2018年5月27日 (日)

Sound Lab electrostatic speaker A1高電圧トランス焼損事故

0ドクターストップを聞きつけて弟が陣中見舞いにやってきた。学生時代はブラスバンド部の指揮者をやっていたから音楽にはうるさく、音にもうるさい。勿論クラシック畑だからSound Lab electrostatic speaker A1でmaのベーゼンを掛けて、良い音と聴き入っていた。突如パチッパチッと音がし始めて慌てて電源を落とした。プ~ンとコイルの焦げる嫌な臭いが店中に漂い、弟は「これがオーディオの事故なのか?」と妙に感心して、そそくさと帰っていった。

2思い当たるはramsaの電源トランスで 、A1駆動はフルパワーとなっているから結構熱を持っていた。早速水晶粒を全部抜き出すが、熱くはなっているものの焼損は起きていなかった。

1さあここからが大変で、水晶粒防振ケーブルから臭いはするだの、ofc純銅コンセント、水晶粒防振トランス、各部から臭い全部解体するハメになった。解体すれども臭いは消えず、臭いの探索は案外難しい。

3よもやと思いA1高電圧トランスを掘り起こすとチンチンに熱が出ていて、ここだ!

422年前にユニオン電機に作ってもらった1,400vの高圧トランスの焼損事故だった。水晶粒の中に埋め込みは酸素の量は少なく、焼損しても発火しないと思っていたが、自らそれを証明する結果になった。ドクターストップの現状では直ぐに復元作業には取り掛かれず、m+aさんに聴いてもらったあの音が幻となった。

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2018年5月25日 (金)

振動力学 水晶粒防振インプットトロイダルトランスのラフスケッチ

0出展:直熱管アンプ放浪記
トランス結合の第一人者は佐久間さんで、トランスの中に真空管があるだの、トランスの使い過ぎでナローレンジだの、と言うオーディオマニアも居るが当たらない。トランスはナローレンジでも何でもなく、佐久間さんが意図的にナローレンジにしているだけ。少しは抵抗を使っているが、カップリングのコンデンサや抵抗を使わず、銅線のトランスを使っている時点で音が良い。

1この佐久間式を参考にしようと思ったが、少々の抵抗が気に入らなくてディフォレストのトランス結合回路を参考にしている。これは佐久間式より遥かに太古の回路方式なのだ。今回はインプットトランスの可能性について考える。

Ippt1巻き数が多くなる為外径の大きいトロイダルコアになるが、前回のΦ450mmの重さではドクターストップの現在無理がある。そこで新たにΦ350mmで設計してみた。
インプットトランス設計
サイズ30スクエア、巻き線Φ0.3mm
巻き線内径Φ280mmxπ=880mm/Φ0.337=2611ターン巻ける。計算上2600tだが2500tとする
30スクエア長さΦ40mmxπ=125.6mmx2500t=314m
254Ω/kmx(314/1000)=80Ω/314m
巻き数比
1次巻き数500t
2次巻き数2000t
巻き数比 2000/500=4
1次インダクタンス (500/700)x24h=17h
1次抵抗254Ω/kmx(500x125.6mm)/1000=16Ω
1次インピーダンスは50hzで5.34kΩ
2次インダクタンス 4x4x17h=272h
2次抵抗254Ω/kmx(2000x125.6mm)/1000=64Ω
2次インピーダンスは50hzで85.5kΩ
1次インピーダンスの5.34kΩは低いので改善の余地がある。何よりも直流抵抗が低いのが良い。

Ippt2これをLTspiceシュミレータに掛けてみる。
ipt14.inc
*
* ipt 14
*
.SUBCKT ipt14 P B S1 S0
* Primary inductance (5340ohm 17H)
L1 P 1 17
* Iron loss
RI P 1 100k
* Primary DC resistance
R1 1 B 16
* Primary stray capacitance
CP P B 20p
* Secondary inductance (85500ohm)
L2 S1 2 272
* Secondary DC resistance
R2 2 S0 64
* Secondary stray capacitance
CS S1 S0 20p
* coupling factor
K L1 L2 0.9999
.ENDS
このようにインプットトランスモデルを作るが、Iron lossとstray capacitanceの20pは適当値。10hzから20khzまでフラットな周波数特性になる。

