2017年4月24日 (月)

発掘力学 John Coltrane MyFavorite Things

Ponpei初代ローマ教皇パウロが磔の刑になって後の西暦79年、ベスビオ火山の火砕流でポンペイは埋もれてしまった。不幸な出来事だったが、埋もれたしまったからこそ保護できる文明があり、埋もれたしまったからこそ発掘できるチャンスがある。埋もれなかったコロッセオは石切り場と化して半崩壊し、埋もれしまったフォロロマーノは地中で保護された。画像はポンペイ秘儀荘の壁画で赤が実に妖しげで、しかし絵画など2000年の時を経てもたいして進化していないのは、現代社会がローマ帝国時代と大差ないコトを示している。

Coltx 昨日はアンプラボ日、アフターミーティングに impulse A-9124 Coltrane - Live At The Village Vanguard Again!
John Coltrane (soprano, tenor sax, bass clarinet) Pharoah Sanders (tenor sax, flute) Alice Coltrane (piano) Jimmy Garrison (bass) Rashied Ali (drums) Emanuel Rahim (percussion)"Village Vanguard", NYC, May 28, 1966 MyFavorite Things をかける。もちろんオリジナル盤でvan gleder刻印付き、しかし録音はヴァンゲルダーでもないし、エルヴィンもマッコイも居ないから消極的で余り聴いていなかった。

ColtxxコルトレーンのMyFavorite Things はたいていネスヒとアーメット兄弟が作った、アトランティックの名盤Sd-1361になる。John Coltrane - My Favorite Things John Coltrane (soprano, tenor sax) McCoy Tyner (piano) Steve Davis (bass) Elvin Jones (drums) NYC, October 21, 1960 My Favorite Things となり、オリジナルカルテットには未だジミー・ギャリソンが参加していない。しかしこれはヴァンゲルダーの録音でもないし、monoのオリジナル盤など超人気盤は手が出ない高額だから、負け惜しみでアトランティックは音が悪いや!とこれまた余り聴いていなかった。

Cuc純銅電解コンデンサの実験機を付けたkuraiman社長氏宅のコルトレーンのサックスがどんどん良くなり、耳感度抜群の弟子のt-mon君が”うわー、変わった!”とamp工房の音にたまげていたが、純銅電解コンデンサはエージングで音が変わるなどとゆうレベルでは無く日々音が進化してこの現象は一体なんだろうか?純銅電解コンデンサは余りにも未知が多い。

Coltrane_3Live At The Village Vanguard Again!が純銅電解コンデンサ威力の凄すぎで呆然と聴き入り、アトランティックの名盤Sd-1361がお茶漬けサラサラに聴こえる。やはり地中深く埋もれたimpulseレコードは、コルトレーンが保護されており素晴らしい!コルトレーンの bass clarinet はエリック・ドルフィの遺品か?フリーへと突入したこの凄いMyFavorite Things は、遂にお宝の1曲となった。

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2017年4月22日 (土)

振動力学 ターンテーブル振動対策

0ターンテーブル振動対策に気が付いたのは随分前で、denon dp-100の時代に遡る。当時はオーディオショップの勧めでラスク板を敷いて振動対策をしていた。怪談番町皿屋敷のお皿ではないが、1枚~、また1枚~、とラスク板を増やしていくとどんどん音が良くなった。celloのアンコールゴールドもステューダーのd730もみんなラスク板を敷いてある。先日伊豆のdcアンプマニア さんがdenon dp-100を復活させると言われていたので、足回りは水晶粒防振構造にしたら如何でしょうか、とポイントを説明した。dp-100を使える方はラッキーでddターンテ-ブルでは最高峰で、唯一emt927に勝てるddターンテーブルと認識している。

