2018年1月19日 (金)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 20

0quad esl-63コンデンサスピーカはボーカルの表現力がaltecシステムとはまるで違い、妖しい。altecなどのダナミックスピーカはリニアモータで、ヴォイスコイルまではまあ正確に動作するが、コーンの位置ではもうアナタまかせのテキトー。コンデンサスピーカは静電リニアモータだから、フィルムの振動位置はまあ正確。altecの投げやり音離れの良さに比して、コンデンサスピーカは最後までサーボが掛かりネチョとする。最近はこう解釈してコンデンサスピーカの方が正確に動作していると決めているが、どっちが良いかなどお好きにどうぞの範疇。我がマドンナ、カルメン・マキさんの場合は、寺山修司さんの天井桟敷班優等生の初期はコンデンサスピーカが似合い、画像の板橋文夫さんとjazzった2007はaltecが似合う。

1マドンナカルメン・マキさんの天井桟敷班優等生時代の詩集をquad esl-63コンデンサスピーカで聴いていたら、がぜんやる気が出てきてSound Lab electrostatic speaker A1復活作業に没頭している。エンチョーまでmdfの切断に出向く時間も惜しく、手持ちのmdfを使い自力でカットして板取りした。

21mm位の誤差や直線性の悪さはあるが切りきった。jazzと同じで設計図(譜面)はあるが現物を見てアドリブが出てしまい、原型とは非なる電気箱の形状となったがまあ良いか。続いて各穴加工のケガキ線を書き込む。

3サイドパネルは左右合わせて4枚、これをバイスでクランプし4枚重ねていっぺんに穴あけをする。


4_2穴加工が終わったところで組み立てに入るが、寸法誤差でエンチョーカットみたいに綺麗に組めず歪んでいる。水晶粒防振構造にしてからmdf材がベストで安いし、加工は切れるノコギリさえあれば紙を切るような感覚で切れて、素人細工で全く問題ない。

5Sound Lab electrostatic speaker A1の背面電気箱の上に、追加の電気箱を乗せてチェックするが問題ない。板取りから組み立てまで僅か1日で終えてしまった。要はやる気の問題だな~。

6電気箱の仕上げに部品の取り付けを行う。左から高音ブリリアントコントロールボリューム、ofc純銅スピーカ端子、高電圧バイアス調整用スライダック、純銅iceインレット、これでオリジナルとは次元の違う音になると期待している。

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2018年1月18日 (木)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 19

0000左から、某国営放送にも登場するようになったベースの生沼君、jazzプロデューサのm氏、ぼうや、イケメンピアニストのハクエイ・キムさん、jazzドラマーの大御所大隅寿男さん、jazzをカラーで表現するギタリストの平岡君、Sound Lab electrostatic speaker A1をスピーカと説明すると全員不思議がっていたが、なんせ鳴らせなかったから話にもならない。この時のレイアウトだが、左チャネルのA1は左奥の現在電子ドラムの置いてある場所で、電源の問題やアンプやcdの設置状況でこのレイアウトにした方が早く鳴らせる。とゆうコトで最後の最後にもう一度レイアウトを変える?

1作業は電気箱の設計に移り”サイズなんか自由に大きくすれば良いじゃん!”となるでしょうが、水晶粒の使用量が限りなく増えてしまい重量も桁違いに重くなり、案外難しい。そこで実際にレイアウトして高電圧のギャップをチェックしながらサイズを決める。1、高電圧バイアススライダック 2、高音用crフルター 3、高音用アッテネータでブリリアントコントロールと呼んでいる 4低音用トランスの半分 5、低音用トランスのもう半分 6、高音用トランス 7、低音用カップリング抵抗100kΩ 8、高音用カップリングコンデンサ0.01μf 9、高電圧電源トランス95v/1400v 10、コッククロフト・ウォルトン基板、検討結果500mmx400mmx200mmの筐体となり、本日エンチョーへmdf板の切り出しに重い腰を...
2何時までquad esl-63コンデンサスピーカの音が出ているか分からないので、kuraiman社長氏と連絡をとり聴きにきてもらった。レイアウトはスピーカの位置を目一杯広げて(黄色丸印)空間に音を散らせているが、相変わらず後からの音で不思議な雰囲気になってしまい、そうゆう曲を聴いてもらった。
3kuraiman社長氏とゴルフ談義、...談義、話は盛り上がり、カルメン・マキさんがマムゼルへ来るとミルトさんの情報を伝えると”いくべえ~!”となった。何とか清水にも呼ばねば。ほぼ同年代のカルメン・マキさんは反戦の旗手でもあり、我がジャンヌ・ダルクでもある。鬼才寺山修司さんの秘蔵っ子の優等生だったが、後のヘビメタ~jazzにブルースにベルソナが年とともに開放されて素晴らしい。画像のアルバムをquad esl-63コンデンサスピーカで聴くと異次元で、位相だ!音色力学だ!が吹っ飛んでしまい、コンデンサスピーカの妖しく怪しい不思議能力に何としてもSound Lab electrostatic speaker A1を復活させよう。