Ippt3xこちらは100khzまでシュミレーションしてみた。45khzでピークとなりそれ以上はダラダラと下がる。こっちは50hzから8khzの周波数特性が出れば良いから、しくじった所でたかが知れている。仮にΦ400mmした場合、巻き線内径Φ330mmxπ=1040mm/Φ0.337=3100ターンとなり1次巻き線は620ターン、この場合は22hで7kΩとなり、いける。以上、水晶粒防振インプットトロイダルトランスのラフスケッチでした。

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2018年5月23日 (水)

振動力学 水晶粒防振ラインアンプ用電源トロイダルトランスを作る

0なぜ音が良いか?
を追求しないと前に進まない。最初のうちは「...は音が良い」と言われれば、それじゃあとやってみる。何度も裏切られていればその内になぜ?に突き当たり深く考える。オーディオは複合技術だから回路設計が得意でも良い音は出ない、と同時になぜ?の疑問のプライオリティは回路寄りになるから解決は難しい。複合技術は言い換えれば雑学であるから、多くの趣味が案外役に立つ。ディフォレストの450球のパワーアンプ回路が現在一番音が良い回路と決めている。抵抗をこの回路上では1本も使っていない所が良い。450球回路はインプットトランスとアウトプットトランスだけで、ここは銅線しか使っていないからカーボン抵抗より遥かに音が良い。但しインプットトランスだけでも結構お代が掛かってしまい費用対効果をどう考えるかが残るが、まあハイエンドアンプを買うコトを考えれば、安いものよ。

1夕方お店に出社すると名工ミルトさんがコーヒーしていた。「あんぷおやじ~、トランスを持ってきたけど...」「それじゃあ測定してみますか」。ミルトさんの作成した水晶粒防振ラインアンプ用の電源トロイダルトランスは、あんぷおやじのそれと良く似ていてたまげた。まあ製作手法が同じなら似てしまうものなのだ。ミルトさんは電気屋さんでオーディオ用の電源は200vが引き込まれている為、トランスの1次電圧は200vになっている。
2テストベンチの上は改造中のアムコロンが散乱してゴタゴタ状態で、オシレータを使ったインピーダンス測定器は出来ないが、電源トランスだから60hzだけで測定する。可変電源のスライダックに電流測定用の精密抵抗10Ω、それにテクトロのオシロスコープと簡単な布陣になる。トロイダルトランスの巻き数は正確ではないが、内周660mmに対して20mmで20t程度なので700t以上はある。
3スライダックでトランスに印加する電圧を正確に100vrmsに合わせる。その時の10Ωに流れる電流は0.011aとなり低い値だ。これをインピーダンス計算する。i=0.111v/10=0.011a、z=100v/0.0011a=9090Ω、z=2πfl、9090=6.28x60l、l=9090/60x6.28=24hと出た。電源電圧が200vにしても励磁電流は22maとなり素晴らしい。

4参考までに市販の国産電源トランスのインピーダンス測定をしてみる。1.5kvaのアイソレーショントランスはΦ3mm位のポリウレタン線を巻いたeiコア型になる。
5
こちらが電流波形になるがミルトさんトランスに比べて波形が歪んでいる。電流が流れ過ぎるので16.6vrmsにしてzを出すと166Ω、z=2πfl、166=6.28x60l、l=166/60x6.28=0,44hと出た。励磁電流も相当に多いがまあそんなものか?我らの水晶粒防振トロイダルトランスも技術的確立がどんどん進んでいき、何より誰でもトランス屋になれるのが痛快で面白い!