Ltt縁あってacモータのベルトドライブターンテーブルの開発を担当した。モータはリラクタンストルク同期型で4p、50hzでは1500rpm、ベルト駆動でプラッター外形Φ300mm、モータプリー外形Φ20mmではレシオは15:1となり、モータの回転数は500rpmでプラッター回転数は33rpmとなる。従って50hz/3=17hzとなり、15hzがギャランティ出来れば良いコトになる。とゆう具合にac24vで15hzのリラクタンスモータを開発した。凸極特性によるモータ振動もレシオ15:1が効いて更にベルトの反剛性で滑らかになり、結構良い音がした。ベルト駆動はサーボ剛性こそ低いがモータの振動対策が自動的に行われ、dcモータddターンテーブルより遥かに良い音がする。
Emtターンテーブルの水晶粒振動対策が未だやっていない時代(cdなんかは水晶粒座布団を敷いてある)になるが、tsd15のカートリッジを使って、emt927とdp-80とpd171の音比較の実験を行った。答えは簡単で、音の腰がががっちりと据わりemt927の圧勝であった。
Dp80xtalところがdp-80に水晶粒防振構造を施してから腰のがっちり据わる以外は、dp-80の圧勝でemt927も必要ない。dp-80もdp-100もサーボ回路などいじる必要も無く、水晶粒防振構造にするだけで十分なのだ。従ってdp-100に完全なる水晶粒防振構造を施せばemt927を凌駕するに違いない。しかしemt927を入手して完全なる水晶粒防振構造を施せば、またしてもemt927の勝ちになるか...

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2017年4月20日 (木)

振動力学 フォノイコライザアンプ開発騒動記2

Stanfルート101でサンフランシスコを目指すと、進行方向左手がパロアルトでその奥隣がスタンフォード大学となる。画像は1991年にスタンフォード大学を訪問した時のもの。ノーベル物理学者ウイリアム・ショックレーはパロアルトに現在のコンピュータの原点たる半導体研究所を設立し、後にそのショックレー研究所員だったロバート・ノイスとゴードン・ムーアは、フェアチャイルドセミコンダクター社を創業する。でありますから、パロアルトは我らコンピュータソフト・ハード&回路技術者のメッカなのだ。

702xそのフェアチャイルドセミコンダクター社はopampの起源たるμa702を開発して、1963年に市販を開始した。当時のic技術ではnpnトランジスタしか生成できなかったのでオールnチャントランジスタ構成のopampとなっている。当時μa702の情報は無かったが(現在ほど便利に情報は集まらない時代)、後継品のμa709でopamp人生のスタートとなった。
Opamp_21970年代にopampを使い始め、当時は全て鉄キャンタイプでその残骸がゴロゴロあり捨てずに取っておいて良かった。金メッキのリード線で作りは丁寧で素晴らしい!今の樹脂パッケージ品とはエライ違いだし、更にパッケージは小型化して振動力学上音はどんどん悪くなる。
627bbバーブラウンはad,daコンバータでお世話になり、しかし今はtiになってしまった。一時daコンバータのiv変換に凝り、opa627のキャンタイプを改造して使っていた。今では1個7000円もするopa627を片端から切腹してワイヤボテンデポイントからリード線を出し、鉄金メッキリード線を使わないようにしていた。後で考えれば音は別にでここまでするコトは無かったが、馬鹿げたことで見える未来もある。
Lf357xフォノイコライザのopamp選びに入る。fet入力ならばlf356又はlf357hとゆう手もある。等価回路図を見れば金田式そのもので、ロボットベンチャー時代にハードウエアエンジニアとこの回路で随分議論したものだった。この2品種とも入手難のようだが...
747xしかしな~、
fetは線が細くなる最たるものでゴリゴリjazzには余り向かない。そこでバイポーラトランジスタで探すとnecのμpc251aが出てきた。これはlm747同等品のopamp2個入りだからフォノイコライザが1個のopampで出来てしまい、好都合。なんだいこんなopamp!と駄物扱いされてしまうが、我らには純銅電解コンデンサと水晶粒防振構造があるから、これで十分なのだ。
251この2個入りopampの段間にcrイコライザ素子を入れる。抵抗はディールの巻き線抵抗、コンデンサはjensen社の銅コンデンサを水晶粒防振構造化して使う。
105 opampフリークはもっと凄いopamp ina105もゴロゴロと持っている。これは25kΩ精密抵抗内蔵型の高精度計測用opampで、ロボットの各種センサーアンプで使用した残骸。これも外付け抵抗でゲインを持たせ使うことができる。
357opampは便利、便利は促成栽培で開発能力を落とす。トランジスタでちゃんと回路設計出来るようになってから使うべきで、現在のようにopampが最初にありき、では真実が見え難い。アンプラボではトランジスタ1個の簡単から丁寧に探求しており、そこが滅法面白い。

