2018年7月20日 (金)

振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランス編1

Priロボットベンチャー時代の仲間がカナダのトロントで会社を経営しており、訪問したついでにプライトロン社へ行こう!と決めていたが、トランスは自社開発となり行く必要もなくなった。浜松のテクソル社の案内にも「終息製品」とあってオーディオで商売をする難しさを感ずる。出力トランスの影響力は電源ほど無いため、投資金額に対する成果では大いに迷う存在となる。2a3シングルアンプの出力トランスにpat-3025-se-02を使用しているが、樹脂モールドされているため水晶粒防振構造化が不可能で、オリジナル製品より良い音は出せない。

Ori意外や意外は善戦しているノグチの出力トランスpmf-9wsで、安い分ハイライトコア(無方向性電磁鋼板)を使用している。このトランスは開放型で解体して画像のように水晶粒防振構造化したらたまらなく緻密な音が出て、プライトロンを凌駕した。出力トランスに数万円も投じて後悔するより、この手法は大いに安心感がある。

Metx期待に反したのが我らが日立のファインメットで、薄板のせいかカットコアに精度感がない。出力トランスやチョークで数多く使用し、画像のように解体して水晶粒防振構造化したが音はつまらない。大枚投じた分自信は無くなり、m+aさんに引導を渡されてから使うのは止めた。この時からで、電磁鋼板と音質について深く探求した。どうもハイテク電磁鋼板は渦電流損の低減で板厚を薄くする傾向にあり、これが防振効果的に劣ると考え、ウエスタンなんかの古典厚板トランス群に適わないと想像した。再三言うが、ファインメットもアモルファスもプリウスなんかのdc-dcコンバータのスイッチングコイルで数十khzで駆動するような用途で低鉄損効果を発揮し、もしくは柱上トランスで省エネを0.1%単位で評価されるような用途で威力を発揮する。しかし決して無駄な投資ではなく、現在のトロイダルコア板厚の手掛かりに大いに貢献してくれた。

350ampx1967年のサンスイから始まりラックスとタムラと使用して、随分と長い間出力トランスに悩まされた。一時期トランスがいやになりotlもやったが、これも音的には難しく直ぐに止めた。それらの集大成が水晶粒防振構造トロイダルコア出力トランスになり、電磁鋼板の板厚は0.23tを選んだ。ここが周波数特性と音の分厚さのギリギリの攻めぎあいで、妥協した。

Opt1xx 現状の常識的出力トランスに馴らされた状態では脳が硬化し自由な発想は生まれないが、とりあえずマルチトランスにしてみた。515b用で16Ω2巻き線、288-16gで16Ω1巻き線、ガウス1502用で8Ω1巻き線、合計4巻き線を用意する。トロイダルコアはΦ350mmの0.23t、これにΦ0.6mmのポリウレタン線をグルグル巻いて1次側50hzで4.6kが出れば良い。マルチアンプシステムと同じになるのが嫌で、出力トランスはスピーカのネットワーク箱に入れる。勿論1次側の配線は問題を生ずるがf特10khzで良しとした。515bも288-16gも1502もgndラインの共通性は無く、アイソレーションされている。ただし衝撃のカルダストランスのようなコトはないから過度の期待は無いが、自由自在に出力トランスが出来ることと、ストレーキャップの低減、完璧なる水晶粒防振構造化などのメリットで良しとしよう。

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2018年7月19日 (木)

古典力学 トランスだけの古典管アンプ2

0x_2nfbは使わない無帰還アンプなのに、なぜ出力トランスの2次側をgndに落とすのか?オーディオのアンプまで送電線の地絡事故に対する安全対策と同じなのか?でありますから、2a3高音質ヴァージョンでは2次側の0vはそのまんまスピーカへ接続してgnd接続は無い。だいたい妖しく怪しい2種接地は信用できない。日立構内で変台の接地に散々苦労して、電気工事屋さんの親方との会話は「出ましたか?」「まだ出んねん!」「エイ、面倒だ塩まいたろ!」となったりする。この程度の接地で土のgndを基準電圧にして良いのだろうか。gndについては前々から疑問に思っていたが、まだ我が方でも解決出来ていない。水晶粒防振構造トロイダルトランスは絶縁(Insulation)トランスだから回路図のように電源とgndを独立させて、各段アイソレーション(絶縁)アンプにできる。

