2020年1月25日 (土)

音色力学 トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作16

201218 昭和40年代の初めに日立清水へ最初のnc加工機が入った。大隈は自社のosp制御装置でfanuc(アメリカではファヌークと読む)は使っていなかった。一応担当課の主任にはお断りして(バラすとは言っていない)制御装置を見せてもらった。すると白いマイクロトランジスタのnandゲートだけが無数に並んでおり、回路はなんだい簡単ではないか!とヌカ喜んだ。ところが回路は簡単でも何をしているかさっぱり分からないのだ。分からないはずで、全てのロジックは赤のnandかnorで表現され、カウンターもメモリーも演算器もnandだけなのだ。1パターン化することで今日のコンピュータは進化してきた。この話には落ちがあり、基板を抜いたものだから動かなくなってしまい破壊大魔王の本領発揮、主任に報告すると慌ててメーカを呼んだ。とここまでは前置きでこれからが本題。

201212現代コンピュータがnand型とすれば、あんぷおやじ流儀のオーディオシステムはトランス型となる。複雑なロジックいやアンプ回路をトランスを使って簡単化して、更に1パターン化した。とりあえずcx350古典管は作れないから、いや作らないから後はひたすらトロイダルトランスを巻けばアンプが出来てしまう。単純化して自在に組み合わせれば複雑なことができて、あらゆる音楽的表現が可能になると想定した。最高傑作のΦ400mmトロイダルコア!自画自賛ですまん。タムラのpr7808sと大きさを比較して欲しい。

201213最高傑作とは重さでコアだけで16.5kg!もあり...まさか。い~やそうではなくて、断面積と直径(磁路長)と透磁率の比が黄金比で、トランスだけアンプを作る場合の切り札になります。トランス群の電源トランスも出力トランスもドライブトランスもインプットトランスもmcトランスも、全てに適応出来る。さてタケノコ作りの紙カットに入る。220mmx50mmとしたら名工ミルトさんは「50mmを35mmにして円弧補間を密にしたのね~」やられた。

201214タライ(100均一)へ水晶粒を入れてΦ400mmのトロイダルコアを立てる。おーッ、凄いや。水晶粒の量も沢山必要で埋め込まないと倒れる。以前の出力トランスはミルトさんに試作をお願いしたもので、当方Φ400mmは初挑戦です。

201215タケノコ紙の胴回りを220mmとしたので円としたらΦ70mmになる。このサイズであれば30mmx60mmに対して対角ギリギリだが、実際には余裕が出る。このような作業は設計では確立せず現物合わせとなり、図面に残しておく。

201216例の如く水晶粒(フィボクリスタルに配合してある)を充填するが、タケノコサイズがデカイので作業は楽に進む。最初に巻いたタケノコが上に向いたところで水晶粒を少し抜いてテーパ形状にしてマスキングテープで蓋をする。

201217これでタケノコ完了です。コア重量16.5kgに水晶粒約7kgを充填したから、この時点で24kgになって、だがまだ持てる。これにofcポリウレタン線を4kg巻くことになるから最終で28kg、ま~だ持てる。冒頭に戻り、水晶粒充填にofc純銅巻き線を巻く、これだけの単純な作業で分厚い音色表現が出来るなれば、こんなにありがたいことはない。単純は複雑で複雑は単純なり、単純なトランス巻きに無限の方法論が見えてきて、最終章はこれで十分に楽しめる。先日の当社幹部会議の席上で「著名な医師の話として、70歳を超えて生きながらえたならば先は結構長い...よって終活はヤメです!」とm+aさんの発言があり、一同我が意を得たりでありました。

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2020年1月23日 (木)

推論 銅総量の音色力学 了

20131_20200120215701自分が使っている妖しい言葉に「音の鮮度」がある。こっちもその辺の事情に自信が持てないものだから「プリアンプを取ると音の鮮度は上がるものの音は痩せる...」などと説明していた。この鮮度とはパワーアンプへ直結になる訳だから、理屈上そうなるに違いないと決めていた。絵画では鮮度不要を経験した。サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院にあるダ・ヴィンチの「最後の晩餐」は、技法の失敗からボロボロで鮮度などまるで無い。しかしその鮮度のまるで無い最後の晩餐から、時代の迫真が伝わって何か大事なものさえ表現できれば鮮度などどうでもよいのだろうと思った。今回の実験でその辺の事情がかなり明快につかめてオーディオのその大事なものとは、濃密な音色であることを再確認した。

201182cx350古典管パワーアンプの製作の合間に推論「銅総量の音色力学」を進めようとしていたが、合間どころではなくて中断して先を急いだ。mono合成トランスの1次巻き線にカルダスケーブルを50t巻いた。教科書では密に巻けとあるがターン数の少ない場合は画像のようになる。この際に等ピッチに巻く必要があり、ケガキ線を入れてから巻くのが正解です。