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2018年5月20日 (日)

振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランス製作編3

1xxxx最近は食事制限が厳しくなり大いなる楽しみのひとつ、「美味いもの食う!」が失せてしまった。直木賞作家村松友視さん曰く「この期に及んでは何を食うかではなく、誰と食うか」なのだが、食事制限の精進料理みたいでは誰も付き合ってくれない。お味はまあまあで、お代は安く炭火焼さわやかのビックなステーキだが、今では遠い昔の話のようだ。超便利、超合理化の現代に食事だけは超不合理なのは何故だ。高いお代を払って美味い物をたらふく食い、体脂肪を落とすためにサプリにお代を払い、フィットネスクラブで汗を流してお代を払う。これを超不合理と言わずして何と言おうか。同様に水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランスは、重たいデカイの超不合理主義だが、チト重すぎでいささか反省であります。

1210655いよいよ水晶粒防振構造になったトロイダルコアに巻き線を始める。Φ0.3mmポリウレタン線は手巻きで安定して巻ける限界に思う。この線径であれば巻く時に相当テンションを掛けても切れないから、整列巻きがしっかり出来る。

1210900巻き始めて直ぐに気が付きこの方式は良い!色紙は薄くテーピングも薄く、テンションを掛けて巻くと紙とテープに食い込み、水晶粒の接触圧力が大きい。ここの紙をボール紙など使って作業性を重視すると、水晶粒防振効果が薄れる。

1211856問題はテーピングのデコボコと竹の子状紙の継ぎ目で、Φ0.3mmの細い線ではその異型に引っ張られて上手く巻けない。巻く...巻く...ただひたすら巻く、この時ばかりはゲージュツ家を捨てて巻き線職人になる。なんだい、たかが1kgの巻き線ボビンじゃあないか!と粋がって巻いていたが、段々手先の重量にへこたれる。この画像で1/4まで巻けた。この時点で次なる水晶粒防振構造のイメージが涌き、竹の子状紙の継ぎ目の高精度化とその継ぎ目のみマスキング紙テープで固定する。要するに巻き線を容易にし巻き仕上がりを安定化するには、水晶粒防振構造の下ごしらえが最も重要になる。

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2018年5月18日 (金)

振動力学 しょうもない音 了

0半金属のトランジスタ ウエハを99.999%5n純銀棒に銀ハンダ付けし、99.96%ofc純銅棒にはめ込み、これでコレクタは最強の素材となった。更に流行のテフロン棒を加工してトランジスタの取り付けベースにした。大学の研究室でご一緒した企業の開発担当者に、この最強のトランジスタを真空管に入れて酸化防止をして真空管トランジスタとして売り出せば如何?とサンプルを渡したら、嬉々として持ち帰った。銅足のトランジスタだ!銅コレクタのトランジスタだ!モトローラは鉄よりアルミだぜ!と騒ぐものだから最強のトランジスタを作ってみたが、しょうもない音でトランジスタにいっぺんで嫌気がさした。

1スピーカのボイスコイルはリニアアクチェーターで直線駆動するから、磁石にも作用反作用で振動が生ずる。この振動を水晶粒を充填させて除去する。これによりスピーカの雑味感が消えて透明度が上がる。Φ120mmの紙管でその防振筒を作り磁石に取り付ける。パーカショニストのnakaさんのお陰で水晶粒を安価に購入できるから気が大きくなり、水晶粒防振筒のサイズがやたら長い。後で分かるが丸棒に穴を開けてofcスピーカ端子を取り付けておく。

2面倒なのがスピーカの取り付けで、スピーカ裏側のダイキャストフレームに合わせて丸穴に溝を掘り込む。

3背後のフェライトマグネット防振筒へ水晶粒を充填する。この時点でWharfedaleのsuper8/RS/DDは別物スピーカに変身する。スピーカ端子は極めてお粗末で使用せず、可とう電線の錦糸線は切断して撤去しておく。

4続いて密閉箱との振動絶縁に水晶粒防振リングを作る。これでWharfedale super8/RS/DDは空中に浮き、防振筒で振動を除去する。純正箱は背面にバスレフのスリットが切ってあるから塞いで密閉箱とし、グラスウールをギュウギュウ詰めにする。

