バハカリフォルニア純黄刺金冠竜のdna
バハカリフォルニアはサンディエゴから更に南下したメキシコ領で、細長い半島が太平洋側に突き出しており、この一帯をいう。ここにある島、セドロス島にだけ自生しているフェロカクタスの金冠竜は、昭和の40年代後半には自生地採取禁止のワシントン条約にやられて輸入出来なくなった。信州の西沢サボテン園さんは輸入禁止以前の自生地輸入株からの交配を重ねたのだろうか?遂に純粋な黄色刺の西沢金冠竜を作り出した。
これの子苗を10年ほど前に譲って頂き、amp工房の鬼棟へ放り込んでいたら最強の刺幅5mmが噴出した。固まっても4mm幅ありこれはもう自生地株以上と思える。できるだけバハカリフォルニアの気候を再現するのだが、夜間だけは無理。日本は高温多湿の熱帯夜で25度くらいだと夜間に呼吸できずへこたれる。試行錯誤すること10年以上、バハカリフォルニア~西沢サボテン園さん~amp工房へとdnaは繋がり、遂に難物フェロカクタスの極意を掴んだが時既に遅し。しかしフェロカクタスもjazzオーディオも土壇場で極意を掴めたのだから、良しとすべきでしよう。
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