20118350tなど直ぐに終わりテーピングする。最初のカルダスワイヤーの間に次なる50tを巻く。これを密に繰り返して究極は隙間を無くし並列に繋げば変換効率の良いopt等が出来る。今回はこれでお終い。当社の社長とm+aさんがpadova休業日だからコーヒー持参で陣中見舞いに来てくれた。その時m+aさんに「このmono合成トランスがmcトランスになるのですよ」と説明した。

201184このカルダス50t巻きのインダクタンスの測定をやる。50tではインダクは少なく電圧もたいして掛けられないから注意が要る。

201185インダクタンスの計算式はインダクが少ないからベクトル計算をすべきだが、精度は要らないので従来どおりで計算した。ac16vrms、0.3098v/10Ω=309.8ma、16v/0.3049=52Ω、l=52/6.28x60=140mhと出て、60hzでは52Ωのインピーダンスを持つ。ac16vrmsの印加の波形はやや歪み掛かり、このトランスの1次電圧の限界値となる。現実には3vrms程度だから問題ない。

201186出来上がったmono合成カルダストランスをΦ450mmに紙管に入れて配線し、トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプの電源トランスの上に設置する、デカイ。一応水晶粒防振の準備もしておく。

201187dcsエルガーはアナログアンバランス出力を外し、バランス出力からmono合成トランスへ接続する。余談ですが、赤いデジタルケーブルはカルダスワイヤーの被覆を剥いた最強のデジタルケーブルで、名工ミルトさんも早速自作してたまげていた。

201188x人生と同じで、オーディオに「もしかしたら?」は無かった。思い立ったが吉日で1日で改造は終わる。銅総量チェックオーディオシステムはdp-80 cdpの後に、①のdcsエルガーdaコンバータ、②のmono合成トランス、③のトランスだけcx350パワーアンプのシンプルな構成となった。即音出しをすると「あ~音楽になっていない」音色が痩せてしまいコルトレーンが誠につまらなくなってしまった。ここに結論が出て「音色は銅の総量で決る!」ことが証明された。こんなムダな作業は2度としまい?上司から「1度の失敗はありえる、2度3度同じ失敗はするな!」と薫陶を受けてきたが、2度でも3度でも失敗して、い~や何度失敗しても構わない。オーディオに真実があるとして少しでもそこへ近づけるものなれば失敗など恐るるに足らずとな。
ウッ原資が...

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2020年1月21日 (火)

音色力学 トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作15

201191名工ミルトさんがカラバッジオ展の案内パンフレットを持ってきてくれた。昨年末まで名古屋市美術館で開催していたもので「如何でしょうか?」と聞かれ「礼儀として現地へ赴く」と答えた。ジム・クラークの墓参りにはホッケンハイムf1サーキットへ行ったし、システィーナ礼拝堂のミケランジェロ鑑賞、ダ・ヴィンチの最後の晩餐鑑賞、共に現地へ赴いた。現地へ赴きしくじったのはjazzで、ヴィレッジ・ヴァンガードやスイート・ベイジルではコルトレーンやビルエヴァンスに会えなかった。コルトレーン親友のエリック・ドルフィは「音楽は消えて2度と現れない」と申しておりましたが、オーディオはそれを再現できて何度も聴いたろとなるでしょうが、それは無理とゆうものですよ。でありますから、カラバッジオの最高傑作は1602年に描かれたサン・ルイジ・デイ・フランチェージ教会(San Luigi dei Francesi)のコンタレッリ礼拝堂にある「聖マタイと天使」と決めており、また展示の為の持ち出しは不可能でコンタレッリへ赴くしかなく、それがいい。

201192稀有なエヴァンスのピース・ピースにトランスだけアンプの凄さを実感しているが、トランス類が巨大でハムり易い。ハム除去のコンストラクションは二の次にして、先ずは誘導ハムか電源ハムかの見極めで回路で対処する。そのためにハムフィルターとチョークコイルのデータ取りと実験をする。

201193先ずはハムフィルターを作る。Φ350mmトロイダルコアにofc純銅Φ1.0mmを密に目一杯巻く。

201196xその時のデータがこれ。電流波形は綺麗なサイン波で申し分ない。ハムフィルターコイル、Φ350mm、ofcΦ1.0mm、目一杯巻き、直流抵抗 1.5Ω、ac100v電流11.3ma、z=8.85kΩ、l=8850/6.28x60=23h、インダクタンスは十分な値。

201197上のように目一杯巻くと800tほど取れてその場合のインダクタンスは十分あるが、前回のインプットトランスの2次側カルダス巻き線343tをチョークコイルとし考えた時のデータを測定してみた。