5ヴォイスコイルのハトメ部へofcの可とう電線(モガミofc線の芯線)をハンダ付けする。ここでとんでもない事態が発生する。ヴォイスコイルリード線がハトメ部で切れてしまい、慌ててヴォイスコイルリード線へ直接ハンダ付けするが付かない?何度やっても付かない、シマッタ、アルミヴォイスコイルか!これではしょうもない音になる。アルミ線は重量が軽いから特別高圧の送電線で開発され、銅の方が軽ければ使われなかったのだが。スピーカのヴォイスコイルでも軽いからの理由で使用されている。Wharfedale super8/RS/DDは何十年も前から知っていたがアルミヴォイスコイルとは、知らんコトが多すぎる。

2こちらが完成画像です。スピーカ端子はofc純銅端子を前に出し、可とう電線(錦糸線)が切れた場合のメンテナンスを容易にしている。しょうもなかった音から透明度の高い音が出て、ようやくしょもなくない音になった。現代スピーカのワイドレンジに比べてせいぜい10khz位のレンジ、これで上手くjazzが鳴るものだから時代の進化とは?1968年無線と実験の別冊に載っていた純英国製ワーフデルスピーカsuper 8/rs/dd¥7,000に長年憧れていたが...その落とし前はつけた。

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2018年5月16日 (水)

振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランス製作編2

0vinchijazzオーディオの素晴らしい所は芸術と科学の融合によって派生するタイムマシンで、うまくすればコルトレーンに会えるかも知れない。よってjazzオーディオを標榜するアナタは芸術と科学を融合させたダ・ヴィンチを目指し、ミニダ・ヴィンチの称号をもらおう。もしjazzオーディオを科学のみとして捉えるのが正解ならば、データで全てが解決してしまい、音の謎めきは解消される。しかしながら音の良い測定器が無い限りは、芸術と科学の融合が正解なのだ。また芸術も科学も消費側か供給側で天と地ほどの差が出る。供給側はメーカであり所謂プロで、プロの厳しさと技術力に鍛え上げられている。一方で消費側はユーザーでアマチアだから、限りなき自由度の特権はあるが、厳しさが自動的に生じない「ハンディ?」もある。ダ・ヴィンチもミケランジェロもメーカ側だから、不自由度の中で凄い実績が残せたのだ。

1久々の水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランス製作編のエントリーです。長らく放置して置いたものだからコア表面にサビが生じ始めた。この巨大で重量なトロイダルコアを水晶粒防振構造にしなくてはならなず、巻き線よりも遥かに難しく本プロジェクトのハイライトになる。トロダルコアを垂直にし、竹の子状の紙を一巻きして水晶粒を8分目くらいまで充填し、次の竹の子状の紙を一巻きして継ぎ目をテーピングする。

2繰り返しになるがその内トロダルコアを垂直が不可能になる。こうなると水晶粒の充填は出来なくなる。

3そこで今度は鉄パイプを張りそこへトロダルコアを吊り下げ式にする。

4この方式であればトロダルコアを常に垂直に出来て水晶粒の充填が上手くいく。一節作っては回転させ繰り返す。

5限界まで水晶粒の充填が完成したらトロダルコアを水晶粒の上に降ろす。スタート時のタオルによるストッパーを外して竹の子の一節を潰し、水晶粒をこぼれないようにして最後まで繰り返す。

6最終段階でトロダルコア上部の水晶粒が降下して空間が出来るため、最上部をカッターナイフで切り取り、最後の水晶粒を充填する。

7あまり美しくないがこれで水晶粒防振構造トロイダルコアが完成した。高々出力100w程度の出力トランスは、トロイダルコア素材重量23kg+水晶粒他重量7kg、都合30kgとなり、重量と大きさだけは世界一になった。音でも世界一と言いたいが前述の通りでそうはいかない。まあ、この奇想天外は音の謎解きが少しでも進化すればそれで良しとしよう。

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2018年5月14日 (月)