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2017年4月18日 (火)

振動力学 フォノイコライザアンプ開発騒動記1

Vachiいっとう衝撃的だったのがサンピエトロ大聖堂のバル・ダッキーノ左側回廊にひっそりと掲げられた、歴代教皇の名前が刻印された大理石盤だった。初代教皇がこの場所で磔にあったペトロで西暦64年か67年となり、2世教皇はリヌスは西暦76年と続く。歴史はある部分で都合の良いように書き直されるフシもあるが、少なくともペテロはこの地で磔にあったコトは間違いないし、ペテロが磔になって後79年の火砕流によるポンペイ埋没も何か関連性を持たせたくなる。この大理石盤を前に呆然とそう思った。我ら凡人には歴史を動かすコトなど出来ないが、レコード革命に身を投じてレコードプレーヤの開発とそれに伴うフォノイコライザアンプの開発に、ささやかな証を残そう。

Part大体がアンプ作家はmcカートリッジのヘッドアンプを作りたがるが、銘機は未だ無い。celloのヘッドアンプもマーク時代のjc1も確かに増幅はして、nsも抜群だが音の線が細くてjazzオーディオには使えない。fmアコースティックの100万円近いヘッドアンプイコライザも50歩100歩、その他ハイエンドヘッドアンプも試したがダメで結局mcトランスのお世話になっている。mcトランスも音の分厚さから海外製になってしまいパートリッジを長年使っているが、渋い所が気に入っている。とゆう訳でmcに関してはトランスでアンプラボは進める。
Opamp原資豊でない方の為のフォノイコライザアンプが今回の開発騒動記で、とにかくお足をかけない、でも少しはかかる。我らロボット屋は1970年代からopampにdaコンバータにadコンバータを使っていた。画像のようにセラミックパッケージに鉄キャンタイプ、今のチリチリアナログデヴァイスから比べたら重戦車の如き佇まいが良い。いずれcd用16bitdaコンバータもこのセラミックで作ったろ。このゴロゴロしている鉄キャンタイプopampでフォノイコライザアンプを作る。
Bord5mvのカートリッジ出力をcr型イコライザを通して1v程度の出力にするには26db位のゲインを持つフラットアンプをopampで2段作れば良くて、小学生弟子のt-mon君でも問題なくできる。26dbは約20倍のゲインで、この程度に低ければオフセットやドリフトを無視でき、カップリングコンデンサで段間を切るから実に簡単だ。動力学上使用部品の全方位から水晶粒を接触させる必要があり、基板は使わないが基盤は使う。その基盤はmdf12mmを円形に切り、赤丸印の如くΦ1.5mmの穴を必要数開ける。そこへ高さ50mmのofc純銅棒Φ2mmを打ち込みラグ足とする。ラクダの足が付いてその上にopampや純銅コンデンサやディールの巻き線抵抗が付き、丁度ダリの足長象のようになる。こうすれば水晶粒防振効果が全方位で行われる。回路定数は部品に合わせて良い加減な回路設計となり、最大の音色のポイントはカップリングとイコライザに純銅コンデンサを使う所にある。
Cucで、仕上げが純銅電解コンデンサで丁度この画像のイメージとなる。実際には上部のアンプ部がΦ250mm~Φ300mmとなり、opampは±電源のため純銅電解コンデンサが2個必要となるがacアンプにしてしまい1個の手もある。部品を減らすのではなくて音の良い部品を増やす方向で考える。アンプラボの研究員nakaさんにtukaさんにt-mon君にフォノイコライザアンプが大きくなっても良いかと聞くと、ようがす!との返事で巨大フォノイコライザアンプ開発騒動記は開始と相成りました。

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2017年4月16日 (日)

