人さんがいた。padovaの店主は英語を殆ど喋らないものだから、怪しげな筆談をやっている。こっちは喋れないが強引に喋るタイプで、聞き出した。東京の友人に送るギフトでサボテンは電磁波を吸収するから良い、などと信じて結構高額なサボテンのお買い上げでした。更に聞かれて「何時jazz喫茶amp工房を再開するのか?」とjazzフリークで、また過去にアッセンブラのプログラマーをやっていたと聞き思わず握手をしてしまった。

2209104オーディオもロボットも同じで電源のエネルギーが全てを制する。amp工房は単相3線式の100v-100vだから両端で200vになる。モータに40a近い電流を流しての試験で受電端の電圧は200vから190vまでダウンしている。これが電源波形でとてもじゃあないがサイン波とは呼べず3角波に近い。現在の太陽電池パワーコンデショナのグリッド接続の歪み率は一体どうなっているのか?またインバータ機器による波形歪みは一体どうなっているのか?佐久間ダムのフランシス水車96000kwx4台で発電された電源は綺麗なサイン波のはずだし。

2209108出展:日立評論1955年
電源開発(株)から日立製作所はフランシス水車発電機を2台を受注し、これの開発担当者が外岡工場長だった。1967年に日立清水へ入社し、外岡工場長の配慮で電子技術の研鑽が出来て、言わばロボット技術の大恩人なのだ。日立清水を退所されてからは日本コロンビア(現デノン)の社長までやられていたから、デノンからdj用ターンテーブルの開発依頼を受けた時には、リキが入った。厳密に表現するならば、外岡工場長が居なければiaiは無かったとも言える。

2209109電池なんかじゃあダメさ。1950年代から1960年代のコルトレーンが活躍したjazzのエネルギーは、フランシス水車やカプラン水車で発電した綺麗で重たい電源でなければ再現できない。世の中itだのスマホだので小型、軽量、淡白、精緻の便利情報過多の全能感で悟ったつもりだが、余り悟らない方がよろしいようで。悟らず鈍重にやっている方が面白ことに多く出会う。jazzオーディオは水力発電ですぞ。

2209105電源トランスを潤沢に持っている訳でもなく、大容量のノイズカットトランスの200v/100vを使っている。40aも流すとac95vだった電圧が66vまで電圧降下し、且つ矩形波になってトランスからジージーと盛大に音が出る。この見事な矩形波にたまげたが、これでamp工房での最大電流試験は終わり。

2209106この次が頭痛の種でインダクタンス怪現象なのだ。テクトロのオシロスコープ3台目で見たipmの出力波形で、上段が全体像、下段がその一部を拡大したもの。tds3012は購入時56万円もしたが、お代以上に優れもので波形解析に欠かせない。pwmアンプ開発では出力段のブリッジ図を描き、ハンドシュミレータでどのように電流が流れるかを追う。どう考えてもインダクタンスを切った後の挙動は、igbt並列のダイオードで循環電流となり消費し切って、逆側に電圧の発生要素など無い。また何度計算してもインダクタンス値は合わないし、周波数依存性は大きく、やはり怪だ!い~や、アンタの頭が怪だ、とでも言ってもらいたいのだが...

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