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2018年1月17日 (水)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 18

0Sound Lab electrostatic speaker A1を喫茶室に引きずり出し研究室の空間が広くなった為、昔の絵画作品の保存状態の点検が出来た。色の剥がれは少ないがキャンバスに穴の空いているものなどがあり、これはまずいと余り見せたくはないが引きずり出した。展覧会用の作品は意見広告に似たようなモノで、家で落ち着いて見る作品とは違い、それなりの展示空間がいる。ハッと思い、纐纈雅代さんのアルトはライブでギュルギュルと前衛を聴くのは良いが、お店でbgmに流す音楽とは違う。Sound Lab electrostatic speaker A1とquad esl-63のコンデンサスピーカでは、纐纈雅代さんのキバが抜けてしまい似合わない。

1テフロン基板を使ったコッククロフト・ウォルトン回路の製作が佳境であります。ゲージュツ家を標榜しているから、同じもの2個目の基板の製作は途端に嫌気が差してしまい、何日もグズグズしていた。

2_2紙フェノール、ガラエポ、ポリミイド、テフロン等の基板の材質よりも、銅のペラペラパターンに電流を流さない方がよっぽど重要で、基板作りは金田式からヒントを得た。ジャンパー線はモガミのofc2515を使う。我々はロボット用多層基板の専門家で4層~8層は当たり前だが、多層はそれなりの事情(パターンが通らないやノイズ対策など)で多層にしているのであって音質とは直接的でないし、自慢にもならない。今でこそcadで安いが、昔の手張りの時代は6層基板で250mmスクエアのcpuボードを開発すれば、200万円くらい取られた。この手作りテフロン基板は原始的だから開発費は掛からない。

3_2しぶしぶ2枚の基板のジャンパー線を張り終えて、コッククロフト・ウォルトン回路のテフロン基板が完成した。これにスライダックと1400vのトランスを接続して、格段の電圧を測り8段が正確に動作しているか検査をする。

4オリジナルの左の基板と比較すればテフロン基板の大きさが分かる。耐圧=沿面距離から、耐圧不足はサイズを大きくすればたいてい解決する。各部品の耐圧は仮に10,000v/8=1,250vとすれば、2倍の2,500vあれば良いことになる。3kvでは余り余裕は無いが、この成極電圧をどれだけ上げられるかが、コンデンサスピーカの現状における性能となる。

5今回またしてもjazzオーディオ3種の神器(水晶粒防振構造、純銅素材、電源密結合)の恩恵をquad esl-63のコンデンサスピーカは受けた。実に透明度の高い腰の据わった音になり、特に高電圧バイアス回路のチューニングが音に効いた。どうやらコンデンサスピーカ音質の要は高電圧バイアス(成極電圧)にありと踏んだ。各社チョロい高電圧バイアス用トランスに、高耐圧だけがとり得のダイオードとセラミックコンデンサ、ここへもろに高音質オーディオ部品を投入すればエライことになり、300MΩの直列抵抗のみどうするかこの先思案する。Sound Lab electrostatic speaker A1の高電圧バイアス(成極電圧)は現在考えられるベストを尽くしたので、効果絶大が期待される。

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2018年1月16日 (火)

音色力学 Art Blakey And The Jazz Messengers - Moanin'