3gndを分割するとオシロスコープでの波形観測はややっこしくなる。そこで登場が高電圧差動プローブで、ロボット用のサーボアンプでは必需品になる。ところがデジタルアンプで使えた差動プローブも波形歪みでオーディオには使えないコトが分かった。

1_2差動プローブの使用を断念したが、画像のように3箇所の状態を並べて見たい。そこで温存していたカラーブラウン管式のtds784c(Tektronix TDS784COscilloscope, 1 GHz, 4 Ch., 4 GS/s)の登場となる。美しい画面に見とれていると、バチッバチッと音がしてch2の映像が消えた。にわかに現実は理解できなかったが、出力トランスと古典管の配線がポリウレタン剥離不十分で接触不良を起こし、イグニッションコイルのように高電圧が発生してオシロが飛んだ。

2この高額なオシロが...青ざめて解体するが、プローブ入力基板h2462hはセラミック基板へ抵抗などの印刷したハイブリッドタイプで、手に負えず修理は諦めた。破壊は入力のatt?なのでもしやと思い、抵抗値0のプローブを手作りしたら10vまでの波形は観測出来て、まあ救われた。余分な話でスマン、閑話休題。

4そこでご覧のようにオシロスコープならゴロゴロしているから、3台使用した。


6入力電圧の確認、1khz、2vrms


7出力電圧の確認、1khz、92v0peak、92/√2=65.7vrms、ゲイン30db


8古典管周りの確認、グリッド6.45vrms、プレートac結合19vrms


9古典管周りの確認、1khz、プレートdc結合

91 古典管周りの確認、10khz、プレートdc結合


Aampxx衝撃のカルダストランスはまだ仮構造だが、完全平面対向巻きが完成すればストレーキャップは無視できるほど小さくなり、ハムの入り込む余地はなくなる。水晶粒防振構造トロイダルコアトランスの各段完全アイソレーションアンプになれば、ノイズや妖しいgndとも絶縁になる。絶縁トランスを使いながらフツーのアンプでは、絶縁トランスの機能をまるで生かしていない。そりゃあそうだけど電源が...いや電源トランスまで作るのだからいくら巻き線が増えても問題ない。長年計測用のアナログデータ電流伝送をやってきたが、この世界ではアイソレーションアンプは当たり前に存在している。スイッチングノイズが支配する現代社会にこそアイソレーションアンプは活躍できると思うし、何がどう効能するか分からないjazzオーディオ界にあって、この手法はもしかしたら救世主になるやも?

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2018年7月18日 (水)

古典力学 トランスだけの古典管アンプ

4昨日はコルトレーンの命日でしかも連休明け、客は誰も来ないから大音量で鉄ケースのコルトレーンアルバムをかけまくる。衝撃のカルダスアイソレーショントランスのお陰でcdの音は激変、聴こえてくるはギュリギュリと悪魔の叫び声のエルヴィン・ジョーンズさん。コルトレーンの歯軋りが聴こえ突き抜けるテナーの最高音部、トランスだけの古典管アンプの実験機を作りながら、思わず「凄いjazzを残してくれてありがとう」と感謝の手を合わせる。

1名工ミルトさんが巻いてくれたΦ0.4mmのデータを取る。今回はac100v電圧リードにyewの差動プローブを使った。
トロイダル17号機Φ350mm
インプット用author milt
段間トランス、1900ターンは巻いていると自己申告あり。
60hz、0.4t、dcr=40Ω、2.25ma、44k、117h。

2続いてトランスに分割する。
1次と2次に分割する。
1次 12Ω、16ma、6.25k、16.6h、50hzでは5.2k。
2次 27Ω、4.22ma、23.7k、63h、50hzでは20k。