電源力学 金属コンデンサ開発騒動記3

Szabo3電源3種の神器は電源トランスと整流器と電解コンデンサになる。素材力学上電源トランスは銅線を巻いているから良しとして、残りの2種の神器が問題である。ここが純銅で出来ればブレークスルー突破で、誰にも成しえなかったjazzオーディオの超細密画ができる。先日kuraiman社長氏が見えた時、定番の gabor szabo the sorcerer のspaceをかけてszaboのグレッチギターが右端30度に出現することを確認してもらった。これが純銅電解コンデンサの威力で、まだプリアンプしか交換していない。altecはボーカルが前に出て素晴らしい、なんてえもんじゃあなくてjazzオーディオの超細密画になると左右端45度くらいまで演奏が迫出してきて、究極はライブ録音ソースを使った時、ステレオでも背後まで音が回るコトでjazzオーディオ卒業までに何とかしたい。

Cmc3鋭いミルトさんからメールが入り”亜酸化銅整流器は電解コンデンサに似ていますが?”とな。酸化物と金属を接触させると整流作用があり、まさに亜酸化銅整流器と電解コンデンサは同じ整流作用を兼ね備えている。画像は電解コンデンサの模試図で、誘電体は電気分解によってアルミ箔に酸化物を生成し、その酸化物の厚みが耐圧になる。両方にダイオードマークがありマイナス側は自然酸化物によるダイオード生成となる。プラス側のダイオード成分をチェックしようとしたが、アルミ箔全体が酸化物で覆われ上手くチェックは出来ていない。

Cuoxx こちらが亜酸化銅整流器の模試図で亜酸化銅cuoからマイナス電極に向かって電流が流れる。昔の亜酸化銅整流器の耐圧は6vしかないし、又洩れ電流も多くとてもじゃあないが実用化に程遠い。酸化銅ⅠもⅡも簡単に入手できるから実験を先ずはやってみる。更にofc銅板の酸化皮膜生成法は電気炉で過熱すれば出来ることも分かり、これの実験も進め、純銅電解コンデンサや純銅整流器の可能性について探る。

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2017年4月14日 (金)

ローランドの梯郁太郎さん亡くなる!

Roland0ローランドの梯郁太郎さんが4月1日に亡くなられた。ロボットベンチャー黎明期の1983年か4年頃、camm-2モデリングマシン(2次元加工機)の原型たるx-yステージの開発をローランドdgから依頼されて、そこで梯社長の登場となった。勿論シンセサイザーや電子楽器のローランドは良く承知しており、憧れの巨人とお仕事がご一緒できた。エース電子からローランド、ローランドの後年は会社乗っ取り?に遭い、更に新会社の設立と波乱万丈の人生を全うされた。

Roland1気さくな社長さんで、浜松北インター近くのありふれたレストランで2度ほど会食をした。お亡くなりになって後年はどうだったか?wikiで調べて謎が増えてしまった。第一の謎は梯さんから「浜松の楽器会社を辞して創業したが、地元では意地悪されて大阪でローランドを起業した」と話してくれたことがある。今の今までそう思っていたがwikiによるとどうやらエース電子の話であった。ではあの時のお話は一体?こっちはjazzオーディオだから「社長、ローランド・カークからローランドの名前を付けたのですか?」「いや、違います」これについては答えは教えてもらえず謎のまま。最初の謎はそうゆう話を聞いた事実すら無いのではないか?と自信を無くす。いずれにせよ電子楽器界の巨人とお仕事がご一緒できて、貴重な思い出となった。ご冥福をお祈りします。
画像はローランド・カークの入っているアルバム、盲目で楽器を2本同時にくわえて演奏する異色のjazzミュージシャン。

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2017年4月10日 (月)

電源力学 金属コンデンサ開発騒動記

Macro画像は本年度驚異の紅葉となった Opuntia macrocentra var. minor ウチワサボテンで、3月期の低温が原因で本来生長に回るべきアントシアニンが生長の停滞で濃度が増して紅葉となった。サボテンの研究は中学時代に始めたから優に50年を超えて、オーディオの歴史よりも長い。清水(市)でも当時の温度記録(プライベート)から2度~3度冬季の温度上昇が見られ、確実に地球温暖化が進行している。サボテンは6000万年くらい前にフツーの植物が進化して登場した植物で、トゲは葉っぱの進化したもの。砂漠化が進行しても生き延びられる高度な植物で、この先もしっかり生き延びると思う。人間はトゲ人間になるほど体質進化は出来ないから、知恵を進化させていかないと自ら招いた地球温暖化にやられてしまう。