0BLP 4003 Art Blakey And The Jazz Messengers - Moanin' 1958 Lee Morgan (trumpet) Benny Golson (tenor sax) Bobby Timmons (piano) Jymie Merritt (bass) Art Blakey (drums) Van Gelder Studio, Hackensack, NJ, October 30, 1958
tk.1 Are You Real
tk.4 Moanin'
tk.7/9/12/14 The Drum Thunder Suite
tk.16 Along Came Betty
tk.19 Blues March
tk.21 Come Rain Or Come Shine
名盤中の名盤だし、当時売り出し中のお洒落で格好良いリー・モーガンが入っているから、レキシントン盤の年代ではないがお宝として大事にしている。
1_2 ブルーノートオリジナル盤の見極めに随分投資したから直ぐに分かり、rマーク無しだから正真正銘の初回プレス品、このクラスでも随分と高価になる。 October 30,1958年のVan Gelder Studio, Hackensackの録音は、最高の演奏と合わせて傑作を生み出した。よどみなく吹きまくるリー・モーガン、コルトレーンのお仲間だから少々理屈っぽいベニー・ゴルソンも良しとしよう。モーニンをご機嫌で聴いているとティモンズのファンキーなピアノの後に出てくるジミー・メリットのベースが、ボケて画竜点睛を欠く。いやamp工房のaltecシステムでの比較の話で、皆さんには関係ないか?
2ハッケンサックのスタジオで、お洒落なリー・モーガンの前にぶら下がっているマイクが有名なノイマンのu47なのだ。リー・モーガンのファッションはレジメネクタイに小さな結び目、ボタンダウンのワイシャツに...その後日本にも登場し我らも真似たアイビールック。昔はjazzメンがネクタイをしていたのですぞ!ヴァン・ゲルダーは積極的にこのマイクを使ってjazz芸術を記録してくれた。レコーディングエンジニアのt井氏にu47を聞いたら、ダイアフラムが硬化してまともなモノは中々無いと言われていた。
3BLP 4003 Art Blakey And The Jazz Messengers - Moanin' を録音中のヴァン・ゲルダー。ジミー・メリットのベースがボケていても結構、秘密主義のヴァン・ゲルダーさんも既に亡く、われ等は残った僅かな写真を手掛かりに音色力学の秘密に迫り、大いなる想像を巡らす。
U47x画像資料出展:wikipedia
U 47は大型ダイアフラムを持ったコンデンサーマイクロホン、ゲオルグノイマン社によって1949年から1965年の間製造された。U47は、もともとCMV3用に開発されたM7カプセル(ノイマンボトル)を使用していました。...中略 U 47の回路はテレフンケン VF 14 Mの真空管がヘッドアンプとして使われている。このVF14はRFの五極管軍事分野の無線用で特別選別品を使用している。
Vf14kとゆう訳でこのコンデンサマイクを生かすのも真空管とゆうコトになり、音色力学は真空管に帰結する。しかしu47を見てしまえば、これに勝てるマイクは無いような気がする。性能とか経済性とは関係ない、戦後復興のドイツ魂のような存在がそこにはある。あのままヒモ族(テープ録音)であれば、最後はノイマンu47で上物1本200万円の投資になっていた。

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2018年1月15日 (月)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 17

000

少し前の話題だが、スパコン詐欺はグチャグチャな様相を呈して失望の極みとなってしまった。美しくないものは結局滅び、美しいとは表皮のことではなく内面のコトだが...だから環境(人脈、政治力)が恵まれていると誘惑が多く害であって純粋に技術論と芸術論でなくなってしまう。我らのライフワークである高効率発電機とjazzオーディオにおける水晶粒防振構造は、孤立無援の環境が実によろしく、限りなき自由と純粋に技術論と芸術論で成り立っている。

1さてテフロン基板を使ったコッククロフト・ウォルトン回路の製作に入る。テフロン基板は5極管を使ったラインアンプと、jazzショットバー三保クレイドルのマークレヴィンソンチャンデバでの実績がある。テフロン基板は音が良い、とまことしやかに伝わってきたが、音は別にで今回は絶縁特性で使用する。