3_2実際のゲインを測定する。
1khz、1.02v:1.71v、4.6dbの1.7倍と出た。

0xxこちらが実験機回路図の原型。inputトランスにミルトさん作を使用し、出力トランスにamp工房作を使用した。




5xxx画像を見て欲しい、直流電源部を除いたらトランス2個と古典管1本しかない。いよいよ通電で果たして動作するのだろうか?
。。

7動いた!
抵抗無し、カップリングコンデンサ無しの古典管アンプが遂に動いた。グリッドバイアスはinputトランスを経由して供給される。入力2vに対してcx350のドライブ電圧は66vあり、トータルゲインは30dbもある。ありがたい!これで妖しい銅マンガニン線抵抗を作る必要もなく、油まみれになりながらのofc純銅オイルコンデンサを作る必要も無い。アンプ作りはトロイダルコアに出来るだけ良質の純銅線を巻くだけの、超単純化の革命が起きた!大袈裟な~単に1922年のトランスだけの古典管アンプに戻っただけや。実は、Western Electricで1922年に開発されたwe-7aアンプでも気付いていなかったし、現在まで誰も気付いていないアンプの潜在性を次回報告しよう。

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2018年7月17日 (火)

コルトレーン命日

Coltranex1967年7月17日に芸術家としての天命(40歳)を全うして天に召された。本日は終日コルトレーンを流します。昨日の1ドリンクamp学校、kuraiman社長氏に「やりますか?」「やりましょう」となり冥福を祈る1曲、名盤meditationsから「the father and the son and the holy ghost」父と子と聖霊とを流し、天の声を聴いた。忘れ去られているから記すが、1967年7月18日に後追い自殺した名も無きコルトレーンフリークの冥福も祈ろう...

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2018年7月16日 (月)

運力学 衝撃のカルダストランス3

2516xロボット会社時代にIA(インテリジェント・アクチェーター)を掴み運良く成功した。辞したら仲間内から「運も使い果たしたな!」と良く言われ、その時は「そうだな」と思っていた。人生において運を掴むのはただ一度きりのチャンスかも知れない。ところがどうやら2度目の運を掴んだような気がする。長い間トム・コランジェロのスペルバインダー(呪縛)にやられていたが、衝撃のカルダストランスのお陰で呪縛から開放されたようだ。衝撃のカルダストランスとはトランスであってトランスではない。水晶粒防振構造カルダスケーブルをトロイダルコアに巻いただけだから、ケーブルが何十メータか走っている内に「気がついたらエネルギー変換された」と表現できよう。もっと分かり易く表現すれば「ハイエンドな電源ケーブル(トロイダルコア付き)に交換した」になる。究極は直径2メータ位のトロイダルコアがお店の入り口に設置してあり、そのコアの穴を通って入店し、ジーメンスのMRIみたいなモノ、カルダスケーブルは水晶粒防振構造化したΦ10mmがグルグル巻いてある...そんなアホな!

2x_2いやいや、そんなアホな!を実現するのが運を掴む秘訣なのだ。論より証拠に丁度1年前、トロイダルコアにカルダスケーブルを巻いたろ!を予言していた。上画像はΦ450mmへモガミのofc2516を巻いたアイソレーショントランスだが、音は別にで直ぐに解体した。やはり音の良いケーブルを巻かねば音の良いトランスは出来ない。
5_2但し重量だけはどうしようもなく、運も重量の内とゆうことになる。Φ450mmのトロイダルコアとcdの比較画像で大きさは分かると思うが、これに水晶粒を巻きつけその上にカルダスケーブルを巻くと、老体の持てる限界だから35kgはあると思う。
3こちらが完成した衝撃のカルダスアイソレーショントランスになり、上に置かれた赤い鉄材やモータは加圧機構になる。最近はmj誌やブログの影響で水晶粒防振構造を試される御仁も見かけるが、水晶粒は加圧してはじめて効能は増大される。本日は1ドリンクamp学校で、晴れて運をお披露目した。衝撃のカルダストランスに大喜びは名工ミルトさんで、ハイエンダーは大枚投じているからお足では良い音が手に入らないを承知している。「これが最後の運で、もう無い」とも伝えた。

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2018年7月15日 (日)

古典力学 古典管アンプのゲイン配分

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旨過ぎる話には警戒しよう。こっちが好調の時に近寄ってくる御仁にも大いに警戒しよう。jazzオーディオのアンプで、トランジスタやopampを使えばゲインは無尽蔵にあり誠に旨い話だが、我らの古典管のゲインは全くトロくて誠に旨くない話になる。しかし人生訓からすれば旨くない話をとるのが正解で、どうしても不自由な古典管になる。今回は税収の少ない中でゲイン配分をどうするか?