11ミルトさんがjazzライブへ行って来た。開口一番”良い勉強になった!”シンバルの音が純銅電解コンデンサの音と似てると言う。とてもじゃあないがライブ感を出すなどオーディオでは不可能だが、少なくとも音色が似てくれば大成功でその感じを掴んだらしい。更に主電源の2次電解コンデンサを撤去して純銅電解コンデンサだけの音は、一段と音の滲みが消えてはっきりしたと連絡が入る。純銅電解コンデンサにすると音が自然に近くなり、質感の表現が増すように感ずる。電気仕掛けを如何に自然界に近づけるか!がjazzオーディオの命題でもある。

1純銅電解コンデンサの成果に気を良くして、更に次々と閃くものだから金属コンデンサの開発中に挑んでいるが、エラク難航している。ofc純銅板をマイナス極に使いプラス極は電解液を綺麗に洗浄した酸化皮膜付きアルミ箔で、中間に挟むべき電解紙は使わず、乾式の金属コンデンサを目論んだ。ところが極間タッチが起きてしまいコンデンサの体をなさない。

22電解コンデンサのモデルは図の通り。陽極箔はアルミに酸化皮膜の誘電体層を生成し、電解紙は真性陰極であり紙から配線は出来ないので陰極箔を付けている。画像上両箔とも波打っているのはエッチングで表面積の拡大をしているため。誘電体は絶縁層なのだから電解紙を撤去して陰極箔にofc純銅板を対向させても、導通は出ないはず。これが短絡してしまう。

2どうにも分からないので拡大鏡を準備した。顕微鏡があれば簡単に分かるのだろうが。そもそもこの拡大鏡はカートリッジの改造用で準備したものだからx10しかない。ガリレオの時代望遠鏡が発明され、その逆の拡大鏡ミクロスコープも発明された。イタリアバロック期の天才彫刻家ベルニーニは教皇のシンボルであるミツバチを、このミクロスコープで密かに観察し精密なミツバチを彫刻してバル・ダッキーノを完成させ、教皇を大いに喜ばせた。

3多分このミクロスコープと同じ程度の倍率だから、ミツバチくらいにしか分からない。画像から読み取れるものは酸化皮膜の厚みにバラツキがえらくあることで、エッチングの深い所は酸化皮膜が厚く、凸出している所は薄いのかも知れない。その薄い誘電体層はチョットしたストレスで破壊してしまい、電解紙はこの不安定な誘電体層のクッション材の役目もしているように思う。この先は顕微鏡の世界でそこまで見る気は無いが、電解コンデンサのアルミ箔を利用しての金属コンデンサの製作は無理と分かり、次なる酸化皮膜の検討をする。電解コンデンサの専門家からすれば無知無謀と言われるでしょうが、無知無謀が故に出る自由な発想もあるのだから面白い。

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2017年4月 8日 (土)

電源力学 第2世代純銅電解コンデンサ開発騒動記

1一関ベイシーの音は凄い!
と大半の御仁は感心するが
中には、なんだいこの音は!
と2度と来ない輩も結構居る。
音にケチを付けるのもお好きにどうぞだが、何十年と1杯数百円のコーヒーでjazz喫茶を続けるコトが如何に大変か、またjazzオーディオに半世紀も人生を賭けた情熱にこそ頭が下がる。真のjazzオーディオマニアは音から、店の佇まいからそれを読み取れる。あんぷおやじにとっては感謝しても感謝しきれないjazzオーディオの大先輩で、コルトレーンをかける度にスガワラさんのコトを思い出す。ファーストステージが終わるとスガワラさんに促されて、エルヴィン・ジョーンズさんのドラムセットの前に陣取る。ズルズルと滑り出すバスドラ、思わず右足を目一杯伸ばしてバスドラの滑り出しを止め、複雑なバスドラのキックタイミングを足で読みとり、目と手はニコンのfmのストロボ無しでバシャ、バシャとシャッターを切り、耳は1音も逃すまいと記憶に留め、いやーこんなに凄くて忙しいjazzコンサートは後にも先にもこれっきり。