2先ずはテフロン基板の切り出しををやる。autocadで1/1の原寸サイズの基板設計図をプリントアウトし、それに合わせてステレオ分2枚切り出す。

3続いてテフロン基板を2枚重ね原寸サイズの基板設計図を貼り付けて、一気にドリルで穴あけをする。

4 テフロン基板のは柔らかくソリがあるため重りを載せて一昼夜放置する。


5基板が出来上がったところでセラミックコンデンサと高圧ダイオードをマウントする。各部品の足は丁寧に汚れやメッキを剥がしておく。サウンドラボA1から外した3kvの高圧セラミックコンデンサの足は銅にスズメッキしたもので、音は良さそう。背面でジャンパ線の必要なところはモガミのofcを使う。ただ足が短く基板上中空に配置出来ないのが残念。電子部品は基板上中空にマウントし、部品の下側にも水晶粒を回り込ませるのが水晶粒防振構造では正解となる。

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2018年1月14日 (日)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 16

0画像出展:wikipedia
イタリアのフィレンツェにあるウフィツィ美術館で一番たまげたのはミケランジェロ作の聖家族で、これほどクリーミーな絵は観たことがない。残念ながら聖家族の写真は無い。ウフィツィ美術館は写真撮影禁止で、廊下の天井画を撮影していたら係員に注意された(廊下ですぞ!)。マドリッドのプラド美術館もニューヨークのMoma近代美術館も写真撮影はokで、わざわざ海外から行くのだから有料でも良いから写真撮影は許可してもらいたい。フランクフルトのシュテーデル美術館は有料で写真撮影が可能になり、確か1,000円程度だったと記憶している。ストロボは美術品の保護上禁止になっているが、もちろん賛成する。音を分厚くすればシスティーナ礼拝堂の天井画のように粗になり、クリーミーさは消えてしまう。分厚さと緻密さクリーミーさの両方を併せ持つ音の表現は今のところ無理(そうゆう音は聴いたことがない)、この聖家族のような音の表現が現在の指標となる。

1今回はSound Lab electrostatic speaker A1復活におけるパワーアンプのチューニング前哨戦になる。アムクロンのpa用パワーアンプはハイエンドオーディオからみれば身分は低いが、下手なトランジスタアンプを作るより簡単に良い音が手に入る。何もいじらずワーファーデールも国産3ウエイも鳴らしたが、けっこうイケてた。端子はスズメッキ品の制御盤用の安物端子、その他プロ用と称してロボット屋が使うような工業用部品が多いから単純に純銅部品に交換するだけで効果は絶大になる。

2前哨戦は水晶粒防振構造化にする。まだ扱いはぞんざいで、中目の水晶粒を充填するが中身のチューニングは一切やっていない。水晶粒も基板の下側に入れるなど充填の難しい所は止めて、簡単にできる部分のみとした。

3altecやワーファーディールなど効率の良いスピーカならば出力は小さいが、コンデンサスピーカであれば50wくらい入れないと音にならないから発熱の問題がある。とりあえずトランジスタの放熱フィンの上部のみ熱交換が行われるように露出させた。

4この段階でもう身分の低いpa用パワーアンプとは言えない。クリーミーさが増して透明度が増して、これだから水晶粒購入量に500kgでも1tonでもやったろ!になる。quad esl-63コンデンサスピーカのエージングを兼ねてビビリが出る直前までパワーを入れて放置しておいたら、流石に放熱器が結構な温度になった。

5元々温度検出機構があり温度の上昇でファンの回転となるが、水晶粒充填でファンは止めて蓋をしてある。そこで大型のacファンをスライダックを使って電圧を下げ、無音で回し冷却効果は十分となった。ここまでのチューニングでSound Lab electrostatic speaker A1復活におけるパワーアンプの準備は完了となる。

6xこのアンプでquad esl-63コンデンサスピーカを鳴らしており、パーカショニストのnakaさんに聴いてもらった。初めて聴くコンデンサスピーカに感心しきりだったが、さすがパーカショニストで”コンガかボンゴの区別がつかないや!”ときた。altecほどキレキレにならないからパーカッションなんかの表現は難しい。やはり後方から音が出て音像の後に下がるのが気になっていた様子、これは現代スピーカにも良くある話で音響回折でそうなるのだがどうも馴染めず、altecのように前にガンガン出て欲しい。Sound Lab electrostatic speaker A1の音が出たならば、バックチャンバーを付けてこの問題の解決に挑む。