コモン力学 Sound Lab electrostatic speaker A1駆動用amcron改造2

0雨の中名工ミルトさんがコーヒーにみえた。ミルトさんのマルチアンプシステムの中にcrownのpl4が使われており、水晶粒防振構造にしても成果があまり出ない?と言われていたので調べてみた。そのまんまの筐体では水晶粒防振構造にし辛いのが主な要因で、更に電源トランスの防振構造化も難しい。次に回路を調べると、何と出力段はce2000txと同じnchだけ(トーテムポールsepp)で構成されている。どうもcrownはこの回路が相当気に入っているようだ。電源部を31df6とリップル電流の大きなニチコン電解コンデンサに替え、金線ヒューズにrcaとスピーカ端子を純銅化、エミッタ抵抗を銅マンガニン線に交換した上で筐体改造し水晶粒防振構造にすれば、そんじょそこらのハイエンドアンプに負けない、と手法を説明した。

01この回路方式に似た金田式でもnchだけを使った完全対称回路があり、完全ではない!とのご意見も多いがたいした問題ではない。真に対称回路にして天地がひっくり返るほど音が変われば重要だが、半金属のシリコンを使っている限りは大差無いし、回路動作の正確性と音質の関連性(歪み率がその一例)は未だ良く分かっていない。そんな事より音を支配しているのは何モノか?を深く追求しよう。

1さてミルトさんアンプと同じ構成のトーテムポールsepp式ce2000txの解体を始めた。両面スルーホール基板の部品抜きは電動のハンダ吸い取り器でもないと難儀するが、これがお見事!穴径と部品の足の径の比率の具合が良く、手動の安物ポンプで簡単に抜けて、流石プロ用アンプと妙な所で感心する。

2底部にはnchトランジスタmj21194が6個と温度検出トランジスタ(ファン制御lm234z、温度補償2n3904)があり、測面にはドライブトランジスタの2sc5242が付いている。常用のmj15024とmj21194の違いはhfeでその他は気持ちの悪いほど似ているから、何かあれば手持ちのmj15024に交換すれば良い。

3アルミ板4mm厚を見事にプレスだけで成型して高効率放熱器を作っている。ofc純銅板をプレスして作れば良いが案外材料費とプレス代(現役ならばタダで...)で高価になり、電流の流れる底部のみofc純銅板にして側板はアルミ板で作ることにした。

5x食わず嫌いや印象操作で惑わされるのが人間の常で、今回も雑アンプ(失敬!)位にしか考えていなかったamcronアンプに、キメは若干粗いがjazzオーディオには打ってつけのsae2600に似た元気さを見た。キメの粗さの改善があんぷおやじ流儀の3種の神器で見事にキメは細かくなる。コルトレーンのクルセママはキメ細かくする必要も無いが、ストラディやベーゼンではキメ細かくしたい。結局の所アンプは何でも良い、の論理に行き着き自作の意欲が損なわれるのでありました。

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2018年5月12日 (土)

コモン力学 Sound Lab electrostatic speaker A1駆動用amcron改造

0大幅にペースダウンして時間が有るものだから勢い仕事?が丁寧になる。Sound Lab electrostatic speaker A1駆動用アンプのamcron ce2000tx(画像上)が故障して、Ramsa ラムサ wp-1100 パワーアンプ(画像下)を使用しているが、ピークに入りながらのA1駆動はフルパワーのようでトランスが相当過熱して気持ちが悪い。しかしどちらのアンプもキメの粗さは殆ど無くpa用のアンプだからキメが粗いは当て嵌まらない。その大きな要因が電源のダイオード31df6とフィリップスの電解コンデンサのお陰で、これはあんぷおやじ流儀jazzオーディオ3種の神器、水晶粒防振構造、電源蜜結合、純銅素材によるものだが、電源が一番効果が上がるのはコモン部だからで、全ての音経路に対して支配しておりよってコモン力学となる。早い話rcaケーブルを交換しても信号系の一部の改良に過ぎないから、電源ケーブルほど音質改善にならない。電源は全てのシステム系に影響を及ぼすから効果が大きいのだ。