0クルセママのb面トップはヴィジル(用心深さ)でエルヴィンさんを聴く絶好の曲、コルトレーンとエルヴィンの掛け合いで、ベース撮りのへたっくそなヴァン・ゲルダー録音もジミー・ギャリソンは入っていないからamp工房のホーンシステムで実に上手く再現できる。コルトレーンのセルマーはホーンの至近距離にマイクがあり、逃さず記録に留め、エルヴィンのドラムセットには通常2本のマイクをセットしているから、バスタムには距離がある。純銅電解コンデンサはヴァン・ゲルダー録音のマイクの距離感まではっきりと再現する。

2あんぷおやじー居る?
名工ミルトさんが昼下がりのご来店。なんと第2世代純銅電解コンデンサを完成させて持ち込んだ。ミルトさん発明の出さない特許構造で、内側からΦ400mm紙管、0.2mmofc純銅板、電解紙、プラス極アルミ箔、電解紙、0.2mm純銅板の4層構造で、静電容量は驚異の350μfを叩き出した。ここまで大容量が出来るとあんまり好きではない半金属トランジスタアンプにも適応可能で、エライことだ。

3あれ、この突起はなに?
鋭い、テスト開始時にパチンと大きな音がして短絡波形になりました!これが電解コンデンサの自己回復機能の拡大版で、要するに短絡して焼き切れて酸化物で再び絶縁構造になった。音はどうですか?どんどん静かになり楽器が浮かび上がって素晴らしい!静電容量が増えてofc純銅の使用量が増えて、支配が純銅に移ってきた証拠なのだ。

4ofc純銅電解コンデンサと水晶粒防振構造はjazzオーディオに新たな扉を開き、こんなに凄い話は長いjazzオーディオ人生で奇跡としか言いようがない。そしてjazzオーディオを制するモノは財力でも地位でも名誉でもなく、愚直なまでのひたむきさとたゆまぬ情熱で、カメの如し鈍重でも結構、やがて10万マイルの大海をも渡りきり目的地へ辿り着く。名工ミルトさんに喝采!

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2017年4月 6日 (木)

デジタル力学 5000wデジタルアンプ修理の巻き

Pfデジタルが嫌いと言っても至る所がデジタルだらけで気が付かないだけ、エネルギー効率の向上からすればデジタルであるべき。音にとって外部機器のデジタルは盛大にノイズを発生させて迷惑だし、電源のサイン波形を歪ませて音を悪くする条件ばかりだが、現代社会ではやむ得ない。この先太陽エネルギーの普及により電源には太陽電池から発電された電力が供給されて音を悪くするが、夜中にjazzオーディオをやれば問題なく、1人3交代の所以である。その太陽電池スマートグリッドインバータの極限効率(amp工房での)98.49%と出て、こうゆう箇所にsicは大いに活躍する。

1_2しかし我々ロボット業界は随分昔からデジタルアンプの世界で、最初に見たのが日立習志野のロボットで1970年代も半ば、以来モータ駆動はデジタルを一貫してやっている。以前のエントリーから「基本的に修理は受けないが親しくしている機械加工屋さんからのお話で、重い腰を上げた。jazzオーディオ喫茶のマスターは自由人だから、今更堅苦しい企業の訪問は億劫になる。nc横中ぐり盤のサーボアンプが不調で調査する。30年も前の工作機械で未だdcサーボモータの時代、dcサーボモータの焼損でサーボアンプも破壊してしまったビッグトラブルで...」その破壊したサーボアンプを遂に修理するハメになった。
2本当は体良く逃げたい所ではあるが、つい頼りにされると思いとは裏腹に”ようがす引き受けやしょう!”と勇ましい返事をしてしまう。オールハードウエアのサーボで最後にデジタルpwmになっている。出力パワーダーリントントランジスタモジュールは富士電機製のEVK31-0505A 50A 500V、3相ダイオードモジュールは三菱電機製のRM15TA-H 5Y01D、他にトランジスタ保護には全く役立たないしかし短絡保護だけはできる富士電機製の即断ヒューズCR2L-50で構成されている。
3今回はモータの焼損でレアショート(レイヤーショート:層間短絡layer short)して短絡電流が流れ出力パワーダーリントントランジスタモジュール他が破損した。フツーならばゴミ箱行きほど酷い故障だが、代替品も無いから修理する。エミッタに電流検出機構を付けてベース遮断するのが現在のパワートランジスタモジュールだが、時代が古すぎて保護機構が無い。
6さてamp工房在庫品のパワートランジスタモジュールの調査を行うと、デカ過ぎて取り付け出来ない。画像のもので1200vの200a、もっぱら10kw~20kwの大型サーボアンプの開発をやっていた為、5kw程度のパーツの在庫が無い。当面はこれらパワー部品の入手に焦点は絞られる。