201198xその時のデータがこれ。電流波形は若干歪みインダク不足となる。チョークコイル、Φ350mm、1.75スクエア、343t、直流抵抗 0.6Ω、ac100v電流47ma、z=2.128kΩ、l=2128/6.28x60=5.65h、インダクタンスは少な過ぎで唸りが出る。ここで1つの結論が出る。トランスで唸りを生ずるのは1次側のインダクタンス不足で電流が歪んでおり、それに負荷が加わると更に歪み唸りが出る。負荷が加わっても1次側電流がサイン波であれば唸りは少ない。

201199ハムフィルターを組み込んだ。入力コンデンサofc純銅電解コンデンサ26μf、ハムフィルターコイル23hで1.5Ω、出力コンデンサofc純銅電解コンデンサ6μfでかなり電源のハムはカイゼンされた。

2011991これを組み上げるとこの格好でハムフィルターがむき出しで具合が悪い。ハムフィルターやチョークコイルがΦ350mmもあり馬鹿げているとお思いでしょうが、インダクタンス23hで1.5Ωは優れもので、ちょと他では真似できませんよ。

2011992そこでΦ400mmの紙管を継ぎ足し水晶粒完全防振化した。かなりの完成度となりamp研究会では久々に古い水晶粒防振構造化したcdで、パーカッションチェックのcd「the musicians」をかけた。とんでもない音質の進化にパーカショニストのnakaさんが「深い表現...」とつぶやいた。

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2020年1月19日 (日)

推論 銅総量の音色力学

201231アンプを構成する素材に注目すると音の未来が見えてくる。先ずは出力素子の考察、駆動力はトムコ・ランジェロの開発したトランジスタアンプviolaのブラボーで決り、音色力はcx350を始めとした古典管で決まり。どんなにがんばってもトム・コランジェロには適わない。適うために高音質素材でトランジスタまで開発したが、足元にも及ばなかった。この行為からトランジスタはシリコンの半金属だからウエハを純銅にしない限りは音の良いトランジスタの開発は不可能と悟り、トランジスタアンプの開発は断念した。銅を含めた金属でできた古典管は非合理主義に貫かれた時代の傑作で、空気も含めて音色のよさを閉じ込めている。だから現代に真空管を作るならばofc純銅にすべきだが、誰もそれをやろうとはしない。

201232次なる素材はコンデンサの考察、ようやく気が付き始めた海外のメーカでofc純銅コンデンサが多く作られるようになり、良質のコンデンサが手に入いって福音だがなんせ高い。Duelund Capacitor 2.2uF 630Vdc CAST-PIO-Cu たった2.2μfでUSD $526.79もする。ただDuelund Capacitor を超えるものはないし、今までは必須コンデンサだった。

201233これもΦ300mmの紙管にofc純銅板1mmを張り-極を作る。その上にコンデンサペーパーを張りオイルを含浸させてオイルペーパーコンとし、その上にofc純銅板1mmを貼って+極を作る。更に水晶粒で防振構造にすればDuelund Capacitor を超えられると試作中。Duelund Capacitor の欠点は防振構造に限界がある。

201234そして極めて重要なトランスの考察、トロイダルコアで作られたトランス群は電源トランスも出力トランスもドライブトランスもインプットトランスもmcトランスも、太いofc純銅線を大量に投入すると、従来の詰まったトランスのクセが取れてofc純銅の力を知ることになる。画像はofc純銅6nの3.5スクエア、カルダスケーブルで作られた最強の電源トロイダルトランスです。

201235ここからが本題です。dcsエルガーの仕様に疑問を持ちスペックを調べた。そもそもの経緯は、トランスだけcx350ラインアンプのグリッド励振電圧が64vrmsもあってたまげて疑問を持ったことによる。mono合成トランスは2.5倍、インプットトランスは7.2倍、合計で18倍となる。64v/18=3.5vと出てエルガーから一体何ボルト出力しているか?スペックではmax6vとなっており納得した。さらにバランスの出力インピーダンスは2Ω以下と驚異的低インピーダンスでこれは使える。

201237現在エルガーはアンバランスで使用しているがこれを止めて、出力インピーダンスの低いバランス出力を使いgndは信号に使用せずxlrコネクターの2ピンと3ピンをmono合成トランスへ入れる。gnd同士は別接続しておく。

201238mono合成トランスは2次巻き線にソレンのofc純銅Φ1.0mmを800t巻いたものを3層持つ、これで合計ターン数は2400tとなる。1次巻き線はrchとlch用でカルダスケーブルを50tを2回路巻く。この50tがバランス出力インピーダンス2Ωに対抗させる。すると最大で2400/50=48倍と通常では考えられない倍率が成立する。仮に3vの出力であれば144vとなり、cx350管を軽々とドライブする。2次の3層はゲイン切り替えのためのものであり、cx350管の駆動電圧は144vも必要なく最終的には最適ゲインに設定する。