1とりあえず代打のRamsaでA1を鳴らしておいてamcron ce2000txの修理を兼ねて解析を進めてみた。ハイエンドオーディオでこうゆう解析をしたのがcelloのパフォーマンスを筆頭に、クレルの50と100にジェフの5にsae2600などで、ほとんど解体状態にまでして解析しているからこれらの見聞が結構役に立つ。ハイエンドと称しているパワーアンプ群はコンストラクションが極めて複雑で、それを簡単化したのがamcron ce2000txになり、基本構成は全く同じになのだ。
5000vzamcronで人気のアンプがCrown Macro-Tech MA-5000VZで、お代も7万円位で購入できるから案外ねらい目かも知れない。このコンストラクションはハイエンドアンプそのもので複雑極まりなくてしかも重量は30kg以上もあり、重量でもハイエンドに負けてはいない。なぜ5000vzまで出したかとゆうと、開発年代の違いもあるのでしょうがアンプの回路が根本的に違いce2000txが特異な存在であることが分かる。
Sepp出力段にそれがあり5000vzは高効率の複雑動作にはなっているもののコンプリメンタリでpchとnchのトランジスタで構成されており極普通の方式。
3他のamcronを調べる程のファンでもないし本末転倒になるからここで止めて、ce200txの出力段に移る。アッパー駆動もロア駆動もnchトランジスタだけで構成しており、ここなのだ。画像には4個の放熱器がありトランジスタ6個が直に取り付けられて、コモン力学がここにもある。ハイエンドアンプでも平気でアルミのバスバーを使ったりしていて、何を考えているのだ!と悪態をついたりしていたが、ce2000txならばpa用だからとしてまあ許す。nchだけのトランジスタならば駆動の対称性が良いから...これは音の良さとは余り関係ない。むしろ重要はコレクタがコモン放熱器で配線される、にある。でありますからofc純銅板の4mm厚をプレスベンダでコに字に曲げて放熱器を作れば、アルミから純銅の変化が音の大いなる改善につながる。
2基板はチップ部品のマウンティングで何とかルーペでもないと基板の作業は出来ない。評価できるのがfr4などの安物基板ではなしにガラエポ基盤が素晴らしい。グリーンレジストに白のシルクは多くのロボット基板の開発と同じもので安心感がある。黄色丸印がエミッタのコモンラインでもう既に銅のパターンになっているから、ここをofc線に張り替えても激変はしない。激変はしないがエミッタ抵抗の0.2Ωは迷わず銅マンガニン線で抵抗を作り交換する。金属プレート抵抗ではどうしようもない。amcronのありがたいのは5000vzでもce20000txでも回路図を含めたドキュメントが完備されていることで、これは大きい。ce2000txの電源電圧は±100vであることが分かった。これで8Ω時のパワーを計算するとp=(100/√2)^2/8=625wとロスの無い計算値となり、400wx2chは妥当な線か。

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2018年5月10日 (木)

音色力学 Sound Lab electrostatic speaker A1真空管アンプ駆動の可能性再び

Basiraris最近は天候もデジタルになってしまい冬からいきなり夏だ!とボヤいていたら、どうやら我が頭の方がデジタルになってしまったようで、これを脳デジタル軟化症と言う。直ぐに先読みして考え過ぎるものだから、あっと言う間に時間が過ぎてまるで坂を転がり落ちるようだ。「今」を楽しんでいれば時間は十分にあり焦ることは無いし、自然の変化にもより気付き夏の間に春がしっかりあることに安堵する。それが証拠に今年もOpuntia basilaris 「バシラリス」がピンクの大輪を開花させ、しっかりと春を見せてくれた。

A1imp2落ち着いてSound Lab electrostatic speaker A1を調べていると、とんでもない資料が出てきた。とんでもない所か衝撃的なデータなのだ!22年前、コンデンサスピーカはインピーダンスが2Ω以下になったりするからcelloのパフォーマンスのような低インピーダンス駆動の出来るアンプが必須とまことしやかに伝わってきて、今の今までそれを信じ切ってやってきた。左のA1のインピーダンス特性は10hzで何と60Ω以上もあり50hzでは40Ω位、10khzで3.8Ω、20khzでは用も無いが1.5Ωとなっている。f特は上限8khz程度と決めているから最低インピーダンスは約5Ωとなる。それにしてもSound Lab 社は A1のノーマルインピーダンスをなぜ?8Ωとしたのだろうか。10hzは用が無いにしても20hzでは58Ωで、これをRamsa ラムサ wp-1100 パワーアンプで駆動すれば、電源電圧が30数vなので、p=e^2/58Ωで出力は20w台に落ち込みどうしようもない。まあ、この特性表も鵜呑みには出来ないので、今回入手したRamsa ラムサ wp-1100 パワーアンプはインダクタンス測定用で購入したのだから、oscを繋いでA1のインピーダンスを測定してみよう。