1我が方のトランスのゲインは実測で10dbとなっている。これ以上のゲインを望むと平面対向巻きは崩壊する。


Ax_2これであれやこれやとゲイン配分を試みる。初段のinputトランスは3.5倍、cx345で2倍程度、1vの入力ではcx350のグリッドに25vでは如何せん低すぎる。それじゃあラインアンプも作るのだから入力の0dbを2vにしよう。これでcx350の入力の最小値50vで駆動できる。回路図上は3段まで考えたが、水晶粒防振構造トロイダルコア段間トランスを3個作るのは大変で、何としても2段で収めたい。

3どうやら実現できそうな雰囲気となり、実験回路用の電源ユニットを作る。+b電源と-c電源はスライダックで可変できるようにしておく。これでようやくWestern Electric1922年~1927年製のwe-7aアンプと同等回路の検証ができる。

4過日名工ミルトさんがコーヒーに見えて「トランスを積んでいますが...」「ありがたい、これでテストできます」画像右がミルトさん作のΦ0.4mmポリウレタン線を巻いた水晶粒防振構造トロイダルコア段間トランスになる。左はあんぷおやじ作のΦ0.3mmポリウレタン線を巻いたもの。jazzオーディオの苦労をいとわないミルトさんの音の進化は目覚しく、電源系の整備が終わればエライことになると容易に想像がつく。良い音を手に入れたければ誠に旨くない話に乗るコトです。

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2018年7月14日 (土)

電源力学 ofc純銅電解コンデンサのメンテナンス

0xxもう部隊は消滅で時効だから言うが、マランツへターンテーブルの開発で打ち合わせに出向いた時、担当部長から「あんぷおやじさん、遊びではないねん!」と一喝された。気骨のある部長さんで、その後仕事を通じてエラク親しくなった。今でも思っている「オーディオは遊びや!」。遊びがなくなったからギクシャクして、社会もオーディオも面白くなくなった。その遊びの典型がプリアンプ用の純銅電解コンデンサなのだ。2017年の3月設置ですから1年とチョットで30μfが2μfになってしまい、低域のエネルギーが出るたびにボコッとなり、これはSound Lab electrostatic speaker A1のコッククロフト・ウオルトン回路の高圧コンデンサの抜けと同じで妙に納得する。まあ、テーピング程度で機密を保っているが、これじゃあ素人細工で秘密?漏洩も致し方ない。よってメンテナンスが発生するから、この遊びは誰にでも提供とゆう訳にはいかない。

1先ずはテーピングを解き解体する。緑青(りょくしょう)が発生して汚らしい。


2_2ofc純銅板の表面を研磨する手もあるが、面倒で裏表ひっくり返して使うことにした。次回には表面研磨を行おう。

3電解コンデンサ本体は日立の2,700μf450vを解体して使う。これの音質はチェック済み。

4手際よく+極アルミ板と電解紙を-極のofc純銅板の表面へ巻きつけ、養生テープでミイラの如くグルグル巻きにする。電解液が手に付きビリビリすることもあり手早い方が良い。

5容量を測定する。52μfが今年のスタート値。

51耐電圧試験は必須でこれをやらないと電解コンデンサの体を成しているか判断できない。ピチッ、パチッの音もなく自己回復機能も作動するような状況ではない。

6その時の充電電圧波形、全く漏れなども確認できず合格。音は大して変化なくボコッは見事に取れている。メンテ前の2μでも音は十分に凄すぎで、それでの変化は少ない。名工ミルトさんが「家の音とはだいぶ違う」とこぼしていたが、純銅電解コンデンサは音色決めで重要だから、メンテナンスは必須です。成果主義が蔓延すると益々社会ギアの遊びが無くなりギクシャクする。向こう三軒両隣みんな仲良しじゃあ~、の江戸式経営法はないのだろうか?

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2018年7月13日 (金)

一番弟子kouhei君凱旋!