201236そうなんです、もうお気づきですよね。トランスだけcx350「ラインアンプ」は必要なく、直にトランスだけcx350パワーアンプの入力トランスポジションにmono合成トランスを入れれば、このアンプシステムは成立し万事メデタシ。従来ならば嬉々として大いなる期待を持ってこの方法へ進むところでしょうが、ハタッと閃いた。音色力学は「ofc純銅の総量で決る!」と推論してしまった。もっとも推論とは妄想とも表現されるそうだが。上にグダグダ書いたのは銅の総量の存在を示すためのものです。推論からトランスだけcx350「ラインアンプ」を止めてしまうとofc純銅の総量は少なくなり、音色力学は劣化成分が勢力を増して音質劣化が起きる?この推論はラインアンプの有無で長年議論されている謎の答えになるやも知れない。作業は簡単だから合間をみて実験をやろう。

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2020年1月17日 (金)

音色力学 トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作14

201091奇想天外な事件が次々に起こる世相だが一番気になるのが気象問題で、温暖化で暖かいなどと言っていられない。トーレンスに事務所を出し年間を通じて訪問していたが、ロサンゼルスは冬も暖かく花々が咲いている。元々温暖な清水の地は益々温暖化でロサンゼルスみたいになってきた。今年の冬のサボテン工房の温室は昼間は50度まで上がり明方は2度位まで下がり、アリゾナの高地みたいな気候はサボテン達に最高の環境になる。そして冬には決して出るはずのないガラパゴスウチワ(ヘレリ)から新芽が出てしまい、ここに温暖化の身近な象徴を見た。異常気象は最早由々しき事態で人間同士の戦争なんかやっちゃあいられない、自然と戦争しなくてはならない時代なのだ。

201171もったいぶるな、さっさとやっとくれ!とお告げがあり、トランスだけのカニンガムcx350古典管「ラインアンプ」の試作を先行させることにした。パワーアンプとの違いは出力トランスだけになり、他は殆ど同じになる。先ずは高インダクタンスチョークコイルで失敗したΦ350mmトロイダルを、インプットトランスとして作り直す。今回は2重目のタケノコをやらず2次巻き線から始める。

2011721次側は概ねΦ0.3mmが2500t程巻いある上に2次側はソレンのofc純銅Φ1.0mmを巻くのだが、ちょっと冒険してカルダスケーブルの1.75スクエアを巻いてみた。一応巻き数は少ないので勘定すると343t巻けた。これで初めてカルダスケーブルのインプットトランスができた。

201173記録は重要で2次側のインダクタンスを測定しておく。1.75スクエア、343t、直流抵抗0.6Ω、ac100v電流47ma
z=2.128kΩ、l=2128/6.28x60=5.65h、インダクが少な過ぎで唸りが出るが、まあインプットトランスで100vも印加しないから良しとする。特筆すべきは直流抵抗で5.65hでも0.6Ωと小さい。

201174続いてインプットトランスのゲイン測定を行う。名工ミルトさんに作ってもらった1khzのcdをかけ、エルガーのボリュームを調整してmono合成トランスの最大値7.8vをインプットトランスへ入力して測定した。mono合成トランスは上海駿河屋さんから提供されたムンドルフL200を巻き解きながらギリギリと巻きつけてある。ofc純銅Φ2.0mmのポリウレタン線を300ターンを2層に巻いて、rch,lchの1次側としてある。2次側はソレンのofc純銅1.0mmが750ターン巻いてあるから、巻き数比は750/300=2.5倍となる。

201175インプットトランスの入力電圧7.8vで出力電圧64vrmsは、深いバイアスのcx350を申し分なく駆動できる。ゲインは何と18dbもとれて素晴らしい。スーパーコア(高透磁率)のせいで1次インダクタンスは140hと高容量だが直流抵抗は90Ωと低く、インプットトランスやドライブトランスとしては良い性能の部類に入る。

201176ここで6sl71段によるcr結合増幅段のcx350仮ラインアンプは解体して、トランスだけアンプへと舵を切り替える。ここに存在するものは電源の整流器31df6、-バイアス用フィリップス電解コンデンサと多回転ポテンショメータ、ここにのみ抵抗は存在する。しかし-バイアス電圧も調整が終わればトランスの巻き線に直付けしてこのポテンショは無しとなる。ofc純銅トロイダル電源トランス、市販改造品3.5kΩ出力トランスにしんがりを締めるのがcx350管となる。

201177インプットトランスを上画像の上に置いたらハムが出てしまい、mono合成トランスと別紙管に収めた。余りにも巨大で誘導の影響を受け易く、回路のメドが付いた時点からハム対策はやる。試しにmono合成トランス出力で直接cx350管を駆動したら、ゲインは低いものの実にクリーミーな音が出た。インプットトランスはカルダスを巻いたとはいえ、Φ0.3mmポリウレタン線のマズイさが暴露されカルダス威力は減少した。これは重大な分岐点で、全てのコイルは太くなければならないのだ。そして前エントリーに繋がり「プレートチョークもグリッドチョークも電源チョークも純粋にインダクタンス成分のみで、直流抵抗は限りなくゼロでなければいけない」amp工房で使用するポリウレタン線はofc純銅Φ1.0mmを最低条件として、Φ0.3mmは使用禁止とした。