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2018年1月13日 (土)

振動力学 QUAD ESL-63の水晶粒防振構造化 了

000xSound Lab electrostatic speaker A1とquad esl-63の2種類のコンデンサスピーカを喫茶室へ出したものだから、研究室は結構スペースが出来て昔の油絵が見られるようになった。この油絵はライフワークの”愚考の輪シリーズ”のサブタイトル”再生のアイロニー”で80号の大作になる。たまたま絵の前にcdを水晶粒防振構造化したものを並べて置いたら、絵と合体して不思議な雰囲気が出て思わず写真に撮った。シュールレアリズムを標榜している20歳頃の作品で、技術は未熟だが発想だけは今でも評価できる。余談になるが、絵画もロボットもjazzオーディオも技術(上手い下手)に余り重きを置いていない、自由な発想と独創性を重んじてやっていると技術は自然に後からついてくる。

01サウンドラボA1コンデンサスピーカの水晶粒防振構造化には大量の細目水晶粒を使用する。今回は600kg入荷してその内200kgを分けてもらった。1袋が何と50kgもあり持ち上げられない。これをkuraiman社長氏もミルト氏も軽々と運ぶのだから、恐るべし。仕方がないのでズルズル引きずってaltecシステムの裏側へ運んだ。

1x_2毎度ながら言い訳のように1時間と称して時間を割き、quad esl-63コンデンサスピーカのチューニングをやっている。純銅素材の試作品がゴロゴロしており、今回は不細工な試作品の有効活用。1番と3番は試作品の純銅プラグでofc板を叩いて作ったもの。2番はフルテックの純銅プラグにカルダスマルチストランドワイヤー。4番はesl-63の高電圧バイアス調整スライダック。5番は水晶粒防振構造化したカルダスマルチストランドワイヤーの電源線。6番はkuraiman社長氏に納品したアイソレーショントランスと同じ改造品で、水晶粒に埋もれている。7番はパナwn1512kコンセントにofc純銅板を貼り付けた試作品。これらで電源密結合の電源ユニットを急ごしらえした。

2esl-63周り全てにカルダスマルチストランドワイヤーは使えないのでモガミofc線を水晶粒防振構造化スピーカ線と電源線、iceインレット(黄色丸印)は純銅素材の試作品を使った。1時間と称してquad esl-63コンデンサスピーカのチューニングをやったが、まる1日掛かってしまい本末転倒になった。

3_2在庫品や試作品の流用でチューニングを終えたが、別物くらいに凄い!音になりたまげている。jazzオーディオ3種の神器は水晶粒防振構造、純銅素材、電源密結合で、これを実践しているとどんな素材でもある方向性を持って進化する。しかし、いつ何時完全破壊するか分からないquad esl-63コンデンサスピーカの時限爆弾だが、命尽きるまでしっかりと鳴って欲しい。

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2018年1月12日 (金)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 15

0xxquad esl-63コンデンサスピーカを喫茶室へ出したものだから、研究室に広いスペースが出来た。そこでScan-Speak 15W/8530K00+セアスツイータのサブシステムを、その空間へ広げた。その昔、神楽坂のイデオさんへ行った時ダイアモンドツイータの繊細極まりない音を聴かされ”altecなんか粗い音で古臭い”と言われ、そうかなと思ったがaltecシステムを水晶粒防振構造にしたら厚く(分厚くはない)繊細極まりない音が出てリベンジした。Scan-Speak 15W/8530K00+セアスツイータのサブシステムを水晶粒防振構造にしたら更に繊細極まりない音が出てaltecシステムを超えた。コンデンサスピーカには繊細極まりない音で勝てないと思っていたが、Scan-Speak 15W/8530K00+セアスツイータのサブシステムを水晶粒防振構造の勝ち。しかしコンデンサスピーカのハッとする美しさ妖しさは余人を持って代え難しで、Sound Lab electrostatic speaker A1が水晶粒防振構造に出来たなら、A1の勝ち。とゆう訳で水晶粒防振構造にすれば勝てるが、素材の持つ能力の方がもっと重要ということになる。