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2017年4月 4日 (火)

古典力学 古典回帰編

0_2ダリに傾倒した最大の理由に超絶技巧の描写力、同じく超絶技巧のアイディアでとても適わないと思った。しかし現在ならば超絶技巧の描写力は千葉の写実絵画専門のホキ美術館へ行けば、もっと凄い描写力に会える。超絶技巧のアイディアではポルト・リガトの聖母など多くの原点がイタリアルネッサンスにあることに気付き、ダリの呪縛(Spellbinder)から解放された。実に40年も呪縛されており、宗旨変えはもう一大事件でありました。画集から入るしか方法が無い40年前、情報不備は勝手に良いほうの解釈で妄想は膨らみ深みに嵌り、ここはjazzオーディオも良く似ている点でもある。

3_2 とゆう訳で古典イタリアルネッサンスに回帰してダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、カラバッジオ、おまけでラファエロと相成りました。ついでにjazzオーディオもアメリカへ行く度にjazz三昧をしたが、コルトレーンもエヴァンスもガボール・ザボも既に居なく、レコードオリジナル盤に回帰した。その過程で古典管と古典acモータターンテーブルでなければ、コルトレーンもエヴァンスもガボール・ザボも表現出来ないことに気付いた。かなり強引な我田引水的屁理屈で他人様に勧める気は毛頭無く、sicでもmosfetでも最新のデヴァイスをやられればいいが、当方にはもう半金属を扱っている時間的余裕が無い。

1これら古典管はスピーカの駆動力はまるきり無いがaltecやjblの古典スピーカでは問題なく動き、何よりも音色力学が圧倒的で、電源の密結合に半金属のmj15024を使っても音色力学は衰えることを知らない。ここが随分苦労した所で、電源に半金属を使うことは素材力学上純銅から外れるが、銅のチョークコイルなど(インダクにより電源粗結合)と遜色なく定電圧電源が可能な分メリットがある。

3x古典管に限らず真空管アンプの音が滲んだり尾を引く問題は動作点の不安定化によるもので、ここをmj15024で定電圧電源化すれば解消する。画像は名工ミルトさんが製作中のrca2a3+古典管シングルパワーアンプのモノラル仕様で、電源の安定化にこれだけトランジスタを使い、電源の製作が終わればパワーアンプは完成したようなもの。トランジスタ取り付けネジに注目!ミルトさんがofc純銅棒からm4をダイスで切り出した見事な拘り。

01こちらがkuraiman社長氏の古典管チャンデバ定電圧電源放熱器で、モロにsae2600のバックパネルとヒートシンクが何ともいい。カニンガムcx301を4本使い、フィラメント電源とb電源とc電源、全ての電源の安定化を図る。このsae2600放熱器は3分割して、チャンデバ用と古典管cx350シングルパワーアンプ用2台に有効活用する。

Panフィゲレスのダリ美術館ヘバルセロナから大型バス1台をチャーターし、ガイドさんと運転手のお手当てまで払って家族全員で出掛けた目的は、本物を体験することと、このパン籠を観るためでありました。本物のメッセージは強烈で、だがしかし筆の跡が見えて人間業であると理解できたコトは大きく、以降の作画においてやれば出来るコトを後押ししてくれた。コルトレーンもエヴァンスもガボール・ザボもレコードオリジナル盤で表現したいサマがこのパン籠にありで、古典管力学で暗い背景にくっきりはっきりとコルトレーンとエヴァンスとガボール・ザボが浮き上がる。

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