201178これがcr結合1段増幅器に使用していた部品群で、概ね20倍のゲインを持っていた。それが入力トランスに置き換わりゲインは約8倍と少なくはなる。Duelund Capacitorの音は良いだの、dealのニクロム線の音は若干落ちるだの、コパルの巻き線抵抗がどうたら...そう言った煩雑さが無くなり、ひたすら純銅の成分に神経を集中できる。

201179音出しをする。もう未知の世界への突入で音が良いの悪いのはどうでも良く、異次元の新しい音にただ々唖然とする。尊敬する真空管の祖リー・ド・フォレスト(Lee De Forest)1929年のaudion 450のトランスだけアンプにたまげ、1922年~1927年製のWestern Electric 7A amplifierの回路に未来を見てしまい、ここにトランスだけアンプの再現ができた。まあ温故知新のLee De ForestとWestern Electric 7A amplifierの回路だから、トランスだけアンプを実現しても新しくは無い。しかしそこから出る音は新しく、キリストの説法「新しいぶどう酒は新しい革袋に入れよ!」に反して「新しい音を欲するならば古い革袋に入れよ!」と相成った。

2011792ただこれはほんの序章に過ぎないことに後で気付く。昨年の5月19日の画像がこれ、1年も満たないうちにここまで来たのだから、早いとも遅いともいえる。トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプの製作を通じて最高傑作のトランスの姿が見えた。透磁率の低い厚手で鈍重な低学歴の無方向性電磁鋼板で作ったΦ400mmトロイダルコア(アモルファスやファインメットの高学歴電磁鋼板は嫌いだ!)に、1次側ムンドルフのofc純銅ポリウレタン線のΦ2.0mmを500tの3層~4層巻き、2次側カルダス1.75スクエアを400t以上巻く、これが全てのトランスに適応されて電源トランスも出力トランスもドライブトランスもインプットトランスもmcトランスも構造は全て同じで、巻き数のみ違うトロイダルトランスとなる。

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2020年1月15日 (水)

音色力学 トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作13

201151パーカショニストのnakaさんとt-mon君が静岡avboxのm社長に「あんぷおやじはトランスを巻いている」と話したらしい。するとm社長は「日本でトランスを巻けるのは2人しか居ない」と言ったそうな。そうなんです、日本でトランスを巻けるのはあんぷおやじと名工ミルトさんの2人だからその話と辻褄が合う?余談だが、avboxは良いオーディオショップと決めている。何でも節操無く売る所が良い。店主の拘りがきついと希望の銘柄や機種が買えない場合もある。さて日本に2人しか居ないトランス巻き線職人に新たにnakaさんが加わった。上画像のトロイダルトランスを見て欲しい、フォノイコ用のヒータ巻き線トランスで16v2aを2回路巻いた。でこの小さな穴にポリウレタン線を通して巻くのは長い線をズルズル引きずりながら巻くから大変で、あんぷおやじ流儀のトランスはΦ300mm~Φ450mmにしているのはここの理由による。kuraiman社長氏もt-mon君もトロイダルトランスを平気で巻いているから、なんだい日本にはトランスを巻ける人間は5人も居るじゃあないか。オーディオの世界は「まことしやか」がまかり通り、アンタ実際に見たのかい、聴いたのかい。

201156チョークインプット電源の場合インダクタンスとして機能する臨界電流値(赤丸印)あり、あんぷおやじ流儀では青丸印のチョークインプットとコンデンサインプットの中間を使っている。この場合ac電圧の約1.2倍の電圧になる。何となく完全チョークインプイット方式(ac電圧x0.9)の方が良いじゃあないかと思い、テストしてみた。

201152にわかにチョークコイルの準備など出来る訳がなく、インプットトランス用で巻いたΦ350mmトロイダルトランスを使う。Φ0.3mmポリウレタン線が約2500t巻いてあり、スーパーコア(高透磁率)のせいでインダクタンスは140hと高容量、直流抵抗は何と90Ωと低く優れものです。参考までに、タンゴのチョークコイルMC-10-200Dでは10hで直流抵抗は95Ωもある。

201153Φ400mmの紙管を用意して例の如く水晶粒防振する。


201154cx350古典管ラインアンプ配線完了の図、右はアンプ部で左はチョークコイルと下にはΦ300mmトロイダル電源トランスとofc純銅電解コンデンサが入る。