1やっと得意な電気系に戻れた。サウンドラボA1コンデンサスピーカの高電圧コッククロフト・ウォルトン回路( Cockcroft-Walton)の基板を作る。現状が100mm角の小さな基板に1万vを押し込んでいるから、基板サイズは235mmx120mmと十分に沿面距離をとり高耐圧とする。セラミックコンデンサは3kvを入手したが、元々の方が音が良さそうで基板から外して整備した。高抵抗はカーボンの100MΩが3本付いていたので300MΩ1本にした。ダイオードは3kvに全数交換する。

2もう一度LTspiceでコッククロフト・ウォルトン回路を正式なパラメータにしてシュミレーションしてみる。パラメータの主な変更箇所は60hzにして電圧は√2倍してピーク値の2060vにした。出力の高電圧は16,500vになった。トランジェントの時間は60hzに合わせて5sec程度に大きくしないと過度のリップルだらけになってしまう。

3LTspiceを起動したので高域のトランスについてもシュミレーションしておく。



4_2上画像の赤丸印回路を切り出す。トランスモデルは正確に出来ないため1次側をコイルだけにして、インダクタンスは想定で決めた。



5シュミレーション結果はご覧の通りで、-3dbで3khzとなってクロス周波数は2khz程度になる。quad esl-63コンデンサスピーカの場合は分割されたコンデンサエレメントを購入して交換すれば生き返るが(技術的には熟練を要す)、サウンドラボA1コンデンサスピーカの場合は分割されているが、交換の方法は無いから振動板をだめにしたら終わりになる。しかし能書きの「パネルフレーム上に永久的に固定され、その結果フィルム張力は無期限に保持される。」の文章から、振動板は壊れないと信用しよう。

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2018年1月11日 (木)

振動力学 QUAD ESL-63の水晶粒防振構造化

1_2振動力学のQUAD ESL-63の水晶粒防振構造化を、前日に続いてA1復活作業合間に1時間だけ割いて実行した。ジャンクなんか意味ないじゃん!となるでしょうが、ジャンクだから壊したってジャンクなので構わないとゆう怪しい論理で強行した。裏蓋を開けるがペラペラ樹脂の筐体とカバーで、高価な商品だからもう少し何とかして欲しいし、ハイエンドオーディオ機器に車のネジと同じタッピングスクリューは使うべきではないと思う。

2これがコッククロフト・ウォルトン回路で、コンデンサの数から10段であることが分かる。トランスの2次側の電圧が分からないが、高圧が5kvくらいとすれば2次側は400v程度か?いずれにしてもA1ほど高圧ではない。

31時間限定の作業はかなり荒っぽくなり、先ずスピーカ自体を逆さまにする。下側になったコンデンサエレメントに水晶粒がこぼれても困るから、ティッシュを目地に突っ込み塞ぐ。放電時間不足で目地塞ぎ作業中に高電圧にやられ、目から火花が出て眠気はすっ飛んだ。ティッシュを使うなどはもってのほかだが、ジャンクだから構わないし短時間でも音が出れば判断がつき十分なのだ。

4水晶粒はこうゆう高電圧の荒っぽい作業では空気層を多く含む中目が適して、絶縁の点で有利となる。強行に及んだのはA1の1万vに比して5,000v程度と想定したからで、洗浄をしていない水晶粒の絶縁性で問題ないと踏んだ。

5水晶粒充填量は満タンにすべきだが、前出のタッピングスクリューネジが上手く締まらないトラブルが発生で水晶粒を減らした。目地の完全塞ぎが怪しい状態で水晶粒充填するのでほんの僅かコンデンサフィルム層にこぼれたが、逆さまを元に戻せば落下して問題ない。

6期待と不安が交錯する中で通電をする。え!ビービープチプチと騒々しいのが収まった。現象の説明はつかないが深く詮索はせずお終い。まあ水晶粒で高電圧がリークしてバイアス電圧が下がったのか?防振で高電圧が安定したのか?音出しをすると、よたっていた音に腰が据わり、三保の羽衣の松の天女のようなコンデンサ特有の音が減った。三保の羽衣の松を見れば分かるが、バリだらけの松では羽衣は引っ掛かり破れて悲惨な目に遭うが...いかん、余分な話だ。