16年振りは就職して以来の来店で随分と時は経っていた。中学生とゆう驚きと、amp工房最初の弟子だった。川崎のdenonへ新幹線で行かなければ、帰りにぶらっと静岡駅の土産物売り場イベント会場へ行かなければ、kouhei君の母君に会うこともなく、kouhei君に会うこともなかった。人生には相当に精度の高い偶然が必要で、実に面白いコトを生み出す。

2歓迎はビル・エヴァンスのにわか試聴会となった。カートリッジメーカへ就職してmcカートリッジの開発に明け暮れ、今般新たな出発をしようとしている。この若きオーディオエンジニアに幸多からんコトを...

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2018年7月 9日 (月)

振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコア段間トランス編4

000xx絵画は長年シュールレアリストでどちらかと言えば前衛になる。ロボットベンチャー時代も有機的結合分離のアミーバの如きロボットを唱えて、これも前衛だった。前衛は理解され難く、こっちも面倒だから一々説明はしない。ロボット引退後はオーディオのプロで飯を食っていたがこれも前衛で、理解されない客先には苦労した。今は晴れて自由の身だから前衛の前衛は既に理解不能、それでもamp研究所のメンバーは前衛にめげず良く協力してくれる。その最たるものが水晶粒防振構造トロイダルトランスなのだが、音の表現は全く前衛ではなくバロック期の立体彫像のようでたまげてしまう。

1水晶粒防振構造トロイダルコア段間トランスの低域特性の実験してみた。


2今回からラムサのパワーアンプを使うことにした。低域をsg505オシレータの出力アンプで賄うには、能力オーバーになっていた。ラムサのwp-1100aの歪み率は0.1%で、paアンプにしては優れもの。

3残念ながらテクトロのsg505の最低周波数は10hzになる。正真正銘の10hzに合わせた。

4低域は位相遅れ無しの減衰なしで見事に10db増幅している。まあ50hzも出れば十分なので、低域の追求はコアボリュームが十分にあるとして1件落着。いよいよカニンガムの銘球cx345の入力にこの水晶粒防振構造トロイダルコア段間トランスを組み込み、1段電圧増幅回路のテストに入る。

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2018年7月 7日 (土)

振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコア段間トランス編3

0x00出展:トロイダルコア活用百科
図中のkはトランスの結合係数で、限りなく1に近い方がトランスとしたら高性能となり周波数特性も良い。画像のk=0.999の結合係数では許容損失を3dbとした場合の相対周波数は1kとなる。おおよそだが、1桁上げると10倍の周波数になっているので当面の目標値結合係数はk=0.9999としたい。

1x試行錯誤力学でトロイダルコア段間トランスの巻き線のカット位置を変更している。340mmの位置(黄色丸印)では60hzで9.7kと大きく出たため、その位置から6kを狙う。美しかったトロイダルトランスは既に継ぎ接ぎだらけになってしまった。

5早速6k付近でカットしてテストベンチにかける。

21次電流は16.5ma、60hz
z=100/0.0165=6k
16h
50hzでは5kで狙い通りが出た。


32次電流は2.63ma、60hz
z=100/0.00263=38k
101h
50hzでは32kとなる。

4周波数特性を見ると、10khzで減衰なしの10dbのゲインがある。これで1次5k、2次32k、トランスゲイン10dbは一応完成するが、12k~15kでどんどん減衰してしまい、どうやら平面対向巻きの限界が見えた。10khzも出れば合格なのだが、次項のデータがあり要因をもう少し探ってみよう。

6xx過去のデータでは20khzも全く問題なく、f特は50khzにまでおよび位相遅れも無い。


7xその構造が振動力学 水晶粒防振構造トロイダルコアインプットトランス測定 で、
「トロイダル2号機Φ300mm
総合ターン数 616t 1/2=308t
100vrms 10Ω
86.2mv
i=86.2/10=8.62ma
z=100/0.00862=11.6kΩ
インダクタンス=30.8hと出た」
これを2分割するとインダクタンスは1/4になり7h程度、50hzにおけるzは2kとなり、ここから大いに見えてくる。f特を上げようとしたらインダクは減らし、トロイダルの分割は1/2にする。こうすると結合係数は1桁上がり50khzまで通過できる。物事は単純でインダクが少なければ磁束は多く発生し、分割1/2はベストな結合係数を生み出しf特は上がった。しかし1/2のz=2kではトランスのゲインは稼げず、ここがトレードオフになり思案は続く。

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