201155早速音出しです。丸でだらしなく干からびた音は大失敗で、いささかショックであります。短絡的判断ならば古典管アンプにおけるチョークインプット電源はダメとなる。短絡的でなければこのチョークコイルの問題となる。思案が続いたがハッと閃いた。Φ0.3mmのポリウレタン線を2500tも巻けば直流抵抗が90Ωもあり、この抵抗成分が電源密結合を阻害している。しかしながら100hと大容量で2Ωなどとゆうチョークコイルは現実的ではなくて、無理となる。更に重大なコトに気付いた。プレートチョークもグリッドチョークも電源チョークも純粋にインダクタンス成分のみで、直流抵抗は限りなくゼロでなければいけないのだ。過去の失敗が全て説明が付いた。amp工房で使用するポリウレタン線はofc純銅Φ1.0mmを最低条件としよう。

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2020年1月13日 (月)

音色力学 トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作12

201111955年、親友ソニー・ロリンズと入れ替わりコルトレーンはマイルスバンドへ参加が決った。その年の暮れから1966年初めにかけて、ラウンド・アバウト・ミッドナイトの録音がコロンビアスタジオで行われた。モンクのラウンド・ミッドナイトになぜアバウトが付いたのか?ここでのコルトレーンの評価は高いがどうもね。それがクスリのせいで1956年11月にマイルスからクビを言い渡され退団してしまう。外で修行してクスリも絶ったコルトレーンを見ていたマイルスは1957年11月に再びコルトレーンを迎え入れ、マイルスは飛びっきりいい奴だ、とまあこうなる。マイルスバンドの最高傑作はカインド・オブ・ブルーで、1959年の録音になる。うるさいドラムのフィリーに代わりジミー・コブ、カクテルピアニスト(失敬!)ガーランドに代わりビル・エヴァンスと名手が集まったカインド・オブ・ブルーは殆どエヴァンスの作曲による。この時のコルトレーンは自信に満ち溢れ、よどみなくフレーズが次から次へ流れて素晴らしい。冒頭のポール・チェンバースのベース録音はレコードオリジナル盤ではボヨヨーンとなって酷い録音だなと思っていたが、最近のcd再生ではしっかり音階が録音されていて、なんだい自分の装置が悪かったのか。

20112最近は音の激変でうろたえる場面が続いている。平常心でいられないほどの激変は麻薬みたいなものだ。2重目のタケノコが完成したので2次巻き線を始める。礎電線株式会社のΦ0.3mmポリウレタン線をΦ350mmのトロイダルコアに目一杯巻く。現在は午前1時、巻き線開始です。

20113最近はトロイダルトランスの製作も楽をしようが先に立ち、巻き数はカウントしない。第一Φ0.3mmの巻き数なんて何回勘定しても合いそうに無いない。Φ0.3mmの巻き線は隣と重なり易く神経を使いながら巻き、これで漸く1/4巻けた。

20114巻き々、ひたすら忍耐強く巻く。朝が白んできた時刻の7時に巻き上がる。連続で巻けば半日で仕上がる勘定になる。これで1次側のofc純銅ポリウレタン巻き線の完全水晶粒防振構造化と2次巻き線Φ0.3mmポリウレタン線の水晶粒防振構造化が終わり、素材か?防振か?の判断が付く。
20115早速性能を測定してみる。1khzの入力4.529vに対して22.01vの出力でトランスのゲインは4.9倍、設計値の5倍に近似で合格とした。60hzでも同様のゲインでf特は完璧。平面対向巻きではこうゆう高性能は出せなく、ひとえにトランスの結合係数の負うところ大なのだ。

20116早速試作機トランスだけcx350パワーアンプのvsfを巻いた仮のインプットトランスと交換して音出しをするが、心中穏やかでない音が出た。素材より振動力学が優先すると嬉々として結論付けた。これは朗報でハイゲインのトランス関係では、インプットトランス、ドライブトランス、mcトランスには全てこの手法が有効になり、高価なソレンofc純銅Φ1.0mmを購入しなくて済む。amp研究会では余りの凄さにオタオタしながら説明するのでありました。

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2020年1月11日 (土)

振動力学 デジタルケーブルの重要性

201093正月は年始行事が終ればオーディオと仕事で、殆どamp工房へ篭りっぱなし。例年のことだが、正月も終わり静かになったところで御殿場アウトレットへamgを走らせる。最近はゴルフもやらないし歩く習慣は減りつつあるので、購買欲に後押しされてアウトレットを歩き回り、これでようやく運動量は確保される。ウークディのアウトレットは殆ど中国人の購買者、おまけに道路は海外仕様で左側通行の路面標識まで登場してチョットした海外気分が味わえる。ポロ・ラルフローレンの売り場の売り子さん達の殆どが替わってしまい、長続きしないのは客としたらチト困る。現代の販売の仕組みがそのようで、お店に対して絶対的安心感が持てない。画像の変なオブジェは前回も撮影したが、日差しにキラキラ光り輝きやけに気になった。