7聴き込むと、コンデンサ特有の音色特性は抜群だが位相特性は悪く、全て閃いた!QUAD ESL-63の水晶粒防振構造化は決して無駄な寄り道ではなかった。コンデンサスピーカ特有の三保の羽衣の松の天女のような音は、コンデンサの振動体から発生するものではなく剛性不足からくるのだ。畳みたいに大きな発音体の剛性を確保する概念は、現在のコンデンサスピーカメーカには無い。次に位相特性を悪くする最大の要因が背面の音で、単純に逆位相で放出される。低音の回折性は大きく奇策でそれを逃れているようだが、背面の音が聴こえてくれば音を濁らせてしまう。壁から離せ等の指導はあるが本質を理解していない。サウンドラボA1コンデンサスピーカでは巨大なバックチャンバーを付けて40kのグラスウールで吸音させて完全密閉構造とする。更にウッドベースなどで重要な100hz前後の低音の為にショートホーンを付けて、振動板の振れを小さくして負担を軽くし高電圧のバイアスを下げる。コンデンサスピーカ3種の神器は、水晶粒防振構造、完全密閉箱、ショートホーンとなる。またもや誇大妄想で仕事量が増えて...

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2018年1月10日 (水)

Sound Lab electrostatic speaker A1 復活 14

1割烹”わかすぎ”の若旦那から預かっているquad esl-63コンデンサスピーカは場所食い虫で処分したいが、ジャンク品の為どうしようもなく長期間放置したまま、そこで気分転換に動作させてみることにした。たいていフィルムに穴があき張替えで高額の修理費となるが、それだけの価値を見出せるかは投資者の判断になる。A1復活作業合間の気分転換だから投資できる時間は1時間、又しても重たいものを引きずり出した。

2_2電源とスピーカ線を繋げば音出しは出来る。ビービープチプチと騒々しいヤツで困ったものだ。特に右側のスピーカが酷い。その騒音の中からjazzが流れ始めて、音は別にでどうしたものか。
3_2とりあえずビービープチプチと騒々しいヤツを止めよう。quad esl-63の電源にスライダックを入れて電圧を50vと定格の半分にしてビービープチプチをある程度押さえ込み、あとは何年振りかのコンデンサチャージに時間を掛ければよい。コンデンサの音の参考であって、ビービープチプチは取りきれない。高圧バイアスが低いから音については評価以前の話になり、ここまでの作業で〆て1時間、お終い。
4_2閑話休題
パーカショニストのnakaさんに手伝ってもらって、何とかd2へパンツのゴムヒモを買い出しに出向く。中学の家庭科の授業なんか役に立つのかい!だったが黒カーテンにゴムヒモを縫い付けるに大いに役立った。ご覧のように左チャネルが黒カーテンで覆われて、1本出来上がった。
5正面は何とか見栄えはするが、うしろは不細工で見られたもんじゃあないが、まあいいか。音が出るかどうか分からないので余分な時間の投資は出来ない。この構造であれば防塵効果は期待できる。
6_2右チャネルも黒カーテンで覆って2本目が出来上がった。日焼けの白っぽさも、まあ愛嬌だな。カバーを止めているゴムヒモの先端に針金で作ったフックを取り付けてあるから、黒カーテンの取り付け、取り外しはワンタッチで出来る。
7_2ようやくお店のレイアウトも元に戻りやれやれで、一番苦手なA1機構本体の完成となった。多少シワシワのカーテンカバーだが、黒色のせいで目立たず何とかなった。これだけ大型のスピーカだから左右の間隔はもっと空けるべきだが、これが限界。
9こちらがaltecシステム側から眺めた図。気まぐれでquad esl-63コンデンサスピーカを鳴らしてビービープチプチを聞いたら、昔の悪夢を思い出した。コンデンサスピーカはオーディオ機器の中で特に”生きもの”だから、長期間メンテナンス無しに鳴らすことはできない。技術者でない方なら何度も何度もトラブルが発生すれば、音が良くても持っていることに嫌気が差してしまう。コンデンサスピーカに対して気持ちがぐらついてしまう、quad esl-63コンデンサスピーカの音出しでした。

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