6082俄然A1駆動真空管otlアンプの妄想は復活し、6082x8otlパワーアンプを6082x10otlパワーアンプに計画変更して構想に入る。6082を10本使い、電源電圧は±180v位にすれば60Ωのインピーダンスも問題ないし出力は100wを超える。電源電圧を上げればドライブ電圧は100vを超えドライブし辛いが、これは古典出力管のシングルパワーアンプで水晶粒防振トロイダル出力トランスを駆動し、アッパー駆動とロア駆動で2巻き線用意すれば良い。Sound Lab electrostatic speaker A1駆動はotlアンプだ!と騒いでいた理由がやっと分かった。そしてSound Lab electrostatic speaker A1は高インピーダンススピーカだったのだ。それにしてもA1は分からんコトだらけのスピーカで、まだまだ誤解中なのかも知れない。

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2018年5月 8日 (火)

音色力学 Sound Lab electrostatic speaker A1真空管アンプ駆動の可能性 了

03Sound Lab electrostatic speaker A1駆動のためにテンポラリーでRamsa ラムサ wp-1100 パワーアンプを使用したことは、大いに意義があった。プリアンプを使用する前提の+4db(通常は0dbの1v)の入力レベルではゲインが低いと思っていたが、そんなことはない。画像のようにアッテネータは0db表示(+4db)にして最大入力感度、これにcdの出力(+6db)をダイレクトに接続すると、peakの赤ランプがパカパカ点灯し時々A1を遮断してしまい、ブチッとノイズが出るありさま。80w8ΩではA1を駆動できないとゆう現実が姿を現した。

01ところでアメリカではA1駆動に真空管アンプの著名なAtma-Sphere MA-2 mkIII.1 Monoblock Music Amplifiers(4万ドル、6as7gx20)otlアンプが使用されている。このアンプの出力は8Ωで220wもある。更に上位にはma3mk3.3の6as7gx42、500w、2~16Ωで15万ドルとゆうモンスターまであり、もうお手上げ状態であります。ここで重要な現実は、A1真空管otlアンプ駆動に「200wクラスのアンプが必須であること!」

02以前検討した6082wb真空管8本のotlモノアンプは8Ω80wで、これではダメ!となってしまった。それじゃあAtma-Sphere MA-2みたいに6082wb20本で如何となるが、これは費用が掛かりすぎて自作する意味が無くなる。かくして原資乏しき我らにはA1駆動真空管otlアンプの妄想は霧散した。

04時は変わり黙々と壊れた?アムクロンのパワーアンプの調査をしていると、パッと閃いた!出力段だけトランジスタにしてあとは古典管にすれば、最大譲歩のハイブリッドアンプが出来る。アムクロンCE2000TX パワーアンプのmj21194は6個パラで8Ω400wを叩き出している。アッパーアームもロアアームも同じnpnを使っている所が良い。カニンガムのcx345のシングルパワーアンプを作り、出力トランスはアッパー駆動とロア駆動で2巻き線用意すれば良い。これならば手持ちの部品で全部出来てしまい、在庫一掃セールになる。電源電圧も±90v程度で400wは、まあ計算値にほぼ同じ。構成は古典管cx345パワーアンプとmj15024、6個x2の2ch24個使用したバッファアンプとなる。それにしてもcpu搭載の大掛かりな6082wbx8otlモノアンプを作らなくて良かった。Ramsa ラムサ wp-1100 パワーアンプを使用して分かったのだから、無駄な投資ではなかった。

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