20132カルダスケーブルの1回分の手配は名工ミルトさんの分も合わせると500mにも及び、特注扱いで作ってもらっている。金額はハイエンドアンプが買える位になるが、ここは譲れない。しかしハイエンドアンプが買えるほどとは負担も大きく、今回はサイズダウンの原価低減で発注した。そこで思案、細くなった分何とか音をリカバリー出来ないだろうか?...う~ん閃いた、テフロンの被覆だ!誘電正接に優れた素材だからといって音が良いとは限らないのだ。現にamp工房のテフロン基板の実験で音は別にで、音の良い素材力学の部類には入らなかった。実験の為に白羽の矢が立ったのはdp-80とエルガーを繋ぐデジタルケーブルです。

20133先ずは現状の水晶粒防振デジタルケーブルを解体する。デジタルはツイストペアに組んだがこれは正解だろうか?今までの常識は何となく妖しくなってきた。これに対する新しい考え方は思いつくも今回はやらない。

20134完全にカルダスケーブルのみとする。カッターナイフを被覆に刺し、被覆を切腹しならが進む。横に逸れそうになったり芯線に傷を付けそうになったり苦労する。長さが2m程度ならばこの方式でも良いが、10mも被覆剥ぎをやるならば専用の工具がいる。

20135これが音を劣化させているテフロン被覆で見事に剥がせた。但しカルダスケーブルの場合のテフロン被覆は薄く、そのせいで水晶粒防振効果が出やすく音は良い。ofc線でもモガミは被覆が厚く水晶粒防振効果は出難い。

20136芯線2本の被覆剥ぎ作業は20分程度と案外早く完了した。カルダスはマルチストランドのクロスケーブルで、それが崩れ掛かるので丁寧に撚りを戻す。

20137カルダスのrcaプラグをハンダ付けして水晶粒防振ケーブルを作るが、今回はカイゼン前と後の音の比較をやるために、単に現状の被覆剥ぎだけで仕上げた。外観からは別物になった判断はつかない。

20138音出しすると、これはヤバイぜ!デジタルケーブルで音など変らないと主張する御仁も居るが、これが劇的に変るのだ。思うにターンテーブルのアーム周りの線と同様で、センサー部の微小な信号が振動による変調が掛かりやすい。何が変ったかというと、毒気が抜けてより音楽が増している。慌ててミルトさんへtel「帰りに寄ってください」...「自分には前の音の方が良かったように感じます」「なるほどそう来ましたか、一見ハデな音の方が惹かれ易いが毒気が抜けて音楽はよりしっかりしています、ジルジャンの傘のカタチが見えたのは今回が初めてです」「なるほど」ここの所チョットうろたえる場面が続いており、ダイレクト水晶粒接触デジタルケーブルは事件です。

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2020年1月 9日 (木)

音色力学 トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作11

201092「タリーズじゃあなかった、ドトールでしょうか?」「いいえ全部外れです、スタバです!」と、新東名neopasa駿河湾沼津 (上り)のコンシェルジュはケラケラ笑う。何度も来ているがお店の名前すら覚えていない。そのうちに今食べたものも忘れて、おなかが空いた...そのスタバで遅い朝食をいただく。家人はツタヤで本を物色中、こっちはコルトレーンの生涯のマイ・フェイバリット・シングスの項に目を落としている。「ソプラノサックスでどうしてあんなに美しいイントネーションがつけられるのか。またこんな風にヴィブラートなしで、透明に謳える楽器であることを知ったのは、コルトレーンを聴いてからである。」フルートの巨匠ジャン・ピエール・ランパルは大絶賛している。また多くの評論家はコルトレーンのベストにマイ・フェイバリット・シングスを押している。違うんだよな、至上の愛でもなくベストはクル・セ・ママなのね~。頭上のスピーカからヴィブラートなしでキュルキュル吹くマイ・フェイバリット・シングスが降ってきて、こんな偶然あるものか!

201093_20200107042301トロイダルコアの水晶粒防振構造が出来上がり、ソレンのΦ1.0mmofc純銅ポリウレタン線を480t巻くが、これが滅法難しい。先ずは4分割してその1/4に12個の分割のケガキ線をいれて10tづつ巻く。まばら巻きは粗密の繰り返しになり易く、均等に美しく巻けない。教科書ではまばらの間から漏れ磁束があると記述されているが、まあいいか。

201094次に恒例のインダクタンス測定を行う。ac100v60hzを印加してその電流値から計算してインダクタンスを割り出す。hiokiのlcrメータでは鉄心入りのインダクタンスは測定出来ないのだから仕方がない。

201095これがその時の電流波形で、インダクタンスが大き過ぎ(巻き過ぎ)は磁気飽和が起こり、このサイン波が大幅に乱れて判断がつく。cx350パワー及びラインアンプ用インプットトランスofc1.0mm 480t
26.74ma
100v/0.027=3.74kΩ
l=3740/6.28x60=9.9h
30hzでは6.28x30x9.9=1.865kΩは概ね2kΩで設計値となる。このインプットトランスならば30hzをクリア出来ることになる。

201096フツーならばここに養生テープでテーピングして2次巻き線を巻く所だが、今回は2重目のタケノコを巻く。手間は大変掛かるが音質支配は素材か?振動カか?の見極めでやるしかない。タケノコ用の紙サイズは45mmx180mmとなる。

201097毎度ながら最後の〆が難しい。スタート時は細くひも状にしたタオルで水晶粒が洩れないように蓋をし、丁度180度まで進んだ所でその蓋を取り水晶粒を少し抜き取り先端を細くしてターピングする。こうして閉じておけば逆さまになった時水晶粒は洩れないし最後の結合もやり易い。

201098これで出来上がりです。1次巻き線はタケノコの間から顔を出す。インプットトランスに14dbのゲインを持たせるには2次巻き線を14db(5倍)巻く必要があり、小型のトランスで巻き数比を大きくとるとポリウレタン線が毛みたいに細くなり、直流抵抗も増えて音質劣化があるから結構難しい。Φ400mmくらいのトロイダルコアを使えば20db位はいけて、古典管の負担は随分少なくなる。

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2020年1月 7日 (火)

音色力学 トランスだけのカニンガムcx350古典管パワーアンプ製作10

201071昨年最後のamp研究会は、横浜t氏のampトラブルの調査が急遽入り、暮れのコトでもあり研究者全員でお手伝いすることにした。最近は直ぐに正月が来てしまい、坂を転がり落ちるように時間は疾走しているが、これは年齢の問題ではなく誰かが宇宙時間を何倍速かにしていると密かに推論している。しかしながら全ての事象が高速では証明のしようがない。よって人様のオーディオのトラブルを引き受ける訳にはいかないが、横浜t氏は水晶粒の防振を実践して効果を上げている御仁だから来て頂き、水晶粒防振音を聴いてもらうのも良いかと思い承諾した。画像は全員でofc純銅ヒューズを製作している。

201072ampの型式はパーカショニストのnakaさんが承知しており、結構高価な2a3ppのアンプです。2a3がチェコ製のクリスタルガラスでやはり貴婦人みたいな音がする。問題の電源トランスの振動を探るため裏返しにすると、カップリングコンデンサはDuelund Capacitor (黄色丸印)に交換してあり、貴婦人の正体はここにもあった。良く出来たアンプで細かい音質チューニングをする程度と判断し、カルダスワイヤーを使ったofc純銅ヒューズを作り組み込んだ。あっと驚く激変に、電源の重要性の再認識をした。結局電源波形のまあ々綺麗な清水では、電源トランスの唸りが再現できずそこまでとした。mosfetやsicmosfetの内臓のインバータ機器が増えると、電源波形の綺麗なサイン波がどんどん崩れて、コアに唸りを生ずる。その唸りの防止の手法が無いから購入したユーザーは大いに困ってしまう。

201073cx350ラインアンプへ組み込んだofc純銅電解コンデンサの6μfがどうも少な過ぎで気になり、1個新規に作った。そんなに簡単に出来る訳無いが、紙管にofc純銅板を巻いて下準備が出来ていたモノに、2700μf450vの解体したコンデンサエレメントの残りを巻いた。ここまでやってあると製作時間は僅か30分で済む。もっとも電解コンデンサエレメント巻きに時間を費やすと性能を落とすから、短時間の作業が要求される。最近の失敗から緩く巻いて容量は少なく24μfとなった。

201074続いて耐電圧試験に入る。cx350ラインアンプの+b電源は仮のアンプで350v以下なのでその電圧まで序々に上げる。途中でパチッと音でも出たら不良の可能性があるので中断する。

201075これが印加電圧の電源電圧とコンデンサ電圧で、理想は同じ電圧。画像は同じ電圧を指し良い出来です。


201077取り外した6μfのこのデータは測定誤差も含むと見逃したが、中古で漏れ電流が増えているのだ。ここの漏れ電流増加の原因を探ればofc純銅電解コンデンサの信頼性向上に繋がる。

201076こちらが新品24μfの漏れ電流データになる。新品の段階では殆ど漏れ電流は無い。

201078cx350ラインアンプの電源をばらしたので、ついでにタムラのトロイダルトランスpr7808s改を組み込んで音質評価をしてみた。改造前に比べて音の雑味感が消えて静寂感が増し、直に水晶粒で振動を取るこの方式の効果が確認出来た。出来たが市販品の限界も感じて、やはりofc純銅水晶粒防振トロイダルトランスが必須となる。横浜t氏のアンプの電源トランスは概ねei型と判断するが、それを体裁整えるために樹脂へ埋め込んでコア振動を高圧的恐怖政治で沈黙させている。だが弱者コアはいつかは声を上げて惨状を世に知らしめる。汚い電気と音楽だけjazzオーディオの架け橋が電源トランスなれば、ここの研究に生涯を捧げても惜しくない重要性が潜んでいる。

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